会社というこれまでの人生の大部分を占めてしたものから離れて
社会との接点がなくなると解放感と同時に喪失感を感じるもので
ある、定年退職で失うものとして仕事、給料、ボーナス、肩書、
達成感、安堵感、連帯感などがある。
その反面定年後は誰にも縛られず1日24時間好きなように使え
る、混雑しない平日に好きなところに行けるという利点もある、
しかし自分自身の選択が要求されるのも定年後である、だから時
間をいかに使うかによって快適か不快かの分かれ道になることも
確かである。
定年後の喪失感や孤独感は未知の体験だけに自分のペースをつか
むまで時間はかかるものである、やはり生きている限りすべての
悩みから解放されることはない、悩みは生きている証しであると
自分に言い聞かせている。
そして定年後の人生を少しでも快適に過ごすには好奇心と向上心
を持つこと、これが生きるエネルギーになる、人生の疲労は年齢
に関係ないという言葉があるように好奇心と向上心を大切に人生
に誠実でありたい。