すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

一年の終わりの食卓考と・・・

2014年12月30日 | 日々思うこと

今年も残すところ2日となり朝から一日雨降りで、大晦日には外出しないようにと市内のあちこちへと回り用事を済ませました。横町の行きつけのスーパーの鮮魚売り場は正月ならではの高級魚がいっぱいで、お刺身用として並んでいる縁起物のブリの片身を求めて塩焼き用に切ってもらいました。我が家ではいつも鮭ではなくブリの塩焼きを神棚と仏壇に備えて残りは家族でいただきます。

店内を見渡すとそのまま直ぐ食卓に出せるものばかりですが、できるだけ手作りをと心がけ今日は一番簡単な数の子入りの松前漬けを作りました。スルメと昆布はすでに細かく切ってある国産物を求め、人参を千切りにして好みの調味料に一緒に漬け込み最後に塩出しした数の子を入れて完成で、こんな簡単な松前漬けでも出来合いのものが並ぶ便利さです。明日は我が家の定番の“旨煮”(筑前煮?)で、鶏肉と人参・里芋・ゴボウ・コンニャクなどを入れて煮込むだけですが、夜になってレンコンを忘れていることに気づきました。

またお正月といえば餅つきで、両親が元気だった頃は一日がかりでしたが、今は根知の家からもたくさんのお餅をいただき冷凍保存で、使わなくなった餅つき機はリサイクル処分です。そして今日は孫たちとワイワイがやがやと繭玉を飾りましたが、そんな孫たちも8月には隣地に新居が完成してにぎやかな楽しい一年でした。

一年の最後に、地球環境にもやさしい暮らし方に心がけてきた毎日でもありました。先ずは洗濯用洗剤は合成洗剤を使わず石けん洗剤で、台所から出る生ゴミは庭の隅のコンポストで堆肥化し土に還元です。何よりも海の汚染や、清掃センターでエネルギーを使って焼却処理することへの“ささやかな抵抗”の暮らし方でもありました。

高度成長期後の日本人の食卓は欧米化し、いつの間にか食べ過ぎて病気の要因になったり、食べきれない食べ物を捨て大量のエネルギーを消費する、こんな贅沢な暮らし方をしている限り原子力エネルギーに依存せねばならないのかもしれません。「ちょっと昔に戻ればよい」という言葉があるように、社会全体で大量消費・大量生産をほんの少し見直すそんなライフスタイルをしてゆかねばと痛感する一年でもありました。

また政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”、日々の雑事をパソコンに打ち込んできた拙いブログに目を通してくださった多くの皆さまに感謝の思いです。明日の大晦日から元旦は荒れ模様の大雪予報ですが、どなた様もお元気で新年をお迎えくださいますよう。


“日々、記録せよ 抗議せよ 生き延びよ”と

2014年12月28日 | 日々思うこと

年暮れに来て落ち着かずパソコンに向かう時間も少なくなり、28日は朝から穏やかな青空なので玄関風除室のガラス拭きなどに励みました。姫川橋を行き来するにつけ頚城の山々が気になり、夕方4時頃にやっと姫川桜堤から今年最後であろう写真を撮りました。四季を通しての頚城連山はいつになく清々しく、新しい年を迎えるかの如く凛とした姿に魅せられます。そして青空のシーサイドバレースキー場でパパと初すべりの孫たちです。 

  

今年の御用納めは少し早めの26日でしたが、安倍政権の原発再稼動への動きと経済対策の目玉という3.5兆円が気になります。この経済対策交付金の使い道は市町村の判断にゆだねられますが、お金のバラ撒きはもうやめるべきで何よりも人を大切にするために、息の長い人口減対策に使うことが重要ではないでしょうか。法人税の減税に加えて社会保障を削っての財政再建などはあろうはずもなく、地方自治体もどれだけの英知が出せるのかも大きく問われる新年になることでしょう。

27日深夜、NHKEテレ戦後史証言プロジェクト「日本人は何をめざしてきたのか 知の巨人たち・第3回 丸山眞男」を視聴しました。戦後日本の論壇をリードした政治学者の丸山眞男、60年安保闘争や東大紛争を経て丸山が構想した“永久革命としての民主主義”とは何か、今の安倍政権の暴走と重ねながら考えさせられる番組でした。続く第4回は「二十二歳の自分への手紙~司馬遼太郎~」で、こちらも興味深く釘付けでしたが前に一度視聴したような記憶がありましたが“おぼろげ”です。

