すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

平和国家のプライドを捨てた日

2015年04月30日 | 日々思うこと

29日深夜のNHK、日米首脳会談後の共同会見の中継に聴き入りました。安倍首相はケネディ大統領の演説を引用し「法の支配を世界に広げる」などと自信にあふれ、「平和と繁栄に満ち溢れた・・・、日米同盟にはるかな1ページを開いた・・・、アジア太平洋のみならず世界の平和と安定に・・・、日米抑止力の強化・・・」と耳障りのよい言葉並べに、首相のスピーチライターは誰なのかと思ってしまう演説でした。 

オバマ大統領も「新日米同盟に地域制限がなくなった」と・・・、渦中のTPP交渉について安倍首相は「大きな発展があった、経済を前に進めるため、日米のためだけでなく」と、一国の代表として食糧自給率の低下をさらに進めようとしていることが伝わり、危機感と怒り心頭で目がさえてしまいました。寝不足の朝になって日米首脳共同会見の要旨をネットで読み、改めて大きな岐路に立たされていることを痛感です。

そんなことで気分転換にと花屋さんへ行き、インパチェンスとキュウリの苗などを求めて土いじりに勤しみましたが、深夜の首相演説が頭をよぎります。そして今年もソメイヨシノが散って葉桜が眩しいほどで、庭で冬越しの日本桜草に癒されるひと時です。

30日深夜もまたNHK、安倍首相の米議会での英語による演説を注視です。冒頭では祖父の岸信介氏を引き合いで、「戦後の日本は、先の大戦に対する痛切な反省を胸に歩みを刻みました。自らの行いが、アジア諸国民に苦しみを与えた事実から目をそむけてはならない」」と、歴代総理と全く変わるものではないと強調です。共同会見よりもさらに最悪で演説の全文を読み、多くの人の名前を挙げながらどうでもよいことを一国の代表として米議会で述べていることに恥ずかしくなりました。

またTPPについて「繁栄こそは、平和の苗床です。その営為こそが、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)にほかなりません。」と・・・。さらに「太平洋からインド洋にかけての広い海を、自由で、法の支配が貫徹する平和の海にしなければなりません。そのためにこそ、日米同盟を強くしなくてはなりません。」と同盟ミッションを述べました。

演説の全文 http://mainichi.jp/shimen/news/20150430ddm010010132000c.html

今、自民党は「憲法9条には自衛隊の存在すら規定がないから改憲」と主張ですが、これは平和憲法の本質を理解していないことでもあります。確かに世界的に軍事組織規定がない憲法は稀ですが、それは日本国憲法が世界唯一の平和主義の理念を前文に掲げ、第9条はそれらが具現化した規定とされているからではないでしょうか。

そんなことで国会審議はおろか、法案提出すらなされていないこの段階で、重要法案の成立時期を米議会で約束する安倍首相、国民と国会を無視することに他なりません。日没直前の6時過ぎに日本海に沈む夕日を眺めながら、国民のほとんどか関心の薄い安倍首相の訪米演説から、戦後70年目にして平和国家としての誇りを捨てた日を憂う4月の終わりです。

※ブログを早めに書き込んだものの、サーバーとの接続ができずにやっと5月1日昼に回復しました。


「3S愚民政策」と国が滅ぶとき

2015年04月27日 | 日々思うこと

今日は気温25度を超す夏日となり、昨日に続く5月下旬の暑い一日です。午後から免許証更新で糸魚川地区交通安全協会(警察署)へ行き、その後はあちこちで用事を済ませてから姫川桜づつみまで車を走らせました。今年は桜づつみの満開の桜をなかなか撮ることができず、久しぶりに上流の「奴奈川の里(ぬながわ)公園」まで足を運びました。

姫川右岸の堤防沿いの桜並木は海岸線からここまでの数キロはダブルに植栽され、これより上流は一本植えになって、直ぐ下にはハナミズキが平行して植えられ紅白の花が見ごろでした。公園近くのセメント工場の騒音を除けば、のどかで頚城の山々が一望でき東屋やトイレも完備のおすすめの公園の一つです。

統一地方選後半戦が終わり前半戦と同じく全国的にも無投票選挙区が多く、加えて投票率の低下は一体どうしたことかと嘆いてしまいます。政治に関心が持てないと言われてしまいそうですが、いつの世も暮らしと政治は直結しており民主主義の危機的状況ではないでしょうか。いつも上京する度に感じることは、若者だけでなく何処へ行っても人々はスマフォ片手で今や珍しくない光景です。

