教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

<失言>「9・11テロは米の自作自演」 藤沢中学教諭謝罪

2008年06月06日 12時07分20秒 | 受験・学校

 『 神奈川県藤沢市石川の市立善行(ぜんぎょう)中学校(塚原喜三校長、449人)の20代の男性教諭が5月下旬の授業中、米同時多発テロ(01年9月11日)について「9・11テロは米国の自作自演」と発言していたことが分かった。生徒から聞いた関係者が市教委などに抗議し、同中は今月1日、PTA役員らを集めて謝罪した。
 同中から報告を受けた市教委によると、教諭は社会科担当。5月26~29日に、2年生の4学級(145人)のそれぞれの授業でこの発言をした。授業を受けた生徒から「本当に自作自演なの」と尋ねられ、驚いた親族が「こんな授業をしていいのか」と同中や市教委に抗議し発覚した。 市教委の桑山光生学校教育課長は「教諭本人は、物事の見方は一つじゃない、と説明する例として『自作自演との説もある』と言いたかったようだ。しかし、あまりにも例が悪すぎた。厳重注意する」と話している。』毎日新聞

社会科の授業で、何の根拠と正当な理由が有ってアメリカの同時多発テロがアメリカの自作自演と言ったのか理解出来ません。大手新聞社でも取り上げず、論評していない見解をなぜ授業中言ったのか分かりません。アメリカでは、同時多発テロ独立調査委員会、 通称「9・11委員会」が設けられ2001年9月11日の同時多発テロを米政府が防止出来なかったかどうかなどを調査しています。 「同時多発テロ独立調査委員会は、2002年11月に発足し共和、民主両党の議員や元州知事、法曹関係者ら10人の委員と80人のスタッフで構成している。予算額は1500万ドル(約15億9000万円)。 公聴会はこれまで8回実施。非公開の事情聴取なども含めると、3月中旬までに1000人以上から、同時テロ前後の対応などについて事情を聴いた。今後、テロ後の救急体制や国家安保体制などを主題にした公聴会がニューヨークとワシントンで行われる。ブッシュ大統領、チェイニー副大統領も証言する予定で、7月下旬に最終報告書を政府と議会に提出する。 ブッシュ大統領が証言時間を限定しようとしたり、ライス大統領補佐官が憲法の規定をたてに公聴会での証言を拒否していることから、一部の同時テロ犠牲者の遺族らは「協力が不十分」などと政権を批判している。」毎日新聞 2004年3月27日 東京朝刊より引用。

