すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

神無月の終わりのTPP国会と

2016年10月31日 | 日々思うこと

今国会での最大のヤマ場のTPP(環太平洋連携協定)について、国民の命と暮らしに直結する問題でありながらメディアからあまり伝わってくることがなく、私自身も県知事選で明け暮れて一度も書き込みをしていないことに気づきました。南スーダンでのPKO(国連平和維持活動)への陸上自衛隊の「駆けつけ警護」も同様で、早や10月の終わりになってしまいました。

今月は家庭栄養研究会の役員会で2回の上京であわただしく、月刊『食べもの通信』も9月号からアップしていないことに気づきました。9月号の特集は“牛乳に頼らない 丈夫な骨を作る食事”で、「インタビュー」ページに登場いただいた田部井淳子さんは、がんを乗り越えて東日本大震災の被災地応援の様子を取り上げており、その後の訃報に驚くばかりです。

10月号は“食卓に広がる遺伝子組み換え食品”の特集で、砂糖の制限と野菜カルシウムが決め手であること、当研究会の独自検査で市販の大豆製品から組み換え遺伝子を検出したことなどを取り上げています。TPP批准といい遺伝子組み換え問題といい、どの角度から考えても国民のためとは言いがたく、米国追従のアベ政権の暴走を痛感する昨今です。

明日から早や霜月11月で今年も残すところ2ヶ月となり、時の速さに「チョッと待って!」と叫びたい思いの中で、今日は読者登録をしてくださった方からのブログで、瓜生良介著『心とからだの健康事典』より抜粋の言葉を知りました。

「気持ちよい方向に体を動かし、心地よい温かさで内臓を調整する。
快感をベースにして体の内外の歪みを正す。
あとは生命そのものの働きに任せる事なのです。自らの生命の自由な働きをうながすには、ほんのちょぴりの努力と勇気と持続の意志が必要なのかしれません。
この努力を楽しみと感じるか、面倒な苦行と感じるかは、その人のこれからを決定する事でしょう。
百点満点も必要なく、60点の落第点を取らねばいいのです・・・」


柏崎市長選、原発NO!竹内えいこさん

2016年10月30日 | 日々思うこと

昨夕は小雨の中を「9の日」スタンディングで、手袋がほしいほどの寒さです。その後は憲法共同センター拡大役員会で、県知事選の勝利や反省点、今後の活動などが話し合われました。

昨日からの冷え込みで今朝は、頚城連山が白くなっているのでビックリです。糸魚川市と妙高市にまたがる頸城山塊の標高2,400 mの活火山、新潟焼山は中腹まで雪が降りてきて、できるだけ近くで撮ろうと昼過ぎに美山公園まで出かけました。

午後2時からは柏崎市長選に立候補予定の竹内えいこさんを支える会のライブ中継を視聴です。先ずは弁護士の河合弘之さんから福島の子どもの甲状腺がんについて事故前の450倍で、健康被害が立証できなければないという言い分はおかしい、常識で考えればわかることだと・・・。さらに河合弁護士は原発の経済効果(新潟日報調査)について説明し、原発によって財政も経済もよくならない、自然エネルギーはすごい労働吸収力があると話されました。

続いて前双葉町長の井戸川さんは放射線量について、事故前は0.05μ㏜くらいだった。ICRPの取材の中で彼ら(福島県庁)が(被ばく隠しについて)喋っており、今は嘘で固められている。そのうち剥がれるだろうが、いま目を覚ましてくださいと・・・。井戸川さんのお話しは軍事費でなく、子育てにお金を回すべきと閉めくられました。

次に竹内えいこさんは「私の見た福島」で、中越地震で仮設住宅の人たちを(自ら手を挙げて)担当した。行政は光の当たらない苦しんでいる人たちにまず対応しなければと、常に弱者目線です。原発再稼働については「危険なものは、市民が動かせと言っても私は動かさないと思う」と、素晴らしく芯が強く、やりたいこと、方向性が明確な候補者です。

原発で事故は起き得るんだということを市民の皆さんと話し合っていきたい。そこでちゃんと向き合ってから再稼働の議論をする。議論をすれば再稼働ということにはならないはず」と訴えました。

凛として庭の半日陰に咲くツワブキの花で、いつも亡き父を思い出します。つながっている命・・・、私は子や孫たちへ核エネルギーに依存しない社会をつないでゆきたいと思う日曜日です。

