すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

“生病老死”の一年と年暮れのお礼

2017年12月30日 | 日々思うこと

あっという間に晦日になりました。この一年で多くの知り合いが亡くなり、100才を過ぎても絵を書き続けた妙高赤倉出身の後藤はつのさん、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生も逝ってしまいました。

家族同様に過ごしてきた番犬リミがクリスマスの日に逝ってしまい、いかなるいのちにも限界があり“生病老死”を痛感する年でもありました。そんなことで「年賀欠礼」の思いですが、確実に時は過ぎて新年の準備に追われ、昨日は上越の娘がやって来ていつもの神棚の掃除や、玄関の隅に置いてあった愛犬のゲージ解体などで大助かりです。

隣りの畑の桜の木を伐採した2014年の春、その太い幹で大工さんに簡単な棚を作ってもらい再生です。この棚をリミが独占していた場所に置くことになり、赤い実を付けた万両やヤブコウジの鉢と、何年か前の陶芸教室での犬のカタチのウエルカムボード板を飾りました。

また昨日の午前中、孫たちはシーサイドバレーでスキーを楽しみ、その様子をスマフォ動画で娘から見せてもらい、この一年の上達に目を細めました。今日は朝からどんより雲で、上の孫はパパと昨日に続きシーサイドバレーでスキーを・・・、下の孫といえば昨夜は我が家にお泊まりをして、今日はお友だちの家の餅つきに誘っていただき、鏡餅をお土産に笑顔で帰宅です。

私は無計画の大掃除で、日頃怠けていた換気扇が一番大変で“楽あれば苦あり”です。そして上の娘も正月休みに入り、行き届かなかったというよりもいい加減な私の掃除のやり直しなどでこちらも大助かりです。

月刊『食べもの通信』のアップも怠りました。11月号の特集は「“ゆるやかな”糖質制限で健康に」で、がん予防の基本は糖質制限であることを取り上げています。12月号は「ネオニコチノイド系農薬」で、桁外れの殺虫力で生態系が崩壊することを警鐘です。食べもの通信 家庭栄養研究会 http://www.tabemonotuushin.co.jp/

この一年、日々の暮らしを綴った拙いブログを多くの方々に“ご訪問”いだたき、“記憶は記録”の大きな励みになりました。心よりお礼申し上げます。   皆さまもどうぞお元気で佳き年をお迎えくださいますよう、新年もよろしくお願いいたします。


いのち軽視の原発再稼働と原子力規制委員会

2017年12月28日 | 地震・原発

今年も残りわずかとなった昨日はホワイトアウトのような大荒れで、今日も糸魚川市には波浪警報が出て今季一番の冷え込みです。

東京電力柏崎刈羽原発6、7号機が新規制基準に「適合」していると正式に認めた原子力規制委員会の昨日のニュースに身震いです。柏崎刈羽原発は福島第一原発事故を起こした同じ沸騰水型で、東京電力として事故後初の新基準適合となり国内では7番目です。(写真はNHK NEWS WEBから借用)

原発再稼働には、新規制基準への適合と地元同意という二枚の切符が必要で、原子力規制委員会はその一枚を東京電力に与えましたが、新潟県の米山知事は福島事故の検証が終わらない限り再稼働の議論をしないと明言をしています。

新潟県は東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の議論に入る前提として、福島事故の検証を独自に進めていますが、事故時に炉心溶融(メルトダウン)の公表が遅れた問題で、26日の東電との合同検証委員会で、「炉心溶融という言葉の使用について官邸からの指示はなく、使わないよう社内に指示したのは当時の清水正孝社長の判断だった」とする調査結果を公表です。

そんな年の瀬の今、なぜ原子力規制委員会は柏崎刈羽原発の審査を優先して進めたのか、寄せられた870件のパブコメをどのように受け止めているのか、更田委員長は「感情論ではなく・・・」と言っていましたが、感情を失った人間のいのち軽視の再稼働へ黙っていては年を越せない思いです。

愛犬が逝って4日目、エサ箱や衛生用品などの片付けを行いましたが、まだリミがいるような錯覚を憶えます。上の孫は朝から根知谷のシーサイドバレースキー場へ・・・、下の孫とコタツにもぐって人間にも厳しいこの寒さでは老犬にとって乗り切れなかったのではと、“原発ホワイトアウト”を重ねる一日です。


