すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

東京電力のズサンさと漫画家水木しげるさんの訃報

2015年11月30日 | 地震・原発

あっという間に霜月11月も今日で終わりで、明日からいよいよ12月です。昨日曜日は冷たい雨の中を上越市まで車を走らせると、カーラジオからお昼時だけでなく10時頃の時間帯でも東京電力の原発再稼動へのいつものCMが流れてきます。

11時から市民プラザでの「原発再稼動を考える集い」の打ち合わせを済ませてから、教育プラザでの「つなげよう脱原発の輪 上越の会」主催の勉強会へと移動です。3.11福島第一原発事故の後、家庭栄養研究会・食べもの通信社で制作したDVD『放射能内部被曝から子どもを守る』の解説を依頼されていたので、視聴後にレジュメに沿って横道に反れないようにお話しをさせていただきました。

4時過ぎに終了に薄暗くなった中を、高田本町通り「遊心堂」での陶芸教室の高橋鉄雄先生の“やきもの展”へと急ぎました。茶道具専門のお店とあってお香の香りが漂い、ここでやっと頭の転換ができ、2階のギャラリーに上がりました。デジカメを持参していたのに作品の数々を撮ることをすっかり忘れて、しばし先生と“おしゃべり”をしコーヒーカップを求めて帰途に着きました。家に着いたのが7時頃で、あわただしかった一日にほっと一息・・・、夜10時過ぎまで集いのスタッフWさんとの電話が続きました。

その後の深夜は「憲法を守る糸魚川共同センター」の12月の学習会のチラシ作成で、ブログの書き込みもままなりません。写真は28日午後、姫川桜づつみから山頂が雲に隠れる雨飾山です。

今日30日は朝から青空の小春日和で、午後の国道姫川大橋から望む雪化粧の頚城連山は素晴らく、この風景写真は夕方までおあずけにし会議の会場へと急ぎました。会議を済ませた4時過ぎにはすでに山々は雲に覆われて残念・・・、“よい写真”を撮るということは先ず心にゆとりがなければならないようですね。

そんなことで今朝の愛犬との散歩中に撮ったご近所の畑の“10月桜”です。恥ずかしいことに柚子の木ばかりに集中し、直ぐ傍の冬の桜にまったく気づくことなく今まで見過ごしていました。

見過ごすといえば東京電力の「ケーブル混在」ニュースに驚くばかりです。柏崎刈羽原発1号機から7号機まですべてで、福島第二原発でも同様です。国の基準では一般用と非常用ケーブルを分けることを義務付けており、原子力規制委員会は東京電力からの報告があるまで違反状態にあることを把握していなかったそうです。基本的なことが守られていない電力会社、その安全対策を主張するCMに首を傾げるばかりです。

また今日は漫画家の水木しげるさん(93)の訃報です。自らの戦争体験をもとに前線で戦う兵士たちを描き続け、現代社会への警鐘てもありました。「ゲゲゲの鬼太郎」では人間と妖怪の姿から訴えてきた平和と共生社会、また一人戦争を語る人が消えてしまった寂しさを感じる霜月11月の終わりです。


いよいよ冬将軍の到来・・・

2015年11月27日 | 日々思うこと

寒い一日のスタートでこんな日は外出がおっくうになってきますが、能生地域まで出かけねばなりません。ユニクロで何年か前に求めた“腰巻スカート”(ウォームイージースカート)着用で、市内あちこちで用事を済ませて本町通りの銀行へ寄ると、目の前のお蕎麦屋さんの“新そば”が気になり誘惑に負けそうです。

迷った末に能生へ行く前に予定を変えてお店に入ることにしました。1時を過ぎても何組かの客人でにぎわっており、寒いこともあって今日は暖かい天ぷら蕎麦を注文・・・、「おいしかった、ごちそうさまでした」

日本海は昨日から大荒れで今日は「波浪警報」が発令で、能生の街なか2ヶ所目の友人宅に寄り玄関先で立ち話をしていると突然パチンコ玉のような霰(あられ)が降ってきてビックリです。「タイヤを替えたばかりでよかったわ」と言う友に、私は無防備の状態で早く冬支度をせねばと・・・。

能生から帰る頃には霰も降り止んで国道を急ぎ、早川橋を過ぎて大和川辺りから雲の晴れ間に麓まで白くなった頚城の山々を見ることができました。いつもの姫川桜づつみ辺りから写真を取ろうと車を走られると、山々はまた雲に隠れてしまいました。