28日に紹介したドイツ公共放送の番組『フクシマの嘘』について、「改めて東電と言う会社のでたらめさ、犯罪性、原子力村の罪深さに怒り心頭です。タイトルの通り、日本人全員が見るべきドキュメンタリーですね。この会社に警察、検察が入らない異常さを改めて強く感じます。完全な犯罪ですよね。この内容を日本のメデアが報じないのも異常です。」と、新潟の知人からメールが届きました。


ドイツ公共放送の『フクシマの嘘』

2016年10月28日 | 地震・原発

一昨日からの市内の“熊騒動”は山あいの集落では珍しくないことですが、住宅地に出没ですから大騒ぎです。山に食べ物が不足しているのでしょうか、親子でとあっては何だか可愛そうですが人に危害を加えませんように・・・。

北陸新幹線の高架橋の直ぐ近くの家の、たわわに実を付けたミカンがブロック塀から垂れ下がって実りの秋を感じます。ここから南へ1キロほど離れるともう里山ですから、どうぞ熊に狙われないように、もしかして熊は甘酸っぱいミカンは嫌いかもしれませんね。

先日、上越のT子さんからいただいた柚子は、絞ってハチミツを加えてホットドリンクで美味しくいただきました。家の中がレモンとはまた違ういい香りで、皮は捨てずにお風呂に入れようかと・・・。

今日は朝から肌寒い中でのガーデニングで、パンジーなどの植え付けをしました。その後は珍しく、陶芸教室で受け取ったままの粘土が硬くならないうちにと手先を動かしながら、参院選に続いての知事選で忙しかったことでこんなひと時もあっていいかなあと・・・。

お薦めの映像があります。【日本人は全員観るべき】というドイツ公共放送の番組『フクシマの嘘』(約30分)で、福島第一原発事故以前の東京電力データ改ざんをも追求しており、“嘘で固められた原発の安全性”が伝わってくる貴重な番組です。先日の6・7日に福島浪江町へ出かけたこともあり、より身近に身震いをしながらの視聴です。http://useful-info.com/zdf-program-fukushima-no-uso

ところで一年前の「gooブログ」で、糸魚川市議会総務文教常任委員会が柏崎刈羽原発を視察し「市民の税金で原発を視察?」と書き込んでいました。原発の安全対策の視察ということですが、ここは“良識”が通じない特別な集団であることは今も変わらないようですね。


知事選後の街なかと柏崎市長選

2016年10月27日 | 日々思うこと

知事選を終えて早や10日が過ぎ、昨日は米山知事就任の記者会見の動画(約55分)を2回視聴です。記者団から数多くの質問にメモも取らず、的確に答える新知事に感心しきりで頼もしさが伝わってきました。「瀬に立ちて 夢は 山河を駆け巡る 」 新潟県知事 米山隆一

また昨夕のローカルニュースで、市内中学校相撲部の暴力いじめ問題が各局で報じられている中で、青海駅前の直ぐ近くに熊が出没というニュースにビックリです。そして今朝も同じ地域に出没で柿木が被害に・・・、夕方にはデンカ工場構内で小熊が出没で、その直後に近くで熊の親子3頭という市からの“熊騒動”のお知らせです。熊も生きんがために食べ物を求めて必死なんでしょうが、何とか共生への道がないものでしょうか。

気が付けば今月も残すところわずかで、街なかではハロウィンでにぎわって、写真は行きつけのスーパーの9月始めの店頭を飾るハロウィン商品で、今は大半が売れ切った状態です。ハロウィンの仮装やコスプレなども今では手軽に求めることができ、隣りの上の孫もエレクトーンの発表会で少し着飾って、うたた寝の間に足の爪はシールで様変わりなので思わず笑ってしまいました。

11月20日投開票の柏崎市長選に保健師で元同市職員の竹内英子さん(47)が出馬予定です。30日(日)午後から柏崎市民プラザで“竹内えいこを支える会”があり、福島県前双葉町の井戸川克隆さん(東電原発事故研究所所長)の応援講演があります。

「竹内えいこfb」に寄せられた井戸川前町長の「原発の亡霊から眼を覚まそう、儲けているのは東京の東電と東京の利権屋達だった、双葉町が財政難になったのは原発に頼り過ぎた為だった。原発の無い市町村は事故で壊されていないではないか!騙されるな柏崎市の皆さん、竹内さんに希望と子ども未来を託そう。」と、原発に依存してきた町のすべてを語っているコメントです。

