治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

発達障害児の親を狙った三大悪徳ビジネス

2018-11-04 07:26:38 | 日記
本日は愛甲さんに質問する会です。
すでに私のもとには愛甲さんからのお答えが届いています。
皆さんお楽しみにお待ちください。


それはともかく

昨日、花風社をいったんインチキ扱いしたけどどうやら多くの人が花風社に感謝しているらしいですね失礼しました、とうツイートをいただきました。
気が向いたら(ここ大事)読んでくださいとお返事しました。
発達障害児を狙う悪徳ビジネスが大杉で警戒心を抱いたとのこと。
わかりますわかります。多いですよね。
というわけで浅見の考える「発達障害の子を持つ家族を狙う悪徳ビジネス」ワースト3を発表します。

ぶっちぎりのナンバーワン。

医療。

そう、医療です。
社会保険から7割を得ている医療。でも発達障害を治しません。っていうか治すために努力する気もありません。ていうか「治さないのが正しい」とか言います。医者なら治せんといかんわな。なのに一向に治らないという考えが治らないのです。そしてその割にえらそうです。
実際医療が今発達障害に関してやっているのは、診断して絶望を植え付け薬漬けにするだけのカンタンなお仕事です。医療の無能に気づいている人はまだいいけど、「一応社会保険から7割得ているのだから医療側が治らないという以上治らないのだろう」と唇噛みしめて「本当は治ってほしい」という親心を押し殺している親御さんたちが惨めです。早く気づけよ医療を当てにしない方がいいことに。

そしてナンバー2。

特別支援教育。

そうです。発達障害者支援法ができた頃には「特性のある子を自立させる」理念が謳われていました。でも今は実質診断されて特別支援教育に放り込まれたら最後。そこには反日で国にはいくらたかってもいいと思っている教師が消化試合のための無気力指導を繰り広げているだけ。障害児といったんレッテルを貼られたらIQが標準以上だろうと生涯にわたる最低賃金以下の報酬しか得られず実力を発揮することがないルサンチマンに満ち満ちた人生が用意されています。

そしてナンバー3。

就労支援。

就労支援が支援しているのは、当事者の就労ではなく支援者の就労です。一人の発達障害者及びそれに準ずる人たちが自力で仕事を見つけそれが続いてしまえば就労支援業者には一円にもならない。でも「あなたはビジネスマナーが」「社会性が」と難癖を付け実社会を怖がらせて実社会ではなんの役にも立たない愚にもつかない研修で無駄な時間を過ごさせることにより事業所に一人頭一日一万円近い金額が売り上げとして保障されます。だから就労支援業者は当事者の自己肯定感を必死で下げる。そうやって当事者ではなく支援者の就労を支援するという目的を達しているわけです。おまけにそのほとんどが税金で賄われているのがもったいないですね。

私としては、こういう無益な場から支援者当事者双方を解放することが社会のためだと思っているので、これからもこうした悪徳ビジネスのバカらしさは告発していくしそのバカらしさを体験し打ち破ってきちんと就職した当事者がいれば積極的に手記を出版する用意があります。ほぼほぼ当事者本出す気はないのですが、きちんとギョーカイの悪口を言ってくれる人がいれば出版を考えます。ギョーカイと喧嘩して勝った人の本だけは出す気があります。


発達障害者及びその保護者を引っかける悪徳ビジネスには気をつけましょう。
医療・特別支援教育・就労支援。
一人の人の人生を無力化して自分たちの食い扶持にしようという悪徳ビジネスです。
しかも人々が額に汗して納めた税金から売り上げている。
だからこそそこに頼る人を減らす。
特別支援教育→最低賃金以下の人生
のめんどり人生を送る人を減らす。
それが私の言う「ギョーカイを潰す」ということです。

それではお会いできます皆さん本日はよろしくお願いいたします!

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
医療には注意すべきところがある (ふうりん)
2018-11-04 09:15:10
困ってなければ診断はつかないってテキトーだなと思いません?集団生活が始まって周りから診察をすすめられた場合は困ってる人は誰?

