治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

私の赤心

2017-04-11 09:34:07 | 日記



自閉っ子通信を書きながら、私はけなげだったなあと思いました。
初めて自閉症の本を出した発達障害者支援法施行前夜。この人たちを自立させようというギョーカイのうたい文句を真に受けていたのです。そして自分もそこに貢献したいと思った。
「続自閉っ子、こういう風にできてます!」に「自立のための身体づくり」
「続々自閉っ子、こういう風にできてます!」に「自立のための環境づくり」
というサブタイトルを付けたところにもその意気込みが現れています。

昨日こういうブログを見ました。



本当にそうかも。
多くの関係者が実は、発達障害の人の将来を、真剣に考えていないのではないでしょうか。
私は当時、産業としての福祉を知りませんでした。
だから福祉クラスタが措置から自立支援法になりじり貧になるのを恐れ、「もうここしか金が出ない」と発達障害の分野に狙いをつけ、「自立」等のきれいな文句で「アリバイ支援で国費をかすめとる」ことが本当の目的なのだとは気づいていなかった。

そして自立よりもアリバイ支援を支持する保護者や当事者
つまり、競争原理の中で生きるよりも国にたかる事業所にのっかってそれを支持することによりパラサイトしていこうとする保護者や当事者がいるとは知らなかった。
すべて「自立支援」を真に受けたからです。

私はただひたすら「自立するためにはこの不可思議な身体感覚をどうにかしないといけないだろう」と身体アプローチを追求し
金も負担もかからない方法なのでやってくれる人が増えて、多くの人が「治った!」と言って
そして今は「そうか。健康になるから効果があったんじゃないんだ」と実感しているのがイマココなわけです。

本当は自立なんかさせたくなくて新たな金づるを模索していた業者(含医者)と猿烏賊には叩かれましたがそれでも花風社を支持する人はいる。
その人たちは「自立」を真に受けた私の赤心をともにしていた人たちでしょう。

そして「身体アプローチに効果があったのは健康をもたらすから(だけ)じゃない」
と気づいた今の集大成が今度の本
「人間脳の根っこを育てる」です。


今のところアマゾンのみで予約可で花風社HPにあげていないのはなぜかというと

花風社が前の世紀から、発達障害を始める前から使っているHPを差し替えるからです。
予定では今日、アップするはずなのです。
まあこれまでもたびたび延期になったので、たしかなことはわからないのですが。

新しいHP、FB友の、また限られた人たちにのみ仮URLをお知らせしているので、すでに使ってくださっている方たちもいます。
今度のHPは会員登録できます。会員登録しなくても購入できます。

21世紀な感じのHPで、モバイル対応もします。ていうか我ながら遅いですね。実は一年がかりでやっていたのです。

アップしたらお知らせします。よろしくお願いいたします。

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