すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

「根知山寺の延年」“おててこ舞”の宵宮へ

2018年08月31日 | 日々思うこと

朝からの雨は止むことがなく、雷と共にどしゃ降りが夕方まで続き、日照りから今度は雨降りの連日です。今日は国指定重要無形民俗文化財の「根知山寺の延年」“おててこ舞”の宵宮で、夕方6時頃に隣りの孫たちを乗せて根知谷へと向かうと目の前の雨上がりの雨飾駒ケ岳がきれいです。

山寺に近い所に以前、娘家族が住んでいたので幼少の孫たちは“おててこ舞”に参加で、上の孫は初めての“鏡の舞”から3年続けてきました。我が家の隣りへ引っ越したことで6年前から参加をしていませんが、孫たちにとっても忘れない思い出で私も楽しませてもらいました。上の写真は「糸魚川観光ガイドHP」からお借りしました。

ところで今夜の宵宮に合わせてのファミリー夕食会には総勢10数人が集合し、テーブルにはお料理が盛りだくさんで、駅北大火以来の鶴来家さんの松花堂弁当も久しぶりに美味しくいただきました。

山寺の太鼓の音が聞こえ、提灯の灯りを遠くに見ながら9時半を過ぎて帰途に着きました。夜道を緊張しながら国道148号を走り、上の孫は遊び疲れてスヤスヤで無事10時過ぎに帰宅です。

少し落ち着いてパソコンに向かうと、gooから一年前に書き込んでいたブログが到着です。愛犬リミがいる時は外出しても夜遅くならないようにと帰宅を心がけており、8月最後の今夜は久しぶりの“おててこ舞”の夕食会でした。甦った愛犬と、ミサイルで煽られる本当の「脅威」


「もんじゅ」とトリチウム公聴会と糸魚川市議会

2018年08月30日 | 地震・原発

今日は湿度が高く、稲刈りを前にして梅雨時のような天候です。NHKニュースでは、福井県敦賀市の高速増殖原型炉「もんじゅ」の本格的な廃炉作業の第1段階となる核燃料の取り出しを伝えています。

“夢の原子炉”といわれ、これまで投じた予算は1兆円を超える「もんじゅ」は、度重なる事故などで2016年12月に廃炉が決まり、2022年度までに炉心と燃料プールから計530体を取り出していきます。国内では扱いの難しい液体ナトリウムを冷却材に使う高速増殖炉の廃炉は前例がなく、2047年度予定の廃炉完了まで気の遠くなる作業で、廃炉費用はおおよそ3千億円で安全確保が最大の課題です。

また福島第一原発にたまり続けている放射性物質トリチウムの海洋放流についても深刻な問題となってきました。本日、国の有識者会議は一般から意見を聞く公聴会を初めて富岡町で開催し、住民や福島県漁連などが海への放出に強く反対です。 

コンビニのお米からもセシウムが検出される昨今、トリチウムが含まれる高濃度放射能汚染水も「捨てる場所がない、仕方がない」、「一番経費のかからない処分方法」などと、希釈すれば安全という政府や電力会社の見解を看過することができません。

トリチウムは中性子を2つ持つ水素の同位体(質量数が3)で、セシウム137などと比べて半減期が早く毒性が弱い放射性物質ですが、被ばくを及ぼす危険物質であることには変わりはありません。人の細胞の中に入ったときのトリチウムは、ヘリウムに変化するためにDNAを攻撃し破壊してしまう放射性物資で、魚などの食物連鎖による人体への影響を危惧します。

 

キッチンの窓際に置いたバジルの根っこがどんどん伸びて、緑色の葉に癒されながらその生命力に驚きます。

ところで糸魚川市議会市民厚生常任委員会での、市健康づくりセンターの屋内プール整備計画案の審議採決をめぐり、委員長が採決に加わったことで議会運営委員会で問題として取り上げられ、新聞記事になっています。議運委員から「委員長は中立の立場でなくてはならない」との苦言もあったそうですが、委員長の中立性を言うなら議長の中立性はどうなのかと首を傾げてしまいます。

本来、議長は就任期間中は自ら所属する会派を離脱するのが一般的ですが、糸魚川市議会では会派に所属したままですから、こちらの問題にも目を向けるべきで、一向に議会改革の動きのない糸魚川市議会のご都合主義に驚くばかりです。