ところで自民党は総裁の任期を現行の「連続2期6年」から「連続3期9年」に延長するというニュースに驚きながら、新陳代謝のない自民党「安倍1強」を悲しく思います。今日は晴れのち曇りで家事をこなしてからの外出ですが、糸魚川駅前は閑散としていたものの知事選の余韻がまだ残る街なかです。


市民参加が選挙を変えた新潟県

2016年10月26日 | 日々思うこと

 ようこそ知事室へ

新潟県知事就任のご挨拶

新潟県知事の米山 隆一です。
10月25日に新潟県知事に就任しました。

新潟県民の皆様の生活の安全と安心を守ることを最優先に、
皆様との対話を通じて、産業の再生、教育の充実など、
よりよい新潟県をともに目指してまいります。

新潟県知事 米山 隆一

http://www.pref.niigata.lg.jp/hisho/chiji.html

 

昨日、初登庁の米山隆一知事は爽やかな笑顔で、17日間の選挙戦の疲れなどをまったく感じさせない若さで、新潟県ホームページも更新され未来へ向かっての新しい出発の記念すべき一日です。

そんなことで昨夜は上越市で、知事選を一緒に頑張った人たちで総括会議が計画され、嬉しいお誘いなので迷わず出かけました。急な呼びかけにもかかわらず多くの市民参加で、先ずはそれぞれの立ち位置での取り組みなどの報告です。

私的に勝因を述べるとキリがないのですが、その一つは選挙戦終盤の法定ビラ2号の違いだったかもしれません。「新潟に新しいリーダーを誕生させる会」佐々木寛共同代表の国際情報大学卒業生の手によるもので、ご本人は「社会を変えるのにデザインが少しでも役に立つなら」との徹夜作業で、私は若者の感性に感激しながら「これで勝てる!」と確信しながらのビラ配りでした。一方の森陣営の法定ビラ2号といえば、緑を基調に例の政党名を上げて「県庁に赤旗・・・」ですから、有権者はこの違いをしっかりと見抜いていましたね。

新潟日報22日付け2面で、勝敗を分けたのは「無党派層の動向で、選挙戦ではビラやインターネットの活用などの呼びかけで差が見られた」と・・・。また森陣営は「配るものはないのか。これでは戦えない」と、自民党県議から何度も催促を受けたそうで、長岡市長選の感覚で“弾切れ”になったことを伝えています。

さらに新潟日報は、対する米山陣営は大きく出遅れたものの、最終的に主だったビラだけで計150万枚以上を用意し、共産党支持者や県内外のボランティアがローラー作戦を展開。また市民ボランティアも独自で情報発信し拡散し続け、全国的にも注目を集めネットが盛り上がったと掲載していました。

ところで総括会議の後は会費制での美味しい和食をいただきながら、アルコールも入っての知事選談議が盛り上がり、私はノンアルコールビールでしたが“ほろ酔い”気分です。多様な市民の意見を認め合い、本音で語りあえる仲間がいることの幸せをかみ締めながら夜道を帰途に着きました。

最後に佐々木共同代表は4日付けfbで「これからほぼ毎日、作戦会議を開催します。どなたでも自由にご参加ください。いっしょに新しい歴史を創りましょう。」と呼びかけていたことが心に残りました。人はとかく異質なものを排除して進もうとしますが、共同代表としてのこの寛容さがより強い連携へとつながったことは言うまでもなく、市民参加が政治の流れを大きく変えてゆくことを実感の県知事選でした。県内外の皆さまの心温まるご支援に、深く感謝申し上げます。

※新潟県知事就任記者会見 https://www.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=RqnPGgbyF8s&app=desktop


よりよい新潟県政のために

2016年10月24日 | 日々思うこと

昨日の「じょうえつ平和のための戦争展」で、「上越9条の会」販売のオリジナルそばクッキーを求めました。市内春日山町のラ・ソネ菓寮さん製造で、9条のカタチのなかなかいい感じです。小学校が振り替え休日の上の孫と、かなり硬いクッキーをかみ締めながらいただきましたが、孫はパクパクとその硬さも何のそのですが私は歯が立ちません。

今朝は気温10度の冷え込みで、ダウン着用で愛犬との散歩です。数年前から庭の大鉢で育てていたレモンの木は、白い花が咲いても一度も実を付けないので昨年、ご近所の畑の主に育ててもらうことにしました。畑の隅っこに移植された木は、まだ小さいのですが可愛い青い実を発見です。

摘果をしていないことで大小数個ほどあり、嬉しくなって今朝の散歩で写真に収めました。鉢植えとは違い畑では根が広く張れることで実を付けたのでしょうか、黄色く色づいたら一個いただくことをお願いです。