そんなことで一年前の12月25日付けブログで「日々、記憶せよ、抗議せよ、生き延びよ」と、「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに・・・」と、劇作家の井上ひさしさんの遺言の言葉を書き込んでいました。私もどこまで近づけるか、できるだけ多くのメッセージを込めて書き綴ってゆきたいものです。戦後70年を迎える2015年、国も地方も多くの課題を抱えながらの年越しとなりそうですが、何はともあれ元気でアンテナを高く研ぎ澄まされた感性を持って歩んでゆきたいと思います。


クリスマスと子どもの貧困率と・・・

2014年12月25日 | 日々思うこと

今年は例年よりも早く雪が降りましたが、街なかではすっかり消えて今日はホワイトクリスマスではありません。クリスマスといえばプレゼントが付き物で、商業ベースに乗せられているとはいえ、この年齢になっても嬉しいものです。我がファミリーは少し早めの22日の夜、隣りの孫たちの家で総勢14人が集まり「メリークリスマス!」です。根知のM子お母さんから可愛い猫の模様の赤い室内履きをいただき、その他にも娘たちから気の効くプレゼントがあり、私は孫たちと同様に大喜びです。そしてブログに何度も登場したご近所の温州みかん、Y子さんが丹精込めたそのミカンを収穫したのでとくさん届けてくれました。

そして私から孫たちへは毛糸の手編み帽子で、NHKテキスト通りに予定の3個を編み上げプレゼントです。ついでにと自分用と3人目の小さな孫へと合わせて5個も編み上げ、我ながら“凝り性”に驚きです。この編み方はモチーフをつなげながら6枚に仕上げてゆくニット作家の広瀬光治さんならではのアイデアで、今度はテディベアの帽子を編んでみようかなあと・・・。

今日から小学校は冬休みで、孫と一緒に日本海の荒波を横目に強風の中を上越市まで出かけました。 小さな孫はこの黄色い帽子が気に入らないのか、なかなか被ってくれずオモチャの方に集中です。4時半過ぎに帰途に着きましたが、車の中では孫の“マシンガントーク”はいつの間にか止まってスヤスヤ・・・、家に到着する頃は暗くなって小雪がチラチラです。

ところでクリスマスということもあって、子どもの貧困率がふと頭を過ぎりました。厚生労働省が7月に発表した「国民生活基礎調査」では、17歳以下の子どもの貧困率は前回を0.6ポイント上回る過去最悪の16.3%で、6人に1人が貧困という数字です。その後、NHKクローズアップ現代でも取り上げていましたが、空腹で夜も眠れないというその映像に驚き胸が痛みました。貧困の連鎖とアベノミクスの社会的損失、その先に見えるのはアメリカの「貧困と戦争へのスパイラル」であることはいうまでもありません。いま家族でこうしてプレゼントを交換し、ケーキを食べることができるクリスマスに感謝の思いの終日です。


年の瀬のいよいよ・・・

2014年12月23日 | 日々思うこと

選挙で圧勝した安倍政権、いよいよ原発再稼動へと動き出しました。原子力規制委員会は九州電力川内原発1・2号機に続き、関西電力高浜原発3・4号機の安全対策が新規制基準を満たしているとして合格証にあたる「審査書案」をまとめました。さらに地方自治体向けの電源三法交付金、政府は原発再稼動の自治体には増額し停止は減額という配分方法を見直す方針で、衆院選後10日も経過しないうちにもうこの有様です。この交付金は最終的には国民も負担し、一般家庭で年間約1000円から1500円が電力料金に上乗せされており無関心では済まされません。

いよいよといえば、ご近所のたわわに実った温州ミカンの収穫ももう直ぐのようで、この絵になる光景を楽しませてもらいました。そして隣接するD社社宅の解体工事の工期変更の町内回覧板が回ってきました。予定では12月末までとなっていた取り壊しの工期が4月末になって、昨日は敷地内に大型重機は入ってクレーンが冬空にそびえていましたのでいよいよです。

写真は昨日の小雪の中の糸魚川駅アルプス口で、東京駅赤レンガと同世代のレンガ車庫の三連アーチがシンボルとなってます。駅は街の玄関ですからこの三連アーチがなかったら何のヘンテツもない無機質な駅舎になっていたことでしょう。北陸新幹線のダイヤも発表され、いよいよ開業まで80日程で東京駅がより近くなった感じです。

今日は朝から穏やかな天候で日中には陽もさして、外仕事や玄関風除室などの整理整頓です。今年も残すところ一週間あまりで時間はちっとも待ってはくれず、大掃除や買い物など気ぜわしくなってきました。


東京駅開業100年と赤レンガ駅舎

2014年12月21日 | 日々思うこと

一昨日19日の東京駅構内、開業100年記念に合わせたスイーツやグッツなどに大勢の人が集まっていました。そして20日の東京駅、赤レンガの駅舎をデザインした IC乗車券Suica(スイカ)の販売で、丸の内南口のJR窓口に大勢の人が殺到したことで販売中止となりました。1枚2000円のステキ過ぎるデザインで、一人3枚までとあっては私もほしいくらいですが早くもネットでは数万円・・・。

