正さん日記

世の中思いにつれて

再び塀の安全性に焦点、インフラ弱い大都市地震

2018-06-19 09:53:19 | 社会

 昨日、午前8時58分、大阪府を中心に起こったM6.1の地震は、大阪を中心に無数に広がる断層の中で、有馬、高槻、上町、生駒断層が動いたものと推察しているが、実際にはよく分からないらしい。

 ただ、近い将来、必ず来ると言われている南海トラフの超大型地震と,直接、関係はないようなので、一先ず安堵してよいだろう。

 今回の地震では、今朝まで4人死亡、負傷者も400人近くになっている。小学校のプールの塀が倒れ、小4の女子児童が死亡したが、80歳の見守りボランティアの方も活動中に塀の倒壊で亡くなるなど、学校や町なかにおける塀の安全性について、論議が高まっている。

 小4の女子児童が被災した学校のプールを囲う塀は、高さや造作で建築基準法違反だったことが、教育委員会の会見で明らかにされた。

 塀の倒壊による被害は、1978年の宮城県沖地震の際、18名が死亡したことから、ブロックやコンクリート塀に関する建築基準法が改正され、高さは2.2M以内、鉄筋の使用義務など厳しくなったが、今回は、それが生かされていなかった。今後、さらに法律遵守を徹底しなければならない。

 一方、製造設備の被害などで、多くの工場が稼働を停止したほか、小売りや飲食店も営業中止に追い込まれるなど企業活動に大きな影響が出た。正常化の動きも出ているが、影響はインフラや幅広い産業に及んでおり、完全復旧には時間がかかりそうだ

 昨日の地震では、交通、電気、水道、ガスなどのインフラが混乱した。仕事が終わって帰途に就く人たちが、交通機関を待って長蛇の列を作っている状況は、7年前の東京を思い出させ、大都市で大型地震が来た場合のもろさを蘇らせた。

 また、水を確保するために、子供も大人と一緒にバケツを持って並んでいる姿も、大震災特有の光景だ。

 都市ガスも、まだ11万世帯で復旧していないとのことだ。阪神大震災、東日本大震災に比べ、小型と思われる今回の地震も、やはり、大阪、京都の大都市が襲われると、その影響の大きいことが立証されている。

 加えて、大地震特有の余震が、今後1週間程度続くようだ。今朝も、大阪、京都で震度4の余震と見たれる地震があった。被災地は、暫くの間、気の休まらない日が続く。「関連:6月18日

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