教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

大阪の公立エリート校 23年度始動大阪府教委が素案発表

2008年11月29日 13時39分04秒 | 受験・学校

『大阪府教育委員会は12日、「『大阪の教育力』向上プラン」の素案を発表した。平成23年度に学区不問の新学科を一部進学校に設置する。橋下徹知事の意向が強く反映された内容。今月末から11月末まで府民から意見を募集。12月に「『大阪の教育力』向上プラン」としてまとめ、来年度予算に反映させることを目指す。 もともと“公立エリート校構想”は、橋下知事が大阪維新プログラム案に盛り込んだ。4つの学区のトップ校1~2校に人文系、理数系の学区不問の学科を設置、府内全域から成績上位者を集めることを目指す。 今回の案では、新学科は来年度に設置校と学科名を発表し、平成22年度に1回目の入試を実施、23年度にスタートさせる。維新プログラム案で示された芸術・スポーツに特化した専門学科についても、同じスケジュールで開設を進める。』サンケイIZA・イザより引用

『変わる府内の高校受験府立高 学区再編2年目の影響 上位校が激しい争い、序列化固定へ 選択肢増え、歓迎の声も 大阪府立高校の学区が9から4に再編されて来年度入試で2年目を迎える。受験生やその親には「入試がどう変わったのか」が最大の関心事だが、2年目となった今でも中学校の進路指導などには混乱も見られるという。学区再編によって何が変わり、府内の入試地図はどう塗り替わったのだろうか。初回は学区再編の対象となる全日制普通科を取り上げる。 上位校で競争激化→難化へ 「今回の学区再編はトップ校復権のための改革だったと言えるでしょうね。大阪はもともと公立校が頑張っていたが、最近は私学に比べて低迷していた。しかし、学区再編によって各学区のトップ校に人気が集中するようになり、難化が進んだ」 大阪市や大阪府北部を中心に31の教室を持つ進学塾を展開する類塾(大阪市淀川区)の石野潤理事はそう話す。例えば新第1学区では旧第1学区のトップ校・北野に人気が集まり、旧第2学区のトップ校だった茨木は相対的に倍率が低下した。  同様に第2学区では大手前が、第3学区で天王寺、第4学区で三国丘が新学区のトップ校としての地位を確固たるものにしようとしている。一方で、茨木をはじめ第2学区の四條畷、第3学区の高津、生野、第4学区の岸和田の地位が相対的に低下。さらに旧学区のトップ校に続く〝2番手〟〝3番手〟といわれていた学校も上位校難化の象徴のように相対差がついた。区の境界に近い学校で目立つが、進学実績の高い大阪市内の高校で顕著だ。 「利便性」がキーワード これについて全国に塾・第一ゼミナールなどを展開するウィザス(大阪市中央区)第一教育本部企画情報室の鎌田誠次長は「交通の便と、高校卒業生の大学進学実績の影響が大きい」と説明する。  例えば旧第3、第4学区が合わさった新第2学区。西は大阪市此花区から東は枚方市と東西に長いが、枚方市からは京阪電車が都心まで乗り入れるため、京阪天満橋駅から近い大手前は通学が便利。逆に旧第4学区の四條畷はJR学研都市線四条畷駅が近いものの郊外にあるため、大阪市内などの受験生からは敬遠される傾向にある。 旧3学区の中学に通うある生徒の保護者は「定期代も時間もかかるし、旧4学区は全く視野に入れてない」と断言。だが、学区の統合によって、これまでは選択肢にあったトップ校のハードルが高まったと実感する声も多い。 実際、今年3月の後期入試の志願倍率は大手前1・38倍に対して四條畷は1・10倍と大きな差がついた。また、府教委が各高校の志願者を旧学区ごとに分けた(表1)ところ、大手前では旧第4学区からの志願者が全体の38%に達したのに対し、四條畷では旧3学区からの志願者は5・7%。新しい区域からの流入は旧学区の境界に近い学校で目立つが、進学実績の高い大阪市内の高校で顕著だ。 「公立校のPRはへた」 ただ、初年度を総括して「旧学区を越えて受験した生徒は予想以上に少なかった」という声もある。府教委がまとめたデータでも、新しく加わったエリアの学校に願書を提出した生徒は全体の12%。%。大阪市内などにアップ学習会、京大個別指導学院など63教室を展開するドリームネット(大阪市北区)の福盛訓之代表取締役はその原因を「公立校の告知不足、告知力不足、宣伝力不足だ」と切って捨てる。 福盛代表取締役は「鉄道の開通などで通学エリアが広がると私立高校では各中学校などに積極的にPRするが、公立高校は学区が広がっても旧学区を越えた宣伝が足らない。公立高校の中には特色作りを進めてPRしているところもあるが、私立高校のPRに比べると弱い」と指摘する。  とりわけ中堅、下位の学校のPR力が弱く、福盛代表取締役は「中学も含め公立校の先生たちの意識改革が必要」と強調している。  その一方で公立高校が学校説明会を開催する動きもほぼすべての学校に広がっている。ウィザスの鎌田次長は「積極的に情報発信しようとする動きが広がってきた。これからは特色を打ち出せるところと打ち出せないところで二極化が進む」とする。  中学の進路指導はなじみのない学校をどう生徒に説明するか、が大きな課題。大阪府教委は中学校教員や保護者を対象に普通科高校説明会や、新学区同士のカップリング説明会などを開き、情報提供に努めている。「学力だけではなく自分に合った学校探しという進路指導」を推進しているが、学校による取り組みの濃淡があるのも事実だ。』 週刊大阪日日新聞社より引用