同時多発テロ事件の全貌や背景、事実が明らかにされる思います。自由と民主主義国家のアメリカですから、究明されると思います。学校先生は、言葉を選びその影響力を教育者として考えるべきです。不適切な表現や発言は、教室ではすべきではないと思います。自分の言動には、責任を持って下さい。教育者なのですから。この問題は簡単に結論を出せたり、学問の学説のように明快説明できる出来事でも有りません。宗教間の問題もあり、イスラム教とキリスト教の宗教対立は、イスラム教を信奉する国家と西洋のキリスト教国家との軋轢と齟齬からも生まれています。ニューヨークの世界貿易センタービルでは、働いていた日本人も亡くなり、世界各国の国々の人達も亡くなっています。現場に取材に行った記者で無いと現場の悲惨さやひどい状況が分からず、事件の真相究明もなかなか難しいのでは有りませんか。映画や本を読んでも事件の本当の真相が分かるでしょうか。たくさんの犠牲者が、出ています。学校の先生が、推察や自分の想像で物を言って貰っては困ります。社会科の学習の意義は、自分の考えや意見を生徒に押し付けるのでは無く、事実、本当の事柄を見据え、事実を見つけ、真実「うそ偽りの無い本当のことを」探求することが大切なのでは有りませんか。嘘は、いつか暴露され、真実は隠しても皆の前に明らかにされると言うのは、歴史が証明しています。社会科、社会科学の学び方の基本を取り戻して下さい。流言蜚語で、間違いを起こす事は歴史的事実です。最近公人や有名人の失言が多いです。独立国家への内政干渉は、国家主権を侵害し、国家の友好関係を損なうことになります。これは、外交政策の基本で常識でしょう。アメリカもこれからも真相と事件の全貌解明や被害者の救済に努力すると思います。自分の危険や命を顧みず、残された人々を助けようとビルに突入した勇気ある消防隊員、アメリカでは「ファイアマン」として子供たちからも尊敬されている救助活動も知りました。世界各国の人々に犠牲者が出ましたので、国家として協力すべきことは、協力すべきです。テロは、なぜ世界各地で起こるのか。正解は無いくらい本当に難しい問題です。経済的に恵まれない国の貧困と生活苦を無くし、経済的な安定が大切だと言われています。世界各国の協力のもとで解決出来ないのでしょうか。自爆テロの有った時期に、戦前の日本特別攻撃隊と同じだと良く言われましたが。戦死された特別攻撃隊の高齢の家族方が、センタービルに軽飛行機で突入した自爆テロの犯人と同じにしないで下さいとマスコミの取材で言われていました。命を捨て、惜しんでいないと言う覚悟は共通するところが有りますが、そのご高齢の女性の方は、一般市民や非戦闘員を巻き添えにし、死んだのとは訳が違うと言われていました。特別攻撃隊の事を知らない若い人達も増えましたので予科練の歌を下に書かせて頂きました。四番の歌詞の通りアメリカの軍艦や航空母艦に片道の航空機燃料と爆弾を積み、飛行機ごと突っ込んだのです。国の為にひたすら信じて海軍・陸軍航空隊に志願し亡くなられた特別攻撃隊員の皆様の誉の為に一筆啓上させて頂きました。乏しい食料とアメリカ軍と比べ防弾装置も無く、装備の上で劣る戦闘機で、命を捨てて、必ず勝つ信念のもと不利な戦況で本当に良く戦い抜かれたと思います。私の亡き母は、同級生の男のは、旧制市岡中学校から予科練に志願し、特別攻撃隊隊員として戦死したと生前行っていました。頭の良い優秀な人達が飛行機乗りになったと聞かされました。特別攻撃隊の飛行機が米国海軍の航空母艦に火達磨になりながら体当たりする映像は見たくないと大阪市港区での空襲体験者母は、いつも言っていました。国の為に命を捨てることは、なかなか出来ないことです。今の日本、いじめや自殺者、殺人事件も多い今日この頃ですが、貴い若い人達命と流した血により、今の平和な日本が築かれていることを決して忘れては成りません。アメリカは、戦死した人達を国の英雄として保障し大切にしていますよ。戦後の社会運動家は、良く命がけと言いますが。長年各地で社会調査をし続けているF氏は、軽々しく使う言葉ではないと言っていました。今回の世界同時テロは、命を惜しまず命を捨ててかかっている自爆テロの恐ろしさと死に物狂いの強さ、そこまで思い切れる宗教的信念や環境に驚かされるともに人間の命の大切さを思い直し、宗教間の溝の深さを改めて考えさせられる世界的事件だと思いました。亡くなった両親も私も、戦争に反対ですが。予科練の歌・若鷲の歌を下に書かせて頂きました。その当時の海軍予科練習生の様子が良く表現された歌だと思います。京都大学名誉教授・西洋史の故井上智勇先生は、『歴史は、繰り返す』と言われました。過去の戦争と言う歴史的事実に目をそむけず、真の国際平和の実現の為にも胸に刻む事が大切だと思います。歌詞は、著作権法違反になるかも分かりませんが、亡くなられた海軍特別攻撃隊の皆さんを偲び、追悼する為に書かせて頂きました。                      

若鷲の歌・予科練の歌   

作詞:西条 八十
作曲:古関 裕而

著作権:有(詞・曲) 若い血潮の予科練の
七つ釦(ぼたん)は桜に錨
今日も飛ぶ飛ぶ霞ヶ浦にゃ
でかい希望の雲が湧く

二、
燃える元気な予科練の
腕は鉄(くろがね)心は火玉
さっと巣立てば荒海越えて
行くぞ敵陣殴り込み

三、
仰ぐ先輩予科練の
手柄聞くたび血潮が疼(うず)く
ぐんと練れ練れ攻撃精神
大和魂にゃ敵はない

四、
命惜しまぬ予科練の
意気の翼は勝利の翼
見事轟沈した敵艦を
母へ写真で送りたい

海軍省推薦 昭和十八年九月 プログランキングドツトネット http://blogranking.net/blogs/26928   

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