田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

侵略されたら降参

2018年01月03日 | 日記
 芸人の発言が取り沙汰されています。もうすぐ古希の私が中学時代に友人に語っていたいた事にとても似ているので思わず苦笑です。50年も前のことだから、とは言うものの、覚えているから恥ずかしいのです。人生の消しゴムがあったら、綺麗さっぱり消したい記憶の一つです。
 
 当時はまだ『中二病』なんて言葉はありませんでした。とにかく人とは違った考え方で威張りたかったのです。特に大人の言うことには反発、親が白だと言えば「違う黒だ!」なんて辻褄の合わない屁理屈を述べていました。よく見ずも考えもしませんでした。
 
 その頃の私、教科書で呼んだ程度のマハトマ・ガンジーに傾倒し『犠牲的精神を発揮すれば、世界の誰かが助けてくれる。その力で侵略者を撃退すれば良い』なんて、荒唐無稽でマンガ的な発想を、バカ丸出しで吹聴していました。書いてる今でも顔が赤くなります。
 
 毒舌でゲスな物言いで売り出した芸人だから、可哀想にもついお喋りしたのだと思います。芸人の彼が喋るステージではありませんでした。当然ギャラが出てるから喋るのですから、選んだテレビ局がいけません。人を物笑いのネタにして笑いを取ることが弱者差別の第一歩なんです。
 
 ついでだから書きます。ひところ大流行したテレビ討論番組の論客と言われる方々、年末年始番組でさっぱり見かけませんでした。ギャラの目論見が外れ、さぞかしがっかりなさっていることでしょう。他の発言封じのために、大声で持論を喋り続ける方法はディベートでは有効かもしれませんが、これが世に言う、ヘイトスピーチを引き起こした原因の一つだと私は感じます。
 
 芸人さん、この世の中は『褒めて貶して喜ぶ人』がいっぱいいます。「他人の不幸は蜜の味です」討論番組の論客なんて、他人の受け売りで喋っています。それより、芸人って何を芸にするか、今一度考え直して再出発して欲しいです。その時またファンになります。