すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

なくそう核兵器!核廃絶への平和行進

2017年06月30日 | 日々思うこと

一年の半分、6月も今日で終わりで、朝から雨が降ったり止んだりと梅雨らしいお天気です。毎年この時期に行われている国民平和行進、今年は核兵器禁止条約の交渉会議が国連で開催されるという歴史的な中で実施されています。

平和行進は北海道をスタートし各コースに別れ、8月に広島と長崎で開催される原水爆禁止世界大会を成功させるために、すべての自治体で核兵器全面禁止を求める幅広い国民共同行動を呼びかけています。

今年のウチワには「なくそう!核兵器 No Nukes!」で、かわいいイラスト面は「ヒバクシャ国際署名を国連へ届けよう」です。写真右は2016年のもので「ノーモアヒロシマ ナガサキ フクシマ」、黄色の「9」の文字には「非核と9条輝く日本を」と明記され、真夏の我が家ではパタパタといつも大活躍です。

午後1時半から市役所前広場(亀ヶ丘公園)で平和行進の出発集会です。おりしも2007年(H19年)糸魚川市の「平和都市宣言」から10年目で、5年後の2012年(H24年)から中学生を広島平和記念式典に送り出すなど地道な活動を取り組んできました。

小雨の中を来賓として副市長と議長が参加で、健脚者らが妙高市までを行進し長野県へとバトンタッチです。こうした核廃絶への署名活動や平和行進は、誰でも参加できることをもっと広めなければと痛感の6月の終わりです。


発言撤回という稲田大臣、政治の暴走を止めるのは・・・

2017年06月28日 | 日々思うこと

都議選真っ只中の昨日、稲田朋美防衛大臣が自民党候補の集会に出席し、「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたい」と支援を訴えたというから呆れるばかりです。憲法第15条や公職選挙法第136条で公務員の地位を利用した選挙運動を禁止し、さらに自衛隊法第61条によって、自衛隊は選挙権の行使を除く政治的行為が制限されています。

弁護士として法律を知らないはずがない稲田防衛大臣、防衛省関係からも「閣僚としての自覚が足りない」と批判され、周囲から指摘されて同日深夜に発言を撤回です。撤回をしたからといってすべてが許される訳でもなく、アベ閣僚のレッドカードに都民はどう審判を下すでしょうか。

下の写真は黒姫山を背に、青海総合文化会館近くの道路沿いに咲く彩りの葵(タチアオイ)です。

今日は朝から湿度が高いものの昼頃から太陽も顔を出して、気温も上昇でいい塩梅です。夕方、北斗町方面へ出かける用があり、ついでに「青海町史」を継続して借りるため青海図書館へ寄りました。窓口で返却後は継続しての貸し出しができないと言われてガッカリです。

入口コーナーに“目指せ名人”と将棋・囲碁の本が10数冊並べてあるので、写真を撮っていたら「館内の撮影はお断りです」と、そういえば入口に貼り紙がありました。また早く読みたい本が市民図書館の方にあるというので、それではと車を走らせました。こちらの方には館内撮影禁止の貼り紙もなく、“目指せ名人”コーナーも見当たりません。

市民図書館と市庁舎に囲まれた亀ヶ丘公園(市役所前広場)に大勢の子どもたちが遊んでいます。遊具がないことで石碑に上ったりとこちらは許される範囲ですが、もしかしてこれって“盗撮”?・・・。そして大きくなった桜の木々と、さらに大きい欅の大木が木陰をつくって緑あふれる公園です。

ところで今日から新潟県議会定例会がスタートです。糸魚川市議会6月定例会は明日で閉会、市議会HPから本会議と「一般質問」の様子をインターネットで視聴できます。国も地方も有権者の監視がなければ政治は暴走ですので、未来への責任として関心を高めてゆきましょう。 


歴史を塗り替えた14才の棋士、29連勝達成!