大阪の府立高校も「少子化による18才人口の減少」で、今の四つの学区に再編されたが将来的には生徒減により、今の学区制度も維持出来なくなり、大阪でも学区制度は無くなる可能性も有ります。来年度の大阪府立高校入試も今年同様通学の安全性や大阪市内の交通の便利の良い大学進学実績のあるトッ高校、進学塾では一番校と呼んでいますがそこに人気が集中すると思います。トップ高校と二番高校との大学進学率の格差が大きくなっているのも事実です。大阪の府立高校が、有名大学に合格者数を出している私立の中高一貫校と競争する為にトップ高校に理数科と人文科系を設置し、有名大学に進学実績を上げる為の公立エリート校構想ですが。大阪府でも小学校の成績上位者の子供達が、私立の有名中高一貫校に進学することか定着しているのが現実です。2008年現在では、何バーセントぐらいになっているのか正確に調査して欲しいと思いますが。大阪の府立高校が3年間のカリキュラムで、私立の有名中高一貫校の六年間のカリキュラムに対抗するのは現実的に難しいと思います。私立高校は、この少子化による18才の減少期を見越して、年々実績を上げ努力して来てた成果が大学の合格者数の実績に反映されていると思います。少子化による18才人口の減少期を見据えた私立高校の長期的な経営戦略の成果です。教育は、教育改革をしてもすぐに成果が目に見えて現れるものでは有りません。大木の年輪のように常日頃の着実な努力の積み重ねと思います。府立高校のトップ高校の難関国立大学の理学部、工学部、医学部への現役合格者数が昔に比べ減少していることも厳然たる事実です。府立高校の地盤低下です。大阪でも東京並みのお受験時代が今後更に広まると思います。梅田の阪神百貨店で、親御さんや子供達の為の「お受験ルック」が販売されています。 私立校と公立校の学力格差が問題になっていますが、今さら大阪でも始まったことでは有りません。今から約30年前からその傾向が強くなっていたのでは有りませんか。 公立小学校よりも学級崩壊が問題化し、いじめの少ない生活指導の行き届いた私立小学校への進学が増えています。関西学院大学初等部、小学校・関西大学付属小学校は、2010年に高槻市新キャンパス内に開校予定・同志社大学付属小学校は2011年に開校予定、立命館大学の付属小学校が出来その傾向が今後強くなると思います。有名幼稚園から有名私立小学校や大阪教育大学付属小学校に入るのが常道化している今日どれだけ成果が上がるかは問題です。遅きに帰したと思います。経済的に恵まれた成績の良い家庭の子供達は、有名幼稚園から進学率の高い私立中高一貫校への進学のコースを歩んでいる今日果たし「てどれだけ今よりも大学合格者数で実績を上げれるでしょうか。トップ校の大阪府立高校が、新公立エリート高校」に変身して三年目が勝負だと思います。トップ校以下の高校、大学入試実績のこのところ芳しくなくなって来ている二番高校から以下は公立高校としての存在価値が無くなり、切捨てご免になりかねません。学区制を問わない『エリート校』に各学区のトップ高校に改変すると今の再編された四学区制の崩壊に繋がるのでは有りませんか。又『エリート高校』同士の大学合格者数の競争を煽ることになると思います。

☆ウェブサイト:http://www18.ocn.ne.jp/~abc8181

                                                                   

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