愛犬の“葬儀”でいのちが見える日

2017年12月26日 | 日々思うこと

昨日は愛犬の死で気持ちが動転し、ブログで「別れ」を「分かれ」と書き込んだりと、落ち着かない夜を過ごしました。いつもと同じようにリビングのエアコンを20度に設定し、玄関の眠っているゲージの所まで温かい風が届くようにと朝まで着けっぱなしです。

今朝は冬型の気圧配置で強風の寒さの中を、上越市寺町の浄興寺慈愛堂での“葬儀”に出かけることにしました。出かける前にブログを読んだという友人Iさんが来てくださり、すでにリンゴ箱に“納棺“の愛犬とお別れをしてくださいました。その後に東京の弟から、お歳暮のシクラメンが届き、とりあえず下駄箱の上に置いて出発です。

助手席に“納棺”の愛犬を置き、日本海の荒波を横目に国道8号を走ると白い“波の華”がいっぱい飛んでくるので、こんなことは初めてです。定刻に到着し下の娘と孫もお寺まで来てくれ、セレモニーに同席です。浄興寺は親鸞上人の本山で、慈愛堂動物浄苑については上越の友人からのお薦めで迷わず決めていましたが、動物も人と変わらぬ扱いで読経から進められてゆくので驚くばかりです。

すべては個別火葬されるというのも安心で、収骨の後は寺の一角の共同納骨墓へと思っていたものの、急に心変わりで骨壷に入れて家に連れて帰ることにしました。これには娘も合意で「お母さんと一緒に家に帰れるからリミは安心しているよ」と・・・。1時間半ほど待って火葬を終え、カタチを変えた愛犬と対面し、孫も割り箸を上手に持って骨壷へ静かに移しました。

小さな孫も今日の愛犬リミの“葬儀”を通して、いのちをしっかりと見つめているひと時です。またお寺の方が丁寧に説明をしてくださるので、娘は「お爺ちゃんの時を思い出した」と、私も同じ思いでした。そして助手席にまだ少し温かい骨壷と位牌を置き、強風雨の中を夕方5時に無事に帰宅です。

さて帰宅して位牌と骨壷はどこへ置こうかと、そこまで考えていなかったので思案し、PCデスクの後ろの棚の上に安置することにしました。いつも背中から見守られているようで、そんなことで私も心が落ち着き“記憶は記録”と書き残す一日の終わりです。また昨日の書き込みで、FB「お友達」からのコメントや「いいね!」がたくさん寄せられましたこと、深くお礼申し上げます。


悲しい別れのクリスマス

2017年12月25日 | 日々思うこと

クリスマスの今日、我が家の愛犬リミが逝ってしまいました。戌年を迎えることなく17才と7ヶ月余りの生涯で、ここ数ヶ月は身体が不自由になっても柴犬特有の気丈さで、認知症にもならず賢く、最後はロウソクの炎が消えるように静かに苦しまずに目を閉じました。

いつか別れの日が来ると思いながら、家族同様に一緒に過ごした歳月で、私は晩年の父を介護するように夜中には何度も起きていました。数日前から体調がすぐれず風邪を引いたのかなあと思っていましたが、昨日の朝から食べものを受け付けず眠ってばかりで案じていました。

今日の午後、身体を指すっていると白内障になった目から涙がこぼれ、その後は目を閉じたままで少しづつ冷たくなってゆきましたが、まだその“死”を受け入れられずバスタオルをストーブで何度も温めて被い続けました。最後は「リミ、ありがとう、ありがとうね」と耳元でいっぱいささやく悲しい別れのクリスマスです。

写真は2006年3月5日、須沢臨海公園へ隣りの孫のパパと散歩に出かけた時の5才10ヶ月のカメラ目線です。

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誰もが、大切なものを失いながら、それでも強く、生きていく。

失ったものが大切だった分だけ人は成長し、多くを学ぶ。

今、悲しいこと、辛いこと、耐えられないこと。

そのすべてが、これからの自分をつくっていく。

受け止める強さと、前を向く勇気。

大切なことは、この二つ。

<幸せのサプリ~心に届くメッセージ>より


クリスマスプレゼントはかこさとしさん

2017年12月24日 | 本・雑誌・映画

一年前の瓦礫と化した糸魚川市街地では、メリークリスマスどころではない悲しさが溢れていましたが、今年は街なかにイルミネーションなども飾られ賑わっています。

我が家のリビングのコーナーにはクリスマスグッツを飾り、天井からは赤い長靴や雪だるまやツリーなどのフエルトのモービルが静かに回っています。この一年間、四季折々に和ませてくれた「いわさきちひろカレンダー」もあと一週間で見納めです。

