テレビで映画を観た。
日本映画の中でも傑作の一つだと思う。
戦争中に軍部へ麻薬を販売し巨万の富を築いた犬神家の相続をめぐる連続殺人事件。
家訓である「善き事を聞く」になぞらえて黄金の斧・琴・菊を作り家宝にした。
腹違いの三人娘には息子がいて佐平翁の孫娘と結婚すれば全財産を相続できると遺言書にあり
その息子達が家宝にまつわる殺され方をしてゆくミステリーの連続。
母方の本家も男子に恵まれず三人娘が相続を巡り争っている。
規模こそ違うが次女の息子を認知症の母親と養子縁組して本家の長男にして
遺言書には全財産を長男に相続させるとあった。
これはすべて次女の策略です。
私が生まれる前年に祖父が亡くなり相続をめぐるトラブルから本家とは絶縁してたので
親戚付き合いのなかった本家とは祖母の葬儀を本家で出すのをきっかけに復縁。
私が30歳を過ぎてから3人の従姉が増えたので思い出も何もない形だけの親戚。
今月末に親戚で共有する土地を売却したら同族会社も解散して本家ともさよなら~
私が江戸川を離れて千葉に生活の拠点を移す一番の理由だったりする。
農地が宅地化されると人生を狂わす原因となる。
作物を作る以外に利用価値のない土地に魅力を感じるのもそんないきさつがあったから。
贅沢な暮らしをするための資産なんて要らない。
自分らしい生き方をする事の方が私には贅沢なのです。