田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

国宝級の茶碗?

2017年03月27日 | 日記
 古美術に興味がない私です。しかし写真で見た曜変天目茶碗茶碗の美しさには驚きます。ネットで調べた所、国宝となっている三つの碗は、稲葉天目と藤田美術館蔵の碗、龍光院蔵の碗だそうです。趣味人にとっては、ひと目で良いから見たい逸品なのでしょうね。
 
 新たな四つ目の天目茶碗に真贋論争が起こっています。真贋論争といえば、昔々の『永仁の壺』事件、私が小学校3,4年生の時に起こった事件です。

 1959年「永仁二年」の銘をもつ瓶子が、鎌倉時代の古瀬戸の傑作であるとして国の重要文化財に指定された。しかしその直後からその瓶子は贋作ではないかという疑惑がもたれていた。この瓶子は結局、2年後に重要文化財の指定を解除されることとなり、重文指定を推薦していた文部技官が引責辞任をするなど、美術史学界、古美術界、文化財保護行政を巻き込むスキャンダルとなった。事件の瓶子は実は陶芸家の加藤唐九郎の現代の作であったということで決着したが、事件の真相についてはなお謎の部分が残されているといわれる。
 
 子供の私は『どうしてそんなに高い値なのか?』でした。現代の匠が作ることのできない美術品に、現代の人が値段を付けることは不思議でなりませんでした。
 
 私はさかんに『富士山はいくら?』とか『金閣寺はいくら』と大人たちを困らせました。でも正直、今でもブリキのおもちゃの値段を聞いて『昔遊んだオモチャなのにねぇ・・』が正直な気持ちです。おしまい」。