終戦後、GHQは国民の関心を政治に向けさせないようにする「3S政策」(Sport、Screen、Sex)といわれる愚民政策を広めてきましたが、この「Screen」がカタチを変え世代を超えて今に至ったのかもしれません。国民はこれをむしろ喜び迎合しながら、お金がすべての物指しの“物で栄えて心で滅んだ”戦後70年目の日本があり、マスコミの存在があることも見落としてはなりません。

そんなことで安倍首相の米国公式訪問を注視ですが、大型連休を前にしてネパールでの大地震は死傷者が1万人を超え、200キロ離れたエベレスト周辺のベースキャンプも直撃という地震の恐ろしさが伝わってきます、そして地震が起こる度に原発を重ねますが、先日の「脱原発者」による無人操縦機ドローン事件も不可解なことが多く、政府が何かを隠そうとするときは決まって様々な事故や事件が報道されてきたことを考えると目が逸らせないこの頃です。


東京スカイツリーへ「おのぼりさん」が上る

2015年04月25日 | 日々思うこと

東京の姪っ子の結婚式で上京していたので、3日ぶりのブログ書き込みです。北陸新幹線の開業で便利になって、こちらからは総勢10人の参加でにぎやかな小旅行でした。昔は「おのぼりさん」という言葉がよく使われていましたが、今では田舎(地方)と都会(東京)が新幹線で結ばれてあまり使われませんが、JR時刻表「上り・下り」を考えると「お上りさん」に違いはありません。

世界に誇る高さ634mの東京スカイツリーは上京の度にいつも遠くから眺めているのですが、今回初めて孫たちと一緒に行くことになりました。出かける前には入場券大人2060円を払ってまで上がらずともと思っていたのですが、“一生に一度”あの高さを実感してみようと心変わりです。

写真はスカイツリータウンのチケットカウンター4階フロアから見上げるツリーで、あまりにも高く天まで昇っているようで圧倒されてしまいました。平日というのにチケット購入には長蛇の列でシャトルエレベーターで天望デッキに上がるまで約1時間待ち、わずか数秒でやっとフロア350に到着です。

この日は少し曇っていたものの、それでも後楽園ドームや新宿副都心、東京タワーなどが一望ですが、あまりにも人が多くてゆっくりと窓際にいることができません。結局、1030円を加算してさらに天望回廊フロア450まで上がることなり、ここは比較的空いていたのでゆっくりと回りました。しかし高所恐怖症(?)の私は目まいがしそうでフラフラ・・・、何だか強風で少し揺れているようにも感じましたが、それにしても外国人が多く国際色にあふれ、さてこの人たちは何処から来た「お上りさん」なのでしょうか。

天望回廊フロア450から下を見ると、はるか下にはフロア350の天望デッキの円形が見えました。デジカメの下手な写真よりも大林組のHP「東京スカイツリー建設プロジェクト」で、工事中やパノラマ展望が一目瞭然ですのでご参考まで。

http://www.skytree-obayashi.com/

ところで私のブログは日々の思いを記録として打ち込み、響き合える生き方をしてゆきたいとコメント欄があります。あくまでも掲示板の類いではなく、原則としてアドレス明記がなく匿名(ハンドルネーム可)のものは管理者の判断で掲載をお断りしていますのでご了承ください。


原発“安全神話”に警鐘を鳴らしたはずが・・・

2015年04月22日 | 日々思うこと

大自然を五感で感じながら昨夜は撮ってきた枝垂れ桜などの写真をパソコンコンに取り込んで爽やかな気分でいたら、「もしこのまま原発を停止させたままなら、電力料金の大幅な上昇は避けられません。どう思われますか?」というコメントが届いていました。福島第一原発事故の収束も未だのこの場に及んでも“安全神話”にすがり、再稼動を進めようとしている人々・・・、大量の放射性廃棄物の最終処分問題をどうするのかと私の方がお聞きしたいところです。

原発についてはこれまでのホームページやブログで何度も書き込んだり、『原発ホワイトアウト』や慶応大学金子勝教授著『原発は火力より高い』『原発は不良債権である』なども紹介してきました。さらに再生可能エネルギーへの転換や、原発廃炉という選択で新たな雇用が生まれることも綴ってきました。しかし安倍政権下のエネルギー計画では経済を優先するあまり、“安全神話”に警鐘を鳴らしたはずの司法判決に否定的な人の多さにがく然としてしまいます。

