教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

天木直人のブログ ベトナム戦争という米国の原罪

2017年11月04日 14時44分49秒 | 国際・政治

ベトナム戦争という米国の原罪

2017-11-02

 きょう11月2日の東京新聞に掲載されていた法政大学教授の竹田茂夫氏が書いた「ベトナム戦争」という見出しの「本音のコラム」に私の目がとまった。

 この竹田茂夫という教授と私はもちろん一面識もないが、「本音のコラム」の執筆者の中で、私が最も評価している人物だ。

 その竹田氏のきょうのコラムで私は知ったのだが、先ごろ、米国公共放送(PBS)がベトナム戦争についての長編記録映画を放映したという。

 ベトナム戦争と言えば、1960年代の米国の本格介入から始まって、1975年のサイゴン陥落で終わった戦後最大の悲惨な冷戦の産物だ。

  私が外務省に入省したのはベトナム戦争が激しさを増す1969年であり、1970年から72年の間、米国の大学での語学研修中は、大学の寮で毎日のよう に、今は亡きCBSイブニングニュースの名キャスターであったウォルター・クロンカイトが読み上げるニュースのはじめが、きまってベトナム戦争の戦況で あった。

 そして、ベトナム戦争が終わって統一ベトナムが誕生した1976年には私は本省に戻って経済援助を担当したが、南ベトナムに貸し付けた経済援助の返済を北ベトナムからどう返済させるか、その難交渉を任されてハノイを毎週のように往復したことがあった。

 いまとなっては遠い過去になったベトナム戦争であるが、ベトナム戦争は決してノスタルジアで終わらせてはならない戦後史の一つだ。

 竹田氏はそのコラムに中でこの長編記録映画が、ベトナム戦争の悲惨さをあらためて思い出させてくれたと書いている。

 私が注目したのは、竹田氏が、その記録映画を見て釈然としないものが残ると、次のように書いていたところだ。

  「記憶の共有で米国社会の分裂を癒す事が目的というが、大義なき戦争で200万人のベトナム人を犠牲にした責任は誰に帰すべきか・・・「動くものはすべて 殺せ」(と題するこの映画は)・・・500人以上の無抵抗の農民を虐殺して反戦運動の標的になったソンミ村事件が例外ではなく、米軍の戦争犯罪は半ば組織 的だったことを明らかにした。さらに空爆によるインフラ破壊、枯れ葉剤の大量散布が引き起こした環境破壊や健康被害や遺伝子損傷に関して、米国は本格的な 大規模調査や損害賠償を拒否している。猛毒ダイオキシンで先天性欠損症をもって生まれた後の世代の苦しみはどう癒せばよいのか」

 ベトナム戦争に象徴される戦争犯罪は、黒人奴隷制度と並んで米国の原罪である。

 米国はいまもその原罪の反省なく、ついにそれらを公然と否定するトランプ大統領を選んでしまった。

 そのトランプ大統領がまもなく日本にやってくる。

 憲法9条を持つ日本が、そのトランプ大統領に無条件で従属し、これ以上日米軍事同盟の強化に突き進んでいいのか。

 問われているのは日本の政治であり、メディアであり、日本国民である(了)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天木直人のブログ FOXテレビで語ったトランプ大統領の驚くべき発言

