今日から３場所ぶりに大相撲名古屋場所が開幕する。角界を揺るがせた八百長問題は、これに関わったとして当時の幕内６人、十両９人合わせて１５人の関取が引退または解雇され、大阪場所は開かれず、５月の夏場所は、技量審査場所として、無料入場者を入れた天皇杯抜きの成績だけは認定する場所として開催、今場所は満を喫して本場所として開催にこぎつけた。
八百長問題は、世間の疑惑は完全に払拭したとは言い難いが、各力士は、大相撲が、財団法人として認定されるか否かの岐路に来ていることを再認識し、取り組みにいっさいの疑惑を持たれることのないよう、ガチンコ相撲に徹して貰いたい。
今場所は、久しぶりに、相撲ファンにとっては待ち望んでいたテレビ中継も再開される。特に未だ避難所で暮らす多くのファンにとっては、１つの心の支えになる筈だ。
さて、名古屋場所の焦点は、横綱白鵬が史上初の８場所連続優勝が達成できるか。大関魁皇が、千代の富士の１０４５勝にあと１勝と迫った通算最多記録を何日目で超えることができるか。関脇琴奨菊が１２勝以上を上げ、琴光喜以来、ほほ４年ぶりに日本人力士として、大関昇進を果たすことができるかだろう。「関連：５月２３日」