2017年06月26日 | 日々思うこと

注目の藤井聡太四段、今日は午前10時から竜王戦決勝トーナメントで、10代同志の対決です。夜9時からのNHKニュースでは、「ひふみん」こと加藤一二三九段や師匠の杉本昌隆七段も登場の解説付きです。9時25分頃に増田康宏四段に91手で勝ち、公式戦連勝記録を30年ぶりに塗り替る歴代単独1位の29連勝を達成です。

史上最年少棋士で昨年12月のデビュー戦から無敗の藤井四段は、4才の時におばあちゃんと将棋教室へ、5才の時におばあちゃんが買ってくれた「NEWスタディ将棋」(くもん出版)で本格的に・・・。対局後のご本人はいつも落ち着き平常心ですからスゴイ少年で、師匠の杉本七段も驚く強さで「昔から技術指導の必要はなく、常に進化し努力をしてきた」と語っています。

将棋はこれまで中高年男性の娯楽というイメージが強かっただけに、今では女性週刊誌にも登場で新しい時代への変わり目を感じます。ところで今日の藤井四段、終盤に「角」二つをうまく使って攻めたことが勝因のようで、私も孫を相手にまたやろうかなあと(笑)・・・。

週末に山形を旅行した親戚から、さくらんぼのお土産をいただきました。初物の「佐藤錦」は宝石のようで、仏壇に少し供えて残りは美味しくいただきました。

先週末に図書館から借りてきた青海町史「その生活と発展」は、1966年に10数名の編さん委員により、江戸時代にさかのぼっての青海村だけでなく、お隣りの糸魚川藩から広く高田藩までを詳細に残しています。東京電力の「地元」という地域限定の認識の狭さとは比較にならない重厚さです。

続編「新生への歩み」は1973年編さんで、大正から昭和45年(1970年)の記述が主で、特に終戦(昭和20年)以後に重点が置かれています。無尽蔵の石灰山、黒姫山とともに反映してきた村から町への歴史で、貸し出し一週間ではとても読みきれる内容ではないので、いったん返却してまた続けてと・・・。でも将棋をやり出すと時間が足らないこと確実ですが、その前に孫が相手をしてくれるかとチョッと心配の終日です。


大失敗のコインランドリー“デビュー”と悲喜こもごもの一週間

2017年06月25日 | 日々思うこと

梅雨らしい雨降りの日曜日、この一週間を振り返るといつものようにバタバタと過ぎてゆきました。先ず19日月曜日には上越市へ、孫の子守りを頼まれて出かけました。しばらくの間、孫と二人だけの楽しいひと時で、夕方から友人Oさんとお茶をしてからの帰宅です。

今年は低温注意報の日が続き、夜にはコタツが欠かせず梅雨入り前にと思いながらやっと片付けです。長方形のコタツ布団はクリーニング店に出すと高額のこともあり、初めて近くのコインランドリーへ持って行くことにしました。行きつけないことで店内をキョロキョロ・・・、高温乾燥40分400円で時間が経過して取りに行くと布団はふっくらと仕上がって満足です。

ところが400円という安さに首を傾げ、後で洗濯なしの乾燥のみだったことが分かりビックリ仰天です。毛布などは隣りの娘に頼んでいたことで、私のコインランドリー“デビュー”は、40分間も乾燥機で回されていたコタツ布団の笑いに笑えぬ大失敗で反省しきりです。

週末には市の特定健診へ、会場の青海生涯学習センターへ出かけました。こちらも久々の集団健診とあってキョロキョロ・・・、1時間足らずで終了したので隣接する図書館へ立ち寄りました。先日木曜日夜のNHK番組「SONGS」もあり、大好きな中島みゆきのCD「♪時代」と、調べたいことがあって分厚い「青海町史」2冊を借りました。

その後は行きつけのスーパーイチコへ立ち寄り、見るからに健康そうな上越市吉川区の山岸農園の樹熟ラベルのトマトと「越後姫」を求めました。イチゴには「しろね いちご部会」と表示され、小粒とあってお値段は低めですが香り高い新潟ブランドで美味しくいただきました。