   

その赤レンガ造りの丸の内口駅舎は建築家辰野金吾らの設計で、100年前の1914年(大正3年)に竣工しました。1923年(大正12年)の関東大震災でもたいした被害を受けなかった強固な耐震構造の駅舎でしたが、1945年5月25日米軍による空襲でシンボルだった南北のドームやその他の部分を破壊焼失しました。そして戦災復興工事によって失われた南北ドーム屋根にかわって木造8角形の屋根が載せられ、2003年に国の重要文化財に指定されました。その後、長らく先延ばしされてきた建て替え計画は当初の形態に復原する方針がまとめられ、2007年5月に復原工事は起工され、総工費500億円で2012年10月に100年前の姿に甦りました。

写真はウィキメディアからお借りした東京駅の全景で、北から南までが335メートルというシンメトリーで重厚なレンガ造りの駅舎風景はかなり離れなければ見れないようですね。上京の折には中央線1・2番線ホームからドーム屋根の一部を眺めていますが、新丸の内ビル辺りから一度はライトアップも見たいと思いながら、いつも時間に追われてのとんぼ帰りです。

実は今回の上京で19日は宿泊をし、翌日には25日まで開催の調布市平和記念事業「笹本恒子100歳展~日本初の女性報道写真家が歩んだ時代~」に足を運ぶ予定でしたが、爆弾低気圧に怯えてしまい日帰りに変更です。過ぎてしまえば20日の“裏日本”は降雪の心配もほとんどなく「ほくほく線」も順調で悔やむことしきりでした。この時期は特に天候に左右されながらのライフスタイルですが、明日からはまた冬型の気圧配置の雪模様になりそうです。


自衛隊の手法を取り入れる教育行政と、輸入小麦の問題点

2014年12月19日 | 日々思うこと

爆弾低気圧がウソのような今朝は、家庭栄養研究会の運営委員会で上京です。糸魚川駅到着の越後湯沢終点の特急「はくたか」は通常の「ほくほく線」を経由せず、長岡駅へ直行になりました。新幹線「とき」の座席指定はパーになり、金沢方面からの乗客約500人ほどが長岡駅で自由席に殺到です。このまま東京駅まで立ったままでは午後からの会議は集中できないと考えて、30分後の次の新幹線に乗車することにしました。

越後湯沢を過ぎ長いトンネルを抜けるとそこは青空で、日本海側と太平洋側の“裏と表”が伝わる冬の景色です。予定より遅れたものの東京駅に無事到着、乗り換えの中央線ホームに上がると青空の中に高層ビルがそびえています。

ところで新幹線の車中は、メル友から送られた『高校生をリクルートする自衛隊・自衛隊の手法を取り入れる教育行政』(同時代社 800円+税)を一気に読みました。これは先月11月25日に出版されたばかりのサブタイトル「集団的自衛権行使で教え子を再び戦場に送るのか!」で、これまで知らなかった教育現場の自衛隊駐屯基地での職場体験などが詳細にまとめられています。平和にもっとも敏感であった教育現場は今や教師たちが変わり、安倍政権の下で戦前のように児童生徒の意識を変えようとしている実態が伝わりました。何よりもこれは「教育ではない」と思えることが多く、例えば2013年東京で開催された国民体育大会での「銃剣道」競技に「柔剣道」の間違いではないのかと目を疑うなど、保護者の知らない間に“よりリアルな殺戮訓練”へとつながっていくその異様さに身震いをしました。

また月刊『食べもの通信』12月号は“アメリカ発、小麦が起す現代病”特集です。小麦自給率(2013年)は1割で9割を輸入に依存し、その約6割がアメリカで続くカナダ・オーストラリアは約4割、アメリカで急増する肥満症や免疫力低下などを取り上げています。収穫後の農薬散布のポストハーベストの問題も含めて、現職市議の頃は保育園幼稚園・学校給食に安心安全な国産小麦の普及拡大をと熱く主張してきましたが、その壁となっているのは為政者らの“やる気”と勉強不足であることを痛感してきました。

そんなことで首長が任命し、これを議会が同意する教育委員会制度は今や“仲良し委員会”ともいわれ、糸魚川市教育委員会も様々な点で問題を引き起こしています。 抜本的な追求と改革がないまま、また問題を引き起こすであろう教育行政と、自衛隊リクルート問題と重ねてしまう“裏と表”のあわただしい一日の終わりです。