骨の髄まで学ぼうとしない知識と情報が欠落している人たちも、高浜原発3・4号機はプルトニウム・ウランMOX燃料を使う「プルサーマル」を前提としていることに目を向け、放射能汚染は主義主張を超えて次世代に及ぶことを認識せねばなりません。また福井地裁の樋口英明裁判長は「運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である」と・・・。

ところが樋口裁判長の名古屋家庭裁判所への左遷とも思える今回の異動や、自民党によるテレビ朝日やNHK幹部を呼び出しての聴取に一種の恐ろしさが伝わってきます。古賀茂明氏は日本外国特派員協会の記者会見で「政権与党が番組編集に口を出すこと自体が放送違反」と強く批判で、自民一強がもたらすかって歩んできた同じ道ではないのかと感じました。

今日は朝から太陽が眩しいほどで気温も上昇し、上越市まで所用で車を走らせました。久しぶりにJAあるるん畑に立ち寄って、孫の顔をチョッと見てからイオン大型店で買い物を済ませ、直ぐに新1年生の孫の下校時間に合わせて家路へと急ぎました。

写真は我が家では昔から「コゴメ」と言ってきた「コゴミ」で、里山の雪どけとともに店頭に出回っています。今までは到来物が多かったのですが、高齢化で山に採りに行くことができなくなった人が多くなり、1袋200円であるるん畑で求めました。

18日付け新潟日報「窓」への投稿について、市内外の多くの皆さまからメールをいただきました。わざわざ図書館まで行かれて記事を読んでくださった方もいたり、ほんとうに嬉しく思います。ありがとうございました。


枝垂れ桜の里、徳合へ

2015年04月20日 | 日々思うこと

今日は朝からあいにくの雨模様で、友人と予定通りに「日本風景街道」の市内徳合の枝垂れ桜を見に出かけました。国道8号から1.5キロ程の便利さもあってか、平日にも関わらず遠方から大勢の人が訪れていることが車のナンバーから伝わってきます。先ずは古民家ギャラリー“景徳庵”へ、妙高赤倉の地で10年前に登り窯を開窯という栗山象心さんの作陶展を見て回りました。

次に集落の中で唯一(?)の茅葺屋根の“櫻乃宿”へ、家の前の枝垂れ桜をカメラに収めようと多くの人が集まっています。豪雪に耐えてきた築何百年であろう家の柱や梁はそれは見事で、イベントのために桜の幹が室内に取り込まれているので目を見張り、その枝は天井高く囲炉裏に覆いかぶさるように飾られています。また囲炉裏の真ん中に下がっているカギヅル(自在鉤)は昔からどこの家でも神聖に扱われてきましたが、ここ塚越さんの家では大きな“まがたま”のような珍しい形をした確か桜の木で作られたようでした。

 

お昼過ぎに“いっぷく処 彦右衛門”へ、予約をしていたおもてなし料理をいただき美味しいコーヒーをお変わりしながら、東京から定住されたオーナーとお話しが弾みました。20年にわたり大切に育ててきた枝垂れ桜の里は何処を撮っても素晴らしい原風景で、友人と共に癒されながら雨の中を帰途に着きました。(イベントは25日土曜日まで)


新潟日報「窓」へ久しぶりの投稿と・・・

2015年04月19日 | 日々思うこと

県議選も終わったことで久しぶりに新潟日報紙「窓」へ投稿することにし、14日に原稿をまとめて夜にメールで送信しました。新潟の知人が昨年から何度か投稿してもボツになっているのでサラッとまとめたことで、昨18日の「窓」欄に“住民の意志くむ県議会を”と掲載され、早くも「読みました」と打てば響く嬉しい週末です。

思えば旧青海町の頃には、何度もこの「窓」欄へ投稿をしてきました。91年(H3)町議初当選直後の「私の視点」など、大切にしていた新聞切り抜きがどこかへいってしまい我ながら情けない限りです。

日曜日は朝から曇り空で、愛犬と多目的広場周辺をぐるっと回ると、市道沿いの草むらの中にスズランの花が所々に咲いているのを見つけました。確か昨年春にはお目にかかっていないので、何処かから球根が分散されたようですが、白い花が咲いていなければまったく気がつくこともない光景です。天気予報は外れて昼頃には小雨が降ってきて、少し雨にぬれながらガーデニングを楽しみました。