孫たちへのプレゼントは近年、かこさとしさんの絵本を中心にしており、これを選ぶのもまた楽しいひと時です。かこさんは東大工学部卒ですが、ロングセラーの『はははのはなし』や『たべもののたび』など、身体に関するものが多く大人が見ても参考になるものばかりです。

また、かこさんは子どもの絵本だからといっても手抜きをせず、福音館科学シリーズの『地球』や『宇宙』なども専門的に描いています。『こどものとうひょう おとなのせんきょ』は、TVドラマ『民衆の敵』愛好の上の孫に、というよりも私も読みたかった一冊で、民主主義をテーマとしたこんな分野までと驚きます。

今日は風もなく日中は10度を超す穏やかな日差しの中、昨日に続いての外仕事で窓ガラスなどの掃除をがんばりました。クリスマスイヴの今宵は隣りの孫たちの家へ・・・、あっという間に日曜日が終わり明日からまた荒れ模様の予報です。


復興と再生の糸魚川大火から一年

2017年12月22日 | 日々思うこと

糸魚川市の中心部を焼け野原にした大規模火災から一年、多くの人々の暮らしや思い出を奪った悪夢のようなあの日を思い出します。一年前は朝から強い南風でしたが、今日は青空の穏やかな一日です。

市内のセメント工場の煙突の向こうの頚城の山々はいつもと変わらず、真っ白くなったドーム新潟焼山もくっきりです。夕方、能生方面へ出かけた帰り道、黒姫山の稜線と日没の静かな日本海を撮りました。

本町通りのそば処泉家さんや西隣りの加賀の井酒造さんは来春の開業を目指し、あの日を教訓に街なかから復興と再生の槌音が聞こえてきます。

一年前の書き込みを読みながら、時計の針を戻せないあの日を思い出す一日の終わりです。http://blog.goo.ne.jp/suzuki0410/e/c1c1a3ed184aa9fc3859a11e7cfce6c2


糸魚川大火からもう直ぐ一年の年の瀬と原発再稼働と

2017年12月20日 | 地震・原発

今年も残り10日程で今日は朝から太陽も顔を出すよい天気、正午の気温7度ですが西南西の風速5メートルの寒空です。師走の気ぜわしい中での買い物や、肝心の大掃除は後回しで“記憶は記録”と不調なパソコンに向き合っています。

本日、国連平和大使の神谷優季さんらが外務省の河野外務大臣を表敬訪問というのでビックリです。<以下、神谷さんのfbより>

『本日は、外務省にて河野外務大臣の表敬訪問をさせて頂きました。
河野外務大臣は、私達の思いをしっかりと聞いて下さり、激励のお言葉までかけて下さいました。私達の活動を評価して頂けたこととても嬉しく思っています。河野外務大臣のお言葉を胸に今後より一層、平和活動に励んでいくことを決意致しました。』と・・・。

明後日の22日は市街地を襲った糸魚川大火から一年目、TV各局は特集を組んでおり、一年前の12月12日に本町通りのそば処泉家さんへ行ったことを書き込んでいました。この写真から10日後に全焼してしまった老舗の泉家さん、工事が進むも年越し蕎麦には間に合わないそうで、年明けての開店が待たれます。原発再稼働、鹿児島を教訓に

ところで東京電力は、原子力規制委員会の新規制基準適合性審査に事実上合格した柏崎刈羽原発6、7号機に関する審査申請の補正書を規制委に提出です。東電広報室は「今のところ、他に反映させなければいけないことはない。これが最後の補正書になるだろう」と説明です。

規制委は早ければ27日にも合格証に当たる審査書を正式決定する見通しですが、米山知事は再稼働の可否を判断するための検証作業は数年かかるとの姿勢です。未来への責任として目を逸らすことなく、しっかりと注視してゆかねばならない年の瀬です。


“脱炭素社会”と憲法9条の自衛隊加憲と

2017年12月18日 | 日々思うこと

底冷えのする寒い日曜の夜は、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の最終回を見て、その次はNスペ激変する世界ビジネス“脱炭素革命”の衝撃』を視聴です。先週4日夜のNHKクローズアップ現代「中国“再エネ”が日本を飲み込む!?」と重ねながら驚くことばかりです。