医者は患者の訴えた症状に対して処方するのだから、相談みたいな気分で寝ない、不安が強い、落ち着きがないって言った分薬が出てる。

どうやって育てたらいいかの相談は医療の仕事じゃないらしい。まあそりゃそうか。

3分診療じゃないと赤字になる病院が多いらしいのでじっくり体質も合うものを検討してができる先生は稀だと思ってた方がいい。

治らないから一生薬飲んで不快な症状を紛らわせろってこと?薬は救い?必需品?成人はそれでもいいけど発達障害での処方は子どもにはやめとくとかの方がよくない?他の方法がある。子どもの臓器は未発達。処方は医者が決めることだけど、その医者に症状を訴えるのは親なんだよな。
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就労支援と障害者雇用 (匿名希望)
2018-11-04 09:46:27
(公的)就労支援が仕立て上げる当事者は、(医療しか信じなくて体調不良を治したくないなど)受け入れ側の企業の社員が溜飲を下げるための存在。

一回で済む面談を1ヶ月に何回も入れる上、半休を取った日は転職許さないとばかりに必ず面談を入れてメンタルを潰しにかかってきます。

発達障害で数社障害者雇用を経験しましたが、特に賃金が低い業界、AIに仕事を奪われると言われる業界の企業は尚更だと感じています。

公的機関による職場内ジョブコーチの視察もありますが、簡単にお断りできることを知り、一般就労の方が遥かにマシと思っています。
実際、指導担当者がジョブコーチ資格なしで、未診断無自覚で自覚させないように、怖がりを治さないよう周りに仕向けられている発達障害当事者の社員にジョブコーチ資格を取らせている企業があります。

私も今の支援者から公的就労支援に無理矢理変更させられようとしています。
今の支援者も、その前の支援者も公的機関ではないゆえ大変な嫌がらせを勤務先に受けました。
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真逆 (ねてまて)
2018-11-04 19:44:19
一読者の自分がこちらにコメントを書くようになったきっかけは専門職や、関係者と名のっている人のこころないコメントでした。
医療のなかで、なぜこの分野だけ治りません、とすましていられるのか?
障害のままでいてもらった方が嬉しい一部の人のせいだとこちらや本で知ると、疑問が怒りに。

花風社さんの本を発達障害ビジネスと勘違いさせるように誘導するTwitterを書いている人達が、むしろ悪徳ビジネスに加担しているように見えます。
結果的には、もちろん賢明な人は、どちらが理屈の通らないことを言っているか、自分で判断するわけですが。
親や本人の思考を停止させようと、決まりきった言葉を繰り出してきます。
味方を装って、実は自分のことしか考えていない。
包囲網のように自称プロがでてくる、今の偏った早期療養早期支援への誘導システムが怖いです。

健診は早期支援を、疑いだけのこどもにも薦め、幼稚園、小学校では、少し扱いにくいこどもをしめだすことに加担。(一部の親にも問題はあると思いますが)
育つことを思考停止させるプロなんて、必要ないです。
これから社会に出ていくこどもが心配です。
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悪徳ビジネスというより悪魔のビジネスです! (藤家さんと同世代の自閉っ子@ヨヨ子)
2018-11-07 08:40:33
就労支援は私も受けたことがありますが、無駄な時間を過ごさせるだけのセンターならまだマシな方だと思います。

私のいたセンターでは職員達がその日来ていない別の職員の机に座ったり机を蹴ったりしながら「薬飲んでますなんて仕事ができない言い訳になんねーよ。通院で休むとか言ってんじゃねーよ」と笑ってました。恐らく机を蹴られていた職員は精神障害者だったんだと思います。

また看護師でも薬剤師でもない人が向精神薬の服薬管理をし、医療界福祉系の資格を持たない人がまた病院勤務を自称していました。なぜ彼女らがそういった資格のない人だと分かったかというと、利用者向けの求人欄が収めてあるマガジンラックに職員の詳細情報の一覧表が紛れ込んでいたからです。

利用者が既にホームページ定員人数の倍近くいるのにどんどん利用者を増やすので、簡易ベットの前に物が置かれ、たった1つしかないトイレは長蛇の列。知的障害のある時自閉っ子利用者は近所のコンビニのトイレを借りるという発想ができないのか股間を抑えて走り回っていました。

私の担当をしてくれた職員もソーシャルワーカーさんや人権保護団体の人が同席した時と私とだけ面接した時とでは明らかに態度も言うことも違うのでとても怖かったです。
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昨日書ききれなかったことの続きを今日書きます (藤家さんと同世代の自閉っ子@ヨヨ子)
2018-11-08 08:22:57
私の書いたことは全て事実です。「こんな事が本当に起きているなら何故ニュースにならないの?」と思う人もいるでしょう。しかし就労支援センターの内部情報はなかなか漏れない仕組みになっているんです。理由は自閉っ子の特性や周りの環境にあります。