少し離れた所の家のコスモスが風で倒れ、そのまま60センチほど下の道路までに下がって、真紅の花がいっぱいで力強さを感じました。

今日は泉田知事の任期最後の日とあって夕方のローカルニュースに釘付けで、先ずは6時10分からのNHKに続いて民放各局を視聴です。知事室で米山新知事との引継ぎを終えた泉田知事は、「県政はリレーのバトンタッチ・・・、私も前任者から引き継ぎました」と、爽やかな表情で県庁を後にする姿に胸が熱くなってくるひと時でした。

米山知事も全身全霊で取り組むと力強い言葉で、私たちも知事を孤立させないよう広く根を張って支えてゆかねばなりません。そして与野党逆転の県議会も、よりよい新潟県政のために、質の高い議会運営をと願う昨今です。


泉田知事から米山知事へのバトンタッチ

2016年10月23日 | 日々思うこと

全国から注目された新潟県知事選、闘い済んで早や一週間ですが、とにかく身体が二つあったらと思う日が続きます。昨土曜日は孫たちの小学校の文化祭(フェスティバル)に出かけ、その後は2級河川の田海川の“鮭まつり”へ行き、旧青海町と姉妹町村であった長野県山形村の農産物を求めて昼をとうに過ぎての帰宅です。

一段落をしてから隣りの庭の芝生に積もった枯れ葉を下の孫がせっせとかき集めているので、傍で少し手伝いながら私もガーデニングです。この季節はバラの植え替えなど、いろいろと仕事がいっぱいであっという間にうす暗くなってしまいました。

日曜日はビーチホールまがたまでの「雪割窯」作品展を観てから上越へと急ぐため、午後2時からの福祉講演会「いのちのバトンタッチ」は聴けません。講師が映画『おくりびと』の生みの親、青木新門さんとあって残念です。

ところで米山新知事は弁護士として仕事が速いことで知られていますが、早くも公式ホームページで政策綱領『現在と未来への6つの責任』を分かりやすくまとめています。http://www.yoneyamaryuichi.com/seisaku.html

上越では市民プラザでの『2016じょうえつ平和のための戦争展』へ、今日までなのでこちらを選びました。会場には知事選で一緒にがんばってきた知り合いらが大勢で、高橋良弘さんの「名立機雷爆発事件について」と、片岡豊さんの「日本国憲法と<天皇制>」を聴きました。

そして本日の東京新聞は『原発「3度目の住民投票」 新潟知事選 何が起きた』と、こちらは偏らない観点で知事選の本質をまとめています。http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201610/CK2016102302000113.html

いよいよ明日で任期満了となる泉田裕彦知事は米山隆一知事へのバトンタッチです。就任時の泉田知事は42歳で経産省の元官僚とはいえ、政治手腕は“未知数”であったことが頭をよぎります。最後となるメルマガ(VOL.482)が昨日届き、知事としての仕事の中で強烈な印象だったという12年前の中越大震災について綴っています。◎知事公式ホームページ http://chiji.pref.niigata.jp/


原発再稼働は県民共通の関心事

2016年10月21日 | 地震・原発

海の向こうの米国大統領選挙の最後の討論会にウンザリですが、新潟県知事選の結果を受けて米山新知事になったことで新潟県は衰退と決め付けている関係者らにも同じ思いです。特にメディアを含めて原発ワンイシュー(単一争点)選挙への批判が多いことも残念です。

新潟県は県北の山形県境から富山県境の糸魚川まで約300キロ、当市にとっては重要な地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」(国道147・148)は、中下越地方の人たちにはピンと来ないのは当然でその逆もまた言えることです。新潟日報が執拗に取り上げる日本海横断航路計画の中古船購入問題は県民にとってそれほどの関心事とも思えず、最大の共通は柏崎刈羽原発問題であっても何ら不思議なことではないと受け止めてきました。

泉田知事は原発再稼働を単に否定してきたわけではなく、世界最大規模の東京電力柏崎刈羽原発を抱える自治体の長として当然ではなかったでしょうか。柏崎刈羽原発の運転開始は1985年で、新潟県は福島県同様に首都圏に明かりを灯し続けてきました。電源立地に伴う交付金は確かに周辺地域を潤してきましたが、福島原発事故で“安全神話”が崩れ今なお福島県民が故郷を追われ仕事を失い、後からやって来るかもしれない放射能障害に脅えながら暮らしています。