番組では二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする“脱炭素社会”に向けて大きく舵を切った世界各国の取り組みや、ウォール街の投資の流れは“脱石炭”へマネーの流れが大きく変わっていることを取り上げています。

CO2排出量世界トップの中国でも、習国家主席自ら環境大国を目指しており、「パリ協定」脱退の米トランプ大領領に追随するアベ首相との大きな違いです。さらに日本では再エネ普及も進まずトレンドに乗り遅れており、多くの日本人はまだそのことに気づいていないことを見せつけられる“目からウロコ”の番組でした。

そして深夜のフジテレビの恒例演芸番組『THE MANZAI 2017』、登場したウーマンラッシュアワーが早くもメディアで話題です。“反戦芸人”とも言われているコンビですが、昨晩は原発から沖縄問題まで幅広い5分間余りの突っ込みで、削除されないうちにとYouTube動画サイトのアクセス急増です。

「政治ネタはNG」というテレビ業界に迎合しないウーマンラッシュアワー、最後は国民に「意識の低さ」という問題を突きつける痛快の漫才でした。http://lite-ra.com/2017/12/post-3665.html

年の瀬も押し迫るあわただしさですが、新潟市の友人から下越地方特産のル・レクチェの思わぬプレゼントが届きました。師走も早や半ばを過ぎて家の大掃除など、やらなければならないことがいっぱいですが日頃が日頃だけにどこから手をつけてよいのか、先ずは頭を整理してからです。

ところで土曜日の馬場弁護士の講演での憲法9条3項に自衛隊を書き込むかどうかについて、地元6区選出の自民党高鳥修一衆院議員は「自衛隊に感謝をして憲法に書き込むべき」と10月の衆院選でも主張していました。馬場弁護士は「憲法とは国家権力を縛るもので、感謝の意を掲げる法ではない」とバッサリです。

アベ首相は「9条加憲」で自衛隊を書き加えるだけといいますが、「後から作った法律は、前の法律に優先する」ことが世界の法律の一般原則で、自衛隊を明記すれば、「戦力を保持しない」と決めた9条2項は空文化=死文化されてしまうことを再認識です。

そんなことで「9条加憲」により“戦争する国”へと歯止めなく進み、軍事費の増大で福祉や教育予算が削られてゆくことに、「9条守れ」の3000万人署名の意義も大きく寒空の中を動き回る昨今です。


「私たちは原発で幸せですか?」

2017年12月16日 | 地震・原発

一昨日の伊方原発についてPC不調のために書き足らないことが多く、広島高裁は四国電力や原子力規制委員会による火山噴火の影響評価の不十分さを指摘していることが今回の判決につながりました。

次に裁判に関わった河合弘之弁護士のことで、氏は知る人ぞ知る映画『日本と原発』の監督です。河合監督は現地での情報収集や報道資料等を基に、事故に巻き込まれた人々の苦しみ、原発事故を引き起こした背景、改善されない規制基準、エネルギー政策のウソと真実を追求したドキュメンタリー映画を撮り続けました。そして故郷を手放すことになってしまう災害とは何かについて、真実の声を聴き「私たちは原発で幸せですか?」と問うています。

昨15日は想定外の天候に恵まれ、青空の中を上越まで車を走らせ、友人Oさんと久しぶりに「冬の日」でオーガニックランチです。お店の入口には薪が高く積み上げられ、小さなライトの下の「ふゆのひ」の看板は通り過ぎてしまうほどの控え目です。

8席ほどの小さなお店の隅には優しい温もりの薪ストーブがあり、友人と身体にやさしい食事をしながら、しばし政治談議などで2時に散会です。その後は娘の所へ寄って、幼稚園から帰ってきた孫の顔を見ながら4時過ぎに帰途に着きました。

夜のNHKローカル番組「金よう夜 きらっと新潟」では、『原発の町でいま何が ~柏崎刈羽原発 全基停止5年の波紋~』でした。再稼働の動きが進む中で、原発を誘致し地域振興に役立てようとしてきた柏崎市では今、原発についてどう考えられているか、NHKは独自のアンケートなどで、原発が地域に何をもたらしているかに焦点を当てています。

アンケートでは原発再稼働に賛成する地元企業が多いことに驚きました。原発から出る核のゴミ処理については問われていないことで、次世代への無責任さが伝わり、改めて「原発で幸せですか?」の思いです。

土曜日の午後は糸魚川憲法共同センターで、馬場秀幸弁護士を向かえての「講演と交流懇親会」です。憲法改正の動きが進む中で、9条3項に自衛隊を書き込む必要があるかの議論になりましたが、長くなりそうなので明後日にでも・・・。そして明日の予報はまた冬型の荒れ模様で、上越から友人Fさんがやって来る予定です。


伊方原発運転差し止めは歴史的転換!

