安倍晋三前首相が開いた高級ホテルでの「桜を見る会の前夜祭」の費用について、安倍氏が何らかの形で説明すると述べたが、これについて、自民党の森山裕国会対策委員長は、予算委員会での説明はなじまないとして。議院運営委員会の理事会などはひとつの考え方だと思うが、今議論してもしかたない」と述べた。
その上で「司法の対応が示されるのを待ってからということに尽きる。どこでどういう形でやるかという議論はまだ先の話だ」と述べた。
安倍氏は、説明することについては前向きのようだが、野党は、予算委員会での証人喚問がベストだと望んでいる。
しかし自民党は、はなから否定的だし、安倍氏本人も、まさか予算委員会での証人喚問はないものと思っているだろう。
野党側も、証人喚問は難しいと考えているものと思われるが、せめて参考人招致まで持っていきたいところだ。
自民党側も、安倍氏が説明に前向きなので、何らかの形で招致に応じるものと思われるが、最も警戒しているのが、安倍氏は、多分公設第一秘書に責任を負わせることだろう。
そうなると、この問題が再燃して、安倍氏に対する批判とともに、自民党に大きな影響を与え兼ねない。
従って、森山国会対策委員長は、できれば、安倍氏の説明は避けたいと考えているに違いない。
安倍氏も、本当は説明を避けたいが、そうもできず、やむなく説明すると言ったものの、秘書に被せた場合の影響の大きさについて、諮りかねているのではなかろうか。「関連:12月19日」