団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

定年退職者にとって会社とは

2018年11月30日 | 会社

定年退職後も何かと以前勤務してた会社に顔を出す人間がいる、

そんな定年退職者の悲哀を描いたジャックニコルソン主演のア

メリカ映画「アバウト・シュミット」の主人公がまさにそうだ。

 

会社中心の生活リズムが染みついて退職した途端に喪失感から

脱皮できない、かつての同僚が歓迎してくれると思った会社に

立ち寄ったが職場の人間は忙しくて相手をしてくれない。

 

日本の会社でもよくあることだ、私が知ってる定年退職した先

輩が、かつての部下社員と麻雀をしたい、飲みに行きたいと退

社時間を見計らって顔を出す、会えばかつての自慢話、不遜な

態度、部下にとっては迷惑な話である。

 

自分のいまの立場そしてただの老人であることを忘れてる、過

去の立場に恋々としていることに気がついてない、やはり退職

したら、未練を残さない、後ろ髪をひかれようと振り返らない、

やはり引き際は大切だと思う。


働く50代女性の職場での悩みは?

2018年11月28日 | 仕事

婦人公論の特集50代から始まる女の「定年後」、定年が目の端

ちらつく50代、その一方主婦の仕事はいつまで続くの?働く

0代が抱く危機感、職場での悩みの本音が聞こえてきた。

 

1位 定年後が不安

2位 仕事量が多すぎる

3位 楽しく仕事ができない

4位 労働時間が長い

5位 人間関係

 

■55歳以降、収入が減りました、定年に向けて貯金したいのに

(56歳・建設事務)

 

■正社員だが厚生年金なし、国民年金だけで不安

(54歳・歯科衛生士)

 

■臨時職員なので期限が切れるとまた職探し、だが年齢的に難しい

(57歳・公務員臨時職員)

 

■何度も職を変えたが、必ず口うるさく意地悪な女性がいて嫌がら

 せを受ける(59歳・厨房パート)

 

■入社して9年、ずっと正社員を希望しているのになれません

53歳事務・契約社員)


孤立死は決して惨めではないと思いたい

2018年11月26日 | 

一昨年1年間に誰にもみとられず自宅で亡くなった一人暮らしの人

が19道県と東京23区で約1万7千人に上ることがわかった、

これは全国の約38%を占めており、これを基に昨年1年間の全

国の孤立死者数を単純計算すると約4万6千人となる。

 

孤立死は自宅で誰にもみとられずに亡くなるケースで孤独死と同

義語でもある、ただこの数字のなかで65歳未満が3割もいるこ

とが驚きである、また孤立死にいたるまでの状況がデータだけで

実態がわからないところもある。

 

人は一人で生まれ一人で死んでいくわけだから孤立死を避ける方

法はないかもしれない、要は自宅で死ぬか病院で死ぬか、倒れた

あと誰にも気づかれないのは寂しいかもしれないが、ある意味自

然のような気がする、だから孤立死は決して惨めではないと思い

たい。

 

 


年金世代の生きがい「体を動かすことが一番」

2018年11月24日 | 生きがい

老後は心と体の健康バランスを保つこと、そのことが元気な毎日

を過ごすうえで大切である、健康な体があってこそ生きがいを感

じることができるもの、それには体を動かすことが一番という年

金世代の声を集めてみた。

 

■水泳をしてジムで汗をかいてカラオケで歌うのが気持ちがいい、

時々友人とランチに行くのも楽しみ。(66歳女性)

 

■楽しみはダンス、若い人と一緒になって踊っていると若返る気が

します。(60歳女性)

 

■スポーツクラブで気持ちよく汗を流すことが楽しみ、それほどお

金をかけずに長い時間を過ごせます、なにより体力もついて効果大

です。(70歳女性)


幸福を決めるのは自分の心

2018年11月23日 | 幸福

富も名誉もすべて手に入れてしまった人が、それでも満足できな

い、他人の目からみれば十分に幸福と思われるのに満たされない

思いを抱く人がいる。

 

実際、幸福に尺度はないのかもしれない、超富裕層で何十億もの

資産があっても心が満たされない人、質素な生活でも今日一日元

気に過ごせたと感謝して眠りにつく人、人それぞれである。

 

いつも自分のなかに不満探しをするのが人間の悲しい現実、成功

満足は必ずしも比例しない、人間はどんな瞬間にも満足しない

ものかもしれない、だから幸福を決めるのは自分の心であると肝

に銘じて生きたいものだ。


主婦業の定年について思うこと

2018年11月22日 | 夫婦

婦人公論の特集で家庭における「定年」主婦業に定年は必要?つ

くるなら何歳?について読者アンケートをとったところ約半数の

53%の主婦が必要という回答があった、そしてそれぞれの声を

集めてみた。

 

■まるで夫や子供のお手伝いさん、洗濯物の数のハンパなさは嫌

がらせかと思うほど(50歳・主婦)

 

■共稼ぎなのに家事負担は私が多い(56歳・販売正社員)

 

■きれいにしたトイレをすぐ汚され、やってもやってもキリが

いように思える(50歳・主婦)

 

■家事、仕事、性生活、すべて夫に合わせているようでおもしろ

くない、「ありがとう」の一言があれば頑張れるのに。

(54歳・製造パート)

 

■在職中、日中は男性と同等の仕事、帰宅して家事と二人分の仕

事をしていると舅に愚痴ったら「女の宿命だ」と言われた。

(71歳・無職)

