すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

霜月11月の終わりの感謝・・・

2018年11月30日 | 日々思うこと

今日は朝から冷たい雨が降ったり止んだりで、アスパラガスの苗の植え付けなどの外仕事ができません。赤い実を付けたヤブコウジを今年も小鉢に植え、隣りの娘家族らへのお歳暮代わりです。

手前の鉢は4年ほど前に陶芸教室で焼いたもので、抹茶茶碗の失敗作ではなく当初からヤブコウジか雪割り草にと試みたもので、底には水抜きの大きな穴を開けました。

庭の石陰に野鳥が運んだマユミの種が大きな木になって、毎年この時期になると真っ赤な実と葉が目に留まり、すでに冬を前に残りわずかです。

11月もあわただしく様ざまなことがあり、あっという間に時が過ぎてしまいました。今月は樹下美術館での館長との思わぬ出会いや、ここまでこうして生かされていることへの感謝です。http://www.juca.jp/blog/との

また季節の移り変わりを“備忘記”にせっせと書き込み、そして多くの人たちに読んでいただけることへも感謝の思いです。

昨日の追記として、日本人は知らない「水道民営化の真実」フランスと英国で起きたこと https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56865 まさに堤未果さんの『日本が売られる』そのものです。

同じく昨日の東京新聞1面特ダネ、「米兵器ローン急増 来年度予算圧迫 防衛省、支払い延期要請」 は望月衣望子さんの取材です。防衛省が国内防衛企業62社に対し、来年度に納品受ける武器の支払いの2〜4年延期を要請していたというから、こちらも驚くばかりです。http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018112990070007.html?fbclid=IwAR3has1aGB87TWE8QI8izAWboz9YZuxCK0Kv-awyQSKcKyGjKFGSmjxboN4


アベ政権がやっていること!

2018年11月29日 | 日々思うこと

昨夜からの雨は朝方には止んで、お日さまが顔を出す中で上越市へと急ぎました。先ずは友人との昼食で、先日の映画『橋のない川』や来春の県議選の立候補予定者のことなど、あっという間に時間が過ぎてゆきます。

1時過ぎに友人と散会し、所用を済ませてから整形外科医院へ行くつもりでしたが3時を過ぎてしまい、親指の痛みと腫れが少し治まり、明るいうちに帰途に着きたいことで見合わせて5時前に無事帰宅です。

今臨時国会で最大の焦点となっている外国人労働者の受け入れの「入管難民法改正案」は、衆院で可決され参院へ送られ“良識の府”で審議です。昨夜のTBS NEWS23でも取り上げており、その人数や業種、環境など多くの問題などを抱えながら、法案の内容は成立してから決めるという何とも呆れるばかりです。

今夜10時からのNHKクローズアップ現代+「あなたはどう考える?“外国人材拡大”法案▽現場の声取材」です。そして今、アベ政権がやっていることといったら“いのち軽視”の国策です。

さらに驚くことに、水道民営化について浜松市に続き各地で着々と進められており、「水道民営化法案」はいつの間にか衆院で審議わずか8時間で通過です。日本の“水が売られる”ことをメディアもあまり伝えておらず、この国はいったいどうなってしまうのかと、憤りと悲しさの一日の終わりです。https://biz-journal.jp/2018/08/post_24421.html


寒波の前の外仕事と「入管難民法案」と

2018年11月28日 | 日々思うこと

昨日の秋晴れから今日は打って変わってのお天気です。写真は昨日の午後、姫川右岸の桜堤の上流の奴奈川公園近くで、雪化粧のドーム焼山や妙高山に連なる火打山を撮りました。

今日は午後から近くのファミリー畑で一仕事、注文していたアスパラガスの大苗3株が届き、水菜もそろそろ終わりなので、その畝にクン炭や発酵生ゴミなどの有機肥料をすき込んで植え付けの予定でした。ところが空が真っ暗になってポツポツと雨が降り出して、今日の仕事はここまででアスパラガスの植え付けは明後日に・・・。

