続・蛙独言

ひとりごと

4月21日

2010-04-21 18:13:59 | 日記
今日は65歳の誕生日だったんだね。
戦争の終る年の4月に生まれたわけだから「戦中派」ってことになるんだろうか。
勿論、戦争の記憶など在る訳ではないけれど、「防空壕」の中でピーピー泣いていて爺ちゃんに「やかましいッ!Bに聞こえるやないかッ!」ちゅうて怒られていたらしい。
「B」ってのは「B29」爆撃機のこと。
近くに「川崎航空機」工場があったから、この界隈でも相当な爆撃があったようだ。
この時期の空襲で二親を失った友人も少なからずいた。

「戦争に負けたから」ってことで「何も言わずにアメリカの属国に成り果ててしまった」この国の在り様が今は問われているのだろうと思う。
これ程までに「民間人」を殺傷したアメリカの「戦争責任」は明らかに「国際法違反」である筈ではないか。「広島・長崎」の「原爆投下」など「悪魔の所業」としか言い様がない。
それでもアメリカという「国」やその「国民」は「戦争犠牲者を最小限に食い止めるための必要な作戦だった」などというのだから、蛙は腹の底から「決して許さないぞッ!」などと思うのだ。

歴代の「この国」の「為政者」は「売国奴」としか言い様がない。
翻って考えてみるに、ひとり「沖縄」に犠牲を強いて安穏を貪って来た「我が国の民」もまた「許し難い」ということであるだろう。

自分の「誕生日」を数えることが「戦後」紡いできた「暦年」を数えることと等しいということに特別な感慨がある。

あと何年生きるか知れないが、この「戦後」という時代が「きれいさっぱり」と総括されることがあるのだろうかと思う時、言い知れぬ不安が重くのしかかる。