トマトは有機栽培の格別なお味で、生産者の山岸さんは糸魚川出身のギターリスト、パートナーのY子さんは脱原発の市民活動などでもご一緒で、今夏の私のささやかな支援です。

昨土曜日は上越市民プラザへ、男女共同参画週間のイベント参加です。17歳でノーベル平和賞を受賞したパキスタン出身のマララ・ユスフザイさんのドキュメント映画『わたしはマララ』の上映です。ちなみに各地で啓発活動が開催される中、糸魚川市での近年の男女共同参画週間での企画はまったく見当たらず、時代の潮流から取り残されたような寂しさです。

そして新潟県小千谷市出身の小林麻央さんの訃報です。辛く長い闘病生活の末に34歳という若さで逝ってしまう悲しさがいっぱい伝わり、中島みゆき作詞作曲の「♪地上の星」を何度も聞きながらの週末です。

※22日に「旬彩弁当」についてお問い合せのひまわりさん、当コメント蘭でも書き込みましたが、昨日あるるんの杜で確認してきました。


沖縄戦から72年の基地と原発立地県

2017年06月23日 | 日々思うこと

梅雨入りの晴れ続きで家の雑事に追われながら、正午のNHKニュースの後で沖縄県糸満市の平和祈念公園での沖縄全戦追悼式典の中継を視聴です。翁長知事は平和宣言で、相次ぐ事件や事故に憤り「戦後72年がたっても基地負担の軽減とは逆行している」と訴えました。

沖縄県立宮古高校3年の上原愛音さんが、平和実現への行動を呼び掛ける「誓い~私達のおばあに寄せて」を朗読し、その後、来賓挨拶のアベ首相といえば、沖縄に米軍基地が集中する現状を「到底是認できるものではない」と指摘し、基地負担軽減に関し「できることは全て行う」と、何とも空々しい国のトップの言葉です。

空しいといえば糸魚川市長で、「これまで以上にスピード感を持って取り組んでまいります」と施政方針演説で述べていますが、何事も有言実行でお願いします。大火当日は議会中とはいえ火災発生から1時間半後に現場へ行くなど、平澤議員から「市民の暮らしと財産を守るといいながら、それ以上に大事な会議があるのか」と追求されても「最善を尽くした」ですから、避難勧告区域の市民らが納得するはずがありません。

写真は糸満市摩文仁の丘の平和の礎で、初めて訪れた2000年の暑い熱い「慰霊の日」を思い出します。ここに刻まれた人たちは沖縄戦の犠牲者ですが、軍人や民間人の日本人だけでなく韓国人など、国籍を問わないことに驚きました。

戦争も糸魚川大火も前へ進もうとするあまりに美化されがちですが、現実を直視しあの日を受け止めて歩むことが二度と繰り返さないための鉄則ではないでしょうか。 

また今日は東京電力の株主総会があり、県内の「お友達」Oさんが株主として上京です。総会では新人事が承認され、川村 隆新会長と小早川 智明新社長の記者会見に耳を傾けました。日立製作所元社長の“ラストマン”こと川村会長は「生まれ変わって、福島の責任を果たす」と表明です。

そしてお二人の会見から「地元」と言う言葉が何度も出てきましたが、東電の「地元」とは原発立地県の新潟全域ではなく刈羽村と柏崎市だけの限定のようで、今後も注視してゆかねばと思いを新たにする終日です。

※「慰霊の日」で朗読した女子高生の名前を間違えていましたので、お詫びし訂正します。


糸魚川大火から半年、感情的な市長答弁

2017年06月22日 | 日々思うこと

糸魚川市の市街地焼きつくしたあの大火から半年、時計の針を戻すことができたらと誰もが思う半年間でした。被災地の建物は基礎部分を除いてガレキは撤去されましたが、本町通りを通る度に胸が痛くなります。

本日の糸魚川タイム紙1面では3人の被災者の声、「あの時、今、これから」を掲載です。147棟の被害者の思いは微妙に異なり、街なかを歩けば見舞金の分配方法一つとっても不満の声が聞こえます。