そして黒姫山も中腹まで白くなっているのでビックリし、姫川大橋で前の車がスピードを落としたので急いでシャッターを押しましたが、運転中とあってピンボケで当然の写真です。その数分後に家に到着し撮りなおそうと思ったら、すでに黒姫山は重い雲に覆われてしまいました。

夜のニュースから、北海道でも11月の大雪は珍しいそうで九州の桜島でも初冠雪という、寒い大荒れの日本列島が伝わってきました。ところで黒姫山に初雪が降ったのは25日だったのでしょうか、雲に覆われ確認することができずブログにも記録なしです。ちなみに昨年は11月16日に中腹辺りまで雪が降りてきたと書き込んでいました。どなた様も風邪など引かぬよう、ご自愛ください。


「地方創生」と“おせっかい”と

2015年11月25日 | 日々思うこと

今日は頚城の山々もきっと白くなったのではと思うほど朝から寒い一日です。一ヶ月程前にご近所の柚子の木の持ち主から、何時ごろ収穫するのかと聞かれたので「11月に入ってからでは」と安易に答えてしまい気になっていました。

その後、柚子の実はどんどん大きくなって畑の下へゴロゴロと落っこちているのでつい先日、愛犬との散歩中に「もう収穫してもよいのでは」と言うと、利用方法が分からないからとたくさんいただきました。先ずはお風呂に入れて香りを楽しみましたが、あまりにも大きくなって実をたくさん付けたので来年は不作なのではと案じてしまいます。

案じるといえば昨日、シリア北部を飛行していたロシア軍の戦闘機がトルコ軍の戦闘機からミサイルで攻撃されたというニュースです。それぞれの国の言い分があるものの、墜落したロシア軍機のパイロット2人は墜落直前にパラシュートで脱出降下し、下から反政府組織に銃撃され一人が死亡ということですが、パラシュートで降下する戦闘機の乗務員を下から射撃するのは「ジュネーブ条約」に違反です。これでロシアとトルコが加盟する北大西洋条約機構(NATO)との関係が悪化するのではと、つい余計な心配です。

先日の上京で、いつも立ち寄る東京駅構内サウスコートのお店の一角で、「そのままたべるきのこ」という鳥取市内の椎茸協同組合の珍しいスナック(?)を試食です。鳥取で採れた“きのこ”を乾燥し化学調味料や酸化防止剤などは使わずに、その旨みをそのまま活かしたもので、小さな8センチ四方ほどの箱で500円でした。何よりも鳥取から来た若い女性が雑踏の中で一生懸命に説明するので同情し、「大きな声で丁寧に説明すると売れるわよ」と、ここでも私はつい余計な“おせっかい”です。

今夜10時からのNHK「見せます!地方のプライド~“縮小日本”への戦略~」は、2040年には自治体の半数が「消滅」するという予測の中で、地方が活力を取り戻すには何が必要か、グルメ、観光、移住などを切り札に「地方創生」に取り組む地域の姿を見つめたスペシャル番組です。NHKの全国の放送局が徹底取材で、特産グルメを考案する北海道の高校生シェフや山陰地方の5つの自治体などを紹介で、鳥取のガンバリが伝わって「そのままたべるきのこ」と重ねました。

そして日本の少子高齢は予想よりも急速に進み「地方創生」の切り札は“若者・バカ者・よそ者”であることを再認識で、これまでと同じことを継続するだけでなく新しい発想で取り組まねばならないことを痛感する寒い一日の終わりです。


「原発再稼動を考える集い」と93歳の寂聴さん

2015年11月23日 | 地震・原発

三連休最後の今日は二十四節気の小雪ですが初雪に見舞われることもなく、曇り空ながら比較的暖かな一日です。霜月11月も残り一週間で師走に入り、時の早さに「ちょっと待って!」と叫びたい思いです。

土曜日のNスペ「原発事故の廃棄物」を観た人たちも「ちょっと待った!」の思いだったようですね。原発は“トイレなきマンション”と言われてきましたが、「子どもたちの未来と原発再稼動を考える集い」のチラシ・ポスターが刷り上って昨日やっと届きました。原稿はエクセルで作成したもののPDFの入稿ということで、下の娘の手助けがなければとてもムリでした。またこのイラストは四季に合わせたいつも素敵なチラシを作成している「原発はいらない西東京集会実行委員会」からお借りしました。