選挙後の爆弾低気圧と「きららホール」のどん帳と・・・

2014年12月17日 | 日々思うこと

連日の強い冬型の気圧配置で、まさに爆弾のような暴風雪でJR大糸線や金沢発の特急「はくたか」などの運休が出ています。今日は「きららホール」で幼稚園の「♪リズム はっぴょうかい」があり、猛吹雪の中を出かけました。500席のホールは多くの保護者で埋められ、孫の最後の発表会とあって身を乗り出しての観賞です。2時間ほどの発表会は無地終了し、ホールのどん帳が静かに下りました。

このどん帳は20年近く前、旧青海町での総合文化会館建設特別委員会で提示された3点のデザインの中から選ばれた京都の龍村織物制作のもので、私にとっては思いで深きものです。他の2点のデザインは、熱海海岸の“貫一お宮風”やどん帳本来の古風なもので、先輩議員らの意見が強く特別委員会ではなかなか決まらずもめていました。当時の小野佳一町長が突然「鈴木さんはどれがいいと思うか?」と聞くので、私は迷わず「海と山と明るい未来を感じるこのデザインが21世紀にふさわしい・・・」と答えると、町長はすかさず「ではこれにしょう」と・・・、委員会では少数派だった龍村織物に決まりました。

青海総合文化会館は平成8年に竣工し、この間ホールのどん帳が下りる度にあの時のことを思い出し、いつか記憶を記録として綴っておこうと思い今日に至りました。ちなみに1階ロビーやアトリウムの床はギリシャ大理石で、これは故小野健さんのたっての希望でしたが、私は雪や雨で滑りやすいからと反対(笑)・・・。またホールの音響設計はNHKに委託(?)、県下でも指折りということで合併前の企業城下町ならではのお金をかけた自慢の建物です。

その文化会館を後に降り積もる雪の中を駐車場に向かうと、わずか2時間ほどで車の上には数センチの積雪です。郵便局へ立ち寄って昼近くに家に戻ると日中の除雪車出動です。北海道のホワイトアウトほどではありませんが、12月にしては珍しい光景です。

ところで各選挙区から1人しか当選できない小選挙区制度、得票率に比べて議席占有率が高くなり大政党ほど有利で、今回の衆院選でもはっきりと表れました。自民党の得票は48%と半分以下だったにもかかわらず、議席占有率では76%に達しました。昨16日の新潟日報1面「集団的自衛権に信任」という大きな見出しの扱いに驚きました。経済最優先を強調していた安倍首相、なにをカン違いしたのか会見で「国民は集団的自衛権の行使容認を支持した」と・・・。投票率の低さで国民の約4分の1の支持でありながら、安全保障や原発再稼動については「公約で示したことを進めるのが責任」と・・・。原発立地の新潟県に来て一度も再稼動問題にふれないまことにズルイ首相であることはハッキリです。衆院選を終えて政界では風も波も何もなかったかのごとくですが、自然界では大荒れの爆弾低気圧のごとくの凍える日が続きます。


衆院選、アホノミクスの作戦勝ち!

2014年12月15日 | 日々思うこと

寒風の中での衆院選、メディアの予想通りとはいえ先進国最低の52.66%という投票率で3分の2議席を獲得できるこの小選挙区制度に改めて首を傾げてしまいます。新潟県内も過去最低の52.71%で半数の有権者が投票所に行かなかったということですが、これは雪や寒さによる影響も大きかったことでしょう。となるとこの次期に解散を仕掛けた安倍さんの“作戦勝ち!”、国民からアベノミクスの信任を得たと暴走は留まることはなさそうです。何よりも一番懸念するのは閣議決定での集団的自衛権の行使と原発再稼動へ向けて一気に加速することです。

終戦後、土光敏夫さん(元経団連会長)の母登美さんが「愚が日本を滅ぼす」と、私財を投じて横浜に橘女学校を創立したことは以前のホームページ『日々雑感』(2012年12月13日)でも書き込みましたが、自公圧勝は有権者が選んだ“愚”として受け止めねばなりません。 

   

週末の能生「えほん」でのクリスマス会も予想通りの少数でしたが、それなりの楽しさもあり和気あいあいのひと時でした。写真は焼き上がった“キャンドルハウス”と、今年は豊作でと友人からいただいた柚子です。陶製の“キャンドルハウス”はこれで二作目ですが、前回は孫と一緒の創作で建物の構造上の失敗(?)で、今回は壁構造でしっかりと屋根を支えました。室内の照明を消してロウソクを中に入れて着火すると小さな窓から光が・・・、孫たちも喜んでくれたので私も幸せ気分です。

