正さん日記

世の中思いにつれて

今だ!Go-Toトラベル止め時 自粛は全国民で足並み一致を

2020-12-12 14:36:23 | 政治

 Go-Toトラベルの一時停止を求める国民の声は80%に上り、政府の感染症防止分科会、日本医師会、野党などが陰に陽に政府に決断を求めている。

 これに対し、Go-Toキャンペーンへのこだわりが深い菅義偉首相は、「専門家などが一時停止を提言していることは承知しているが、現段階では考えていない」と答え、「感染状況を勘案しながらアクセルとブレーキを踏んでいく」と依然として強気の姿勢を崩さない。

 菅首相の強気がどこから出てくるのかは不明で、それほどの根拠があるわけではなく、あくまでも、観光経済の腰折れを防ぎたい一心だけのような感じがする。

 ただ、政治的には、菅首相の強気に対して、公明党も含め、与党からのブレーキを踏む必要性についての意見が表面に出ていない。

 また、国会が閉会中のため、野党の声がほとんど届かず、政府のやりたい放題になっている。最もそれだけ政府・与党は結果に対する責任を負わなければならない。

 Go-Toトラベルについては、年末年始をまたいで、2か月間、一時停止する方向で検討しているようだが、「我慢の3週間」にあと1週間に迫った段階での決定は相当遅いのではなかろうか。

 いまさら言っても仕方がないが、Go-Toトラベルはちょっと筋が悪かった感じがする。

 政府。自治体が強調している「不要不急の外出自粛のお願い」に対して、「時間の余裕と、お金がある人は、どんどん遠出をしてください」ではどう考えても矛盾している。

 また、Go-Toトラベルは、旅行に目ざとい人は、何回も利用して恩恵を受けているが、日夜、昼夜も分かたず体を張って励んでいる医療従事者はほとんどその恩恵に浴すことができない。

 Go-Toトラベルが、多額の税金を使って成り立っている制度であるだけに、やむを得ないでは済まされないのではなかろうか。

 特に、現状はステージ3の医療崩壊寸前の都道府県が18もある中で、「アクセルとブレーキ」を巧妙に操作することは難しく、暴走する危険性があるだけに、医療従事者をはじめ、旅行もできず巣ごもりを余儀なくされている大多数の国民の感情からも、Go-Toトラベルは即座に中止した方が良いと思う。

 今は、「アクセルとブレーキを踏む」などという比喩では、国民は理解しない状況になっている。「関連:12月11日

 

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