ところで昨夜は9時からのNHKスペシャル「いのち 瀬戸内寂聴 密着500日」を視聴です。昨年、背骨の圧迫骨折とガン告知で一年ぶりに復帰した作家・僧侶の瀬戸内寂聴さん(93)の日常を記録し続けた映像です。ガン宣告から闘病中の姿、そして懸命のリハビリを経て再起に向かう寂聴さんのプライベートな日々を至近距離から記録した感動のドキュメント番組でした。

そして今年6月、安全保障関連法案に反対するために国会前に出かけた寂聴さん、「最後の力を出して戦争に反対する行動を起こしたい」と、療養後初めての遠出でしたが、その背景にこのような闘病生活があったことを改めて知りました。国会前では車椅子から降りて「戦争にいい戦争は絶対にない。戦争はすべて人殺しです。若い人たちが幸せになるような方向にいってほしい」と訴えた93歳のその死生観にエネルギーをいただいた終日でした。

冊子『子どもの病気は食事で治す』は先週の上京の折、役員会で紹介され求めました。帰りの新幹線で半分ほど読んだものの完読していないので、また後日に書き込もうと・・・。


「神田の街を描く・・・」と原発事故の廃棄物

2015年11月21日 | 地震・原発

昨日はどんよりとした雲の中、月刊『食べもの通信』編集の家庭栄養研究会の役員会議で上京です。北陸新幹線「はくたか号」の車窓から、深まりゆく信州の山並みや上田城の紅葉をしばし楽しみました。

会議は千代田区立九段生涯学習館で、2階ギャラリーでは“31年間「千代田区」の変貌を描き続けています”という「神田の街を描き続ける会」の作品展が開催中なので会議の前に見て周りました。

水彩画を中心に83点の作品は日比谷公園や北の丸公園など、絵になる風景がどれも見事に描かれています。その中でも東京駅と三菱一号館を描いたものが多いことで、主催者から許可をいただきデジカメで撮りました。

千代田区といえば広大な皇居や霞ヶ関官公庁と国会、武道館や靖国神社などが大きな面積を占めており、治安の面では当然のことながら東京23区中では一番で、さらにその街並みの清掃が行き届いていることがいつも伝わってきます。

それでも目には見えない大気汚染はどうなのかと考えてしまいます。実は上京の度に帰宅してから喉の調子が悪く、昨日も会議の後の“おしゃべり”や長電話もあり夜には咳が出て、今日は大事をとって外出を控えました。

夜9時からのNHKスペシャル、東日本大震災「追跡 原発事故のゴミ」を視聴です。震災から4年半、東京電力福島第一原発の事故によって大気中に降り注いだ大量の放射性物質・・・、汚染された土や稲わらなどで発生した廃棄物(ゴミ)は全国でおよそ3千万トンを超えると国は推計してきました。各地にあふれた廃棄物は、どこに、どのような状態で置かれているのか、これまで全体像は見えず今回のNHKの独自調査と自治体へのアンケートで初めて明らかになりました。

目には見えない低レベルの放射性物質、その汚染廃棄物が空き地や住宅の周囲、学校の近くに置かれたままになっており、こうした廃棄物のほとんどが最終的な処分場所が決まらない仮置きの状態です。処分の方策すら見つからないこうした廃棄物とどう向き合えばよいのかを考えさせられる番組でした。そんなことでアベ政権はこのような実態をすべて把握しての原発再稼動なのかと、咳き込みながらの一日の終わりです。


総がかり行動、戦争法廃止!2000万人署名スタート

2015年11月19日 | 日々思うこと

今日は朝から肌寒い小雨模様で、19日とあって夕方から市役所前の亀ヶ丘公園での集会デモです。上越から馬場弁護士が駆けつけて、アベ政権下での介護福祉現場の実態や派遣社員が抱えている問題、政権交代こそが国民を守る道であることを熱く訴えられ、大勢の参加者も拍手で歓迎です。

また新たにスタートした「戦争法廃止!2000万人署名」の大きな横断幕が全国総がかり行動実行委員会から届き、今日が初披露です。今回の集会の司会進行を担当したことで、できるだけ多くの人にマイクを持ってもらおうと計画です。馬場弁護士に続いて男女6人が、それぞれ戦争法への日頃の思いを熱く語りました。この後は近くの交差点でスタンディングで、下校途中の小学生が遠くからこちらの様子を見ながら「TPP!?」と言っている声が聞こえ思わず笑みのひと時でした。

