治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

特別支援級の一年の成果を本にしました!

2010-10-09 14:12:06 | 日記

三連休、皆さんいかがお過ごしですか?
私は三日目は仕事しようかなと思っていますが、基本的にゆったりしています。
新刊案内メールでご登録の方々にお送りしました。すでにたくさんのご注文ありがとうございます。
一応ここにも貼っておきますね。
それでは皆さん、楽しい休暇を!

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お世話になっております。花風社です。
花風社ではこのたび、「僕たちは発達しているよ」(中田大地著 1600円+税)を出版する運びとなりました。
小学校二年生から特別支援級で学び、その経験を「ぼく、アスペルガーかもしれない。」にまとめた大地君が
支援級で一年過ごし
「こんなにたくさん覚えたことがあった」と記録をとっていてくれたのです。それを本にしました。

特別支援級は「生きるための力」をつけるところ。
最初から先生やご両親にそう教えてもらっていた大地君は、前向きに修行に取り組みました。
そして、自分の得意なこと・不得意なことがわかったり
出来ないことが出来るようになったり
将来社会に出て働ける大人になるためにどういうことを覚えるのが必要なのか
日々勉強していきました。

前向きに生きる大地君。
でもいいことばかりではありません。
支援級に行ったことでお友だちにバカにされたり
乱暴なお友だちにぶたれたり
そういう苦労もありました。
それも一つ一つ大地君は、先生達やご両親に相談しながら、乗り越えていきます。

そして、学年の最後に待っていたのは
療育手帳を取るための診断。それに続く障害の告知でした。
学校と家庭の見事な連携で。未来への希望をつなぐ感動的な告知となり
それに心を動かされた岩永竜一郎先生がメッセージを寄せてくださいました。
なぜ大地君の告知はうまくいったのか。
岩永先生の許可をいただいて、そのお手紙も本に載せています。

支援級の一年。
それは色々なことがありました。
初めはなじめなかった先生と心を開いていったり
様々な障害のクラスメートと、様々な行事に挑戦したり
「学校のお母さん」とでも言うべき介助員の人との出会い、そして別れがあったり。
出会ったできごとが
ひとつひとつ成長に結びついているのがおわかりいただけると思います。

また、「身体作り」や「大大大博士に教えてもらったこと」を実行することで
どうやって変化していったか
大地君が自分の言葉で、内側から語ってくれています。

前回の神田橋先生の本は、主治医に持っていく方が全国で相次いだようですが
この本は学校の先生たちに読んでもらいたいような本かもしれません。

 いつもの「自閉っ子通信」も最新号をお届けします。今回は藤家寛子さんによる「大人になっても発達しています」がテーマのエッセイです。重い二次障害からの奇跡のような立ち直り、仕事にも恋にも(!)燃える最近の様子を書いてくれました。とても幸せそうですよ!

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 新刊「僕たちは発達しているよ」紹介ページ
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 自閉症関連書紹介ページ
 http://www.kafusha.com/jiheisho/jiheisho.html


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