NHK秋田の平日夕方のローカル番組「ニュースこまち」。
終わり近くのの気象情報の中で、主に出演者、たまにスタッフや視聴者が撮影した、その日(たまに前日以前も)の気象に関係した写真が紹介される。風景とか雲とか。
中盤にある「季節の写真」コーナーと似ているが違う。全国版気象情報も秋田から伝えるようになって、全国版と秋田版の境の仕切り直しのような意味合いがありそう。
先週の水曜日、キャスターが撮影したという写真が出た。
↓以下の写真は、放送の翌日に、同じ場所を、違う方向から撮影したもの。放送されたのはこの左側から右方向を撮影。
だいたいこんな感じ
一見、太くて大きいつらら。軒先のような所から垂れ下がったのを、建物側から撮影している。
だけど、このつららには、芯のようなものが通っている。
テレビで見ていて、どこかでこういう(凍っていない状態)のものは見たことがあるような、とまず思った。
撮った若いキャスターは「NHK秋田放送局の玄関のひさしから下がる鎖のようなもの(に付いた氷)」とか説明した。
それを受けて若い気象予報士は「屋根の雨水を伝わらせて、下へ逃がすための鎖ですね」(←かなりうろ覚えです)みたいな補足を入れた。それで思い出した。そうそう。
日本家屋にはありそうだけど、NHKみたいなビルにもあるのか。そしてその名称は??
「鎖 屋根から水」で検索したらすぐ分かった。
「鎖樋(くさりとい、くさりどい)」。なるほどね。言われれば聞いたことがあったような…
Wikipediaには「日本家屋の軒先につるして利用する鎖状の雨樋」とある一方、「鎖樋は西洋でも使用されている。」とある。
見覚えがあるのは、和風の飾りが連なった鎖で、子どもの頃見て五重塔を連想した。NHK秋田のはリングがつながったシンプルな鎖。
今回のように鎖樋が氷で覆われるのは、珍しくはないようだ。
寒冷地・積雪地では、普通のパイプの雨樋は、たまった水が凍結して割れたり、落雪で壊れることがある。
鎖樋では、そのようにそれ自身が壊れることはあまりないらしい。ただ、凍結すれば重くなるわけで、上で接続する水平方向の軒樋などの補強が必要という情報もあった。あと、風が強い雨の時なんかは、鎖の途中で水が飛び散ることもあると思う。
「鎖樋」は専門用語に近いから、出演者が知らなくてもいい。だけど調べればすぐ分かること。もう少し分かりやすく説明できたと思う。昔のNHKは「アドリブやフリートークも台本がある」みたいに言われたけれど、ここはないのか。
それと写真。もう少し引いて撮ると、全体像が分かって、見てすぐ分かったかと思う。
あれでは「何かが凍っている」ことしか伝わらなかった視聴者もいたと思う。NHKとしてはその「何かが凍った画」だけ欲しくて、それでよかったのかもしれないが、それなら一般人のネット投稿と変わらない。報道番組なのだから、些細なことでも正確に詳しく分かりやすく伝えてほしい。
奥の黒いビルが秋田拠点センター アルヴェ、その右が秋田駅東口
土曜日に再び行くと、氷はすっかりなくなっていた。
場所は、建物北面の東端。
植え込みの右端から、その上のひさしに鎖樋が1本ある
ひさしには建物としての正式名称である「NHK秋田放送会館」が、目立たない文字で2面に。
いちおうここが秋田局の正面玄関のようだ。部外者が屋外から直接出入りできるのはここだけ。でも、西側でアルヴェの1階、2階に抜けられるので、その1階のほうがメインかもしれない。
ひさしの角っこではなく、少し後退した位置から下がる
よく見ないでしまったが、鎖樋は植え込みの中の地面につながっている。凍っていた時はその植え込みの上部にも氷ができていた。寒さの最盛期にはもっとすごい氷になっていたのかも。
先週末から秋田の冬とは思えない晴天が続く。朝はマイナス5度前後まで冷えこみ、昼はプラス。それでも寒いけれど、晴天だと体感も気分も違うもの。今週後半はまた雪。