ところで民主党の枝野幸男幹事長は昨日の記者会見で、同党の前原元外相の「シロアリ発言」について、共産党の山下芳生書記局長に「失礼な表現があって申し訳ない」と謝罪したことを明らかにしましたが、時が時だけに当然のことと受け止めました。

一度割れてしまった庭の鉢は修復困難ですが真っ赤な縁起物の千両の実は健全で、「国民連合政府」の一番大きな目的はアベ政権の土台を壊すことであることを再認識の肌寒い一日の終わりです。


“敵”を間違えてはならない、シリアと民主党と

2015年11月17日 | 日々思うこと

11月もあっという間に半分が過ぎて、街なかのお店では早くもクリスマスツリーが飾られています。昨16日は上越市三和区の音&土(ねんど)工房まで、能生作品展でお借りした先生の作品の返却です。三角錐の頂の米山がきれいなので写真を撮ろうと・・・、三和区に着く頃にはすでに雲がかかってしまい晩秋の空の移り変わる速さに驚きました。

多くの犠牲者を出したフランスの同時テロの詳細が少しずつ伝わってきます。有志連合の「テロに屈しない」という姿勢も当然でしょうが、テロを生みだすその温床へも目を向けねばなりません。

シリア国内ではアサド政権を支持するロシアと、対抗する反政府組織を支持する米国の“代理戦争”が続き、これに過激派組織 ISとの複雑な戦闘で多くの犠牲者が出て国外への難民が後を絶ちません。今回のテロ事件により、難民受け入れに寛容だった各国も厳しい規制を設けるようですが、一般市民を巻き込んでのテロ戦争の本当の“敵”は難民でもイスラムの人々でもないことを見落としてはいけないことを感じます。 

ところで去る14日、民主党の前原誠司元外相は読売TV報道番組で、来夏の参院選への民主党と共産党の選挙協力ついて「共産党はシロアリみたいなもので、協力したら民主党の土台が崩れてくる」と言い出すのでビックリです。野党の共倒れを防ぐために民主党執行部は統一候補を模索中で、共産党は安保関連法廃止に向けて「国民連合政府」を呼びかけている時だけに、ただならぬ前原発言に本当の“敵”を間違えないでと叫びたい思いです。 

写真は本日届いたサントリーデスクトップカレンダーで、少し早いのですが12月中旬の秋田県湯沢市です。テーマは「一本の木がただづむ風景」ということで、「1本の樹が大地に根を張って凜として生きる姿と、人生という大地を逞しく歩んでいる人間の姿を投影しているようにも見えます。力強くも美しい一本の樹から、生きる素晴らしさを感じていただければと思います。」と撮影者のメッセージが添えられていました。

またgoo一年前の記事では中腹辺りまで白くなった黒姫山の写真を貼っていました。今年は少し温暖のようですが、もう直ぐ初冠雪が見られることでしょう。私も冬将軍が来る前に庭仕事など、やるべきことがいっぱいですが落ち着かない日が続くこの頃です。


フランスの同時テロと東京電力のテレビCM再開と

2015年11月15日 | 日々思うこと

13日深夜に“報復の連鎖”を断ち切ることを書き込んで就寝・・・、翌14日朝7時のNHKニュースでフランスの首都パリでの同時多発テロに驚くばかりです。パリ中心部のレストランとコンサートホールで発砲、パリ郊外のサッカースタジアムでは爆発が発生し、犠牲者が129人という悲惨極まりない事件です。

過激派組織 ISを名乗るグループが犯行声明を出し、オランド大統領はテロに屈しないと非常事態宣言で「テロとの戦争」を明言です。フランスは9月にシリア空爆に参加しており、「9.11同時多発テロ」とよく似ていることで対テロ戦争は国境なき世界戦争へと進み、人々は常にテロに怯えながら暮らさねばならず、さらに集団的自衛権の危険性を再認識せねばなりません。

昨日は北陸新幹線が開業して8ケ月で、正午の市内では最大瞬間風速25.8mを観測し、この強風でJR大糸線やトキめき鉄道の一部も運休し自然の力にどうすることもできません。

そして日曜の朝は風も少し静かになっての小雨模様で、庭の大事な千両の植木鉢が修復できないほど見事に割れてしまいました。また家の近くのデンカ社単身アパート工事現場は12月の完成を前に、足場も一部外されて新しい姿が見えてきました。午前中には太陽の光も少し見えてその静けさに感謝の思いですが、昼過ぎには上越の娘たちがやって来て、しばし目を細めるひと時です。