庭の鉢植えの2本のブルーベリーを春先に畑の隅に植えたものの、1本は猛暑と水不足で枯れてしまいました。かろうして残った1本の葉は赤く色付いて、桜の葉にも劣らぬ鮮やかさです。本格的な寒波が来る前にやらなければならない外仕事がいっぱいですが、身体は一つで気持ちばかりが焦ります。

ところで3日ほど前に右手の親指を捻挫(?)したようで、そのうち治るであろうと思いきや痛みも引かず腫れてきました。大げさですがもしかして骨折かスジ違いかと、明日は上越へ出かける用があるので、かかりつけの整形外科医院へ行こうと思います。

そんなことで、たかが親指一本でも生活リズムが狂い気持ちもブルーです。さらに国会での外国人労働者の受け入れ拡大の「入管難民法改正案」も、社会のありようを大きく変えるだけに、そのスカスカ法案と採決を見るに付けブルーの終日です。


冬の陽ざしと“守るべき故郷といのち”

2018年11月27日 | 地震・原発

11月も残すところわずかで、今日は風が少し強いものの高気圧に覆われてよい天気で、縁側に布団を干したりとあっという間に時間が過ぎてゆきます。

冬のお花が切れるころの台所の窓際には、大根や人参の頭部からの新芽が長い冬を飾ります。桜の花模様の窓ガラスもお気に入りで、手づくりのお皿も並べたりと優しい陽ざしにホッとします。

そういえば今年は春先から県知事選の応援や夏の猛暑などもあり、陶芸教室へは一度も足を運ぶことなく一年が終わろうとしています。新しいものを作ろうとするエネルギーも年々低下で、今までの駄作の器を大切に使ってゆきたいと思います。

行きつけのスーパーイチコでは早くもクリスマスツリーとお歳暮商品が並んで、下の孫が喜びそうなトーマス機関車も、これも日本人ならではの商魂の逞しさですね。それにしても来年10月からの消費税10%の導入で、そのポイント制などの複雑さに「減税なのか増税なのかよく分からない」という声が聞こえます。

26日付け朝日デジタルでは東電福島原発事故刑事裁判報告会について、「佐藤さん(支援団団長)は報告会で、先月の被告人質問での3人の主張と部下の供述、証拠資料との矛盾点を読み解いた。東電の現場は津波対策を講じる方向で動いていた。しかし経営陣は耳を貸さず、公判では責任逃れの弁明に終始した」と・・・。

津波のリスクを知りながら対策を取らなかったのは、東京電力役員らにとって福島や新潟は地元ではなく、“守るべき故郷”ではなかったからでしょうか。私には“守るべきいのち”があり、子や孫たちのために限られた人生の中で「原発再稼働STOP!」の声を上げ続けてゆかねばと思う霜月11月の終わりです。


“福島の痛み”と無謀な原発再稼働!

2018年11月26日 | 地震・原発

今日はスノータイヤの交換や庭の鉢物の移動など冬の備えに勤しみました。「万葉集」にも山橘(ヤマタチバナ)の名で詠まれたヤブコウジは別名が十両で、サクラソウ科の常緑植物です。正月飾りの鉢植えのヤブコウジが窮屈そうなので、春先に半日陰の花壇に下ろすと元気に成長し株も大きくなって真っ赤な実がたくさんです。

昨日の午後は上越市民プラザで東電福島原発事故刑事裁判報告会があり、県内では新潟市柏崎市に次ぐ3ヶ所目です。報告は福島原発刑事訴訟支援団の佐藤和良団長(いわき市議)で、連日の外出などもあって遠出を見合わせ、出席した方から報告をキャッチです。被告の3人は武黒一郎元副社長、勝俣恒久元会長、武藤栄元副社長の東京電力旧経営陣トップで、公判は2018年に入り現在まで34回で春にも判決が出される見込みです。

