今国会での最大のヤマ場のTPP(環太平洋連携協定)について、国民の命と暮らしに直結する問題でありながらメディアからあまり伝わってくることがなく、私自身も県知事選で明け暮れて一度も書き込みをしていないことに気づきました。南スーダンでのPKO(国連平和維持活動)への陸上自衛隊の「駆けつけ警護」も同様で、早や10月の終わりになってしまいました。
今月は家庭栄養研究会の役員会で2回の上京であわただしく、月刊『食べもの通信』も9月号からアップしていないことに気づきました。9月号の特集は“牛乳に頼らない 丈夫な骨を作る食事”で、「インタビュー」ページに登場いただいた田部井淳子さんは、がんを乗り越えて東日本大震災の被災地応援の様子を取り上げており、その後の訃報に驚くばかりです。
10月号は“食卓に広がる遺伝子組み換え食品”の特集で、砂糖の制限と野菜カルシウムが決め手であること、当研究会の独自検査で市販の大豆製品から組み換え遺伝子を検出したことなどを取り上げています。TPP批准といい遺伝子組み換え問題といい、どの角度から考えても国民のためとは言いがたく、米国追従のアベ政権の暴走を痛感する昨今です。
明日から早や霜月11月で今年も残すところ2ヶ月となり、時の速さに「チョッと待って!」と叫びたい思いの中で、今日は読者登録をしてくださった方からのブログで、瓜生良介著『心とからだの健康事典』より抜粋の言葉を知りました。
「気持ちよい方向に体を動かし、心地よい温かさで内臓を調整する。
快感をベースにして体の内外の歪みを正す。
あとは生命そのものの働きに任せる事なのです。自らの生命の自由な働きをうながすには、ほんのちょぴりの努力と勇気と持続の意志が必要なのかしれません。
この努力を楽しみと感じるか、面倒な苦行と感じるかは、その人のこれからを決定する事でしょう。
百点満点も必要なく、60点の落第点を取らねばいいのです・・・」