先月、以前から気になっていた奥只見の万年雪を訪れてみました。雪渓周辺の植生が8月の暑い時期でも早春の姿が見られ少し離れるにつれ急激に季節が変化する様子が植物の生育を通して観察できるというとても興味深い場所です。さらに、ここは約1000ⅿほどの海抜の場所ですが山稜の上部から土砂の崩落で一緒に落ちてくる植物の観察などもできいわゆる高山植物なども見られる可能性があります。奥只見のキャンプ場の奥に協力金を払って車で進み手前の駐車場からのんびり1時間ほど歩くと万年雪に辿り着きます。
万年雪の最下部の開口部です。冷たい風が吹き出していてしろいけむりが見られます。沢に沿って雪が積もっているのですがその下は空洞で空気が冷やされここから押し出されてきます。涼むには最高の場所でしょうか。雪渓上部の隙間から空気が供給され絶えずこの冷たい空気の流れが生じています。