2011年3月11日、病院や老健に入院や入所していた人たちは、防護服が間に合わず自衛隊の救助も遅れ、看護師や職員も付き添うことができず、バスでの移送中に点滴などもなく何人も亡くなっています。「原発事故がなかったら生きていられた」、この裁判で多くの証拠が出されたものの東電3人の役員は「記憶ない・権限ない・責任ない」と言い逃れを続けています。

さらに安全の世界基準と言われているのは、1ミリシーベルト/1年間以下で、福島はその20倍という数字です。これを決めたのはアベ政権で、福島の被災者は病気になっても医療費は自費ですから、こんなヒドイことはありません。

また柏崎刈羽原発の再稼働をめざす東京電力ですが、すでに6・7号機の使用済み核燃料の保管が90%を超えており、これで再稼動とは無謀としかいいようがありません。

24日付け新潟日報9面より)

gooから一年前のブログが届き、この頃はまだ米山知事だったなあと読み返し、「柏崎刈羽が事故を起せば日本は終わり」と言ってい知事を思い出します。高校生平和大使から学ぶ核兵器廃絶と平和の尊さ

きらら音楽祭と初冠雪の黒姫山

2018年11月25日 | 日々思うこと

22日の小雪から気温が一気に下がって、我がまちの標高1,221mの黒姫山も初冠雪ではと思いながら、厚い雲で確認することができませんでした。三連休最後の今日は冬型の気圧配置が緩み暖かで、中腹辺りまで雪が降りて少し消えかけているものの絶好のシャッターチャンスです。

午後から青海総合文化会館きららホールでの「♪きらら音楽祭♪」に出かけ、孫たち何人かの小学生も大人の人たちと一緒にこの日のために練習に励み、プログラム最後の「♪青い海と石の町から」の合唱に目を細めます。

音楽祭が終わる頃には太陽も西に傾き、ガラス越しにきらら岩石庭園から初冠雪の黒姫山を撮りました。昔から黒姫山に3回雪が降ると根雪になると言われおり、今年の根雪はもう少し先のようですね。

ところで21日から開催の「いのち・愛・人権」糸魚川展での書き込みや、住井すゑさんの『橋のない川』について、フェースブックでもたくさんのコメントをいただきました。皆さんの今日のご活動の根っこに『橋のない川』が存在していたことが伝わり、人権意識の高さを嬉しく思います。

※ブログでのコメントはOCNとの接続がストップしていますので受信不能の状態です。 


「住井すゑ 九十歳の人間宣言」と長岡講演

2018年11月24日 | 日々思うこと

長編小説『橋のない川』は、1961年の刊行以来6部まで総計600万部を突破し、昭和天皇の死をきっかけに住井すゑさんは第二次大戦と原爆投下の問題を書かなければ『橋のない川』は完結しないと、7部を書き上げております。

そして一貫して求めてきた願いと思いを多くの人たちに直接語りかけたいと、1992年6月19日に武道館で7部出版記念講演会「九十歳の人間宣言 - いまなぜ人権が問われるのか」が開催されました。旧牧村明願寺の池永文雄住職も急きょ上京され、8500人の聴衆を前に訴える住井すゑさんに感動され、その熱さが伝わってきたことを思い出します。

その後、講演会の内容が90分ビデオで販売され、私は直ぐに求めたことで地域のお寺や多くの知り合いらが視聴しました。

その翌年、住井すゑさん91歳の1993年9月に長岡市で『橋のない川』記念講演会があり、友人らと電車で出かけました。会場は確か現在の長岡市役所の場所だったようで、体育館のような広い床にゴザが敷かれ私たちは前から2列目に座り、まだ青海にお住まいだった柳川月さんは最前列でした。