そんな中で東京電力は電気が不足しているわけでもないのに、自社の収益改善を最優先するかのように柏崎刈羽原発の再稼働を急いでおり、このことに新潟県民は「NO!」を突きつけた選挙結果であることをメディアも真摯に受け止めねばなりません。さらに政府はといえば、3年連続の黒字決算の東京電力を黙認し、廃炉費用や福島の補償費を過去にさかのぼって電力消費者に“ツケ回し”を企てているようですから、この点一つとっても違和感を感じる人が多いことは当然です。

違和感といえば県知事選を前後に新潟日報の報道姿勢が問題になっており、違和感を感じている人たちが多いことも伝わってきます。米山新知事誕生直後の17日に早くも結果に対する「解説」を掲載ですが、米山陣営の選挙運動に対してトランプ候補と同じ「感情的・劇場型」と決め付けております。

その書き手の新潟大学法学部田村秀教授のフェースブックを見ると、バリバリの森民夫氏支持の投稿ばかりでビックリです。しかも県知事選に関しては研究者(大学教授)として理を尽くして主張するような投稿はなく、森氏のご家族の心情的な訴えの投稿の間接的シェアや、金子めぐみ衆院議員の「県庁に赤旗が立つ・・・」という投稿をそのままシェアで失笑に値する内容です。

また田村教授は、これまで政党を変えてきた米山新知事を「政治家としての資質が問われる」などと、これもまた他人の投稿の無責任なシェアでコメントです。少なくとも「候補者としての資質」が問われているのはどっちだったのか、このような薄っぺらな内容の投稿しかできない研究者と、偏った「解説」を素早く取り上げる新潟日報の中立性が問われているのではないでしょうか。

今日は先週に続いて、家庭栄養研究会の役員会で上京です。昨日の昼時の地震といい、午後の鳥取地方を震源とする震度6の地震とその後の余震に脅えながら帰宅です。写真は新幹線糸魚川駅の赤レンガ三連アーチの裏側から望む朝の市役所方面です。


歴史に残る新潟県政の新たな一頁

2016年10月19日 | 日々思うこと

「新潟に新しいリーダーを誕生させる会」が中心となって野党と市民が結集した県知事選、短期決戦での歴史的な勝利をたたえ合う声がどこへ行っても聞こえてきます。夕方の「9の日」スタンディングでは24人が参加で、その後のミーティングでも知事選と参院選のW選挙の二連勝の喜びが語られました。

本日、米山新知事から皆さんへのごあいさつです。当選直後の「生命と暮らしが守れない現状では、原発再稼働を認めるわけにはいかない」の言葉もよかったですが、“人に言葉あり”が伝わってきます。http://www.election.ne.jp/10840/99408.html

今日は久しぶりに草花の手入れなどの外仕事です。いつの間にか庭の隅っこに野鳥が運んだ種が、秋には鈴なりの実がさけるニシキギ科「大マユミ」で50センチほどになっています。今春に葉っぱが虫に食べられていたのですが、赤い花をいっぱい付けています。

そして夕方のローカルニュースでは、新潟県のトップとして県政の舵取をしてきた泉田知事の最後の定例会見です。中越地震からスタートの3期12年間、心よりありがとうございました。

新潟県出身の斎藤美奈子さんの筆力はいつも素晴らしく、お父様は物理学者で宮沢賢治の研究者としても知 られる斎藤文一新潟大学名誉教授(宮澤賢治イーハートーブ館前館長)です。書棚の奥に20年前に初版の読みかけの『宮澤賢治の空中散歩』(酪農事情社)があり、久しぶりに取り出しました。

また新潟大学立石雅昭名誉教授がブログ『原発ゼロと自然エネルギー』で「新潟県の新しいリーダーとともに」を綴っています。http://masatate.blog.fc2.com/blog-entry-51.html


「独存独栄」の原発再稼働

2016年10月18日 | 地震・原発

全国から注目された新潟県知事選の結果を受けて、メディア各社は様ざまな見解で取り上げています。新潟日報の中立性もさることながら、産経新聞の社説がひどい内容で表題は『新潟新知事は「脱原発」脱却を』です。

再稼働に反対することを県民に訴えて当選したばかりの新知事に、原発再稼働を認めるように説くこの新聞社は民意というものをどう考えているのでしょうか。http://www.sankei.com/column/news/161017/clm1610170002-n1.html

