呼吸が浅いことで体の不調が引き起こされるとか。
その対策には、呼吸をコントロールすることで、体調を整えることができるそうです。
そこで、自律神経を整える呼吸のポイントに関する記事をご紹介します。
記事(2023年4月3日 yogaジャーナル)によると
『◆呼吸が浅いと起こる不調
ヨガの時に呼吸が続かなかったり、普段の生活でも呼吸の浅さを感じる方は、以下のような不調を感じることがあります。
・背中が張りやすい、肩・首が凝りやすい
・イライラしがちである
・つい食べ過ぎる、胃が痛いことがある、便秘である
・寝つきが悪い
・腰痛がある
・ボディメイクしてもなかなかくびれができない
このように呼吸が浅いことで多くの身体の不調が引き起こされます。
これは呼吸が自律神経と大きく関係しているからです。自律神経は心臓を動かしたり消化活動を行ったり、自分の意志ではないところで働き、生命活動を維持してくれています。ですので、自律神経のバランスが乱れることで身体の不調が起こりやすくなります。
呼吸は自律神経の中でも、唯一自分でコントロールできる動作です。寝ている時などには無意識で呼吸していますが、起きているときには自分の意志で深くしたり、止めたりすることができます。
意識的に呼吸をコントロールすることにより、無意識の呼吸も変わり、ひいては自律神経を整えることにもつながっていくのです。
◆自律神経を整える呼吸のポイント
呼吸が浅い時の身体の使い方の特徴として、以下があります。
・肋骨をパカパカ開いて呼吸している
・肩を上げ下げして呼吸している
・腰を反って空気を取り込んでいる
他にもいろいろと特徴はありますが、これだけ見ても呼吸が浅いことにより背中や肩・首のこり、腰の痛さなどの不調が引き起こされるのもうなずけますね。
また、これらの呼吸に共通するのが横隔膜と背中側の肋骨が使えていないということです。逆に横隔膜や背中側の肋骨を使って呼吸できるようになると呼吸が浅いことによる身体の不調は解消していく可能性があるということです。
◆自律神経を整える「ねじり呼吸」
<やり方>
1)片脚を前に出して膝立ちになり、前脚と反対側の手を足の横に置く
2)手で床を押しながら、みぞおちから上を天井に向けてねじる。目線も手のほうに向ける
3)その体勢のまま呼吸をする。3秒で吸って10秒で吐く
ねじる時は腰ではなくみぞおちあたりを意識してひねるのがポイントです。硬くなりがちな胸椎(胸の部分の背骨)をしっかりひねり、そこに空気を取り込む意識でゆっくり呼吸してみましょう。
エクササイズが終わった後に再度深呼吸してみてください。いつもより空気が楽に吸えるようになっていますよ。』