2017年11月04日 14時25分17秒 | 国際・政治

FOXテレビで語ったトランプ大統領の驚くべき発言

2017-11-04

 トランプ大統領のアジア歴訪一色の記事の中で、これ以上ない注目すべき記事を見つけた。

 それは、きょう11月4日の読売新聞の小さな囲み記事だ。

 ワシントン発小川聡記者が書いている。

 トランプ大統領は11月2日、米FOXテレビのインタビューで次のように暴露したというのだ。

 すなわち、トランプ大統領は次のように中国に言っているというのだ。

 「北朝鮮を放置すれば、すぐにあなた自身が日本と大きな問題を抱える事になる」と。

 そのこころは、北朝鮮の核・ミサイル開発に歯止めをかけなければ、日本が防衛力を増強せざるを得なくなる、そうならないように北朝鮮に核を持たせるな、と言っているのだ。

 あなた自身と言っているから、これはトランプ大統領が首脳会談で習近平主席に語った言葉に違いない。

 日本が核武装すると言っているのだ。

 トランプ大統領はこんな発言を習近平主席にしていたのだ。

 これは、被爆国日本にとって、これ以上ない侮辱の発言だ。

 あるいは、ひょっとして安倍首相はトランプ大統領にそんなことを言っていたのかもしれない。

 そうだとしたら噴飯物だ。

 いずれにしても、中国の習近平主席にとっては片腹痛い戯言だ。

 核拡散で一番困るのは米国だろう、と言い返したかったに違いない。

 こんな発言を米中首脳会談でしていたとは、トランプ大統領の外交素人ぶり、ここに極まれりだ。

 しかもそれをあたかも自慢話のように米FOXテレビのインタビューで語ったとは驚きだ。

 安倍首相がトランプ大統領と意気投合するのも無理もない。

 今の日米関係は長い歴史の中でのあだ花だ。

 後にも先にもお目にかかる事の出来ない、これ以上ないお粗末で、お笑いの、日米両首脳として、末永く語り継がれる事になるだろう(了)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆10月開催の板垣英憲『情報局』勉強会「旧満州・朝鮮半島・日本列島を統一する『大高句麗構想』の秘密 」がDVDになりました

2017年11月04日 13時56分38秒 | 国際・政治

◆10月開催の板垣英憲『情報局』勉強会「旧満州・朝鮮半島・日本列島を統一する『大高句麗構想』の秘密 」がDVDになりました

2017年11月04日 07時11分53秒 | お知らせ

◆10月開催の板垣英憲『情報局』勉強会「旧満州・朝鮮半島・日本列島を統一する『大高句麗構想』の秘密~『北東アジア軍事同盟』vs『中国・習近平国家主席 』」がDVDになりました。



板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会
10月開催の第71回 板垣英憲『情報局』勉強会 DVD
 「旧満州・朝鮮半島・日本列島を統一する『大高句麗構想』の秘密~『北東アジア軍事同盟』vs『中国・習近平国家主席 』」


※その他過去の勉強会など60種類をご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会


本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
安倍晋三首相は、トランプ大統領を迎えて絶頂期、「財源不足」に直面し、政権維持が難しく大ピンチ、憲法改正は絶望的に


◆〔特別情報1〕
 安倍晋三首相は、総選挙で大勝して、「憲法第9条に自衛隊明記の3項を加える改憲発議が可能になった」と喜んでいるけれど、残念ながら、いまの段階で は、「糠喜び」に終わりそうである。それどころか、2018年度政府予算案が編成の段階から「財源不足」に直面するため、大ピンチに陥り、政権維持が難し くなる。米ドナルド・トランプ大統領の長女イバンカ・トランプ大統領補佐官の訪日(11月2日~4日)に続いて就任後初めて訪日(11月5日~7日)する トランプ大統領を迎える安倍晋三首相にとっては、これが絶頂期となる可能性がある。共同通信の世論調査(11月1日、2日)によれば、安倍晋三首相の下で の憲法改正に「賛成39.4%、反対50.2%」という結果が出ており、憲法改正は絶望的だ。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話から有料ブログへのご登録

「板垣英憲情報局」はメルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


板垣英憲マスコミ事務所からも配信しております。
お申し込みフォーム

にほんブログ村 政治ブログへ

ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin



第72回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成29年11月5日 (日)13時~16時
これからの日中関係
~「習近平1強」支配と共産党大会


オフレコ懇談会
平成29年月11月19日(日)12時30分~16時
元毎日新聞記者・政治経済評論家歴45年!
板垣英憲が伝授する「必勝!」のための情報キャッチ術・情勢判断学~情報4重層「表・裏・陰・闇」とジレンマ情勢予測秘術
場所 小石川後楽園内「涵徳亭」不老・蓬莱
参加費 5,000円