そういえば19日の市議会「一般質問」、新人の平澤惣一郎議員は火災発生第一通報者として「糸魚川市駅北大火の初動態勢と復旧・復興について」と、被災者ならではの質問を取り上げました。この質問への米田市長の答弁は、発生時に休憩することなく議会続行で、昼休みにやっと現地入りをしながら「最善を尽くした」と・・・。

これに対して平澤議員は「のんびりした態度が許せない」と厳しく追求ですが、市長は「誠に心外。言われなき中傷で憤りを感じる」と感情的答弁です。市議会HPでも近日中にこの質疑応答を録画で見ることができますが、20日付けタイムス紙5面でも取り上げられ巷での話題です。

夕方5時過ぎの被災地では、まだTV各局の取材が続いています。本町通りの加賀の井酒造さんで唯一焼け残った写真右側の土蔵と、外壁を白く補修した北越銀行、その向こうに頚城の山々が見えます。

上の写真は、第四銀行駐車場のNST(フジTV系列)のクルーで、夕方6時過ぎのローカルニュースでは各局、糸魚川大規模火災を取り上げています。また被災者への市の意向調査では、3割の人が現地での再建を断念しており、共同住宅建設計画でも8割以上の人が入居したくないということで、復興計画の難しさが伝わってきます。

加賀の井酒造さんの敷地北側に鳥居(コンクリート製)があり、その傍に欅と思しき大木2本があります。あの日すべてが炎に包まれた中で焼け残り、一時は枯れ木のようでしたが春先からどんどん葉が茂ってきて、今日は何だか神々しく感じる大規模火災から半年目です。


将棋界と夏至の変わり目と従順な議員たち

2017年06月21日 | 日々思うこと

今日は夏至、この日を境に地球上の太陽の高さが変わり、エネルギーの流れが最も大きく変わる日とも言われています。北陸地方は平年より遅い梅雨入りで、朝から大きな植木鉢もひっくり返える強風で、糸魚川市では最大瞬間風速26.2メートルの突風で身体もふらつき帽子も飛ばされ、北陸新幹線や大糸線もストップです。

このところ「共謀罪」などの国会の動きに注視ですが、関心のあることの一つが将棋界で、プロ棋士デビュー史上最年少の中学3年生の藤井聡太くんの公式戦負け知らずに驚くばかりです。先日も東大生の学生チャンピオンの藤岡隼太さんを相手に勢いは止まらず27連勝です。偶然にも二人の名前の二文字に「藤」と「太」で、藤岡隼太さんは対局後に藤井四段に「畏敬の念を持っています。尊敬しています」と・・・。

そして今日の王将戦で、藤井四段は澤田真吾六段(25)に99手で勝ち、歴代最多記録の28連勝で、藤井四段は「まだまだ実力が足りない。精進したい」と謙虚です。新記録がかかる26日の竜王戦決勝トーナメントには「気を引き締めて臨みたい」と・・・。お母さんも「好きなことを見つけ、集中してもらうために何ができるか、いつも考え、特別なサポートをしていない」と自然体です。

またデビュー戦での対局の「ひふみん」こと将棋界のレジェンド、加藤一二三九段(77)が昨日、高野智史四段(23)に敗れて62年10カ月に及ぶ現役生活に終止符です。世代交代の波は将棋界だけでなく、スポーツなどあらゆる分野でどんどん進んでいますが、時間が止まったような世界は今や国会だけでなく地方議会でも同じようです。

糸魚川市議会もご他聞にもれず、4月の選挙で4期目の米田市長を支え支えられて当選した自民党市議らの6月定例会「一般質問」から“従順”なパフォーマンスが伝わり、こちらは変わりようがありません。

写真は庭のツツジで、今まで松の木の陰になってあまり咲かなかった花が今年はいっぱいです。その奥の日陰の所の白いツツジも咲き出しているので、こういう変わり目もあるのかと目を見張る夏至の日です。

共謀罪が可決成立した15日、脳科学者の茂木健一郎さんのブログは「従順さの罠」で、議員一人ひとりの資質の問題を綴っています。https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/8341423.html