驚くといえば障がい者雇用水増し問題は、国の省庁だけでなく地方自治体でも発覚で、ウソが平然とまかり通るこの国はいったいどうなっているのかと憤るばかりです。前線の影響で天候も不安定で夜半には雷雨で、8月最後の明日も一日雨マークです。


日本海の夕陽と沖縄県知事選

2018年08月29日 | 日々思うこと

今日は小雨の中を上越市へ出かけ、先ずは久しぶりに友人と昼食を摂りながらの政治談義で、沖縄のことから原発問題まであっという間に時間が過ぎてゆきます。2時過ぎに友人と分かれてから娘の家へ・・・、夏風邪で幼稚園をお休みの孫はすでに回復し元気そのものです。

孫は一緒に遊ぼうと、新しい「コロコロブロックDX」というおもちゃを出してきて「ばばにはむり」と言うので、悔しい気持ちを抑えて説明書を見ながらの挑戦です。ところがこれはレゴとは違い難しく、結局娘と二人がかりで5時を過ぎてしまい、急いで帰途に着きました。

西の空にきれいな夕焼けを見ながら国道8号を走り、途中の能生辺りを過ぎた6時20分頃、太陽が日本海に沈む直前に国道脇に車を停めて撮りました。

沖縄の海にもつながる日本海、誰のための基地建設なのかと考えながら7時前に無事到着です。夜のニュースでは、翁長知事の死去に伴う来月30日の沖縄県知事選挙で、衆院議員で自由党幹事長の玉城デニーさんが正式に出馬表明です。

玉城さんは「かけがえのないこの島の未来を、誰でもなく、自分たちの手で作り出していく。生まれてくる子どもたち、明日を担う若者たちに平和で真に豊かな沖縄、誇りある沖縄、新時代を託せるよう、私、玉城デニーは全力疾走で頑張ります」と爽やかです。

また「翁長知事の遺志を引き継ぎ、移設阻止を貫徹する立場である」と述べ、普天間基地の辺野古への移設阻止をはじめとする翁長知事の政策を継承していくと強調です。すでに前の宜野湾市長の佐喜眞淳さんが出馬を表明しており、辺野古の新基地建設を最大の争点とした県知事選挙は事実上の一騎打ちと見られ、沖縄を他人事とは思えない一日の終わりです。


「大雨警報」とちびまるこちゃんと

2018年08月28日 | 日々思うこと

今朝から糸魚川地域に出されていた「大雨警報」でしたが、それほどの大雨にならず降ったり止んだりの一日です。朝から造園屋さんが庭の松の木の剪定作業で、いつもお盆前に頼んでいるのですが猛暑などで松葉と共にノビノビになりました。

下の孫が2年生の時だったか学校から“いのちの朝顔”の種をもらって来て、毎年たくさんの花を咲かせていましたが、今年は蒔くタイミングが遅くなってしまい今朝やっと雨の中で可憐な花を見つけました。

昨日のさくらももこさんの訃報から一夜明けて、各方面からその生涯を称える声が伝わってきます。そんな中でふと、ちびまるこちゃんの映画ポスターの「友達に国境はない」が気に入らず、今年3月に文科省に電話して猛省を促したという自民党の文科部会長の赤池誠章参院議員を思い出しました。

その理由は「国際社会とは国家間の国益を巡る戦いの場であり、地球市民、世界市民のコスモポリタンでは通用しない」というから呆れてしまいます。赤池氏は日本会議国会議員懇談会のメンバーで、前川喜平さん(前文部科学事務次官)の名古屋市内の公立中学校での公開授業に対しても抗議をしております。

それにしてもさくらももこさんが闘病しながら書き続けた漫画『ちびまるこちゃん』はご自身がモデルのようで、家族や友だちと繰り広げる日常を温かく描いた作品だけに幅広い世代に愛されてきたのでしょうね。私もますますちびまるこちゃんが好きになりました。

 

夕方、造園屋さんが作業を終えて帰る頃には雨も止んで青空が少し見えてきました。上越市には「大雨・洪水警報」が継続中で、避難勧告が各地区に出ています。夏休み最後の日に宿題に追われる孫たちへ、“苦あれば楽あり、楽あれば苦あり”としか言えない情けなさです。