写真は小学校の学区内の新しく完成した通学路です。地区公民館の近くの多くの子どもたちが通る細い道で、これで安心して登下校ができることになりました。

安心ができないといえば東京電力で、福島第一原発事故の後はテレビコマーシャル(CM)を控えていましたが、新潟県限定でCMを再開です。ラジオでは毎日お昼の時間帯にCMが流れていますが、テレビでは夜のゴールデンタイムで、福島の事故を教訓に安全対策に全力を挙げていると強調する内容で、柏崎刈羽原発を再稼働させようという意図が見えてしまいます。福島から新潟県内に避難中の人たちはまだ3600人にも及びCMへの反発の声も出ているようで、高額なテレビCM料と合わせて避難している人たちへの支援対策や賠償責任はどうなっているのかと憤りさえ感じてしまう昨今です。

※一昨日の頚城の山々の写真サイズを大きくしました。一番右側の猫の背のような稜線は日本百名山の雨飾山です。


冬の訪れと“報復の連鎖”

2015年11月13日 | 日々思うこと

朝夕の冷え込みで里山の紅葉も一気に進み、日増しに冬の到来を感じます。昨日の午後は会議を一つこなしたり、12月23日の上越市市民プラザでの原発再稼動を考える集会のチラシ作成を担当するなど、あっという間に時間が過ぎてゆきます。チラシはまだ原案ですが、スタッフのYさんは早々とご自身のフェースブックに掲載をしてくださるなど、お若いということは行動力もあり頼もしい限りです。

ご近所のお宅の温州みかんの木は、持ち主の日頃のきめ細かな手入れがゆき届いていることで今年もたくさん実を付けているので楽しく眺めています。そして今朝は太陽が出てぽかぽか陽気なので縁側に布団を干しましたが、昼過ぎにはどんよりとしてきました。

午後から市内のあちこちへと出かけ、帰り道に姫川桜づつみに立ち寄って頚城の山々を撮りました。稜線がきれいで、一番左のドームの新潟焼山はかなり白くなっていますが写真では不明瞭です。

そうそう一昨日の児童公園のピラカンサ、今朝の散歩で確認するとあまりトゲがないことに気づきました。子どもたちがまだ幼かった頃、みんなでこのトゲには気をつけようねと言っていましたが若木だったからでしょうか。ネットで調べてみるとバラ科のピラカンサは活力が衰え老木になるとトゲがなくなるようで、人間も長く生きていると例外もありますが角がとれて丸くなるとも・・・・。そんなことで若いということは時間がいっぱいあるということで、私は限られた時間を丁寧に生きねばと・・・。

今夜はジャーナリストの後藤健二さんらを殺害したとみられる過激派組織「イスラム国」の英国籍の容疑者を、米軍の無人機が空爆という暗いニュースです。“報復の連鎖”を断ち切ることこそが平和への一歩で、世界のリーダーのあるべき姿ですが、これに対する過激派組織の反撃もさらなる恐怖ではないでしょうか。明日は雨模様の予報ですが、早くも夜半にはポツポツトと降りだして風も強くなり、庭の植木鉢が引っくり返っていることが伝わる肌寒い終日です。


「秋の行政レビュー」と河野行改担当大臣と

2015年11月11日 | 日々思うこと

秋晴れの日からどんよりとした小雨が続き、昨日と今日は朝9時からNHK衆参予算委員会を視聴です。これは臨時国会ではなく閉会中の調査といわれるものですが、国政の課題が山積だけに聴き応えがあります。野党の的を得た追及もさることながら、自民党の稲田朋美衆院議員や山谷えり子参院議員の質疑、というよりもアベ首相応援団といわんばかりの確認事項のような発言にはウンザリで、こんな人たちが国政を動かしている危うさを実感です。

危うさといえば、近くの児童公園のピラカンサで小さな白い花から秋には真っ赤な実を付けていますが、葉と小枝はトゲトゲで要注意・・・、公園に向かないこともあってか今では北側のこの植栽だけが残っています。