 

■母親業は一生続くけど、主婦業は夫の定年時に卒業でいいと思

50歳・ガス検針員)

 

 

定年後の夫婦は一緒にいる時間が多い、今までどうりの夫婦間の

役割分担では妻に不満がでるのは明白である、実際夫婦のどちら

かが機嫌が悪いと相手も理屈抜きで気分を害してしまうものであ

る。

 

やはり根底ではささえあい、役割分担の見直しが必要になる、家

事の分担、掃除、洗濯、料理、買い物、いわゆる協同作業が夫婦

間の風通しがよくなることは間違いない。

 

そして互いの行動に干渉せず、束縛せず、またされず、価値観を

押し付けず、相手の存在を共に生活する伴侶と認める、難しいけ

れど老後は特に大切なことだと思う。


高齢者は企業にとって戦力それともお荷物?

2018年11月17日 | 仕事

日本人は社会と関わりあっていたいという願望があり、それがな

くなるのが怖い、その証拠に定年を迎えてみると会社での生活が

すべて幻だったかのようにスーッと消えてしまう。

 

現実問題として高齢者が働いてる中小企業に高齢者の雇用に関し

ある雑誌でアンケートを取ったところ本音といえる辛辣な意見

回答のなかに見受けられた。

 

■いままでの部下が上司になるというケースが多く双方やりにく

 い(製造業)

 

■得意先へ高齢者の運転手を差し向けた場合、先方が受ける印象

 に不安がある(運送業)

 

■65歳になったら残りの人生を楽しんでもらいたい

サービス業)

 

■誰もやめようとしないので会社は老人ホーム化、責任をとらな

 い、仕事はしない、でも口は出す、よいことなど何もない

不動産業)

 

これができるのは自分しかいないと思ってやっていても実は自分

に代わる者はいくらでもいる、会社とはそんなもの、だから定年

は無理に働くことはない、限られた条件のなかで楽しみや幸福

感じる生活を見つけ出すことが大切だと私は思っている。

 


ある人気女性ブロガーの言葉

2018年11月15日 | ブログ

社会派ブロガー「ちきりん」さん、今の子供たちに世の中の仕組

みを伝えたいという志を持ってるだけに文章が平易でわかりやす

く説得力がある。

 

関西出身で外資系会社を経て2011年文筆業に入り、ブログア

クセス月間200万を超える超人気ブロガー、彼女のブログの特

徴はデータを見たら「なぜ?」を考え数字の背景を探る、そして

自分で「考える」という行為をする、常に何を書くではなく何を

伝えるかに力点を置いたことがアクセス数が伸びた要因かと思わ

れる。

 

そんな彼女の著書「多眼思考」モノゴトの見方を変える300の

言葉の中で印象に残った言葉を集めてみた。

 

■どんなすごい人からアドバイスをもらっても、それで人生が変わ

ったりはしない、人生変えるのは誰かじゃなくて自分だってわかっ

てるし。

 

■成功した人が俺はこうやって成功したのだ!というのは大半が後

付けの理屈、同じように成功者を見る一般の人が、あの人は能力や

資産、コネなどがあったから成功したのだ、と思い込むのも大半が

後付け。

 

■ネットを見ていると匿名性が高い場所ほど妬みの感情があからさ

まに表されてる、つまり妬みとは実名では見せたくないという感情

ということなんだろう。

 

■自分が納得できる仕事をしている、ということの価値はすごく大

きいよね、人生なんてしょせん自己満足なんだから。


団塊世代の幸福度

2018年11月14日 | 老後の生き方

雑誌プレジデントでの特集「団塊世代1000人ハッピー度調査」

1947年~1949年に生まれた世代、高度成長期にバリバリ

働いてきた団塊世代の老後であるが、この調査によると約3割が

現在も働いている、しかし働いても働かなくても幸福度は変わら

ないというものであった。

 

この調査結果に「定年後のリアル」の著者である勢古浩爾氏のコ

メントが本音で語られており共感できる、実際60歳で定年退職

して10年のサリーマン経験のある勢古氏、実感のある言葉であ

る。

 

「豊かな老後にとって大事なのは健康とお金だと思います、趣味

に関しては私は共有する人がいることより一人でどこまで深く楽

しめるかが大切です」

 

「また我々団塊世代が定年を迎えるとき、平均20年は生きるん

だから何かやらないと駄目になるぞと散々脅かされました、でも

何もしないうちに10年が経過した、それほど不満はなかったし、

あと10年もこの調子で何とかなっちゃうかなとおもうんです、

別不幸でない限り、大概の人は健康でご飯が食べて生きていけ

れば幸せなんですよね」


父の死を振り返る

2018年11月13日 | 

父が亡くなってもすぐ8年になる、亡くなる半年前に入院してた

病院で医師から言われた言葉を今でも思いだす「なにもしない

明日まで持ちません」と延命治療の選択を迫られた、考える

を与えてはくれない、母も弟も賛成である。

 

ましてや治療をいとは言えない雰囲気である、もし治療中止

を希望すれば見にしたと後悔に苛まれると思った、結局延命

治療をお願いした。

 

気管切開をして人口呼吸器につながれ、手にはミントがはめられ

た状態である、痰がつまらないよう数時間ごとに痰を吸引、最後

に対面したときは苦悶の表情の父、さぞかし苦しかったのでは、

と思う、家族が後悔しない最期とは?父が亡くなってからずっと

思ってることである。