2017年12月14日 | 地震・原発

昨日は震える寒さの中で嬉しいニュースが入ってきました。広島高裁が、来年9月30日まで伊方原発3号機の運転を差し止める決定で、TV画面から河合弘之弁護士が「勝った!」と叫んでいました。

広島地裁をはじめ、各地の裁判所で住民の訴えが退けられるケースが続いている中で、河合弁護士は「流れを大きく変える歴史的な転換点だ。政府や電力会社は決定を真摯に受け止め、原発を再稼働させない方向に転換するよう心から要望したい」と訴えています。

そもそも中央構造線断層帯上の危険極まりない伊方原発ですが、再稼働に必死な政府や電力会社は福島原発事故の教訓もどこ吹く風です。そんな中で、三権分立の日本の司法はまだ健在と思える広島高裁の決定でした。

このところ気温が低いことで湿った雪はなかなか消えず、今日も車を出すのに一苦労です。山間部の雪に比べると家の周辺はわずかな積雪ですが、それでも早朝には除雪車が出動です。師走半ばでの降雪は珍しく、人は自然をコントロールすることができません。孫たちは冬休みのスキー教室を待ち望み、市内のスキー場も雪頼みです。

玄関先に置いたガーデンシクラメンの鉢植えは、ワイヤープランツとも雪が吹き込んでも元気です。今冬は柊の赤い実がいっぱいで、庭に置くと野鳥に食べられてしまうので早めに玄関先に移動です。

ところで今夜のADSLは何度も「応答なし」と固まってしまい、なかなかアップロードができません。明日は雪も小康状態のようなので、少し欲張っての行動予定です。


寒波襲来と北朝鮮拉致被害者の家族

2017年12月12日 | 日々思うこと

昨日からの冬型の気圧配置で今季一番の寒さになり、日本海の波も高く糸魚川市には波浪警報発令の寒波襲来です。今朝の積雪は海沿いの我が家周辺では10センチほどで、庭には今季初の“スヌーピー”がお目見えです。

午後から9条の会役員会へ出かけ、3時過ぎに会議を終えて会場を出ると駐車場の車は雪にすっぽりと・・・。買い物を済ませた帰途、国道8号の姫川大橋の路面も気温が下がってバリバリ状態の要注意です。

昨日<本と情報の知を再発見>LITERAで、北朝鮮拉致被害者の横田めぐみさんの母の早紀江さんのアベ首相への直訴の手紙が2年間無視されてきたことを知り驚くばかりです。これまで首相はことあるごとに「拉致問題は最優先事項」と声高でしたが、15年前からまったく進展もないままです。

そして今日は拉致被害者家族らの訃報が伝えられ、残された時間が少ないことを痛感です。横田めぐみさんが拉致されてから40年、ご両親らの心情を考えると、政府はいったい何をやっているのだろうと思い続けてきただけに首を傾げるばかりです。

そして横田さんらを中心とする「拉致被害者家族会」とは別の桜井よしこ氏ら日本会議を中心とする「救う会」の政治的利用が指摘されてきましたが、今回のアベ首相の冷淡な対応とトランプ大統領来日での面会パフォーマンスに憤りを感じてしまう凍てつく寒さの終日です。 

LITERA http://lite-ra.com/2017/12/post-3645.html


ノーベル平和賞の授賞式と過去最大の防衛費予算案

2017年12月10日 | 日々思うこと

本日、ノーベル平和賞の授賞式がノルウェーの首都オスロの市庁舎で行われ、核兵器の開発や保有などを法的に禁止する「核兵器禁止条約」が採択されるのに貢献した核兵器廃絶国際キャンペーンのI CANが受賞です。ICANのメンバーとともに、カナダ在住で広島出身のサーロー節子さんが授賞式で初めて被爆者として演説し、核廃絶を訴える記念すべき日です。