ところで国会での注目は今回初入閣をした河野太郎行政改革担当大臣で、本日から3日間の各府省の事業にムダがないかを公開で検証する政府の秋の行政レビュー(年次公開検証)です。特に原子力エネルギー関連予算で、日本原子力研究開発機構運営費交付金について、最初に河野大臣は「文部科学省の資料には都合のいい項目しかなく、国民に向き合って説明することを一切してこなかった。臭いものにはずっとフタをしてきたことが問題で、今日は一つ一つの事業を細かく見ていく口火にしたい」と述べていました。

そして100億円以上の予算で建造保有し、ほとんど使われてこなかった核燃料運搬船「開栄丸」への不透明さと合わせて、使用実績がない高速増殖炉「もんじゅ」への追求です。また河野氏は入閣後、ご自身のブログ『ごまめの歯ぎしり』を閉じたままでしたが再開され、原子力エネルギー政策に否定的だっただけにこれから国務大臣としてどこまで本物の姿を見せてくれるのかとその言動を注視です。

先日、市内の友人が庭の花梨の木がいっぱい実を付けたのでと、花梨を3個届けてくれました。咳止めにもよいことで少し黄色くなるのを待ってハチミツに漬けることにしました。昨年はホワイトリカーの花梨酒がほとんどで、アルコール度が高いことでそのままになっており、今年はハチミツオンリーにしてみました。

キッチンの横にある狭い物置の棚には、母が元気だった頃に漬けたアロエの焼酎漬けなどガラス瓶ごとそのままになっている物が多く、こちらも“家庭レビュー”の対象ですが手付かずの状態が何年も続いている有様です。そんなことで国も地方もムダな事業がありながら臭いものにはフタで、その口火を切り改革へと進める困難さもふと考えてしまう終日です。


平和を希求する精神とイデオロギーはいらない生涯学習!?

2015年11月09日 | 日々思うこと

暦の上では立冬の昨日、小雨の中を能生作品展へと出かけました。地域の住民を中心にした一年間の生涯学習の集大成とあって、絵画や書道、写真、工芸、華道など会場はどのフロアーも大賑わいです。私は棚口地区郷の茶店「えほん」での陶芸教室で、今年はキャンドルハウスと一輪挿しなど3点を出展で、写真手前の2点は上越市三和区の音&土工房の高橋鉄雄先生の作品です。

ところで臨教審の生涯学習体系への移行提言を受けて、1988年(昭和63)から文部省が社会教育局を生涯学習局に再編したことで従来のカタチが大きく変わり、いかに生涯を楽しく充実して過ごすかに重点がおかれてきました。亡き母が旧青海町で社会教育委員を務めていた昭和50年代、社会教育の一環として足尾銅山を視察し、田中正造を熱く語っていたことを思い出します。これ以後はどこの自治体も単なるカルチャー講座が主流で、歴史を学ぶなどイデオロギー色のある学びが避けられてきたことはいうまでもありません。

第2次大戦から70年が過ぎ、主要国の間では戦争の記憶が少しづつ薄れ、平和を希求する精神がもろくなって、対話ではなく武力で解決する方向に流れています。先月25日夜のNHKスペシャル「新・映像の世紀」を視聴し、第1次大戦の生々しい歴史を目にしながら、また同じような世界大戦が始まるのではないかと感じました。安保関連法制と重ね、陰で警備・公安を巧みに操るアベ政権の恐ろしさに、その思いはますます強くなってしまいます。

そんな中で、上越市立高田図書館で『戦後70年「文学」を通して戦後史を捉えなおそう』という「熟慮塾」公開講座を知りました。5回の講座で早速申し込みをしましたが、糸魚川市ではこの類いの歴史や平和を学ぶ講座は難しいようですね。

今日は夕方から雨の中を中央大通り線でスタンディングです。今までは天候に恵まれ一度も雨にあうことがなく、今回は一番少ない20名で傘を持っての参加です。これから冬に向かい天候に左右されるので、12月のアクションを区切りにして学習会を中心に切り替えてゆこうと話し合われています。

そして本日発表のHNK世論調査、アベ内閣を「支持する」が4ポイント上がって47%という数字に驚きました。全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法での世論調査とはいえ、「一億総国民」平和を希求する精神はと考えてしまう肌寒い夜です。


深まりゆく秋と見えてくる「一億総活躍社会」

2015年11月07日 | 日々思うこと

昨日は午前中に市内で会議をこなし、午後からは土日曜日に開催の能生作品展の準備で能生生涯学習センターへと急ぎました。陶芸教室の作品の飾り付けを終え、夕日がまだ沈まぬ国道を走ると西の空の雲海と黒姫山の稜線がきれいで、早川バイバス田伏トンネルを過ぎた辺りから北斎の絵のような風景を撮りました。