一方、18日付け東京新聞「本音のコラム」は鎌田慧さんの『共存共栄はうそだった』です。

 
17日夜のNHK「時論公論」は『原発再稼働と住民の意思』でした。番組最後に島田敏男解説委員は「かつて原発は、高度経済成長を支える大きな役割を果たしましたけれども、地震や津波の多い日本列島に適さないことを3・11で多くの国民が知りました。
政府と電力会社は原子力発電をどうするのか。立地地域の住民に納得してもらえる選択肢の検討を急ぐ必要があると思います。」と・・・。
 
米山新知事誕生の喜びが覚めやらぬ今日は、米山事務所へ通い続けた友人らとランチの約束で上越へと車を走らせました。話題は勿論、知事選談議で時間がどれだけあっても話しが尽きません。あっという間に時間が過ぎて友人らと解散後は、久しぶりに孫の顔を見に立ち寄りました。
 
このところの寝不足もあってか、ソファーでウトウトと1時間ほど眠ってしまいました。目が覚めると孫も眠っており、寝顔を見ながら小雨の中を帰途に着きました。糸魚川では友人のところへ立ち寄ると「米山さん、よかったわねえ」とここでも知事選談議で、しばらくはどこへ行ってもこのパターンが続きそうで、明日は夕方から「9の日」スタンディングです。

歴史的な勝利の県知事選から一夜明けて

2016年10月17日 | 地震・原発

昨夜は米山知事の誕生で興奮して眠れず、参院選挙よりも嬉しかったという人が多かったようですね。新潟から深夜、上越事務所へ駆けつけてくださった新知事を紙ふぶきで歓迎のママたち、政党の共闘だけでなく市民の立ち上がりが新たな政治に大きな希望をもたらした新潟県知事選でした。

選挙戦の終盤の森候補の質の悪い法定ビラもさることながら、土曜日の上越市では自民党県連ぐるみで公職選挙法違反の繰り返しでした。届け出の街宣カー以外の車で拡声器を使って候補者の名前を連呼して走行し、選挙管理委員会でも違反行為であると確認しながら、警察当局は完全にスルーだったそうです。

それでも上越事務所はがんばり抜き、参院選挙の時の8千票を上回る9千票を超える大差につなげ、全県での米山候補は森たみお候補を6万3千票を超える大差でした。これは新潟にとどまらず全国各地での野党と市民の共闘への、新たな政治に大きな希望をもたらす歴史的な勝利でもありました。

また米山知事は票のために「原発に慎重」になったのではなく、福島原発事故後のこの5年間、放射線医として物理的な観点で見ていく中で変わり、「守りたい命がある、守りたい未来がある」の県民の思いを受けとめながら大きく成長していかれたと思います。そして新潟の勝利は国のエネルギー政策や、原発立地自治体の原発再稼働へ与える影響も大きいことでしょう。

新潟県議会では自民党議員が大半を占める中、正式の与党議員はわずか4名ですが、泉田知事を孤立させてしまったことを教訓にして、これからは県民としてしっかりと新知事を支えてゆかねばと痛感の一日の終わりです。


新潟県の若きリーダー、米山隆一知事の誕生!

2016年10月16日 | 日々思うこと

知事選最終日の昨日は、月刊『食べもの通信』編集の家庭栄養研究会の合同役員会・総会で朝から上京です。貴重な選挙戦の土曜日だけに後ろ髪を引かれながらも、金曜日の夜までやれることはすべてやったという思いでした。そして東京も青空で、投票率が上がることを願いながらの役員会議ですが、頭の中から知事選のことが離れません。

今夜、帰宅して直ぐにパソコンへ向かい携帯電話は充電中でしたが、9時を少し過ぎて米山上越事務所にいる友人Oさんから“叫び”とも思える当確の電話です。こんなに早くに当確がと思いながらも、事務所にいる上越市議らもフェースブックで当確を伝えており、何だか胸がいっぱいで涙が出てきました。

その後は立て続けにおめでとうメールと電話が殺到で嬉しさが増して、10時を過ぎて上越事務所の感激の瞬間が動画で伝わってきます。この瞬間の場に一緒にいれなかったことが残念で、東京からの新幹線での帰りは上越妙高駅で下車して事務所へ行けばよかったと悔やみながら一人でバンザイです。

上越事務所のバンザイでは馬場弁護士をはじめ皆さん、とてもいい笑顔です。この時のために、スタートが出送れた短期決戦をよくがんばってきました。この後、11時半頃に米山隆一新知事が事務所を訪れたことを友人Fさんからの電話報告で、久しぶりに深夜1時近くまで嬉しいおしゃべりが続きました。