ご高齢にもかかわらず住井すゑさんは「私の人生を90分なんかでは話しができない」と、休憩なしで2時間40分メモなしで語り続けました。 先ず憲法について、それは「嘘をつくな、盗むな、殺すな」の、たったの3ヵ条でよいと・・・。今の日本はたった3ヵ条でも覚え、実行できない人がいるだろうから、ただ「ウソつくな」の一ヵ条以外はいらないと言われたことを記憶です。

また小学4年生9歳の時に幸徳秋水の大逆事件が起こり、「貧富の差別をなくし、天皇制を廃止しようとした悪人である」と、反逆者として批判する校長の訓示を聞きながら反発、すゑさんは秋水の反戦・平等の思想に共鳴し、このとき感じた強い疑念が心の中に溜まり続けたそうです。

やがての置かれた不合理な立場を小説のテーマの中心に置くことを決意され、人間、生まれながらになぜ貴い、卑しいがあるのか、「人間の平等」を探求しつづけた作家としての原点がそこにあることを知りました。

120分テープを持参していた人たちは後半は録音できず、また講演終了で主催者側から抱えきれないような大きな花束が贈呈され、「私はこういうものはいりません」とキッパリで、妥協を許さない“人間 住井すゑ”を目の前に見る長岡講演であったことを思い出します。

“ひろげよう人権”HP https://www.jinken-net.com/gozonji/information/1301.html

※昨日、増田れいこさんを早稲田大学卒業と書き込み、その後カン違いに気づき修正です。


住井すゑさん『橋のない川』上映会と増田れい子さんと

2018年11月23日 | 日々思うこと

寒さが一段と厳しくなった今日は「いのち・愛・人権」糸魚川展の一環としての上映会が市民会館であり、小雨の中を駅アルプス口へ上越からの友人を迎えに急ぎました。21日の記念講演での大ホールは多くの人で埋め尽くされ地元高校生が400人参加したそうですが、会館の後席はすでに仕切られて席も疎らです。

住井すゑさん原作の『橋のない川』は、1992年の東陽一監督による映画化で、私が初めて『橋のない川」の映画を見たのは確か1991年晩秋の牧村(現在の上越市牧区)明願寺での第一回“原の小寄り”でした。この時は今井正監督による1970年モノクロ映画で、お御堂に設置されたスクリーンに映し出されて、合わせて児童文学家の上越市在住の杉みき子さんの講演もあり近郊から数え切れない大勢の人が集まりました。

今日は映画を終えて3階のパネル展示を見てから、アルプス口駅へ友人を見送り薄暗くなった中を帰宅です。直ぐに書棚の7部までの『橋のない川』に目をやりました。

『橋のない川』の横には住井すゑさんの娘さんの増田れい子さんの『花のある場所』『女たちの歌声』や市川房枝さんの『だいこんの花』が並びます。増田れい子さんは旧制東京大学文学部を卒業し、毎日新聞東京本社に入社、終戦後初めて正式に採用された女性記者の一人でした。

1991年に日本で初めての女性論説委員になられた方で、合併前の99年秋、1市3町(糸魚川市・能生町・青海町)と新潟県共催の「男女共同参画・人と人フェスティバル」の講師で、私は実行委員会での講師担当係りであったことを思い出します。

前泊された増田れい子さんを市内のホテルに迎えに行き、早稲田大学の校歌を作詞した当地の文豪の相馬御風さんをよく知ることで、途中の美山公園内の石碑を回ってから会場へと伝えると、「私は講演に来たので必要ありません。母も全国どこへ出向いても目的以外の所へは寄らなかった」とピシャリで、このときの“やさしい叱咤”を今も忘れることはありません。

気温低下の寒い一日に心温かくする夜で、書棚の住井すゑさんの『九十歳の人間宣言』VHSにも深い思い出があり、こちらは明日にでも・・・。


日産ゴーン会長逮捕と森友問題の財務開示請求と

2018年11月22日 | 日々思うこと

今日は二十四節気の小雪(しょうせつ)で、徐々に冷え込みが厳しくなり冬の訪れを感じます。冬タイヤへの交換を連休明けの月曜日に依頼ですが、その前に雪が降らないようにと・・・。