「ゆがんだ行政を正す」という“国会の自殺”

2017年06月19日 | 日々思うこと

通常国会が閉会した翌19日夕方、アベ首相は記者会見で「建設的議論から大きくかけ離れた批判の応酬に終始し深く反省・・・」と言いながらも、野党の追及を「印象操作のような議論」と批判です。そして国家戦略特区を利用した加計学園獣医学部新設自体は「時代のニーズに応える規制改革は行政をゆがめるのではなく、ゆがんだ行政を正すものだ」と重ねて正当性を強調です。

夜のNHKクローズアップ現代は「波紋広がる“特区選定”~独占入手 加計学園“新文書”~」で、時が時だけにNHK社会部の大スクープで、NHKはアベチャンネルと思っていただけにジャーナリスト魂が伝わってきました。規制の岩盤にドリルで穴を開ける「加計あきり」で、アベ・カンに続く萩生田官房副長官、政治家にウソはつき物のまるで悪代官のようです。

20日のクローズアップ現代は「プルトニウム被ばく事故 ~ずさんな管理はなぜ?~」の放送予定で、こちらも必見です。また番組では「透明性」という言葉が何度も使われていましたが、毎年真っ赤に咲く鉢植えのバラ、今年は色がピンク色に変わり透き通るような花びらです。

18日付け東京新聞社説は「立法府の危機を憂う」とし、「共謀罪」法案審議には慎重を期して、懸念が解消されない限り、廃案にすることも国会には必要・・・、印象に残ったのは安倍晋三首相の「一強」の下、政府の言い分に唯々諾々と従う、下請け機関のような国会の姿で、三権分立は骨抜きになります。」と・・・。

同日の「本音のコラム」では、山口二郎法政大学教授が「強行採決に賛成した政党はさっさと大政翼賛会に名前を変えればよい」と言い切っています。


「共謀罪」、歴史から学び萎縮せずに歩もう!

2017年06月17日 | 日々思うこと

大多数の国民が真相究明を求めている加計学園問題について、それを避けるかのごとく通常国会が閉幕です。さらに東京新聞の望月衣塑子記者へも官邸が圧力をかけているという、アベ政権のおぞましさが伝わってきます。権力の不正に対して鋭い調査報道に取り組み、『武器輸出と日本企業』(角川書店)の著者としても知られる望月記者だけに、圧力に屈せず仕事を続けてゆくことでしょう。

今日は午後からの「熟慮塾」講座へ、上越市立高田図書館へと車を走らせました。第2回目は「漱石と日露戦争」で、興味深いことがぽんぽんと出てきます。先ず市内のある寺のご住職から、「第一高等学校不敬事件」で追放された内村鑑三氏が4つ下の弟がいる高田に身を潜めていたと「高田高等学校百年史」のコピーを配布で、「教育勅語」の発布をめぐって起きた事件の波紋が高田中学校の一員にも及んでいたと紹介です。

講座「漱石と日露戦争」で、海軍の広瀬中佐が出てきたので、司馬遼太郎著『坂の上の雲』を思い出しながら、歴史は時の愚かな権力者により繰り返されることを再認識です。講義を終えてから高田図書館内の上越市出身の童話作家の小川未明文学館を覗いてみました。

子どもたちにも分かりやすい展示方法に「なるほど」で、主な童話集の表紙や晩年を過ごした東京都杉並区高円寺の家の書斎部屋なども再現です。

高田図書館を離れて、受講メンバー数人にMさんが加わり、美味しコーヒーをすすりながらの政治談議です。「共謀罪」により市民が萎縮してしまうのは与党の思うつぼで、これからも歴史から学び権力に屈することなく市民活動を続けようと意見の一致です。その後は友人ら4人で近くの割烹料理店へ移動し、美味しい創作料理をいただき私だけが早めの帰途です。