家の近くの健康づくりセンター「はぴねす」の桜の木々の紅葉も春の頃とはまた違って惹きつけられます。今春は市内どこの桜の花も見事でしたが、こうして色づく葉もきれいで日一日深まりゆく秋を感じます。

深夜は目がさえて久しぶりにテレ朝、朝まで生テレビを・・・、今夜のテーマは「激論!一億総活躍社会って何だ?!」で、出演は片山さつき、山井和則、荻原博子、香山リカ、駒崎弘樹、白河桃子、高橋洋一、左敬真、古市憲寿、三浦瑠麗の各氏です。田原総一朗氏の司会で、経済・金融政策の数字を中心にした議論で途中でウトウトしながらも、人が大切にされるとはちっとも思えない「一億総活躍社会」が見えてきました。

それにしても激論とはいえ政府よりの片山さつき、高橋洋一氏らの発言が多すぎで司会者の力量不足を感じながら、香山リカさんらお若い人の発言がほとんどなかった片寄りの番組を結局朝方4時近くまで視聴でした。

そんなことで今日は寝不足気味で能生作品展へは明日出かけることにして、曇り空の下で掘り上げてある水仙の球根を植えたりと庭仕事を少しこなし、敵対関係が長く続いていた中国台湾首脳会談を注目する終日です。


子どもが輝く「森のようちえん てくてく」10周年の会

2015年11月05日 | 日々思うこと

5日は秋晴れの中を上越市民プラザへ、NPO法人の緑とくらしの学校「森のようちえん てくてく」10周年記念の上映会へと急ぎました。1時に会場で下の娘と合流で、元副園長の今川孝子さんとも久しぶりの再会です。

1階の市民ギャラリーでは記録映像のスライドショーで、受け付け辺りでは小さな子どもがハイハイ・・・、2歳の私の孫は人の多さに最初は“人見知り”気味でしたが、少しづつ慣れてきて広い別室(保育室)で走り回っています。

「森のようちえん てくてく」園長の小菅江美さんはデンマークの幼児教育「森のようちえん」を視察し、上越の地で夢を実現させ10年が経ちました。写真家の小西貴士さん(公益法人キープ協会・森の案内人)とのトークショーで小菅江美さんは「森があったから・・・」と謙虚に、そして「上越をもっと子どもたちが輝く地域に、子どもたちに子どもを生きる時間を届けたい」と話されました。森がいっぱいあっても取り組まない所も多く、やはり幼児教育への熱き思いと感性の高さと行動力があればこそと聴き入りました。

写真展もプロが一年間を通して撮った森の中で伸び伸びと遊ぶ様子や田植えの泥んこの姿など、ぬくもりのある写真にしばし釘付けです。また会場には男性の姿が多いことに驚き、その関心の高さと上越の地域性が伝わってきました。

会は3時過ぎに終了し娘と別れてから、2階に場所を移して4時からは立石由美さんの「オンカロ&ドイツの脱原発報告会」の打ち合わせです。今回スタッフとして関わってくださる方たちは実績と行動力のある人ばかりで頼もしい限りで、集会の成功に向けて具体的に進めることができました。暗くなった市民プラザを後に家路へと急ぎましたが、今日の出来事が脳裏を走る充実の一日でした。


インターネット接続不能の日々

2015年11月04日 | 日々思うこと

1日夜遅くにブログの書き込みを終えてから、正確には2日午前0時を過ぎた辺りからパソコンがどうも不調でつながりません。翌2日に予定を変更してデスクに釘付けで、ド素人ながらあれこれと向き合ってみると原因はパソコンではなくインターネット接続に問題があるようです。電源を何度も切ってコードを抜いたり、時間が経てば直るかなあと思いきや、一日が経過し3日朝になってもトラブルは解消できません。

祝日開けの4日、NTT東日本へ電話を入れトラブル状況を伝えると、午後から糸魚川サービスセンターの方が来て二人がかりの作業で何とか回復です。そんなことでこの3日間、メールの送受信ができなかったことで、回復後の作業が大変で重要順位の高い方からこなして、夕食の準備にと急ぎました。

サッカー練習日なのでハンバーグを作る予定でしたが、簡単な豚汁とおにぎりに変更し時間までに間に合うことができました。ところが娘も孫たちもいつものように食べてくれず、食欲不振であるはずもなくアレコレ考えると、豚汁が薄味というよりも味噌がよく溶けていないことやゴボウの半生など等、“心、ここにあらず”が原因のようで反省しきりです。

