我が家の庭にマユミの低木が数本あります。毎年ヒトリガの仲間の幼虫の食害に合って消毒を怠ると丸坊主にされてしまうのですが、この虫が発生する前におびただしいほどの花をつけます。地味な花ですからおびただしいといっても存在感がまるでありません。秋の赤い実が楽しみで植えているのですが、面白いことに実がたくさん付く個体と全くつかない個体がいます。この種は雌雄異株ではなく両性花とされるのですが、この事実をどう解釈したらよいのでしょうか。結実する個体の下にはたくさんの実生個体がありますが、実をつけない個体の下には当然全くありません。雌雄異株ではないかといいたいくらいです。
マユミの花は雄しべも雌しべもあり両性花であるようです。そういえば丘陵公園にトチノキが植えられているのですが、この樹にも実をたくさんつける樹と全くつけない樹があります。雌雄同株で両性花をつける種とされますから、このマユミと同様奇異な感じです。個人的な解釈として雌雄同株両性花とされていても個体によっては「雄的」に働く株と「雌的」に働く株があるのではないかということです。雌雄異株へ進化する初期的な段階ととらえるとこの現象もそれなりに理解されると思うのですが・・。