田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

働き方改革を言う前に

2017年07月15日 | 日記
 よく聞く『働き方改革』とは『一人ひとりの意思や能力、そして置かれた個々の事情に応じた、多様で柔軟な働き方を選択可能とする社会を追求することで、人々のワーク・ライフ・バランスの実現、生産性の向上を目指し、企業文化や風土を変えること』らしいです。
 
 私は、1982年(昭和57)に脱サラ、以後35年間一人で仕事をしてきました。商売屋で育った私ですので、起業することが当然と思われていましたが、一人だろうが会社員であろうが、生涯の賃金の差は数倍程度と思っていました。苦労多くして実入りが多いより、実入り少なくても苦労が少ない方が良いと思います。こんな働き方もまんざらではありません。
 
 近頃ブラック企業なる言葉を耳にします。ブラックでなくしても、それに近い企業がとても増えたように思います。私のようにフリーランサーですと、あからさまに会社の中を見ることができます。経営者が利益第一主義に走り、社員は質よりも給与、つまり雇用されていることに重きを置く環境が、主従の力の差を、より明確にしてしまいました。
 
 働き方改革を言う前に、会社のあり方を見直すほうが先だと思う私です。先日『学習塾講師のブラックな実態』を読みました。本業の片手間に、塾講師の経験がある私は、教えた対象が違うものの、日本の塾が本来の目的を見失い、集金ビジネス業に変わってしまいました。これだけの少子化にもかかわらず、塾が多いのを、経営者は考えるべきです。
 
 経営者の多くはワンマン化し、社員が経営者に苦言を呈し、自ら働き口を狭める人はいないでしょう。塾はますますブラックするように思います。