東北電力巻原発阻止に続く“脱原発記念日”ともいえる今日、新潟県知事となった米山隆一さんは昨夜のご自身のブログで「人事を尽くして天命を待つ」と、17日間の選挙戦を綴っています。「外見は“天然”、中身は“秀才”」ともいえる裏表のない新知事のそのお人柄に惹きつけられた人たちも多いようです。

選挙結果の分析などはまた明日に・・・、これまでボランティアで関わってくださった多くの皆さん、そして全国の皆さん、遠くからの応援、どうもありがとうございました。


官邸が動き出す知事選、やはり原発問題が一番の・・・

2016年10月14日 | 地震・原発

大接戦の県知事選も残すところ今日明日の2日間になり、秋晴れの中を能生谷方面へ最後のビラ配りと知り合いらに米山候補へのお願いです誰に投票するかまだ決めていない人が4割ということで浮動票をターゲットに、爽やかな谷の一番奥の西飛山まで車を走らせました。

そして本日の新潟日報に折り込まれた森候補の法定ビラについて、その内容があまりにも悪質でガッカリしたという人たちの声が聞こえます。法定ビラとは法律を守って発行するもので、公然と政党を名指しで攻撃をする組織と候補者のおぞましさが伝わってきます。

参院選の時も民進党を含めた野党だけで勝利を手にすることは不可能で、多くの市民が一緒になって「オールにいがた」で闘ったことでの議席獲得であり、これを森陣営は把握していないはずがありません。今回の法定ビラは県民を愚ろうしていると受け止めた人たちがあまりにも多く、森陣営には失策だったかもしれませんね。

「さようなら 柏崎刈羽原発プロジェクト」作成の漫画パンフが刷り上りました。8ページに要点がまとまって、“原発はいらない時代になった”ことが分かりやすく書かれています。ご希望の方には1部100円で、米山選挙事務所にも置いてあります。

「新潟に新しいリーダーを誕生させる会」の佐々木共同代表は今夜、「自民党は今、全力で泉田さんを包囲・・・、私たち新潟の代表を、なぜ官邸が決めなければならないのか。新潟をあなどるな!と言いたいと思います。」、さらに「今回の選挙の本質が益々浮かび上がっています。安倍政権の強権政治に対する、新潟県民の闘いです。安倍政権が地方を潤すという“幻想”を本当に信じる人は自民候補へ。未来の新潟の経済や社会をいっしょに創りたいと思う人は、米山隆一さんへ。」と発信です。

そして今回の知事選で原発問題を争点とすることを一番避けていた自公推薦の森候補ですが、官邸や自民党本部が動き出したことで、原発再稼働が一番であることが明瞭です。7月の参院選では一番の争点の憲法改正を隠し通したアベ首相、その強いパイプを強調する森候補、もうこれ以上だまされないよう賢い有権者であることが未来への責任ではないでしょうか。

また新潟県知事選への出馬を撤回した泉田裕彦知事に、IWJ岩上安身氏の単独インタビューでは「ドラム缶に入って川に浮かぶ」など、ハッとする陰湿な県民不在の知事選の暗部が見えてきました。http://iwj.co.jp/wj/open/archives/337783

23日の出馬表明で詠んだ「捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ 我が身をぞ 越後の川に 賽と投げ打つ」の米山候補です。短期決戦の選挙戦を支えた選対本部長の森ゆうこ参院議員と多くの市民のみなさん、組織力がなくとも“選挙は熱伝導”でだんだんと熱くなってきました。私も限られた時間の中で参院選以上に動き回りました。16日夜の満月はみんな笑顔で眺めましょう!


若き知事候補の米山さんと疲れ果てている森さん

2016年10月13日 | 日々思うこと

昨日の都内の約58万戸の大規模停電ニュース、東京電力施設内の送電ケーブルの経年劣化が火災原因で、設置から約35年間一度も取り換えていなかったそうで電力会社が漏電という驚くべきミスです。

こんな電力会社が世界最大規模の柏崎刈羽原発を動かすことに大儀はなく、“いのち軽視・経済優先”の金儲けに他なりません。先日の福島“放射能被災地”視察で浪江町のことを7・8日の両日に書き込みましたが、街中でも話題になって「福島の悲惨な犠牲を黙認しながらの原発再稼働はダメだわね」の声が届きます。

昨日の追記、Twitterで泉田知事の【次期新潟県知事候補に問いたいこと⑥】、「福島原発事故で発生した放射性汚泥等が暫定保管となっています。東電は事故責任を果たしていないということであり、再稼働議論前に既定方針通り同社に引き取りを求めますか?」の質問でした。森候補の回答だけを載せて分かりにくかったかと思います。

