森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

リョウブ

2022年09月23日 | 自然観察日記
植物にはごく狭い範囲に自生するものがあると思えばひろくどこに行っても見られるような種もあるものです。このリョウブは全国的に里山からかなりの高海抜まで見られる種でしょうか。少なくとも越後ではいろいろなところで顔を出します。ただ、いずれも低木どまりで灌木状のものがほとんどです。例えば、この春に茨木のマウントジーンズに行った折に見た7~8ⅿほどの小高木は県内では見た記憶がありません。

リョウブの花

2022年09月23日 | 自然観察日記
夏に花を咲かせる低木で花の少ない時期に山野を飾る種です。ただ、あまり目立たない白い花です。花は穂状に付きリョウブ科と分類されますがツツジ科に近い種とされます。

リョウブの葉

2022年09月23日 | 自然観察日記
若い葉を山菜として利用することがあります。茎はサルスベリのような樹肌をしています。植林などで山を切り開き裸になったような場所に一斉に生育してくる種でもあるためパイオニア植物的な要素を持っているようです。