あっという間に霜月11月も今日で終わりで、明日からいよいよ12月です。昨日曜日は冷たい雨の中を上越市まで車を走らせると、カーラジオからお昼時だけでなく10時頃の時間帯でも東京電力の原発再稼動へのいつものCMが流れてきます。
11時から市民プラザでの「原発再稼動を考える集い」の打ち合わせを済ませてから、教育プラザでの「つなげよう脱原発の輪 上越の会」主催の勉強会へと移動です。3.11福島第一原発事故の後、家庭栄養研究会・食べもの通信社で制作したDVD『放射能内部被曝から子どもを守る』の解説を依頼されていたので、視聴後にレジュメに沿って横道に反れないようにお話しをさせていただきました。
4時過ぎに終了に薄暗くなった中を、高田本町通り「遊心堂」での陶芸教室の高橋鉄雄先生の“やきもの展”へと急ぎました。茶道具専門のお店とあってお香の香りが漂い、ここでやっと頭の転換ができ、2階のギャラリーに上がりました。デジカメを持参していたのに作品の数々を撮ることをすっかり忘れて、しばし先生と“おしゃべり”をしコーヒーカップを求めて帰途に着きました。家に着いたのが7時頃で、あわただしかった一日にほっと一息・・・、夜10時過ぎまで集いのスタッフWさんとの電話が続きました。
その後の深夜は「憲法を守る糸魚川共同センター」の12月の学習会のチラシ作成で、ブログの書き込みもままなりません。写真は28日午後、姫川桜づつみから山頂が雲に隠れる雨飾山です。
今日30日は朝から青空の小春日和で、午後の国道姫川大橋から望む雪化粧の頚城連山は素晴らく、この風景写真は夕方までおあずけにし会議の会場へと急ぎました。会議を済ませた4時過ぎにはすでに山々は雲に覆われて残念・・・、“よい写真”を撮るということは先ず心にゆとりがなければならないようですね。
そんなことで今朝の愛犬との散歩中に撮ったご近所の畑の“10月桜”です。恥ずかしいことに柚子の木ばかりに集中し、直ぐ傍の冬の桜にまったく気づくことなく今まで見過ごしていました。
見過ごすといえば東京電力の「ケーブル混在」ニュースに驚くばかりです。柏崎刈羽原発1号機から7号機まですべてで、福島第二原発でも同様です。国の基準では一般用と非常用ケーブルを分けることを義務付けており、原子力規制委員会は東京電力からの報告があるまで違反状態にあることを把握していなかったそうです。基本的なことが守られていない電力会社、その安全対策を主張するCMに首を傾げるばかりです。
また今日は漫画家の水木しげるさん(93)の訃報です。自らの戦争体験をもとに前線で戦う兵士たちを描き続け、現代社会への警鐘てもありました。「ゲゲゲの鬼太郎」では人間と妖怪の姿から訴えてきた平和と共生社会、また一人戦争を語る人が消えてしまった寂しさを感じる霜月11月の終わりです。