このところのニュースで気になるのが、日本初の裁判で原発再稼動を止めるという福井地裁の高浜原発の運転差し止め判決です。判決後の菅官房長官の「(再稼働を)粛々と進めていく」という発言や、原子力規制委員会田中委員長の反論といい日本は三権分立の国ではなかったのかと、沖縄基地移転問題を重ね合わせて民意が政治に反映されない危うさを痛感です。さらに関西電力の異議申し立てに、この場に及んでもいのち軽視で経済優先のなりふり構わぬ電力会社のおぞましさが伝わってくる昨今です。


高田城観桜会、孫と一緒のお花見

2015年04月17日 | 日々思うこと

昨16日は3日ぶりによい天気になったので、上越の孫と一緒に高田公園へお花見に出かけました。「高田城百万人観桜会」というだけあって、平日でも大勢の人が集まっていました。気になるお花は半分ほど散り始めていましたが、風が吹く度に花びらが舞い散って何処も“桃色じゅうたん”です。

 

近隣の老人福祉施設の人たちも驚くほど大勢集まって来て、車の乗降場所も指定されていたり、駐車場は勿論のことゴミ場やトイレなども各所に設置されるなど、さすがに4000本の桜で「100万人」を集めようとする上越市を感じました。

 

老いも若きも桜の花に集まる観桜会、高田図書館入り口近くのまだ若い枝垂れ桜や、お堀の方では今にも倒れそうな老木も支えられながら花をしっかりと咲かせているのが印象的でした。

 

満開の枝垂れ桜の前で写真を撮っていたら、金沢方面からバスで来たというカメラサークルの人たちがベビーカーの孫を撮りたい言うので、「いま鼻を擦りむいているので・・・」とお断りをしたのですが「構いません」と・・・。ところがいつも愛想をふりまく孫は黒いカメラがいっぱい注がれるので一度もニコリともせず、帰途は車の中でぐっすりです。私もやさしい高田城の桜たちに癒されて、心桃色にして家路へと急ぎました。 


桜の花と女性議員たち

2015年04月15日 | 日々思うこと

昨14日は北陸新幹線開業から丁度一ヶ月になり、午後からは会議などもあって市内のあちこちへと走りました。青海地域の新幹線高架橋下の商店街「ピアタウン青海」はオープンが近いことで工事が急ピッチです。近くのかわいいパン屋さんの裏のお宅には屋根より高い桜の木があって、黒姫山をバックにしていつも見事な花が目に留まります。

姫川右岸の桜づつみは上流に何キロも続き、ここはまさに市内の“一目千本桜”ですが、今年はなかなか晴れた日に出かけることができません。曇り空の昨日、少し散りかけた桜づつみを海に近い県道姫川橋から撮りました。一番手前に新幹線高架橋でその南側には国道8号と北陸自動車道が平行して走ります。頚城の山々も少しづつ雪が消え始めていますが、2千メートル級の山頂付近はまだ真っ白で、あいにくと雨飾山頂は雲に被われていました。

今年は何処の桜も見事に咲き誇って、市役所に隣接する天津神社境内北側の桜は斜面に覆いかかるように、その枝ぶりが滝のようで中央大通り線を通行する人たちの目を惹きつけています。またこの季節は桜だけでなく、厳しい冬からめざめた色とりどりの花たちの百花繚乱が伝わって、ピロリ菌退治中の私を癒してくれます。

統一地方選の前半戦が終わって、市内外の知人らから電話やコメントメールがたくさん寄せられ、マスコミでは特に当選した女性議員を取り上げています。一方3人の現職県議の落選で、長岡市の「女性議員の会」会長の松川キヌヨさんや竹島良子さん、三条市の自民の坂田光子さんまでもが議席を失うという信じられない結果となりました。

新人3人の当選では、柏崎市の池田千賀子さんとは交流もあり、豊富な市議経験を持ってブレることなく県会の場で活躍してくれることでしょう。長岡市の公明の安沢峰子さんと上越市の秋山三枝子さんは議会経験がなく、いきなり県議会ですから戸惑うことも多いのではと受け止めています。

また新潟市議選では実力派の女性たちの当選が光り、有権者の意識の高さが伝わってきます。西区では平あや子さんのトップ当選に続き、石附幸子さんが上位当選でとても嬉しく思います。市議県議にかかわらず、ご自身の公約を忘れることなく有言実行でがんばってほしいと願います。