夕方、隣りの家の上の孫の勉強部屋を覗くと、塾の課題で「終戦について」の作文を書いています。配布された資料を見ながら自分の考えも述べなければ評価されないようで、“考えること”を重視していることが伝わってきます。そして小学校では今日、道徳の時間に5・6年生で市民会館での人権パネル展を見に行ってきたそうで、なかなか良いことだなあと受け止めながら「いのち・愛・人権」展のことを少し話しました。

いただき物の渋柿が10日間ほどで、糖度の高い甘い干し柿になりました。あまり天候に恵まれなかったにも関わらず、ほんの少しのお日さまと風で、渋柿がこんなに甘く変身する自然の力はすごいですね。カビの発生を抑えるために皮を抜いたあと、クエン酸水につけたこともよかったのかもしれません。

ところで日産のゴーン会長の逮捕は、開示された役員報酬と実際の報酬が違うことが発端で、東京地検特捜部の捜査により次々とその実態が判明してメデイィアは連日昼夜を問わず報じています。

金額が数十億円単位だけに人間の計り知れない金欲を感じながら、国会で開示請求された森友問題の財務省決済文書(H29年2月~3月)を重ねてしまいます。こちらは国民の税金だけに、開示しないお役人や財務大臣への東京地検特捜部の追及もなく、日本のメディアも忘れてしまったかの如くです。

そんなことで、ゴーン会長は本日の役員会で経営トップから解任、会社のお金の“私物化”とアベ政権の国家のお金の曖昧さ、そして東京地検とメディアの何とも不思議さを感じます。お隣り韓国では現職大統領の職権乱用で、弾劾裁判により罷免する三権分立に日本との大きな違いを考えてしまう肌寒い終日です。

※20日夕方から「OCNメール故障発生」していたそうで、その間に思考力低下の私は勝手にアカウントをいじくり回し、パスワードも忘れていたことでトンだことになっています。OCNは翌日に回復ですが、当方はメール送受信不能のままで、連休明けに何とかしたいと思います。


「いのち・愛・人権」糸魚川展記念講演会

2018年11月21日 | 日々思うこと

昨日は深夜からの冷え込みで頚城の山々にもいよいよ雪が降りて、会う人との挨拶は「寒くなったわねえ」です。午後からの憲法を守る共同センターの会議を終えて帰宅すると、夕方頃からどうしたことかパソコンの送受信が不能です。

今朝7時の糸魚川の気温アメダスデーターでは7.9度の寒さで、ノートパソコン持参でパソコンドクターへ駆け込みです。その後、姫川桜堤周辺へ立ち寄って白くなった頚城連山を撮りました。

写真左のドーム焼山(2400m)の山頂は真っ白で、猫の背の雨飾山も中腹まで雪化粧で、もうすぐ手前の里山にも雪が降りてくることでしょう。

市内を西に東にと動き回って、3時過ぎに市民会館での“きりひらこう!人権と共生の世紀「2018 いのち・愛・人権」糸魚川展の記念講演会へと急ぎました。

講師はNPO法人 人権センターながの事務局長の高橋典男さんで、「伝えたいこと 問題 その現実から」で、ご自身も被差別出身とあって訴えたいことがしっかり伝わってきます。1970年の自らの死を持って抗議した「糸魚川結婚差別事件」についても受け継いでほしいとお話しされましたが、会場の人たちはどこまで現実を把握していたでしょうか。

また講師は今まで国会前の反政府デモを見ても関心が低かったが、ハンセン病の人たちの行動に対して、無関心でいたら自分も加害者であるという認識で、優しさと謙虚さを感じました。いかなる差別も人の足を踏んでいる人は踏まれている人の痛みが分からないことで、特に問題では“一人称”で捉えないと解決ができないということが胸に響きます。