終わり近くのの気象情報の中で、主に出演者、たまにスタッフや視聴者が撮影した、その日(たまに前日以前も)の気象に関係した写真が紹介される。風景とか雲とか。
中盤にある「季節の写真」コーナーと似ているが違う。全国版気象情報も秋田から伝えるようになって、全国版と秋田版の境の仕切り直しのような意味合いがありそう。
先週の水曜日、キャスターが撮影したという写真が出た。
↓以下の写真は、放送の翌日に、同じ場所を、違う方向から撮影したもの。放送されたのはこの左側から右方向を撮影。
だいたいこんな感じ
一見、太くて大きいつらら。軒先のような所から垂れ下がったのを、建物側から撮影している。
だけど、このつららには、芯のようなものが通っている。
テレビで見ていて、どこかでこういう(凍っていない状態)のものは見たことがあるような、とまず思った。
撮った若いキャスターは「NHK秋田放送局の玄関のひさしから下がる鎖のようなもの(に付いた氷)」とか説明した。
それを受けて若い気象予報士は「屋根の雨水を伝わらせて、下へ逃がすための鎖ですね」(←かなりうろ覚えです)みたいな補足を入れた。それで思い出した。そうそう。
日本家屋にはありそうだけど、NHKみたいなビルにもあるのか。そしてその名称は??
「鎖 屋根から水」で検索したらすぐ分かった。
「鎖樋(くさりとい、くさりどい)」。なるほどね。言われれば聞いたことがあったような…
Wikipediaには「日本家屋の軒先につるして利用する鎖状の雨樋」とある一方、「鎖樋は西洋でも使用されている。」とある。
見覚えがあるのは、和風の飾りが連なった鎖で、子どもの頃見て五重塔を連想した。NHK秋田のはリングがつながったシンプルな鎖。
今回のように鎖樋が氷で覆われるのは、珍しくはないようだ。
寒冷地・積雪地では、普通のパイプの雨樋は、たまった水が凍結して割れたり、落雪で壊れることがある。
鎖樋では、そのようにそれ自身が壊れることはあまりないらしい。ただ、凍結すれば重くなるわけで、上で接続する水平方向の軒樋などの補強が必要という情報もあった。あと、風が強い雨の時なんかは、鎖の途中で水が飛び散ることもあると思う。
「鎖樋」は専門用語に近いから、出演者が知らなくてもいい。だけど調べればすぐ分かること。もう少し分かりやすく説明できたと思う。昔のNHKは「アドリブやフリートークも台本がある」みたいに言われたけれど、ここはないのか。
それと写真。もう少し引いて撮ると、全体像が分かって、見てすぐ分かったかと思う。
あれでは「何かが凍っている」ことしか伝わらなかった視聴者もいたと思う。NHKとしてはその「何かが凍った画」だけ欲しくて、それでよかったのかもしれないが、それなら一般人のネット投稿と変わらない。報道番組なのだから、些細なことでも正確に詳しく分かりやすく伝えてほしい。
奥の黒いビルが秋田拠点センター アルヴェ、その右が秋田駅東口
土曜日に再び行くと、氷はすっかりなくなっていた。
場所は、建物北面の東端。
植え込みの右端から、その上のひさしに鎖樋が1本ある
ひさしには建物としての正式名称である「NHK秋田放送会館」が、目立たない文字で2面に。
いちおうここが秋田局の正面玄関のようだ。部外者が屋外から直接出入りできるのはここだけ。でも、西側でアルヴェの1階、2階に抜けられるので、その1階のほうがメインかもしれない。
ひさしの角っこではなく、少し後退した位置から下がる
よく見ないでしまったが、鎖樋は植え込みの中の地面につながっている。凍っていた時はその植え込みの上部にも氷ができていた。寒さの最盛期にはもっとすごい氷になっていたのかも。
先週末から秋田の冬とは思えない晴天が続く。朝はマイナス5度前後まで冷えこみ、昼はプラス。それでも寒いけれど、晴天だと体感も気分も違うもの。今週後半はまた雪。