県議選、自民・公明に一票ならば・・・

2015年04月13日 | 日々思うこと

桜の花とともに告示された9日間の統一地方選前半戦が終わりました。大阪の知人が「自民・公明・維新に一票なら“戦争への一票”」とネットで訴えていましたが、新潟県議会では多くの知り合いらが涙をのむ結果となりました。過去最低の5割を切る投票率で、自民が53議席のうち絶対安定多数の32議席を占めるという変わらぬ県議会となりました。無投票当選率も過去最低の2番目に高い30%で16人が当選し、このうち13人が自民というこちらも変わらぬ構図です。

世界最大出力の原発立地県の県議会にあっては、これからの4年間は最大会派自民一強で進められてゆくことでしょうが、この半数近くが「車の免許を持たない」無投票議員ですから、これで「県民の意思」とは言いがたい新潟県議会であることを見落としてはなりません。また5回連続無投票というお恥ずかしい糸魚川市ですが、この背景には定数1人区の自民の牙城で候補者のなり手がないという厳しい現状があります。無投票で当選された地元議員には、経済論理優先でなく“生命尊重を基本姿勢”に県議会に臨んでほしいものです。

統一地方選とともに市内の桜も散りゆき、隣りの庭の桜も朝からの強風で花吹雪です。2階のリビングから見るとすでに葉桜の模様で、家族を楽しませてくれた桜の木の下で昨日曜日には遊びつかれた孫たちと休憩です。

ところで3月の年度末ギリギリで高齢者肺炎球菌ワクチンを市内の医院で接種しました。ついでにとピロリ菌の検査をすることにし、先週末には注射と薬嫌いの私が初めての胃カメラを体験・・・、これがまた苦痛で何とピロリ菌が見つかりショックを受けました。ピロリ菌を退治するには抗生物質を一週間服用することが必要で、大好きなコーヒーも控えての除菌の苦しい日が続いています。

今日は初めて、福島第一原発1号機の格納容器の内部がロボットによる映像で発表されましたが、一度事故を起した原発廃炉への道の難しさが伝わってきました。国民の気づかぬうちに巧みに“戦争への道”を進めようとしている安倍政権、さてこれを退治するにはどうしたらよいのでしょうか。


食と健康の専門誌「食べもの通信」が赤旗日曜版に!

2015年04月11日 | 日々思うこと

 

統一地方選の前半戦最後の土曜日も肌寒く小雨模様で、天候にあまり恵まれなかった9日間、寒空の中を知り合いの候補者らはよく頑張り抜きました。無投票の糸魚川選挙区から、上越選挙区の橋爪法一さんや小山芳元さん、長岡選挙区の松川キヌヨさん、柏崎選挙区の池田千賀子さん、新潟市議選では西区の石附幸子さん、何としても議会で活躍してもらいたいと遠くから応援をしてきましたが“選挙は住民意識のバロメーター”、明日の投票結果を待つことしかありません。気がつけば庭で雪に埋もれていたスミレがいつの間にか小さな花を咲かせていました。名もなき道端の花にも目を注ぐことのできる知り合いらの吉報を願っております。

ところで私が役員を務める家庭栄養研究会編集の『食べもの通信』4月号は“日本の米作りが危機に”特集です。創刊45周年を向かえる本誌は6年前に廃刊の危機に直面し、役員体制を一新して基金を募って再スタートです。昨今の活字離れで、食と健康の専門誌の購読数を維持してゆくには大変なことで、毎月上京しての役員会では財政問題が大きな課題となっていました。

そんな厳しい現状の中で、私は3月の役員会で赤旗日曜版への広告掲載を提案しました。これまで毎月一回、赤旗日刊版への掲載をしてきましたが、日曜版ともなると広告料が高額で見合わせてきた経緯があります。今回は読者拡大のための決断で、4月12日付け赤旗日曜版に初めての広告掲載です。スピード感を持っての対応を嬉しく思いながら、届いた新聞を生まれたばかりの子どもを見るように愛おしく、コタツの上に置き何度も目を通していました。ところが昨日、高田公園の観桜会で転んで鼻を擦りむいた孫がやって来て、いつの間にかボールペンでくるくる線を描いてしまい怒る訳にもゆかず苦笑いです。