講演会は4時半を過ぎて閉会し、ロビーで多くの高校生の参加があったことを嬉しく思い、また上越市から参加した梅谷守さんとバッタリで「いい話しで、大事なことだよね」と声をかけられました。

糸魚川展は来週27日(火)まで開催で、住井すゑさんの映画『橋のない川』は23日24日午後1時半からの上映です。パネル展は市民会館3階で、こちらもより多くの人たちに見てほしいものです。差別を見抜く力を!「いのち・愛・人権」糸魚川展


白田邸と樹下美術館、そして認知機能検査

2018年11月19日 | 日々思うこと

昨夜ブログを書き終えてから、訪れた上越市名家3邸のパンフを読み返えすとそれぞれの名家の歴史が伝わり、このような貴重な“地域のお宝”はもっと時間をかけて見るべきであることを感じました。

昨日最後に訪れた樹下美術館も秋の佇まいで、カウンターで窓越しの手入れが行き届いた芝生の上の枯葉が小鳥のように動いています。

館長との思わぬ出会いに感激し、何をお話ししたのかよく憶えていないのですが、ブログのことや前回訪れた9月16日は柏崎原発集会の帰り道とあって、原子力に依存しない自然エネルギーについて少しお話しすることができました。樹下美術館と「信州岩波講座2018」

「館長ブログ」は時どき拝読していたものの、初めての出会いに響きあうことができるとは何と幸せなことでしょう。その上、昨日のブログ「樹下のひととき」にも綴っていただき恐縮です。http://www.juca.jp/blog/

ところでいつも古民家を巡り感じることは、太い柱や梁などの木材の調達とそれを活かしきる大工さんを中心とする電卓や重機もない時代の人の手による仕事ぶりです。おそらく現在のAIでも適わないであろう技術力の高さと、何よりも鉄やコンクリートではない木材を揃えることの困難さがあります。

昨日の白田邸は天井が高く大きな梁の二重構造が特徴で、元の斉藤家でもそうであったのか、どうして遠い糸魚川から移築したのかも疑問でした。白田家は旧明治村(現在の頸城区)の村長を代々務めた名家で、7代目の白田美和子さんから「火事になったことで地元では木材が充分に手に入らなかったから」と伺い納得でした。

また庭に面するお座敷の縁側の梁桁5間(9メートル)の長さにも目を見張り、比較的新しい部材なので斉藤家からでなく現地調達かもしれません。写真真ん中の柱に書かれている文字も気になり、大きなガラス建具や透かし彫りの欄間をゆっくりと観賞する余裕がありません。

来春の一般公開を楽しみにし、移築前の斉藤家のことを詳しく知りたいと糸魚川市教育委員会文化財振興課へ問い合わせをしました。学芸員Kさんもよく分からないことで、能生町史などで調べてくださることになりました。

上越市名家巡りの感動が覚めやらぬ今朝はドンより雲です。午後から小雨の中を糸魚川自動車学校へ、免許更新のための認知機能検査です。初めての経験で記憶力では16個の様ざまなイラストを表示し、その後に他の問題を行ってから時間差で16個を書き出すテストで、情けないかな12個しか思い出せません。次にヒントが与えられて直ぐ全部思い出すことができたものの認知症も紙一重のようで、結果は県公安委員会で判定とのことてす。

ところで一昨日の高学歴については反響大で、周囲に思い当たる人が多いようで、こちらも紙一重の世界のようですね。今週は21日から「いのち・愛・人権」糸魚川展もあり、あわただしい一週間になりそうです。


上越市秋の名家巡りと嬉しい出会いと

2018年11月18日 | 日々思うこと

新幹線乗り越しショックを引きずったままの日曜日、気分転換もあり秋晴れの中を「上越市名家一斉公開」へ出かけることにしました。上越市内の個人所有の文化財5邸の一斉公開で、保坂邸は2年ほど前に訪れており、大島区の飯田邸は次回にすることに今日は3邸巡りです。