気分といえば衆院選のことを考えると晴れるはずもなく、気分転換にと30年(?)ぶりに毛糸編みに挑戦です。先月のNHKすてきにハンドメイドの番組で、ニット作家の広瀬光治さんの手編みの帽子を見て急に編みたくなって本屋さんへ行くとすでに11月号テキストは完売です。そんなことでNHK出版から直接テキストと材料を注文し週末に届いたので、孫たちの帽子をクリスマスプレゼントにと黙々と一個編み上げました。残りはあと二個で、ピンク色の毛糸はいつも孫のめんどうを見てくださる根知のお母さん用でクリスマスまで間に合わせようと・・・。

ところで14日の投票日朝から上越糸魚川地方には大雪警報と風雪波浪注意報が出て、JRの各線は雪の影響で運休などが続出でした。今週の天気予報は雪マーク(正確には雪ダルマ)で、晴れる日がなさそうな不安定な一週間が続きそうです。夕方になって関西の友人からMLが届き、同志社大学・院の国際経済学教授の浜のり子さんが「将棋が負けそうになって将棋盤をひっくり返すような選挙」と・・・。そして浜のり子さんはアベノミクスをアホノミクスと喝破し、最近ではドアホノミクスとも・・・。今回の衆院選で自公は圧勝したとはいえ、沖縄全選挙区では自民が敗北という結果です。このままあきらめては子どもたちの未来は暗く、明るい光に向かって私もまたがんばろう!


終盤の衆院選と“ノーベル・ウイーク”

2014年12月11日 | 日々思うこと

今日は東日本大震災から3年と9ヶ月、衆院選も終盤になり共同通信の電話世論調査では、自・公両党で憲法改正に必要な3分の2議席を超えるという予想に驚いてます。豊かさと便利さにどっぷりと浸かった日本人は、いつの間にか“いのち軽視”でお金がすべてのモノサシになったのかと悲しくなってしまいます。さらに追い討ちを欠けるように週末のお天気は冬型の気圧配置で、天の神さまも味方になってくれない荒れ模様で、組織力のある自民党には有利になるそうです。組織力といえばこの2日間、地元の自民党候補者事務所から電話が3回もかかっています。一度目は家にいたので電話に出て応対で、その後は「562-10▲▲」とナンバーディスプレーで同じ番号が表示です。この戦力に驚きながら、企業献金の利権まみれの自民党の動きが鮮明に伝わってきます。

そんな中で爽やかな“ノーベル・ウイーク”ですが、スウェーデンのストックホルムでのノーベル物理学賞の授賞式、赤崎・天野・中村さんの様子に思わず目を細めます。あらためて発光ダイオードは人類にとってはスゴイ発明で、長年のご努力が報われた授賞式でのそれぞれのスピーチも素晴らしく感動ものです。またノーベル平和賞のインドの子ども労働問題権利活動家のサトヤルティさんと、パキスタンのマララさんの活動は多くの子どもたちを救い希望を与えたことでしょう。特に最年少受賞のマララさんの「なぜ、銃を与えることはとても簡単なのに、本を与えることはとても難しいのでしょうか」と、17歳とは思えない力強いスピーチが心に残ります。

この爽やかな人たちを見ていると、何だか日本の特権階級の政治家が一番“おぞましいく最低!”と思ってしまいます。スウェーデンもかっては日本と同じでしたが、国会地方議員とも無報酬(経費支給)などの抜本改革で今日に至り、羽田澄子監督の映画「安心して老いるために」からもよく伝わってきます。

師走の巷には青色LEDのクリスマスツリーが目立ち、国道8号横町の国土交通省高田河川国道事務所糸魚川出張所にも飾られています。昨年は大和川小学校歩道橋の横にビックなツリーが飾られていましたが、今年はコンパクトで品の良いツリーです。

今日は午前中から横殴りの雨の中を上越まで車を走らせました。気温は10度を超えて比較的暖かかったものの一日中雨降りで、夕方薄暗くなって帰途に着きました。そして帰り道に雨の中を下車し、やっとデジカメに収めました。明日は能生棚口の「えほん」恒例の一品持ち寄りのクリスマス会です。キャンセルの人が多いようで、それでは何としても参加せねばと、そして期日前投票はその後に・・・。


真珠湾攻撃とジョン・レノンと特定秘密保護法

2014年12月09日 | 日々思うこと

昨12月8日は真珠湾攻撃を機に太平洋戦争へと進んでいった日です。大半の日本人には記憶にない出来事でしょうが、米国の人たちにとってはいつまでも忘れないことでしょう。去る3日夜、NHK歴史秘話ヒストリア「私は真珠湾のスパイ~日米開戦 ある男の告白~」を視聴しました。日米開戦のきっかけとなったハワイ真珠湾に停泊するアメリカ太平洋艦隊を壊滅させた日本海軍の奇襲作戦は成功し、その背景には日本人スパイ帝国海軍少尉の決死の働きがあったことを知りました。番組からこの任務達成により日本人スパイと多くの日系人たちの苦悩が伝わり、戦争とはこういうものだと感じ入りました。