見本誌を送りますので、どうぞご遠慮なくご連絡ください。そして年間購読の方もよろしくお願いいたします。 http://www.tabemonotuushin.co.jp/index.php


パラオ訪問とアメリカ訪問と・・・

2015年04月09日 | 日々思うこと

桜の開花とともに市内の保育園幼稚園の入園式ラッシュで、7日から小学校も新学期のスタートです。お昼近くに雨の中を新3年生になった孫が帰宅で、県の「少人数学級編成研究指定校」となり案じた1クラス編成から2クラスになって、保護者だけでなく子どもたちも喜んでいる様子が伝わってきます。

8日は市立小中学校の入学式で、朝9時過ぎに孫たち親子を車で小学校まで送って行くことになりましたが、風も冷たく気温4度の肌寒さです。この季節は何と言っても桜と子どもたちが主人公ですが、誰もいない近くの児童遊園地の片隅の水仙の花は「私も見て!」と言っているようです。日当たりがよいことで年々黄色い花がいっぱい広がってきました。

デンカ社アパートの解体工事はやっと終了し、今週から新しい4階建て単身アパート(40室)の基礎杭打ち工事が始まりました。解体工事とはまた異なる地響きに体調が悪くなるほどで、近隣からの苦情も聞かれ「公害」と思っている住民も少なくないようですが・・・。

このところ桜と統一地方選の原発再稼動の書き込みが続きましたが、8日には戦後70年目にして天皇皇后両陛下のパラオとペリリュー島への戦没者の慰霊訪問ニュースに耳を傾けました。東京から3200キロも離れている南の島は沖縄と同様の太平洋戦争末期の激戦地で、両陛下はかねてより訪問を強く希望されていたことを知り、「悲しい歴史を決して忘れてはならない」と述べられていたことが印象でした。 

そんな中で安倍首相といえば4月末に訪米し、日本の首相として初めて米議会の両院合同会議で演説する予定です。米議会はこれまで戦争責任に否定的な日本の首相を議会で演説させることを拒否してきた背景があり、1941年の日本軍による真珠湾攻撃の翌日、ルーズベルト大統領が対日開戦の演説を行った場で戦争犯罪を認めない日本の首相に演説をさせるわけにいかないという方針でした。

2006年に訪米した小泉純一郎首相は、靖国神社を訪問したという理由で演説を断られている経緯があるだけに、今回の日米同盟強化のために沖縄辺野古への基地移転を“手土産”にしようとする安倍首相の訪米には首を傾げてしまいます。

3枚目の写真は9日の青海中学校の桜並木です。一週間前の蕾が見事に開花で、夕方孫たちをプール教室へ送迎したときに駐輪場の横から撮りました。明日は天津神社の春大祭、神輿がぶつかり合う“けんか祭り”で、この日に休診する医院もあり、地域を上げてのお祭りです。


県議選、争点はやはり原発再稼動問題!

2015年04月06日 | 日々思うこと

三寒四温を繰り返しながら季節が移り変わり、市HPの積雪状況は能生権現荘を除くすべての観測地点で0センチになり、今日は“寒の戻り”で朝から冷たい雨の一日です。統一地方選も中盤になり、タイムス紙では上越青年会議所が3月に開催した公開討論会から、県議選上越選挙区候補者の主張をシリーズで掲載中です。本日は原発再稼動問題についてで、旧青海町から30年以上も県議選に一票を託すことがない私は上越選挙区(定数5)の6人の候補者に注目です。

先日の新潟日報社の県議候補者へのアンケートで、自民党候補者はともかく民主党推薦の秋山三枝子氏の回答にアレッと思った人たちが多かったようですね。本日の上越タイムス紙でも、秋山三枝子氏の「私自身として判断に悩む。・・・県議になって得られる情報を見極め、見識を高めて判断をしてゆきたい。」とする主張に「エエッ!この程度の認識だったの?」と驚いてしまいました。

そんな昼どき、上越の友人が「つなげよう脱原発の輪 上越の会」が原発再稼動について3月に発表したアンケート回答結果のチラシを持参でやって来ました。6人の候補者のうち、自民党3人の楡井辰雄氏と小林林一氏の2人は「賛成」で矢野学氏は無回答、他の橋爪法一氏と小山芳元氏の2人は「反対」、秋山三枝子氏は「保留」となっているので改めて首を傾げてしまいました。

お店の開花したばかりの枝垂桜は雨にぬれ、新幹線の高架橋を眺めながらの昼食で、いつもの政治談議にあっという間に時間が経過です。そして今日は出張でご一緒できなかったKさんは、名古屋市での会議へ10時過ぎに糸魚川を出発し日帰りというので、こちらの方にも驚いてしまいました。長野までは北陸新幹線で40分足らずで、そこから乗り換えて名古屋へ・・・、東京だけでなく日本はずい分と狭くなったなあと思いながら、県都新潟市は遠く、直通の特急もなくなり料金も高くなって不便を感じてしまう昨今です。


選挙で選ぶ、原発のない明日を!