第30回 板垣英憲・『悠久の歴史研究会』
日時2017年11月19日(日)17時00分~20時30分
「日本民族のルーツを探る」~黄金の国ジパングの秘密
天孫人種と所祭神
第3段 職掌を称ふる氏族
第2章 忌部首、中臣連、天日鷲神
  第1節 忌部首と所祭神
第2節 中臣連と所祭神
第3節 阿波忌部の祖天日鷲神
場所 小石川後楽園内「涵徳亭」蓬莱


平成29年11月26日 (日)13時~17時
第41回【『矢部マリ子記念 一由倶楽部 鉄板会』】


◆板垣英憲の新刊のご案内◆

[新装完全版]ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン 米国とイスラエルの力を借りて皇国の理念「NEW八紘一宇とNEW大東亜共栄圏」の実現へと向かうNIPPON!
クリエーター情報なし
ヒカルランド

 

世界のどこにもない 特殊なこの国と天皇家の超機密ファイル 神の国の《神》がわれわれにさえも隠したもの
クリエーター情報なし
ヒカルランド
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眠る食品を必要な人に フードバンク活動で食材集め 日大4年・岸さん奮闘

2017年11月04日 13時05分23秒 | 受験・学校・学問

 

11月03日 08:10

 

 

子どもたちにフードバンク活動への参加を呼びかける岸さん(左)ら=世田谷区立山野小学校で

(東京新聞)

 『食べ物に困っている家庭などに食料を提供する「フードバンク」の活動を知ってもらおうと、1人の大学生が奮闘している。日本大商学部4年の岸柚里(ゆり)さん(22)。地域の小学校の協力なども得ながら、「優しさの輪」が広がり始めている。 (木原育子)さん、フードドライブを知っていますか」。二日、世田谷区立山野小学校(砧六)の六年生の教室。岸さんがそう呼び掛けると、子どもたちは興味津々で話を聞き始めた。 フードドライブは、缶詰やカップ麺、レトルト食品など、家庭で眠る食品の寄付を集中的に呼び掛けること。岸さんは四、五の両日、日本大商学部(同区砧五)の学園祭「砧(きぬた)祭」で、フードドライブを企画。集まった食品を、貧困家庭などに提供する。 岸さんがフードバンクを知ったのは、大学のゼミで貧困問題に触れたことがきっかけ。二〇一五年春にゼミ生六人とともに、NPO法人「フードバンク狛江」(狛江市)などでボランティアを始め、昨秋は地域のイベントで寄付を呼び掛けた。だが、四年生になり、就職活動などで活動時間は徐々に減少。今年のフードドライブは開催が見送られかけたが、「誰かの助けになるなら、私一人でも続けたい」と待ったをかけた。 岸さんは、大学近くの一軒家や大型マンションの家庭に、フードドライブ開催のチラシ約千部を配布。自転車で区内を駆け回り、区の掲示板約三十カ所にチラシを張ったりもした。 奮闘の姿は学内でも話題になり、大学のボランティアサークルが地元商店街でのチラシ配りを手伝ってくれた。大学近くにある山野小も、大字弘一郎校長(53)が「若い世代が発信する大変良い取り組み」と児童の前で話す機会を設けてくれた。岸さんは「頑張っていれば誰かが見てくれている。多くの人に助けてもらい、私の方が元気をもらった」と笑顔で話す。四、五日は、商学部2305教室で寄付を受け付ける。午前十時〜午後五時(五日は午後六時まで)。集まった食品は、フードバンク狛江とドナルド・マクドナルド・ハウスせたがやに寄付する。』

食べ物に困っている家庭などに食料を提供する「フードバンク」日本大商学部の世田谷区砧五の地名に知なんだ岸さん砧の土台になられましたね。

岸さんの一人の活動の「一つ手」からみんなの手と手が、つながりました。

本田路津子 ♫一人の手♫" を YouTube で見る

https://youtu.be/ZMRmHax7NZ0

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする