使えない男

夜の８時過ぎに叔母さんから電話があった。

「あんたとお母さん、通夜に来なかったの？

ずーっと２階で待っていたのにさ」

「夕方、急に兄が母を迎えに行くと連絡があって任せたのに…」


ゴマちゃんが痙攣で苦しんでいる土曜日の夕方に飛び込んだ仕事

松戸からトラックで帰る途中で母から電話があった。

「初めからそうしてくれたらゴマちゃんを安楽死させなかったのに！」

激しい怒りがこみ上げたよ。

兄が長男として母の介助役として親戚の通夜に行けば済むことなのに

いつもこうだ。

私に任せたなら土壇場で口を出さないで欲しかった。

月曜日は仕事が立て込んでいて、夜は通夜に参列しなければならないから

気持ちに余裕が無くてゴマちゃんの死を早めてしまったんだと自分を責める。

ほんと、後味が悪い結果になってしまった。。。