2015年04月04日 | 日々思うこと

昨3日は新潟県議会と新潟市議会選挙が告示されました。世界最大出力の原子力発電所が立地する新潟県では、原発再稼動が大きな争点であることはいうまでもないことで関心が高まっていますが、県議選において無投票当選が12選挙区もあるということに驚いている人たちも多いようですね。また原発再稼動を安易に認める人たちは廃棄物の最終処分場、核のゴミ問題をどのように考えているのでしょうか。

市民の信を問うこともなく無投票で当選した議員を、中央大学佐々木信夫教授は4日付け新潟日報紙で「免許のない人が車を運転するようなもので、正統性がない」と述べていました。原発での過酷事故のときに避難となる可能性のある地域を見れば、日本の全都道府県が入り立地自治体だけの問題でないことは明瞭です。(国際環境NGOグリーンピースHPより)

昨日の市内は予報どおり気温26度、瞬間風速26メートルを超える異常気象でした。隣りの孫たちの庭の桜もこの3日間で満開になり、2階のリビングからの眺めはその南側に位置する私の家を覆わんばかりです。思えば母が亡くなったH10年春、天津神社のけんか祭りの植木市で購入した細かった苗木は17年を経過し、風雪に耐え大木になり見事に咲き誇って“いのちのつながり”を感じます。

2日付けブログで、県議選糸魚川選挙区は「確か20年前から無投票・・・」と書き込んで、気にしながらの就寝でした。糸魚川タイムス紙が同じ2日付けで「旧糸魚川市時代を含め4回連続無投票・・・」と掲載しているので、自信がないことで翌日にブログをそのように修正しました。記憶が定かでないことでいろいろと調べてみると、やはり5期20年連続の無投票で、再び書き込みを修正です。4日付けのタイムス紙は「5期連続無投票」と掲載されていましたが、メディアの報道がすべて正しいと思い込まない私の二転三転の失態でした。

このところ、テレビ朝日系「報道ステーション」のコメンテーター古賀敏明氏と、論客として光っていた朝日新聞の恵村順一郎論説委員の降板について、ネットや週刊誌でもにぎわっています。番組を統括していた女性チーフプロデューサーも4月から他の部署に異動ですから、一連のこの背景に何かがあることが伝わってきます。どこの世界でも出る釘は打たれ、当たりさわりのない人が抜擢されるのが常のようですね。

そんな中で、県議選・新潟市議選の知り合いらのネット解禁されたブログを覗いています。原発再稼動を平然と認める自民党県議を一人でも少なくすることが次世代への明るい道で、“陰の応援”をする終日です。

※当パソコン受信システムの不具合で、メールが届かない場合があるようです。コメント欄から送信されていることをご確認し再度、送信くださいますようお願いいたします。


原発再稼動を問う、県議会立候補予定者へのアンケート

2015年04月02日 | 日々思うこと

今日は朝からぽかぽか陽気で、春休みの孫たちは根知と大野のおおばあちゃの家に分散して一日過ごすことになりました。私といえば二人ともいなくなってチョッと気が抜けた思いですが、それではと能生地域まで出かけることにし、途中であちこちへ立ち寄ってついでに桜の開花状況もチェックです。街なかの風のない日当たりのよい所の桜はすでに開花し、梅や花桃、白いコブシの花も咲き出して春爛漫の彩りです。

市内で一番早く咲き出すといわれている明星セメント工場真向かいの国道148号沿いの桜は早くも開花です。須沢の健康づくりセンター「はぴねす」の桜も開花直前で、全体の木々が薄桃色になっていました。明日の気象予報は南風で気温が25度!?、これでは何処の桜も一気に咲き出すことでしょう。

