団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

母の終の棲家は介護付き有料老人ホームだった

2024年06月21日 | 老後の生き方

認知症になった母が介護付き有料老人ホームに入居したのは亡

くなる2年前、スタッフは慣れたもので母にやさしく幼児に接

するように言葉をかけてくれてた、私は新幹線で仙台から盛岡

へ毎月2回昼食前に訪問し、スタッフから健康状態や迷惑をか

けてないか、不足してるものがないかの確認だけは怠らないよ

うに努めた。

 

食事の時は20人ほどの入居者はほとんど無言で気力を失って

るように見えた、だから帰り際に挨拶しても誰も反応しなかっ

た、施設ではクイズを出したり、童謡を歌ったり、週に3回遊

びを提供、参加してない人もいたが晩年の母はこのイベントだ

けが日常生活で唯一の楽しみだった。

 

2年間だったが遺族年金と貯金を取り崩しながら、介護状態の

母の世話をしてもらった、食事、入浴、排せつ、薬の管理、買

物代行、病院への付き添い、これが自宅で介護となったら、大

変な労力で正直無理だった、やはり助けを求めてプロに任せて

よかったと痛感している、だから晩年は母にとって施設のスタ

ッフは近所の人より、友人よりもかけがえのない人となったこ

とは間違いない。