被爆国での「核兵器禁止条約」不参加の日本へ、各国から批判の声がありながら情けないほどの米国追随です。さらに先月、トランプ米大統領の来日で米国製防衛装備品の購入拡大を求められたことで、アベ政権の来年度防衛費予算案が過去最大の5兆2千億円程度というので呆れ果ててしまいます。

昨日に続き今日も朝から冬とは思えない穏やかな暖かさです。このところ愛犬が歩けなくなったことでご近所の散歩が遠ざかっていますが、家の近くのOさんの畑の“冬桜”が満開になっていることを発見です。可憐な小ぶりの花びらですが、風雨に耐え抜いている愛おしさが伝わってきます。

同じ畑の隅には山茶花と思しき深紅の花が咲いており、雪の降る前に“私も見て”と言っているようです。明日は荒れ模様の予報で、庭の木の冬囲いに造園屋さんが例年よりも遅くなって来てくれる予定で、年の瀬に近づき私も何かと忙しくなる一週間です。


ジョン・レノンの「♪ Give Peace A Chance」とエルサレム

2017年12月08日 | 日々思うこと

昨夜のNHKクローズアップ現代は「ジョン・レノン 名曲はこうして誕生した」で、1980年12月8日に凶弾に倒れた元ビートルズのメンバー、ジョン・レノンの歌に込められたメッセージを読み解く内容でした。

あれから37年、今なお色あせることなく世界中の人たちを魅了している曲の中で、私が一番好きなのは「♪イマジン」ですが、「ベッドイン」と呼ばれる写真について誤解をしていたことが番組で分かりました。当時のアメリカは、ベトナム戦争が泥沼化で、多くの若者たちが次々と戦場で命を落とし、政府は批判の声に神経をとがらせていました。

この写真は1969年、新婚旅行でヨーロッパを訪れていたジョンとヨーコさんは、反戦のためのある奇抜なイベントに打って出て、「ベッドイン」というセンセーショナルなタイトルでホテルの一室にマスコミを集め、平和をアピールしようとしたそうです。その後、写真への批判が高まり、即興で作られた♪ Give Peace A Chance」、“平和を我等に ただそれだけさ”という曲が生まれ、世界的にヒットし歴史に刻まれてきました。

そんな中で、トランプ大統領のエルサレムをイスラエルの首都に認めるという正式表明に身震いです。エルサレムのわずか1キロ四方の中に、キリスト教・イスラム教・ユダヤ教が存在し、世紀を超える宗教戦争に米国の歴代政権が継続してきた政策を大きく転換です。トランプ発言から一夜明けた本日、早くも現地では双方間の緊張感が高まり、中東和平の早期再開が困難になるだけでなく、地域を不安定化させ平和への道は一段と遠のくことでしょう。

今日の糸魚川は大雪注意報で、昼過ぎから「みぞれ」の寒さの中、東京の建築の友からの思わぬプレゼントが届きました。トロワグロのシュトーレンと高級チヨコの詰め合わせの“都会的な贈り物”に目を細めるひと時です。

そしてキリスト生誕のクリスマス前の1941年12月8日、日本海軍はアメリカの太平洋艦隊の根拠地のハワイの真珠湾を急襲し、アメリカ・イギリスに宣戦布告をした太平洋戦争開戦の日です。この「不戦の日」にジョン・レノンが命を落としたことと、オノ・ヨーコさんとの反戦への強い意志を改めて感じます。

戦争を知らない世代の人たちには想像しにくい時代かもしれませんが、国連高校生平和大使の神谷優季さんが本日のFBで、「今日の朝、駅前(高田?)で“赤紙”が配られていました。この紙1枚で、自分が生きるか死ぬか決まってしまうのは切ないです。〝自分には関係ない〟という様子で道行く人がたくさんいたのも切なかったです。そんなに昔のことですか?過ちは意識しなければ何度も繰り返されてしまうと思います」と綴っていました。


中国の再生エネルギーと日本の原発依存政策

2017年12月06日 | 地震・原発

4日夜のNHKクローズアップ現代では「中国“再エネ”が日本を飲み込む!?」というハッとするタイトルです。中国については、これまで“化石燃料と原発”のイメージが強かったのですが、そのエネルギー事情に大きな変化が起きていることを番組で取り上げました。

中国国内では大気汚染が限界に達し、次の主力と考えていた原発も日本の福島第一原発事故により不安の声が高まり、新規建設が年々厳しくなる中で必要に迫られ再生可能エネルギーへのシフトが始まっていることを知りました。

