岸田首相は会談の冒頭で、昨年11月に中国の習近平国家主席との会談で、日中双方の利益を追求する「戦略的互恵関係」の推進を再確認したことを振り返った上で、「努力の積み重ねにより、日中関係を安定させていくことは、日中両国のみならず、地域や国際社会にとっても有益だと確信している」と述べた。

 これに対し、李氏は「両国は引っ越しのできない隣人だ。協力を深め、行き違いを適切にマネージし、新時代の要求に合致した建設的かつ安定的な関係構築に努力するよう希望する」と応じた。

かわいいライン素材「水玉」

26日夕に日中首脳会談がソウルで開催されました。

岸田首相は努力の積み重ねが日中関係を安定させると言い、

李強首相は協力を深め行き違いをマネージし、建設的安定的な関係に努力するよう希望すると。

要するに岸田さんは「お互い努力の積み重ねで日中関係を安定させていこう」と呼びかけたのに対して、

中国側は「建設的安定的な関係になるよう努力して欲しい」と答えたのです。

つまり中国側は自分は悪くない、悪いのは日本だから改めよ。と言っているようなものです。

 

日中間の懸案事項は4つあり、

①原発処理水放出に起因した中国側の日本からの水産物輸出禁止。

②日本人の不当拘束。

③尖閣諸島周辺の領海侵入。

④駐日中国大使の恫喝発言。

どれも中国側の言い掛かりであり、日本が改める必要はありませんし、努力する必要もありません。

日中関係を安定的なものにするには中国側が言い掛かりを止めたらいいだけです。

どれも日本側に落ち度もなく、岸田さんはもっと強く要求すべきでした。

 

中国は話せばわかる相手ではありません。

脅せば日本は折れて来る。そう思っているのでしょう。

強く出てそのうち日本が根負けするだろうと思っているのです。

つまり日本は足元を見られているのです。

強く言えば、場合によっては恫喝まがいの発言をすればそのうち日本は言う事を聞くだろうと。

日本は舐められたものです。

処理水問題は最たるもので、全く日本に落ち度はなく、寧ろ中国の方が非科学的な事を言っているのです。

それは中国側は百も承知でしょう。

そうやって強く、そして脅しのような事を言えば、そのうち日本の方から歩み寄って来るだろうと思っているのです。

「EEZ内のブイの撤去をしないなら日本が撤去する。」

「航行の安全の為には邪魔なものは撤去するのが日本の務めだ。」

「勝手に設置した方に責任があるのだから撤去費用も請求する。」ぐらい言って欲しいものです。

また駐日中国大使の「日本の民衆が火の中に引きずり込まれる」発言。

この発言に岸田首相は抗議したのかどうか不明ですが、

これこそ日本でテロを起こすかのような不穏な発言で、大使の立場で言うべき事ではありません。

にも拘らず、昨年に引き続き今年も同じ発言をした呉大使、そして本国も容認する発言をしています。

 

本当に平和ボケにも程があります。

こんな暴言を吐かれても、日中関係を安定させる為に日本は努力しなければいけないのですか?

我慢をしてテロ予告をするような国と仲良くしないといけないのですか。

ねえ、教えて下さい岸田さん。