治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

新知識

2019-02-08 09:50:33 | 日記
誰も全く興味ない完全な私事ですが、最近よくジムで今まで話をしたことのない人たちに話しかけられます。「ずっと見てたんですけどずいぶん痩せましたね!」と。

なんで今まで話をしたことがなかったかというと、純粋にペースが合わないからだと思います。子育て終えた世代の専業主婦の皆さんは時間がたっぷりありますから、駐車場が7時間までただなんだけどそれに間に合うかひやひやするほど滞在時間が長い。スタジオレッスン五個くらいこなしていたりね。

それに比べて私は一応兼業主婦なので、そんなに滞在する時間がなく(滞在時間長いときは原稿持ってたり)、短い時間にてきぱきこなして帰らざるをえない。だから主婦の皆さんとはよくて会釈ぐらいで、ため口でなになにちゃん呼ばわりするところまではいきません。でもその主婦の皆さんにひっきりなしに話しかけられるようになった最近。

「やっぱり走り込むのがいいんでしょうかね~。でも医者に相談したら、もっと体重落としてから走り込まないと膝を壊すよと言われて」と明らかに私より軽そうな人が言ったりします。私は答えます。「私はね~体重重くて走っても膝痛くなったことないんですよ」「ええ~!」「筋トレとかしても全然筋肉痛出ないんです」「じゃあ本当にもともと体力あったんですね」とかそういう会話。

これまで痩せることにあまり興味がなかった最大の理由は体調が全然悪くなかったからだと思います。運動もしてて一ヶ月百キロ走ってたし、食事のバランスも良い。インスタント食ほぼ食べないし自炊中心。野菜もたっぷり。酒は飲むけど二日酔いするほどではない。そういう生活していた結果の身体ならこれでいいんだろうと思っていました。つまり、自分としては自分の身体が快適なのでとくに痩せることに興味なかったんですな。それよりすでに痩せてるのに痩せたい痩せたいと言いながら私が一度も感じたことのない冷え性だの偏頭痛だのアレルギーだの喘息だの五十肩だの(これはちょっと最近ある)ワクチン打ったのにインフルエンザとかお腹の不調とか貧血とか言ってる女子が多いから「君たち単純に食わなすぎなんじゃないの?」と心の中で思っていました。これも他人軸でダイエットダイエットとか言っててろくすっぽ食わないでいるからそういう不調と縁が切れないんじゃないの? と思ってた。

ところが、栗本さんが筋肉本をやりたいというから筋トレ始めた。時間には限りがありますから有酸素の時間減らして筋トレする。そうすると「あたしって身体硬いな~」と気づきストレッチする。こうやって運動の配分が変わりました。そうしたら体重減り始めた。走ってたのはムダだったのかな~と思ったのですが今まで走っていたからすでに筋トレ始めても筋肉痛が出ない身体になっていたようです。最初は自重でやってたんだけどこれも時短のためにウエイト使い始めたらどんどん重くしても平気になっていった。主婦の皆さんはあっけにとられてどんどん運動を変えていって取り組む私を見ていたようです。単なる試行錯誤なんですが。私の職業も知らないから、人体実験しているとも気づいていないでしょうし。

そしてみんな話しかけにくるんだけど私が相当ストイックにやっているように見えるらしい。ストイックだストイックだと言われますが、実は試行錯誤なんですよね。そして運動についてはあれこれきかれても食事については一切質問がない。きかれたら藤川理論を教えてあげるんだけどね~。

私が「バランスが良い食事」と思っていたのは実は質的栄養不足だった。もっと肉食べなきゃいけなかった。同じ藤川理論でもカスタマイズが必要で、私の場合、自分の骨格を考えると普通の女性よりももっと食べる必要があった。バターで肉焼いて食べたら体重減る。これは1年前の自分に言っても信じなかっただろうと思います。だから金魚で発達障害治っていく人の驚きもわかる。でもバターで肉焼くと体重減るも金魚で発達障害治るも本を読めば「そうかも」と思って実行できる。そして実行してみると効果がある。その媒介となったのが本。だから読まず嫌いしている人は乗り出せなくて当たり前なんですな。

私は「自分は何食べても太るんだろう」と思っていた。夫は「違う」と言っていた。夫の目から見ると私は食べる割に太らないらしい。つまり、それだけいっぱい食べていたと言うこと。なんで食べていたか。それは自分の身体が欲するタンパク質を十分にとっていない食事、いわゆる「バランスのよい食事」をしていたからですな。満ち足りなかったわけです。

でもバターで肉焼いて食べるとそんなにいっぱい食べたくないわけです。満ち足りるんですね。それで結果的に食べる量も減っていると夫は言ってます。今は夜中にチーズ食べながらワイン飲んでても体重は減るので(まだそういう段階で、もっと痩せたらそうではなくなるでしょうけど)、私って食べても太らない人だったんだなあと思っています。

だからジムの主婦の皆さんにも食事についてきかれたら藤川理論教えてあげるんだけどみんな私の運動に目が行ってて食事のことまではききませんわ。

栗本さんが筋トレ推奨しはじめてもいきなり筋トレできない人は多いし、高タンパクがまずできない人も多い(すでに栄養不足すぎて内臓が整っていない人)。でも私はこれまでの成果で筋トレといったら筋トレできて高タンパクと言ったら肉が食べられる状態からのスタートを切れました。筋力と消化力が備わってきたところからの出発。これまでダイエットダイエットとか言ってた人はちょっと時間かかるかもしれません。


そして昨日も美容院できかれました。「梳きますか?」と。ここ二~三回きかれるようになりました。つまり髪が増えた。この年になって。

女性も年と共に髪は薄くなっていくし、男親の遺伝が出るそうです。うちも父は髪に不自由した人だったので警戒していたのですが、逆に髪が増えている。

他にもついっともののぶたくさん(アラフィフ女子)もたにしさん(アラフィフ男子)も髪が増えているらしい。男子にとっては切実な問題。高タンパクやって髪が増えて喜んでいるおじさまは多いそうですよ。

そしてアラフィフのおじさんおばさんの髪がどうにかなるくらいだったら、若者の神経発達なんてもっとどうにかなるだろう、と思うんです。そう考えるのが普通じゃないですかね?

今のところそういうわけで私としては身体アプローチ(言葉以前のアプローチ)と高タンパクを推しているし、自分でも人体実験してます。でも本当に、皆さんがどれやるかはそれぞれが選べばいいことですよ。

そのときにヒントになるのが「NEURO」の五文字です。
何をやるのが適切なのか? 選ぶとき「神経発達障害なんだ」ということを考えに入れましょう。

だからこそ、ギョーカイはこの五文字を無視する。
「NEURO」の五文字を真剣に考えれば、犬の曲芸もSSTもまったくもってムダだとわかるからですな。

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