すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

いま教育無償化に憲法改正は必要なのか!?

2018年11月01日 | 日々思うこと

今日から霜月11月、朝方には10度以下の冷え込みでダウン着用の外出で、頚城の山々は雲に被われて山頂を望むことができません。

一ヶ月前の沖縄知事選で辺野古基地移設反対の民意が示された中で防衛省は本日、辺野古工事を2カ月ぶりに再開し年内に土砂投入方針という、アベ政権の強硬路線に驚くばかりです。

(写真はyahoo画像から借用)

30日の衆院本会議2日目の代表質問でのアベ首相、憲法改正による教育の充実について「貧困の連鎖を断ち切り、家庭の経済状況にかかわらず、教育が保障される国でありたい」と述べているので呆れてしまいました。

日本国憲法を正しく理解していない総理大臣、教育の無償化については憲法第26条で明記され、いかなる家庭の子どもたちも保障されているはずです。国民に関心のない自衛隊の合憲化を実現するため、9条改正のバーターとしての教育無償化で、本当の狙いは自衛隊を憲法の中にしっかりと位置付けることは明白です。

確か2010年、民主党政権は憲法改正をせず、法律で公立高校の授業料を無償化を実施しており、何でいまアベ政権は憲法改正へとつなげるのか訳が分かりません。先ずは現在の「義務教育完全無償化」を予算化し、実現させることはアベ政権の責務でもあります。

最近知ったことですが、日本の最高裁には憲法学者が一人もいないそうで驚くばかりです。日本国憲法を正しく理解できず勝手な解釈で憲法改憲へ進もうとしている法治国家のこの国は本当にどこへ向かっているのか、国民もそろそろ気が付かねば手遅れになってしまいそうです。

一年前の今日は、同じ道を繰り返す自民党憲法草案と書き込んでいました。あっという間の一年で、そして今年も残り2ヶ月という速さで「チョッと待って!」と叫びたい昨今です。