会社のウインドウを覗いてたら、この玄能が展示してあり、思わず懐かしくて写真を撮りました。
製造者は近藤栄八郎氏ですが、3年ほど前に体調を崩され、鍛冶仕事をするには無理ということですでに廃業されています。(お元気でお過ごしです。)
2000年にHPを開設してネットで大工道具販売を始めたころ、ちょうど近藤さんと取引が始まったのですが、やっと自分の名前の「栄八郎」を名付けられる自信ある玄能ができたと当社に販売をまかせてくれました。
その後、通常の卸販売とネットの力で日本中にかなりの数を販売させていただきました。
もちろん、玄能自身がすばらしかったからですが、近藤さんから「ネット販売ってすごいですね」と喜んでいただいたことが思い出されます。
この玄能は非売品で、近藤さんの作った「栄八郎」は全て完売してしまいましたが、栄八郎さんが作ったステンレス玄能の「棟梁」がわずかばかりですが残っております。
ご希望がありましたらこちらの「玄能」からどうぞ。
また、この玄能には、与板町の彫金の名人だった故 長谷川孝三氏(高峰さん)による龍虎が彫られています。
お元気だったころは、あまりに身近だったので感じなかったのですが、お亡くなりになってからすごい名人だったんだと思い知らされました。
この玄能は、ひとつで二人の名人の合作です。