夜8時過ぎに帰宅し、2009年から3年連続のNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の画像を見ながら日露戦争を“復習”です。司馬遼太郎さんが10年の歳月をかけて書き上げた長編小説ですが、戦争を美化してはいけないと映画化に否定的だったという司馬さん、お元気ならば今のこの国を憂い憤ることでしょう。そんなことで萎縮することなく、いつも「いいね!」をクリックしてくださる人たちに「ありがとう」の思いの終日です。


「共謀罪」と「横浜事件」とアベ政権

2017年06月16日 | 日々思うこと

「共謀罪」(改正組織犯罪処罰法)が成立しても各地では抗議行動が続きます。当ブログへも「まだ平和憲法がある!権力者たちの欺瞞をしっかりと伝え、危うい空気を振り払っていきましょう!」とのコメントやメールが寄せられています。

「共謀罪」といえば戦時中の1942~45年、編集者や学者ら約60人が雑誌に掲載された論文で「共産主義を宣伝した」などとする治安維持法違反容疑で逮捕された「横浜事件」があります。この逮捕のきっかけとなったのが隣接する富山県朝日町の料亭旅館「紋左(もんざ)」で撮影された一枚の写真で、戦時下最大の言論弾圧事件で4人が獄死、昨夜のTBS「NEWS23」で取り上げていました。

実は旧青海町議時代に議員交流会で何度か「紋左」へ行ったことがありますが、恥ずかしながら「横浜事件」との関わりも、敷地内に事件端緒の地として記念碑があることも知りませんでした。当時、約30人が執行猶予付きの有罪とされ、GHQによる戦争犯罪訴追を恐れた政府関係者によって公判記録は全て焼却し、証拠隠滅という忌まわしい事件でした。

写真はアジサイの花が咲く頃、庭で一番遅咲きの小ぶりのツツジとドクダミです。午後1時からの参院予算委員会集中審議の中継に耳を傾けながら、庭の隅のドクダミの葉を採って陰干しです。毎年、梅雨の時期と重なって乾燥がうまくいきませんが、今年は電子レンジを最後に使ってみようかと思います。 

集中審議での加計学園問題で、アベ首相は「総理のご意向」と伝えた事実はないと否定で、文科省の調査とは食い違う「結論ありき」の答弁です。国会の会期末が迫る中のわずか1日での調査結果で、内閣府といいアベ政権には呆れるばかりです。

ところで昨夜11時半からのフジTV「ユアタイム」、森ゆうこ議員が出演でした。前日出演の御用記者の田崎史朗とは大違いで、ゆうこ議員は加計学園問題の核心に触れ、分かりやすく語り「さすが!」です。そんなことで国民へ丁寧な説明をすると言っていたはずのアベ首相に日本中がまんまと騙された一日で、国民を侮るかの政権の暴挙を忘れてはならないと連日の書き込みです。


「悔しい~!痛い!!」、強行採決の日

2017年06月15日 | 日々思うこと

昨日は庭仕事をしながら国会の動きを注視で、深夜から朝方にかけてTVをつけっぱなしでした。刑事法の体系を大きく変える重要法案だけに“良識の府”での審議に期待でしたが、参院の役割放棄にやるせない朝を迎えました。

加計学園問題の野党の追及をかわすため「中間報告」という異例の手段の与党に、野党は徹底抗戦し内閣不信任決議案を14日夜に提出して参院本会議を中断です。しかし15日未明の衆院本会議で否決され、徹夜の攻防でも数の力で押し切られ同法成立を妨げることができず、朝になり午前7時46分に参院本会議で採決され、自民、公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決、成立です。

朝一番に明日の自由を守る若手弁護士の会、田中弁護士fbから『・・・・・、落胆、やりきれない思い、徒労感。すべての重い気持ちで押しつぶされそうになっているすべての人へ。
 それでも希望はあるのです。あなたがその怒りを前向きなエネルギーに変えてくれる限り!
 私たちはいまある自由と、自由でいられる社会を手放したくありません。子どもたちの尊厳と自由も、穏やかな民主主義の社会も、手放すつもりはありません。自由を行使し続けることでしか、自由は守り抜けない――憲法が問いかける「不断の努力」の覚悟を、「彼ら」に見せつけましょう。』と伝わってきました。