明日も大気不安定で大雨に要注意で、 市内全域の防災行政無線からJアラート(全国瞬時.警報システム)を用いた訓練が行われます。


間近な稲刈りとさくらももこさんの訃報

2018年08月27日 | 日々思うこと

自民党総裁選について、党員でもないのに余計なことでしょうが、アベ首相に対抗している石破茂元幹事長、立候補当初は「正直、公正」と主張していましたが、どうも「正直、公正」では森友、加計学園問題を想起させると党内から批判が出て封印されたようです。

破氏本人といえば「人を批判するつもりはないが、そう捉える方もあるなら、変えることはある」と別のキャッチフレーズを掲げるとのトーンダウンです。昔の自民党はもっと自由闊達であり、“アベ一強”の下でこれまでの総裁任期6年を改正し、9年としたことがすでに異常事態で、田中角栄さんがお元気なら今の党体質をきっと嘆くことでしょう。

隣りの孫たちの夏休みもあっという間に過ぎて、明後日29日からいよいよ2学期のスタートです。姫川右岸周辺の稲刈りも今週末頃にはスタートでしょうか、中山間地は天候不順の影響で例年のような収穫が望めないようです。

 写真はYahoo!画像からお借りしました。

夜になって漫画『ちびまる子ちゃん』の原作者さくらももこさんの訃報が伝わってきました。1984年に漫画家としてデビューしたさくらさん、30周年を迎えた時の「30年間、良い事も大変な事もいっぱいありましたが、私は作家としてとても幸せな月日を送らせていただいています。感謝にたえません」との言葉など各局で紹介、中国や台湾でも訃報を伝えています。

小学3年生のちびまるこちゃんを描き続け、国民的人気漫画であっただけに53才という惜しまれる生涯です。今日は午前11時半過ぎに突然のにわか雨で大気不安定な悲しい終日で、明日は一日雨模様の予報です。


“頭脳スポーツ”ブリッジと自民党総裁選と

2018年08月25日 | 日々思うこと

昨夜10時頃からの雷雨でほんの少し涼しくなったような、でも今日は気温32度で湿度が70%を超えるむし暑い日曜日です。“処暑”を過ぎても秋がまだ先のようですが、行きつけのスーパーイチコのビール売り場はすでに秋バージョンで、その中味に夏ビールとの違いは何かなあと立ち止まりました。

つい最近、ジャカルタで開催のアジア大会で正式種目になったトランプを使った頭脳ゲーム「ブリッジ」(コントラクトブリッジ)の競技を初めて知りました。トランプのブリッジはイギリス発祥の競技で、主にヨーロッパで盛んに行われており、世界的にはおよそ1億人の愛好者がいるそうです。

日本国内には約20万人で、今大会で日本代表選手が中尾共栄(なかお・ともえ)さんという73歳の女性で、スゴい頭脳アスリートです。ブリッジは2人1組のチーム競技で、肉体的な若さは必要とされず冷静な分析による経験値とメンタルコントロールが大切で、シニアでも十分活躍できる競技であることが伝わって、小学生の孫とのオセロゲームに「悔しい~」などとは言っておれません。

若かりし頃にトランプゲームの中でブリッジが好きでしたので、この“頭脳スポーツ”にトライしてみようかとも、とにかく頭脳は使わなければ退化してゆくこと間違いなしです。

ところで日曜の夜はNHK大河ドラマ『西郷どん』ですが、来月の自民党総裁選で三選をめざすアベ首相は本日、訪問先の鹿児島で立候補表明です。何で鹿児島なのかなあと、そして「日本は大きな歴史の転換点を迎える。平成のその先の時代に向け、新たな国造りを進める先頭に立つ」と・・・。少なくとも倒幕を果たした西郷隆盛らの熱い思いと同じでないことを見抜かねばなりません。

そんなことで自民党総裁選を“頭脳スポーツ”ブリッジに置き換え、憲法改正に前のめりの首相に国の先頭になってほしくないもので、歴史を学び同じ過ちを歩まない頭脳明晰のトップリーダーを求めることは無理なのかなあと考えてしまう8月最後の日曜の夜です。


月刊『食べもの通信』と「第64回 日本母親大会in高知」

2018年08月24日 | 食べもの・健康

昨日の新潟県内は観測史上最高気温となり、体温よりも高いことで体調不良の人が多いようですね。台風20号は深夜から今朝にかけて日本海沖を北上で、新潟県内に大きな影響がないものの高温続きのためにコメの品質低下が危惧されています。

今日もまたフェーン現象で午前11時には33度を超える暑さで、台風の爪あとを見るにつけ自然災害の猛威に成すすべがない人間と、生活の仕方で病気が防げることの大切さを感じます。