自閉っ子はイジメられてもイジメられていると気づきません。気づいても気づくのが遅いし即座に言い返したり逃げたり出来ません。本当はセンターの人に何かされたら障害福祉課やモニタリング担当のソーシャルワーカーさんに助けを求める事が出来るのですがそれを知らない人が多いみたいです。
また自閉っ子は説明が苦手だし一度に複数のことができないが故にセンターに通いながら市役所やソーシャルワーカー事業所に通うのが難しいから、相談する人がいてもなかなか相談できません。しかもギョーカイを知らない人に相談してしまうと「センターの人はあなたを矯正しようとしてくれてるのよ愛の鞭なのよ」的な事を言われてお終いです。
ネットで言ってもネタだと思われたり「証拠を見せられない人間のいうことは信用できない。みんなも信用しちゃダメだよ」的な流れになるので悲しくなってやめてしまう。(本当はモニタリング担当者のソーシャルワーカーさんの記録帳に何らかの形で証言や証拠が残っていると思うのですがネットで知り合った人に信用させるだけの為に記録帳のコピーを貰うわけにはいきません)
自閉っ子には障害者枠以外の生き方もあるということや、就労支援センターの人に楯突いても損しない(病院に楯突くと場合によっては大変なことになりそうですが)ことを知らない人は辞めた後も耐え続けてしまう。

これらの理由から就労支援センターの悪徳ぶりはちっとも表に出ないのです。少なくとも私はそう思います。そして就労支援センターの人たちはこの仕組みをよーく知っており逆手に取ってるんだと思います。
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発達障害「診察」の「阻害要因」 (成田あいる)
2018-11-11 21:09:45
まず言えることは発達障害について、見てもらうまでに、そして診断を受けるまでに時間がかかり過ぎだと思います。
発達障害の外来は極めて少なく、外来もクリニックも数ヵ月から1年、更にはそれ以上待ちです。
診断を受けるまでに時間もお金もかかり、それだけで躊躇してしまう人も少なくありません。
これらの点で、発達障害未診断の「難民」を生み出していると思います。

それ以上に、マスコミが「脳の障害」と騒ぎ過ぎている傾向があり過ぎると思います。
上司に叱られ、仕事でミスを繰り返している人など、自分を顧みるでもなく「自分の脳の障害に違いない」と受診する人が多いと思います。
更に言えば、自分が出来ない事を発達障害のせいにして受診する人も少なくありません。
これらも、本当に診察を受けたい人の阻害要因になっていると思います。
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マスメディアも同罪 (成田あいる)
2018-11-18 18:25:01
連投失礼いたします。

「ジョブコーチ」の支援はその人に一生つく訳でなく、あくまでも「自立」を求められます。
だから診断を受けるにしても、支援を受けるにしても、自分の足で歩いて行かなければならないのです。
そして、自分が変わるしかないのです。
にも拘らず、発達障害支援は、その人っを「支援漬け」「薬漬け」にしようとしているきらいがあると思います。
にも拘らず、エントリで書かれていることや皆様がコメントされた実態など、メディアでは報道されません。

その一方でテレビや本などは「社会は発達障害の人を受け入れる寛容さがあるべき」「発達障害の人達を理解すべき」と良く言います。
そうは言っても、「押し付けられるこっちの身にもなってくれよ~!」と言いたい人達の方がはるかに多いと思います。
「医師も逃げ出す迷惑アスペルガー」のコメントにもありましたが、「怒ることにも疲れました」「一番の被害者は職場で彼等の面倒を押し付けられている人達や家族」「もう関わりたくないのにつらいです」と言うのがその本音であり、苦しめられている側からの心の叫びだと思います。
私の職場にもそのような人を抱えており、その人がいない前では、皆陰で「(何言っても通じないので)言い飽きたよ」「怒る気にもなれない」と言っています。

が、マスコミにも少しずつその実態が分かってきたのか、テレビ・新聞・雑誌なども以前のように「発達障害」を取り上げなくなったと感じます。
それでも、NHKは発達障害について「キャンペーン」を懲りもせず展開するようです。
マスメディアが「社会は発達障害の人を受け入れる寛容さがあるべき」「発達障害の人達を理解すべき」と言えば言う程、発達障害者を甘やかし、彼らに苦しめられている人たちが疎外されていくと感じるのは私だけでしょうか。
そしてこれは、長い目で見て「発達障害」の「改善」のためにもならないと思います。
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