ところで明日3日告示される県議選の立候補予定者73人全員へ、新潟日報社では柏崎刈羽原発再稼動に関するアンケートを行い、昨1日付け本紙で公開しました。原子力規制委員会が新基準に適合とした場合、条件付も含め再稼動を「認める」が23人、「認めない」が20人と賛否が拮抗です。

早くもネット上で話題になっていますが、「選挙広報」もないことで紙面の「原発への考え方」の一覧表で各候補者の回答をチェックです。当糸魚川選挙区の候補予定者はと、一覧表の一番下に目をやりると再稼動は「認める」、県民投票については「実施すべきではない」、その回答理由には「電気料金が高騰。早く運転再開し、料金を下げる」というコメントにガッカリです。

県議会糸魚川選挙区では旧市時代の20年前から5期連続の無投票が続いていますが、市民を無視したようなこの回答に自民党議員らしいといえば呆れることもないのでしょうか。また立候補予定者の福島原発事故への認識の低さもさることながら、いのち軽視・経済優先の考え方に驚いた市民も多いようですね。さて今後4年間の県議会活動に地元住民は何を期待するのでしょうか、自民党議員が大半を占める新潟県議会に明るい未来を見出すことは難しいようですが、子どもや孫たちのためにも原子力に依存しないエネルギー政策をと声を上げ続けねばなりません。


問題の多い市教委と教育委員会制度のスタート

2015年04月01日 | 日々思うこと

弥生3月の終わりの昨朝は、海からの霧に被われて辺り一面がスチーム状態で、日中には気温がどんどん上がって20度近くの暖かさになりました。昼過ぎに「サンドリームおうみ」へ孫たちの水泳教室の申し込みに出かけると、隣接する青海中学校の桜並木にはいつになく蕾がいっぱいなので写真に収めました。ここは海岸から離れて黒姫山の麓に近く市内でも比較的開花が遅い場所ですが、一週間後の入学式には見事な満開になることでしょう。

ところで糸魚川市立中学校4校のうち、一番規模の大きい糸魚川中学校の校庭の“一目100本桜?”も見事ですが、その糸魚川中学校の大西校長の突然の退職で巷は大賑わいです。聞くところによるとこの人事が決まったのは3月の21日頃という異例さで、その理由は昨年の学校栄養士の給食費の横領事件やいじめ問題などの不祥事の責任を取らされたようで、市教育長から突然、青海中学校への異動を告げられたというから“ただ事”ではありません。

教育行政に詳しい何人かの人たちに伺うと、校長はこの突然の異動を受け入れられないと断ったことで、退職まで一年を残しての「勧奨退職」となり25日付けの新聞発表となりました。校長の突然の「勧奨退職」の背景には市長の存在が見えてきますが、今回のようなことを平然と年度末に行う市教育委員会に生徒や保護者らは不信感を抱いても不思議ではありません。また市教委はこれまで議員ら権力者の家族(教師)の人事異動について「県職員の人事異動に市教委は関係がない」と逃げてきた経緯があるだけに、納得のいかない人たちも多いようですね。

そんな中で、25日の幼稚園の卒園式にはまだ固い蕾だったお隣の桜が開花しました。畑であったときのこの桜の木は年中、海からの強風にさらされて花が少なかったのですが、昨年の夏から孫たちの新居に守られて花芽がいっぱい付きました。ところがいつの間にか野鳥たちの来訪で、その半分ほどを食べられてしまいましたが、それでも残った花芽から蕾がふくらみはじめ、家族で窓越しに毎日その様子を楽しみにしてきました。

今日からいよいよ新年度で冷たい雨のスタートで、国の教育委員会制度が大きく変わります。昨年4月18日に出された日弁連の「教育委員会の制度改革に関する意見書」でも、「改革の内容は、地方自治体首長の権限を強めるとともに国の地方教育行政への関与権限をも強めようとするものであって、これらは地方教育行政についての政治的中立性、継続性・安定性等を確保し、もって教育の本質的要請である自主性・自律性を維持し、子どもの学習権等の充足を図ろうとした、地方教育行政制度の本来の趣旨・理念に反するおそれがある。」と明記しています。

大多数の国民の知らない間の悪しき教育委員会制度の改正で、さらに自衛隊を「わが軍」と位置づける安倍政権の危うさ・・・、政治に無関心であるほど未来を担う子どもたちの命が危うくなっている現状にもっと敏感でなくてはと思う本格的な春到来です。