午後から「9条の会糸魚川」の役員会があり、その後はかかりつけの歯科医院へ・・・。夕方5時のニュースを治療台で聞いていると、福嶋みずほ参院議員が「共謀罪の強行採決は凶暴・・・」とラジオから流れてきました。歯科医が治療をしながら「受けるねえ」と、その直後に「バカじゃないのか」と2度も言い出すので、黙ってはおれず一言反論しなければと思いながらも大きな口を開けたままではどうにもならず、「悔しい~!痛い!!」・・・。

そして、加計学園問題を巡る文書の再調査をしていた文部科学省は本日午後、19の文書のうち14の文書が存在していたことで、松野大臣は謝罪し文書を公開です。明日は今国会の実質的な最終日ですが、参議院で安倍首相が出席し集中審議の予定ですが、「総理のご意向」など言った言わないで幕引きにしてはならないと痛感の終日です。


数の暴挙で「共謀罪」強行採決!

2017年06月14日 | 日々思うこと

重大事態です!アベ政権は「共謀罪」(テロ等準備罪)を重要な法案と位置づけながら、参院法務委員会での審議を避けて採決を省略した「中間報告」でいきなり参院本会議で強行採決の見通しです。(15日午前5時書き込み)

野党から問責決議案が提出された官僚の答弁書の棒読みの金田法務大臣、これを「誠実に対応してきた」と答えるスガ官房長官、アベ首相と共にこの国の民主主義の根幹を崩す“同罪”です。


「共謀罪」と糸魚川大火被災地の住宅再建

2017年06月13日 | 日々思うこと

「低温注意報」が続く新潟県ですが、会期末まで一週間を切った国会でも与野党の攻防が続いています。参院法務委員会での金田法務大臣のお粗末発言といい、時間が来たから採決という与党の数の横暴さが伝わり、アベ政権が戦後最悪、最低の政権であることは、日頃から政治を直視している人ならば誰もが感じることでしょう。

そんな中で森ゆうこ参院議員は、去る3月9日の参院農林水産委員会から加計学園問題を取り上げており、2011年の野田内閣で文部科学副大臣に就任していただけに文科省内に詳しいことが伝わってきます。

11日日曜日、都内渋谷ハチ公前での「共謀罪に反対する緊急渋谷街宣」で、森ゆうこ議員は自ら「ただのバアバです」と言っていますが、そこらのバアバとは大違いです。「みなさん(アベ政権に)、騙されてはいけません」と力強く訴えている必見のYouTube動画です。https://www.youtube.com/watch?v=OgxsISowMgw

また「共謀罪」法案はテロ対策でないことは明確で、他人事と思っていたらとんでもない暮らしにくい市民監視社会に逆戻りです。そして弁護士と経済学者有志が立ち上がりました。「権力の私物化と共謀罪審議に怒り、加計学園疑惑の徹底究明を求める学者と弁護士の会」緊急声明 http://scholars-lawyers-united-for-truth.strikingly.com/

今日は朝から肌寒く、一日中曇り空で日没の糸魚川大火被災地、本町通りの加賀の井酒造さんの焼け残った大木の向こうの日本海に明るい空が見えてきました。

悪夢のあれからもうすぐ6カ月、糸魚川市では復旧や復興、被災者の生活支援や被災事業者の事業再開に向け、個別の面談のほか説明会を開催し、本日第8回被災者(関係者)説明会が行われました。

事実上、住宅の再建ができない状況が続いていることで被災者の“ガマン”もピークに達しているようで、早ければ今年9月にも再建可能になる見通しが初めて示され、“がんばれ糸魚川!”そんな思いの一日でした。


「共謀罪」は廃案!上越かに池交差点

2017年06月11日 | 日々思うこと

昨日の雨から一転して今日は朝からよい天気で、洗濯や縁側に布団を干したりとあっという間に時間が過ぎてゆきます。9時からのNHK日曜討論「迫る会期末 与野党に問う」に、森ゆうこ参院議員が出演でしばし耳を傾けました。

