治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

埼玉講演with片岡さん

2009-11-24 08:52:36 | 日記
池袋は埼玉の玄関口。
そもそも神奈川県民には池袋が遠く感じられます。
でも東横→山手線で行くとあっという間。
なじみのない東武東上線への乗り換えもスムーズ。
意外と早く鶴ヶ島市に着きました。

一緒に講演する片岡さんにはご主人が付き添い。
以前もこのブログに書きましたが、このご主人がいい味を出されています。
脳のお勉強をされた方で、自閉圏の方がどこで間違えがちか理論的にわかっているみたい。
そしてとてもやさしく定型世界からのツッコミをなさいます。

またそれを聞き入れる素直さが奥様にあるんですよね。
講演の中でも何度も夫のありがたさを話していらっしゃいました。
片岡さんのお母様も「いい人と結婚した」と喜んでいるそうです。

講演に先立って、そのお母様に片岡さんは色々聞き取りをしてきてくださったのですが
それがとてもよかったです。親御さんたちには貴重な情報だったのではないでしょうか。
「普通になってほしい」という気持ちは親としてある程度当たり前のこと。
28歳でお医者様の診断が下りてからは、それをすまなく思ったそうです。

でも考えてみれば、うちの親だってもっと私に普通になってほしかったかも。
私もそれほど一般的な女の子ではありませんでしたからね。

そんなことを思いました。今ではもうあきらめているでしょうが。

片岡さんの職業上の変遷のお話も興味深かったです。
自分と一緒に働いている自閉症の人を見ても思いますが
この人たちは本当に暇じゃないほうが幸せですね。

本をお買い上げくださった皆さんに「浅見淳子オリジナルスタンプ」を捺させていただきました。
小暮画伯デザインです。

鶴ヶ島市の皆さん、大変お世話になりました!
現場でいただいた質問が興味深いものだったので、また日を改めてアップしていこうと思います。

☆☆☆

というわけで昨日ライブで相撲が見られなかったのは精神衛生上大変によかったです。
左が入ったのに今場所も琴欧州の壁は厚かった。
琴欧州は私にとってあまり興味のないお相撲さんです。気が小さいお相撲さんには私、興味がない。
でも昨日は落ち着き払っていた。もう得意の相手になっちゃってるんでしょう。

いっそのこと大負けして平幕からやり直せば、というのが偽らざる気持ち。

今年の稀勢の里は、関脇を二回経験したこと、一回十三勝したことは進歩です。
でも苦手の壁が去年より厚くなっているのが気がかり。
どの親方にも言われるけど、頭使わなきゃいけない時期なんでしょうね。
やっぱり持っている資質だけで突っ走るには人間限界がありますよ。最低限苦手を克服しないと超えられない壁がある。
というわけで私も来年は苦手をひとつ、克服することにしましたよ。

おいしくてつよくなる、グリコキティちゃんです。

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