質問⑥で米山候補は「新潟県知事候補として回答させていただきます。放射性汚泥は現在県において暫定的に保管されているものと伺っておりますが、いつまでもこのままにはできませんし、当然日々費用も発生しています。放射性汚泥を発生させた東京電力の当然の責任として、引き取り及び処理の具体的手続きの呈示を求めます。」と回答です。

また森候補の回答に泉田知事は今朝、「森さん これも、趣旨の確認をお願いします。
「法令や他の自治体の動向を踏まえ」ということは、放射能管理の経験のない自治
体に、放射能を含む汚泥を処理・管理させるというお答えと理解してよろしいですか?」と問い返しています

現時点での世論調査では米山候補が追い上げての大接戦で、森候補の楽勝ムードが一転で連休明けから自民党の“締め付け”が伝わってきます。自民党本部からも二階幹事長が新潟入りで、建設会社などを回っている映像をニュースで垣間見ました。

さらに自民党はこの場に及んで“反共ビラ”を法定ビラとして配布です。これに対して米山候補はTwitterで「この手の中傷がとても嫌い」と喝破です。ビラでは「赤旗を県庁に立ててもいいのですか?、県政が大混乱し、新潟県は国から見放されてしまいます!!」と、何とも低レベルの情けない法定ビラです。

ところで森候補は新潟県旗を知っているのでしょうか、1963年(S38)に制定のこの赤い旗を緑色にでも変えるつもりでしょうか。森選挙事務所の関係筋からの情報では、67才という年齢もさることながら長岡市でしか選挙をやっていない森民夫さん、広い全県の街宣で疲れ果てているそうです。

米山上越選挙事務所では、個人演説会での記念写真をブルーカラーの円にまとめて発信で、若いスタッフの発想は素晴らしいですね。県民の過半数は柏崎原発の再稼動に反対ですから、県民に寄り添う若きリベラル派の米山隆一さんを、どうぞ応援下さいますようお願いいたします。


知事選終盤へ、新しいリーダーの誕生を!

2016年10月12日 | 日々思うこと

知事選も早や終盤になり、小雨の中を法定ビラ配りに集中ですが、午後からは国会中継(衆院予算委員会)を2時間近く視聴です。民進党の山尾志桜里議員はなかなか鋭くアベ首相を言及ですがまともに答弁をしない首相、先日の銃を撃ち合って人が死んでも「戦闘ではない」発言といい呆れるばかりです。

ところで公職選挙法のおかしさについては以前から指摘されていますが、法定ビラには候補者の名前を明記すると違反です。ところがSNSでは、画像で候補者の名前や票のお願いをしても違反にならないというオカシナ話しで、上越事務所の長澤美穂さんが、またまた可愛い絵を描いてくれました。

森候補は最近になって大接戦を意識しての選挙戦略で、原発再稼働について路線変更です。これに対して米山候補はブログリーダーの責任 ~ご自身の見解を示すべきではありませんか?と反論です。

泉田知事の【次期新潟県知事候補に問いたいこと①】、「福島原発事故では、8時間半でベント判断でした。甲状腺癌を防ぐ安定ヨウ素剤は放射性プルーム到着数時間前の服用が必要です。屋内退避指示が出る中UPZ圏住民44万人に数時間での配布は困難です。住民に事前配布しますか?」

森候補は「①住民の生命を守るというのが第一という泉田知事の思いはわたくしとしても全く同じ思いです。ヨウ素剤の事前配布は大事です。国の支援を得て実現したいと思います。」と、ヨウ素剤の事前配布まで国の支援を得なければできないことではないはずでが・・・。

糸魚川市にも関係の深い項目⑥の汚泥の処分について森候補は、「新潟県民の安全を第一に、その処分方法を検討していくべきものと考えています。法令や、他の自治体の動向を踏まえ、地域住民の皆さまの速やかな不安解消に向けて取り組んでいきます。」と、こうして回答を見ると森候補には具体性がないことが伝わってきます。https://twitter.com/moritamio24

下の写真は本日の上越タイムスで、一日違いの上越文化会館での選挙戦の記事です。9日は中ホールで森候補者本人不在の個人演説会で、翌10日は大ホールで米山候補でした。背広姿の偉そうな人たちの古き選挙と、笑顔で子どもたちと一緒の候補者の対称的な集会で、米山候補は11日付けブログスーツの政治と私服の政治と書き込んでいます。