上の写真は2日夜のお隣りの家でタコ焼きパーティーで、孫たちはタコの他にチーズやチョコを入れたりと、こちらは奪い合いの好評であっという間に完食でした。「TPPは大筋合意」と言いながらメディアは関税撤廃のメリットばかりを強調ですが、食料自給率が下がる中で天候異変などで食べものの奪い合いが起こる危険性も見落としてはなりません。

写真は小雨の中の青海地域の八久保公園で、2日に郵便局まで出かけたときに桜の木々の紅葉がきれいなので撮りました。

そして今日は朝から抜けるような青空で遠出をしたいところでしたが、パソコントラブルで外出ができず気分は“ブルー”・・・、さらに愛犬との散歩中に撮った黒姫山がどうしたことかデジカメに残っていません。夜になっていつものライフスタイルに戻ったものの落ち着かず、沖縄辺野古のその後や日韓首脳会談など気になっていることがいっぱいですが、エネルギーを消耗してうたた寝をしてしまいました。

ところで上京の時など、電車の中でも今や大半の人が下を向きスマフォと向き合っているので驚いていますが、私もパソコンは暮らしに欠かせない“一身同体”であることを実感する日々でもありました。明日からまたマイペースに・・・、そんなことで返信メールがままならず失礼をしております。


戦争法・マイナンバー・TPP、特効薬はないけれど「アベ政治を許さない」

2015年11月01日 | 日々思うこと

週末はいつも地域のイベントなどが盛りだくさんで、身体が二つほしいところです。神無月10月最後の昨日は小雨の中を上越市三和区まで出かけ、先ずは音&土(ねんど)工房へ立ち寄りました。近くの三和公民館で「弁護士のお話し~聞いて学んで一緒に考えてみませんか?」という集会があり、講師は今や引っ張りだこの馬場秀幸弁護士です。「私たちの暮らしはこれからどうなる?」と、最初にマイナンバー制度の問題点からで、メリット・デメリットなど知らないことが多く大変参考になりました。

続いて消費税、TPP(環太平洋経済連携協定)などの諸問題で、アベ政治がいかに国民生活を破壊しているかを具体的に熱く話され、参加者からも講師に劣らぬ活発な意見が出されました。あっという間に時間が過ぎましたが実りある集会で、久しぶりの再会や初めての出会いもあり、薄暗くなった雨の国道を心温かくして帰途に着きました。

早いもので今日から霜月11月、今年も残り2ヶ月となりました。毎月ブログに貼り付けてきた月刊『食べもの通信』ですが、画像一覧表で確認すると10月号をすっかり忘れていました。10月号は「和食を生かして減塩生活」特集“脳卒中・がん予防のために”です。塩分過剰はがん細胞を増やしタバコに次いで危険なことや、2010年から男女とも長寿日本一になった長野県の全県あげての減塩運動50年の取り組みなど、健やかに生きるための情報満載の内容です。

10月24日の家庭栄養研究会、合同役員会でのことも書き込まねばと思いながら時間が経過してしてしまいました。役員会では生活習慣病は予防できること、「未病」運動に取り組む神奈川県のこと、そして「TPP大筋合意は最終合意でない!」などを再確認でした。

そういえば馬場弁護士も「TPPは秘密交渉で、日本の経済主権を外国資本に売り渡し、国民をバカにしていると」と述べていました。最後に「反対だけでなく、地産地消を」と・・・、そして「人生で自分の手が届くところは自分で守り、届かないところはみんなが共闘することが重要」と説得力のある弁護士ならではの言葉でした。

ところで『食べもの通信』8月号コラムでも書きましたが、TPP参加で日本の食料自給率が農水省試算では40%から14%に下がり、世界紛争の中で食料が交渉の武器にもなりかねない危険性があります。どの国も、関税や保護政策によって自国の農林水産業を守り、食料自給率を高める政策を重視していることを見落としてはなりません。

そんなことでアベ政治は、国民の暮らしや子どもたちの未来をあらゆる分野で破壊していることを痛感し、特効薬はないけれど96歳の俳人金子兜太(とうた)さん揮毫(きごう)の「アベ政治を許さない」を、澤地久枝さんの呼びかけで11月3日午後1時全国一斉にならい掲げたいと思います。