そしてこの数年で技術力は高まり、コスト競争でも他の追随を許さないほど、気づけば世界の市場をリードするまでに成長しているので驚きです。欧州各国が再エネへ舵を切り始めると、中国政府もチャンスとばかりに強力に国内産業を後押しで、一方の日本の再エネ市場は低迷状態です。

東日本震災後の盛り上がりを見せた太陽光パネルメーカーの撤退が相次ぎ、新規参入事業者も減少を続けています。その背景には電力会社特有の規制の壁があり、何よりも福島原発事故の反省も希薄の日本政府と、中国政府とのエネルギーへの向き合い方の大きな違いを痛感です。

ところで6日深夜0時13分頃に長野県中部を震源とするM5の地震で、大きくドスンという振動で携帯アラームがけたたましくなりビックリです。上越市糸魚川市では震度3を記録で、横揺れでなかったことで気づく人が少なかったようですね。

今朝は今季一番の寒気で県内各地は銀世界です。我が家の周りは水分の多い「湿雪」で積もるほどではないものの、今日は外出を控えて録画ビデオを見たりと“のんびり日”です。

週末に上越の孫たちが泊りがけでやって来るので、クリスマス飾りを出し始めました。お気に入りは糸魚川市出身のステンドグラス作家の三角形のもので、この中に色とりどりの小さな電球が入ります。小さな壁掛けの方は、ステンドグラス教室で初挑戦の作品で白い壁に映えます。

そうそう自家製の甘酒は、時間の経過とともに甘味が増してまろやかなお味になってきました。明日の天気予報は日中に晴れマークがあるようなので、プランターのイチゴ“越後姫”にビニールカバーをかけるなど、厳しい冬に備えます。


分断された朝鮮半島と「イムジン河」と

2017年12月04日 | 日々思うこと

今日の天気予報は一日雨マークでしたが、時どき陽ざしが射して玄関先のビオラの鉢などを移動です。昼過ぎに、フォークシンガーのはしだのりひこさんの訃報です。はしだのりひこさんといえばザ・フォーク・クルセダーズで、この10年間はご自宅での闘病生活であったそうです。彼らはたくさんの歌を残しており、特に分断された朝鮮半島を「♪誰が祖国を分けてしまったの」と唄う1968年の「♪イムジン河」が心に響きます。

そんな中で夜7時のNHKトップニュースでは、航空機による米韓共同軍事訓練を過去最大規模と取り上げており、北朝鮮は「核戦争勃発の前奏曲で、朝鮮半島の平和と安定を破壊して、核戦争の危機を高める、容認できない犯罪的妄動だ」と強く反発です。戦争とは一夜にしてならず、こうしてジワジワと進んでいくのではと、ほんとうに「悲しくてやりきれない」思いです。

ところで3年前のピロリ菌駆除をきっかけに注目の「meiji R1」を飲用するようになり、孫たちも「R1、R1」と言い出しで常に冷蔵庫にストックです。最近になって身近な人たちが「meiji R1」をヨーグルトメーカーで作っていることを知り、ネットで早速注文です。

実は30年ほど前、地域で健康料理教室を主宰しており、好奇心旺盛とあって何でも試してきましたが、当時は温度調整もタイマーもなく、それでもいろんな菌を種にして小まめにヨーグルトを作っていたことを思い出します。11年前に台所をリフォームした時に処分してしまい、それ以後は室温でも簡単なカスピ海ヨーグルトを時どき作ってきました。

注文したヨーグルトメーカーは昔よりもかなり安価で、早速「meiji R1」を種にして40度8時間で、滑らかできれいなヨーグルトの出来上がりです。二度目は甘酒に初挑戦で、子どもの頃に母親がコタツの中で作っていたことを思い出しながら、米麹を求めて60度9時間でこちらも簡単に出来上がりです。もち米でないことで少し甘味が低いようですが、“飲む点滴”としては丁度よい甘さです。

そういえば、習字教室を主宰する友人Sさんから、CDがまだ普及していない頃に「♪イムジン河」のダビングテープを「すごくいい曲だから」といただいたことを思い出しましたが、どこに置いたのか不明です。そんなことで今日は、はしだのりひこ&坂崎幸之助の「♪イムジン河」を何度も聴きながら、昔をいっぱい思い出す一日の終わりです。https://www.youtube.com/watch?