そして1980年の同じ日、ジョン・レノンがニューヨークで凶弾に倒れ40歳の短い人生を閉じました。この日を機に新自由主義が闊歩し、母国英国でフォークランド紛争中に「♪イマジン」が放送禁止になりました。真珠湾攻撃とともに常に逆風に立ち向かったジョン・レノンを忘れてはなりません。

ところで日曜日の早朝、除雪車が駐車場脇に1立方m程の大きな雪の塊を置いていくので少々呆れていたのですが、昨日学校から帰った孫がその雪の塊を利用して真ん丸くした雪を上に重ねて雪ダルマを作りました。ところが今朝からの雨でこの雪ダルマはすっかり融けてしまいました。でもまた雪が積もったら孫たちは大喜びで何かを作り出すことでしょう。

家族の一員の愛犬リミは老いても柴犬特有の気の強さで、雪が大好きで駆け回っていますが、雨や消雪パイプの水は大の苦手です。今朝の散歩も自ら早めに切り上げ(?)て家に入り、玄関の風除室から雨が止まないかと一日恨めしそうな表情です。

明日10日は特定秘密保護法の成立から1年になり、とうとう法律が施行されます。これまで国民の反対の声が政府に届くこともなかった“悪しき日”になります。そして衆院選、メディアは投票率の低下を頻繁に報じていますが「棄権せずに投票へ行こう!」とまでは伝えません。そんな中で今回の衆院選では、国税600~700億円で投票用紙1枚(一人)が600円といわれています。2年前の前回は戦後最も低い59.32%でしたが、それを下回る投票率で「この道しかない」と進むかもしれない安倍政権、議会制民主主義が機能不全になりファッショが進むことに今まで以上に危機感を覚える寒い一日の終わりです。


除雪車初出動と衆院選ラストサンデー

2014年12月07日 | 日々思うこと

昨土曜日、例年より早い初雪で海沿いの我が家の周辺は20センチ程の雪が積もりました。市内山間の根知谷では1メートル近くの積雪で、そんな初雪に驚いていると南魚沼市の「野の花館」の外山康雄さんから電話で「こちらは小春日和ですよ」と・・・。夜は隣りの家の娘と孫たちがパパが出張ということで我が家でお泊りで、遅くまでワイワイがやがやです。

日曜の早朝3時半頃に町内から今季初出動の除雪車の音が聞こえてきました。朝起きると路地はきれいに除雪され、午後には陽もさして雪はかなり消えました。能生谷の「えほん」のオーナーから、5日から降り続いた雪は棚口温泉辺りで1メートルを超え、雪が重かったことで各地で倒木の被害が出てご自宅の桜の木も折れてしまったそうです。そして春には桜の花が見れなくなると思うと悲しいと・・・。 

衆院選も今日はラストサンデーで、この寒風の中で各候補者も大変な様子で、メディアは「自民1強多弱」と報じています。去る3日、公示日翌日に新潟県入りした安倍さん、柏崎刈羽原発が立地する柏崎市での街頭演説では原発再稼動の問題には触れぬままで、「この戦いは前進か後退かを決める選挙」と声を張り上げてアベノミクスの成果を強調です。世界最大出力の柏崎刈羽原発の立地県民を軽く見ているのか、何とも悲しいことではないでしょうか。

このまま自民党の独走を許してよいはずはなく、安倍政権の「この道しかない」のその先を国民も直視しなければ愚かな歴史を繰り返すことは明確です。今年の流行語大賞に「集団的自衛権」が入っていますが、立憲政治を踏みにじる民主主義の危機であることをどれほどの人たちが敏感にキャッチしているのか、問われるのは有権者の意識でもある衆院選挙です。来週末の天気予報も雪マークで投票率の低さが案じられますが、私も早めに期日前投票へ行くことにします。


衆院選、子や孫のために悔いなき選択を!