一年前の今頃は参院選を目前に大忙しでしたが、市民と野党共闘で森ゆうこさんを国会へ送ることができて本当に良かったと思うひと時です。夕方5時からの上越かに池交差点での『市民連合と野党の合同街頭演説』へ早めに出かけ、友人と久しぶりにコーヒータイムです。

去る5月13日に続く第2弾で、「共謀罪」法案に危機感を持った大勢の人たちが集合です。共産党・社民党・民進党・新社会党・自由党の野党5党が勢ぞろいで、藤野衆院議員や小山県議、牧田上越市議などの力強い訴えが続きました。予定されていた森ゆうこ参院議員はあいにく不参加ですが、国会で大活躍の心に響くメッセージに耳を傾けました。

最後は市民連合の馬場秀幸弁護士で、その後は参加者全員で「共・謀・罪・絶対廃案!!」などのコールで、6時頃に散会です。主催者発表では150人、全国各地でも「共謀罪NO!」行動が繰り広げられた日曜日です。

ところで9日デビューの「共謀罪」プラスターと共に、私も「市民のみなさん、こちらは憲法を守る糸魚川共同センターです」と、「共謀罪反対」の街宣車のコールデビューでした。役員会終了後に急きょ、佐藤孝市議のレコーダーに吹き込むことになり緊張でしたが、今までサイレントであった夕方からのスタンディングで活用です。

そして今日、洗濯物を干しながら「どこかで聞いたような声・・・」と思っていたら流れて来たのは自分の声で笑ってしまいましたが、「共謀罪反対」を街宣車で流す効果が高いことを嬉しく受け止めた終日です。


官房長官の会見から一転して文科省再調査へ

2017年06月09日 | 日々思うこと

昨日は小雨の中を上越市へ・・・、先ずは目的の一つのホームセンタームサシへ行き、店内の木工加工場で発泡スチロール板のカットを手数料50円でお願いしました。糸魚川市内のホームセンターではこのようなサービスがなく、畳大のものはマイカーに入らないことで助かりました。

夕方帰宅し、上の孫が誕生日プレゼントでほしいものが近くのデーリーストアーにあるというので、大火を免れた玩具店「ヒノキヤ」への約束を変更して一緒に歩いて行くことにしました。家から短い距離とはいえ歩く速度が違いすぎて、孫の成長に目を見張りながらの驚きです。

驚くといえば昨夜のテレ朝「報道ステーションとBSN「NEWS 23」では、加計学園問題の文科省内の「官邸の最高レベルが言っている」文書について、菅官房長官の2回の記者会見を丁寧に取り上げて厳しい指摘です。

不都合な報道を封じ込め「再調査はしない」と連発する官房長官に、鋭い質問を繰り返している女性記者がおり、後で東京新聞の望月衣塑子(いそこ)記者であることが分かりました。

菅官房長官の「文科省は確認できないと言ってるから、それまで・・・」に対して、望月記者は引き下がることなく国民の大半が抱いている不信感を代弁する質問で、さすが東京新聞と受け止めました。

一夜明けて昨日の菅官房長官の記者会見から一転して、文科省松野大臣は閣議後の会見で再調査の方針を発表です。国会などで連日追及され批判が高まる中で世論に押し切られるカタチですが、対象や時期を明らかにしていないだけに納得のゆく調査に注視です。

そして今日は朝から爽やかな青空で何度も洗濯機を回しながら、昨日カットしてもらった発泡スチロール板にA1版の「共謀罪」プラスターを糊付けし、夕方の「9の日」スタンディングでデビューです。

その前には「憲法を守る糸魚川共同センター」の拡大役員会があり、11日日曜日夕方からの上越かに池交差点付近での「市民連合と野党の合同街頭演説」などの打ち合わせです。“晴耕雨読”とは違う梅雨入り前の忙しいさで、「共謀罪NO!」もあきらめてはいけないと思う一日です。