先ずは三和区の林富永邸です。道路から杉林を抜けるとどっしりと落ち着いた茅葺屋根の古民家が目の前に、屋根の中央辺りには囲炉裏の煙の排気口が設けられている構造です。建造は明治16年(1883年)、ほぼ当時のままで現在も持ち主がお住まいで、豪農の館だけに各部屋は広く、欅や杉の太い柱や梁の重量感ある趣です。

玄関から土間に入るとお勝手(台所)で、囲炉裏には薪が燃えて煙が勢いよく天井に上がっています。団体客が入ってきて広間で当主の説明で、私は運よく家の女性とお話しができ、「冬は隙間風と天井も高くて寒いです」と・・・。広い庭も含めて古民家の維持管理の大変さが伝わってきます。

次に頚城区の白田(しらた)邸です。周囲を土塁でめぐらし門を入ると、大屋根は入母屋瓦葺きで軒桁の深い建物です。大正7年に西頚城郡磯部村藤崎(現在の糸魚川市)の斉藤家を頚城鉄道で移築したという一度訪れたかった所です。斉藤家は明治天皇の北陸巡幸の御小休の屋敷で、加賀藩も参勤交代で籠を休めたとあって、欄間や襖や建具に贅を凝らした立派な建物です。

現在、持ち主がお住まいで7代目の白田美和子さんに「糸魚川から来ました」と告げると、丁寧に説明をしていただき「ガラス(特注)の大きいのが特徴です」と・・・。しばらくすると団体客が入ってきて、写真もうまく撮れない混雑さです。

3番目は同じ頚城区の瀧本邸です。ここは黒塀に囲まれ表門と正面玄関だけで主屋は現存せず基礎石だけが至るところに残っています。主屋から離れた大正2年の書院造りの懐徳亭(かいとくてい)のお座敷から、広大な回廊式日本庭園を見ることができ、ここでも新潟市からのツアー客と一緒になりました。

上越市内名家3邸を巡り、今日の最後の目的は同じ頚城区の樹下美術館です。コーヒーとホットサンドを注文し名家パンフを広げていたら、オーナーのお連れ合いさまと思しき女性が「白田さんとは親戚です」の一言で、偶然に医師でもあり憧れの美術館館長オーナーとお会いすることができました。

しばしの会話で心身ともに満たされたひと時で、国道8号を走り5時に無事帰宅です。今日は母親の月命日で、嬉しい出会いと有意義な一日に感謝です。(樹下美術館のことは明日に・・・。http://www.juca.jp/


「高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか」

2018年11月17日 | 本・雑誌・映画

今日は朝から雨降りで、造園屋さんが予定通り来て庭の冬囲いで、モミジやツツジなどが積雪に耐えれるようにと竹と縄での仕事ぶりです。今年のモミジの木は紅葉しないうちに葉が落ちてしまい、毎年均一でない自然の営みが伝わってきます。

会議で上京の度にいろんな情報をキャッチで、昨日は堤未果さんの著書『日本が売られる』(幻冬舎新書)について、売られるのは日本の水道事業や種や森林だけじゃないことが話題になりました。(10月24日書き込み) 私も月刊『食べもの通信』編集にも役立ちそうと絵本『買い物は投票なんだ』を持参したところ、直ぐに注目されamazonnで早速注文という方もいて嬉しく思いました。

また役員Kさんから、脳の学校代表で新潟県長岡市(旧寺泊町)出身の加藤俊徳医師の著書『高学歴なのになぜ人とうまくいかないのか』(PHP研究所)が紹介され、「高学歴の人は賢いはずなのに、脳の一部の未発達が原因・・・」と、なかなか興味深い内容です。