2014年12月05日 | 日々思うこと

昨4日は朝から植木屋さんが冬囲いに来たのであわただしく、昼過ぎに市内あちこちへと出かけました。街なかの銀行で用を済ませるとお向かいのそば処泉家さんが気になりましたが、車に戻ったもののあったかいお蕎麦が食べたくなって“明日死んでも悔いなきように”(笑)とお店の中へ・・・。いつもは家族と一緒で一人では珍しく、お蕎麦を待っている間に酒の杯の陳列“盃の志なじな”に目を凝らし、その後は「自民300議席」の新聞に目を通しました。この世論調査の数字に信じられない思いですが、これが今の日本の民主主義の熟度かもしれません。15年前に「県女性海外派遣」で訪れたスウェーデンでは18歳から選挙権があり、自分が一票を投じた人の議員活動を直視しする政治への関心の高さが伝わりましたが、さて日本ではと考えると無関心がいっぱいですから肌寒くなってしまいます。

       

5日金曜日、朝の霙(みぞれ)はいつの間にか重い雪に変わって、突然の冬将軍の到来でスノータイヤに交換していない人は大慌てのようですね。我が家は昨日に冬囲いも済ませて一安心ですが、糸魚川出身の藤木節子さんお手製のステンドグラスのお気に入りのクリスマスツリーを飾っていないことに気がつき、夕方になってあわてて飾りやっとホワイトクリスマスの気分です。

辺り一面が白くなった夜、沖縄県仲井真知事が辺野古移設に向けて埋め立てに関する工法変更申請3件のうち2件を承認したというニュースにビックリです。知事の任期が9日までで、先の選挙で沖縄県民の民意が示されただけに退任4日前にしてのこの行動ですから、その人間性をも疑ってしまいます。仲井真知事は公の場に姿を見せず雲隠れで、「承認基準に適合しているとの報告を受けた」と談話を発表です。16日の知事選で敗れた直後には、残任期間に関し「私はレームダック(死に体)だから」と述べていた仲井真さん、最後には県政史上最悪の知事であることが見えてきました。

そんなことで先月の沖縄県知事選挙で翁長さんの応援に駆けつけた菅原文太さん、「1万人うまんちゅ大集会」での挨拶がネットで話題になっておりYoutubeで視聴しました。菅原さんは「政治の役割は二つある、一つは国民を植えさせないこと、安全な食べものを食べさすこと。二つは絶対に戦争をしないこと」と、81歳にしてその言葉の力強さと共に沖縄県民の熱さに感激です。人生を閉じる最後に熱く語った菅原文太さん、その言葉はいつまでも人々の心に残ることでしょう。

寒風の中の衆院選、巷の安倍さん「経済回復、この道しかない。」の真っ赤なポスターですが、「この道はいつか来た道!」で真っ赤な血に染まる未来が見えてしまう私、暖房のない部屋で子どもや孫たちのために“悔いなきよう”にとパソコンに向かう昨今です。


子どもたちのために「げんぱつにNO!せんきょにGO!」

2014年12月03日 | 日々思うこと

衆院選公示から2日目、TV画面から候補者の熱い声が伝わってきます。この寒空の中で投票には行く気がしないという人たちもいるようですが、自らの参政権を放棄してはなりません。2年前の同じ季節の衆院選で自民党は圧勝し、その後の政治の暴走は目にあまるものがあります。これをどのように捉えるかるかは各人の置かれた立ち場で異なることでしょうが、未来を自ら決めれない子どもたちのためにも、メディアに左右されることなくしっかりと行動をしましょう。

国際環境NGOグリンピースジャパンから・・・。

安倍首相は11月18日、衆議院の解散を表明しました。
12月14日に衆議院選挙が行われます。

東電福島第一原発事故を経験したいま、地震の活動期の中で、
原発のリスクや増え続ける核のゴミとずっといっしょに暮らす未来を選ぶのか、
原発をやめて、核のゴミをこれ以上増やさないで、
省エネ・自然エネルギーで生きる社会を選ぶのか、

日本のあしたは、大人たちの一票一票にかかっています。

原発のないあしたのために、できること、いろいろ。
グリーンピースと いっしょに、やってみませんか? 

 


忘れないうちに、高齢者運転講習と太陽光と・・・

2014年12月02日 | 日々思うこと

衆院選公示の今日は朝から大荒れで、台風並みの暴風雨です。ほぼ隔日ペースのブログですが、忘れないうちにいくつかのことを書き込んでおきたいと思います。先ず高齢者運転講習について、「3年毎でなく5年では?」というコメントお寄せいただきました。早速、新潟県公安委員会(TEL 025-256-1212 内線243)へ問い合わせましたところ、70歳以上で免許更新時の年齢の違いにより、3年4年5年と異なることが分かりました。

次に昨日、太陽光発電のことを書き込みましたが、本日の糸魚川タイムス1面に掲載されました。市内の建設会社が設置し、最大出力1メガワット(1000キロワット)の大規模な太陽光発電は市内初で、降雪対策に独自の架台で建設費を抑えているそうです。2年ほど前に「県女性議員の会」で阿賀野市のメガソーラーを視察したことがありますが、ここでは積雪対策でパネル勾配を自由に調節できる架台が設置されていたことを思い出しました。太陽光発電所の建設には広大な用地が必要ですが、遊休地の活用で再生可能エネルギー の基幹電源として期待される明るいニュースです。

