秋、山道を歩いての気づきである。公園の散策道として切り開かれた道で間もない場所である。今までの植生を破壊したところを裸地というが、ここは樹木を伐採しただけでなく斜面を削り土壌の剥ぎ取りを行い完全な裸地化したところ。しかし、もうスギの実生が芽生え脇にはヤマモミジの種子が飛散してきている。周囲の水分条件も悪くなさそうだから、やがてこの実も発芽し根を下ろすかもしれない。
日本はすばらしい国だと思う。土中に埋まっている種子を埋土種子というがそれをも取り除いてさえ、周囲からの種子の飛散があって、裸地になっても短期間で緑に覆われる国である。ただ、破壊した場所の緑が回復しても本来の自然に戻ることはまず無いであろう。人との関わり方で森も姿を変えてくるからである。
ともあれ、立派な森をつくり育てることが地味ながらも環境を守る手近な方法だろうから、出来る限り無為な破壊をしないでほしいものである。道路やダムなど作ることを叫ぶ人々がいるが、行政に携わる人ほど自然の生態について学んで欲しいものだと思っている。
日本はすばらしい国だと思う。土中に埋まっている種子を埋土種子というがそれをも取り除いてさえ、周囲からの種子の飛散があって、裸地になっても短期間で緑に覆われる国である。ただ、破壊した場所の緑が回復しても本来の自然に戻ることはまず無いであろう。人との関わり方で森も姿を変えてくるからである。
ともあれ、立派な森をつくり育てることが地味ながらも環境を守る手近な方法だろうから、出来る限り無為な破壊をしないでほしいものである。道路やダムなど作ることを叫ぶ人々がいるが、行政に携わる人ほど自然の生態について学んで欲しいものだと思っている。