脳科学者の著者は、 「高学歴者の脳をMRIで見ると、記憶系・思考系の脳番地の発達が著しすぎる反動で感情系・運動系脳番地の発達が未熟になるため、人付き合いがうまくいかない。知力だけを鍛えるのはよくない。脳は自分の苦手分野を鍛えるのを嫌がり、得意分野で全てを補おうとする」と・・・

驚くことに「高学歴の人の脳と認知症患者の脳はそっくり」、さらに「他人の親切のありがたさも、普通の人より感動が低い。学歴がなくとも満遍なく脳番地が働く普通の人の方が人生は幸せです」と・・・。そういえば高学歴であっても、いい仕事になかなか就けない人が少なくありませんよね。そんなことで私は新幹線を乗り越しても幸せ者です。https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-82536-6


新幹線乗り越しハプニング!

2018年11月16日 | 日々思うこと

秋晴れの朝は北陸新幹線で、月刊『食べもの通信』編集の家庭栄養研究会の役員会で上京です。今日の会議は千代田区神田神保町のひまわり館なので、地下鉄ではなくJR中央線で水道橋駅下車です。

先ずは昼食で、神田三崎町信号近くのお店の看板と「新そば」に引き寄せられてお蕎麦屋さんへ入りました。

神田は学生の街とあってランチメニューも多種で、これで税別780円でおなかいっぱいです。

会議を5時に終えて急いで東京駅へ向かい、いつもの駅構内のサウスコートでお弁当を・・・。今日は横浜崎陽軒の季節のお弁当でなく、7年連続ミシュラン三ツ星を獲得した江崎新太郎氏が代表の「えさきのおべんとう東京駅店」が初出店とあって、“群馬のほたか鱒と大豆炊き込みごはん”を奮発です。

北陸新幹線に無事乗車し、糸魚川駅到着までの約2時間は今日のことを明日に持ち込まないようにと会議の書類に目を通したり、北海道・静岡・京都の役員らへの連絡メールに集中です。

長野駅から上越妙高駅へ次は下車と思っていると、珍しく車掌さんがやって来て「切符の拝見です」と・・・。驚くことに「糸魚川駅を過ぎて黒部駅に向かっています」と言うのでエェツ!!、どうやら乗り越してしまったようで、次の黒部宇奈月温泉駅から折り返しの列車時間を聞きながら信じられない思いです。

そんなことで黒部宇奈月温泉駅ではそれほど待たずに戻ることができたものの、毎月のように上京していながら新幹線の乗り越しは初めてのことです。約40分のロスで糸魚川駅に9時過ぎに到着で、ホームから下りていつもと逆なので“方向オンチ”です。隣りの娘は「大丈夫?」と、私が認知症になったかの如くで(もしかして、そうなのかも・・・)、NHKチコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と叱られそうなハプニングの終日です。


小春日和と冬の準備

2018年11月15日 | 日々思うこと

昨夜から気温10度以下の今季一番の冷え込みが朝方まで続き、日中には15度まで上がっての小春日和です。家の近くのファミリー畑へ行ってみると、丁度一ヶ月前に植え込んだニンニクが芽を出して元気に整列です。ニンニクは早く植えて大きくなり過ぎると冬越しが大変で、この辺りでは10月半ばに植えると良いようです。

夜7時を過ぎると10度以下の冷え込みですが、まだガスストーブは使わずエアコン頼りです。今年は暖冬なのでしょうか、一年前には“猫の背”の雨飾山頂付近は白くなって、ドーム焼山はかなり白くなっていることが伝わってきます。

11月も半ばを過ぎると冬の準備で気ぜわしく、明日は一日会議の予定ですが、土曜日には朝から出入りの造園屋さんが庭の冬囲いに来てくれることになっています。

そして一年前のブログでは、希望の党の小池百合子代表の突然の辞任を書き込んでいましたが、そういえばそんな“お騒がせ”なことがありましたね。拉致40年と日本政府と加計・森友学園