下の写真は先日の陶芸教室で専業農家のHさんからアスパラ菜をたくさんいただき、車庫のバケツに入れて置いたら菜の穂先から黄色い花がドンドン咲き出しました。こんなに寒い日が続いてもしっかりと生きているのですね。

次に嬉しいことの一つに昨日曜日、「福島県南相馬市のYです」と電話が入りました。突然のことで一瞬どなたかかと分からなかったのですが、東日本大震災の直後の3月18日夜、南相馬市からバス数台でに当市に避難していたYさんでした。当市には1ヵ月半ほどの短い避難生活でしたが、その後もYさんとは交流が続き、今年の3月11日にメールを送っても音信不通で何か事情があるのではと案じていました。Yさんは長野北部地震を心配されてメールをくださったとのことでしたが、私からの返信がないので不思議に思っていたそうです。そんなことでこの間、お互いのメールがまったく届いていないことが分かり、いったいどうしてかと首を傾げてしまいましたが、何よりもお元気な声を聞くことができ安心しました。

また昨夜は俳優の菅原文太さんの訃報で、高倉健さんに続く悲しいニュースです。日本の映画界を代表する菅原文太さんは宮城県仙台市出身で、晩年は声優として宮崎アニメ「千と千尋の神隠し」(2001年)の釜爺や「おおかみこどもの雨と雪」(2012年)にも出演され、これが遺作となってしまいました。2011年東日本大震災後は俳優を引退し山梨県で有機農業に取り組みながら、「戦争はぜったいにしてはいけない」「原発のない社会を・・・」などと訴えておられました。大きな星がまた一つ逝ってしまい、限りある人生の時間を痛感する寒い終日です。

※衆院選公示で「黒岩たかひろML」が閉じられたのでしょうか?2日前のML投稿もアップされず、さらに「0ribeさん」へのメールも届いていないようですね。ネット選挙が解禁というのに不思議なことが続きますが、当方のパソコンに原因かもしれません。


師走の巷と衆院選と自然エネルギー

2014年12月01日 | 日々思うこと

今日からいよいよ師走で、朝から冷たい雨降りです。家の近くの市道では悪天候の中を消雪パイプの取りかえ工事が始まり、「もう少し早く着工をすればよいのに・・・」と住民の声が伝わってきますが、今週の天気予報には雪マークですから思うことは誰も同じのようです。また近隣の4階建てのD社社宅の解体工事も町内回覧板では、9月からの着工で12月までには取り壊しが終了となっていましたが、12月には入っても未だにそのままの状態です。9月12日付けブログでも書き込んだ巨大ジャングルジムのような足場は早く組み立てられただけに、行き交う人たちから「どうしたの?」「何か問題があるの?」などと聞かれることが多くなりました。

今日は例年より早めに車の冬タイヤ交換をお願いしたので外出せずに、午後から日本記者クラブ主催の与野党8党首による党首討論を視聴です。2時間ほどのNHK中継から安倍さんの「この道しかない」という強気姿勢で、黙って聞いているこちらの方は頭がおかしくなりそうです。途中でコーヒータイムで、疲れたときのコーヒーの香りはこの上ないリフレッシュです。昨日の「珈琲きゃろっと」の補足ですが、初回限定のお試しセットの格安でしたが、次回からは1杯100円程になります。定期配達便での特典もあり、私は中細挽きで注文でしたが自家焙煎の豆のままがおすすめのようです。

写真は先週金曜日に糸魚川自動車学校から望んだ新潟焼山です。この日は朝から晴天で「高齢者運転講習会」があり、初めてとあって緊張の連続でしたが運転適正検査での総合評価では年齢相応で一安心・・・。しかし年とともに身体機能が低下するのは否めず、これからは3年毎に(?)この講習を受けねばなりません。

ところで衆院選を前にして、関西電力の福井県大飯原子力発電所3、4号機と高浜原発3、4号機の再稼働差し止め申請が却下という暗いニュースが続きますが、自動車学校に隣接する広大な敷地に大規模な太陽光が設置されているのが目に留まりました。その数量は中途半端ではなく、帰宅して孫のパパから翌土曜日に竣工式(?)が行われると聞きましたが、当市のニュースにはなっていないようですね。

そんな中で本日の新潟日報3面に、黒部川電力が市内小滝の姫川で「新姫川第六発電所」を新設というニュースです。最大出力2万7500kWで同社の発電所の中では最大出力で、「国産エネルギーの自給率を高め、地球温暖化対策も進めたい」と・・・。原発再稼動が争点になりにくい衆院選ですが“核のゴミ”問題も含めて、安倍政権のエネルギー政策に「NO!」を示せばなりません。