田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

秘書のNさん

2017年07月20日 | 日記
 国会議員の暴走「このハゲェ~」ですっかり議員の信用が失墜、また秘書は最悪のブラック企業に勤めるサラリーマン以下の職とみなされるようになった。
 
 私は今から十五年ほど前の一時期、国会議員秘書と親しかったことがある。私が住むマンションを購入されたNさん、奥さんが隣の市生まれで、生活の多くを奥さまの実家に頼っているように感じられた。教職を捨ててまで、政策秘書の資格を得て、国会議員の秘書になった。将来の希望にバッジ組があったのかもしれない。
 
 政策秘書とは、日本の国会議員が国費で採用できる3人の公設秘書のうちの一人であり、衆議院並びに参議院の主催する国会議員政策担当秘書の資格試験に合格するか、選考採用審査認定を受けた者をいうが、現実には資格保有者が採用されることは少なく、選挙対策には政策能力よりも選挙区との緊密なリレーション能力が必要であるため、国会議員は、秘書経験のない試験合格者より、長年雇用してきた自前の秘書を当職務に登用する傾向にある。議員立法業務の補佐という本来の導入目的を達していない。
 
 Nさんは保守系議員の秘書を転々とした。キャリアアップなのか、職場替えなのか解らぬが、偶然にガソリンスタンドで呼び止められた時、Nさんの髪は真っ白だった。私の故郷を地盤とする国会議員二世の秘書になったそうだ。笑顔が淋しげだった。