治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

自閉っ子は努力できるか?

2009-09-18 08:28:25 | 日記
私の目から見ると明らかに
藤家ちゅん平さんが安定したのは本人の努力があったからだ。
でも以前、えらい先生のこんな話を聞いたことがある。
「自閉症の人にとって努力してできるようになることは傷である」って。
自閉症の人って、努力できるの? できないの?
私にはできるように見える。
えらい先生はできないと言う。
どっちが本当なんだろう。

ニキさんに訊いてみた。
「ちゅん平は努力したからよくなったのかな?」って。
「えらい先生は努力は傷になるって言ってたけど」って。
そうしたらニキさんは間髪を入れずに教えてくれた。
どういうときに自閉の人にとって努力が傷になって、どういうときに努力に立ち向かえるのか。

ニキさんの説明を聞いて納得した。
さすがにニキさんは説明が上手だった。

よく考えれば努力家の自閉っ子はたくさんいる。
自閉っ子は努力ができる人たちなんだ。
どうやったら自閉っ子が「傷にならない努力」ができるのか
周囲の人が手助けできることってそこそこあるような気がする。
今度の本にはそういうことも盛り込んだつもりだ。

☆☆☆

私も努力した。
きせのんがまたまた苦手の相手に敗れても
暴れなかった。モノを投げなかった。隣にいる人をぶったりしなかった。

どうして琴奨菊に負け続けるのか、フシギで仕方がない。
昨日ナマで見て、ちょっと理由がわかる。
イケメンのきせのんは、足が長い。
腰が高い分だけ不利である。でもね、高い腰は落とせばいいんだよ!
ばかやろう! 懸賞六本もっていかれたぞ!

先場所の負け方よりは少しは考えていたが
でもどうして自ら引いてしまうのか。引いたら相撲じゃないだろうに。
今朝のネットニュースより。琴奨菊 「相手が考えすぎてくれているのが勝因だと思う」
たぶん、違う。菊にだまされるな、きせのん。来場所の戦いはもう始まっているんだ。

その後はかえって気楽に観戦。
栃ノ心、初の銀星。嬉しかっただろう。
ばると白鵬に善戦。
朝青龍はやはりオーラが違う。

新橋に場所を移し、反省会。私たちが相撲を取るのでないのだから、反省なんてしたってしょうがないんだが。
なぜ才能でも実力でも劣る琴奨菊に毎場所負けるのか、一時間ほどかけて分析する。私たちが分析したってしょうがないんだが。
その後話題を変えて三時間ほどおしゃべり。
焼酎のボトルを空けて家路についた。

きせのんのばかやろー。

でも相撲観戦はたのしー。

写真は国技館限定、呼出しキティちゃん。新作です!