今日は朝から晴天とはいえないドンヨリ日和で、インターネットで糸魚川市議会最終日の様子を視聴です。午後は13時30分から再開され、H29年度予算審査の反対・賛成討論で、その後は注目の発議2号「柵口温泉権現荘不正疑惑の徹底解明と責任問題の明確化を求める決議」になりましたが、14時43分には最大会派より休憩の申し出でがあり休憩になりました。
15時過ぎに再開されたものの、また15時20分まで休憩に入り、この場に及んでいったい裏で何が話し合われているのかと呆れてしまいます。ところが15時20分になっても再開される気配はなく、15時24分に議長より15時35分までの休憩宣言です。15時35分に再開し、発議2号「権現荘不正疑惑決議」は賛成多数で決議されました。
ところが発議3号「いじめ重態事態の早期解決と責任の明確化を求める決議」についての討論では、最大会派の清政クラブ創生クラブを代表して大滝豊議員から「これ以上の決議は不要」との反対討論です。賛成討論では先ず、古畑浩一議員より米田市長の権力構造の問題点に至るまでの鋭い指摘があり、公明党保坂悟議員は「黒塗り資料にせず公開すべきであった」、古川昇議員は「いじめは命までも失う、この問題を大きくしたのは教育委員会・・・」などの討論が続きました。
15時59分採決の結果、起立少数で発議3号は否決され、16時に定例会の全日程が終了です。最後に米田市長より諸報告や、「この4年間全身全霊で取り組んできた」と述べられましたが、「全身全霊でこの程度か」と思う市民が多いことでしょう。最後に倉又稔議長からの挨拶で、16時7分に任期最後の定例会が閉会しました。
外出予定を延ばして最後まで定例会最終日をネット中継で視聴したのは、議会を離れてこの4年間で始めてのことでしたが、糸魚川市議会もここまで来ると「アカンベー」の思いです。写真は一昨日、上越からやって来た3歳の孫に「いい顔をして・・・」とシャッターを押したらご覧の表情で、実物はとても可愛いのですが怒るにも怒れない一コマです。(笑)
ところで昨日の黒塗り報告書について、教育現場をよく知る新潟市の元中学校教諭より「この報告書どう処理する気なのでしょう。第3者委員会の意味がないですね。そもそも教育委員会が独立性を失っていることが問題なんですよね。教科書採択問題時ののり弁報告書を思い出しました。市の情報公開条例を使って全面公開をかちとりましたが、糸魚川市には情報公開条例はあるのでしょうか。議会も腐っていますね。」の声が寄せられました。
新教育委員会制度に移行して教育委員長は廃止され、教育行政のトップが市長になりましたが、もはや「日本一の子どもを育てる」や「相撲のまち・糸魚川」も風化で、おぞましさだけが残ります。それにしても市議会に上程されている議案内容は市HPのどこにもに記載されていないので、いつまで経っても開かれた市政とは言いがたいドンヨリ模様の糸魚川市です。
※けんもちさんやお花さん、みやまおだまきさんからコメントが寄せられておりますが、雑事に追われ返信もままならずお許しください。