そんな中で、月刊『食べもの通信』が高く評価されており、来年50周年を迎えます。5月号特集「ここまでわかった がんに負けない食事法」、6月号「世界で広がるオーガニック農業」、7月号「香り付き製品 香害で体調不良が急増」、8月号「9割以上が無検査で流通 危険な輸入食品」を取り上げています。

千代田区神田神保町に拠点を置くだけに出版業界の厳しさが伝わり、私も家庭栄養研究会の役員として読者拡大に務めています。見本誌ご希望の方は当方か、直接お申し込みください。 http://www.tabemonotuushin.co.jp/ 

ところで一年前のブログでは アベ政権STOP 野党共闘なくしては と、盛岡市で開催の「日本母親大会in岩手」のことを綴っていました。“生命(いのち)を生みだす母親は 生命を育て 生命を守ることをのぞみます”をスローガンに、今年の日本母親大会は8月25・26日四国高知で開催、当地から1泊2日の日程では無理なことなどもあり参加をあきらめました。

第1日目全体会の記念講演の講師は渡辺治さん(一橋大学名誉教授)の「憲法とともにあゆみつづける~子どもの未来・くらし・平和」です。会場では『食べもの通信』の書籍販売や、分科会「子どもたちに安心安全な食べ物を」担当します。


暦の上の“処暑”の酷暑と原発と

2018年08月23日 | 日々思うこと

今日は二十四節気の“処暑”(しょしょ)で暑さが和らぎ始めるというものの、県内の胎内市や三条市、上越大潟では40度を超える最高気温です。糸魚川の正午の気温が37.7度の只ならぬ暑さで、午後2時には38・7度アメダスのデータでは38.9度(14:03)という危険な暑さです。

駐車場の車のハンドルもアッチッチで素手では火傷をしそうです。こんな酷暑日は不要不急の外出はできるだけ控え、用を済ませて真っ直ぐ帰宅で、下の孫とオセロの第3戦です。暑さのせいにしてはならず、我ながら頭の回転が鈍ってしまい「悔しい~!」と言いながらの2連敗でしたが、今日は何とか挽回することができました。

国道姫川大橋の堤防沿いの東京発電(株)の姫七発電所からいつも大量の放水で、姫川本流は川の流れはほとんどありません。発電後のもったいない放水ですが、水利権などの難しい絡みがあるようで農業用水には使えないそうです。

困ったときは“お互いさま”で、東京電力HDと中部電力、日立製作所、東芝の4社が原子力事業の提携に向け覚書を締結し、新会社を4社で設立する動きに驚くばかりです。

また全国の原発のうち、東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型原発で2012年以降、燃料棒を束ねた燃料集合体を覆う金属カバーに欠損が相次ぎ判明です。原子力規制委員会は22日、6電力会社の使用済み燃料集合体計3万2434体で使われていたと公表で、東京電力が最多の1万9432体で、6社の計325体で欠損が生じていたそうです。各社の調べによると、製造時の溶接不良が原因で腐食しやすくなったとの見解で、“経年劣化”も無視できません。

台風20号の接近で南風が強くなって、明日の糸魚川は37度の予報で、“処暑”とは名ばかりの酷暑の一日の終わりです。


糸魚川大火から1年8ヶ月の猛暑

2018年08月22日 | 日々思うこと

今日は糸魚川駅北大火から1年8ヶ月、猛暑の街なかは復興へ向けての槌音で、どこの建築現場も忙しそうです。邪魔にならないようにと国道沿いの鶴来家さんの被災地辺りから、火災の煙のような雲と黒姫山を望みました。

加賀の井酒造さんの敷地の裏のケヤキと思しき大木は、駅北大火で直ぐ北側のKさんの家を延焼から守りましたが、この位置から見ると2種類の大木であったことが分かりました。高い枝先の方は火災の後のように枯れており、厳しかった夏の暑さが人間だけでないことが伝わってきます。

今年は天候不順で、地元の根知谷のブルーベリーが1度しか届かなかったので、岩手県遠野の冷凍ブルーベリーを注文し、今日やっとクール宅配便で到着です。早速、ホーローの大鍋を出してジャムを作り、煮沸した瓶に保存ですが、あっという間になくなりそうです。

障がい者雇用への水増しという各省庁の役人に憤りながら、第100回高校野球大会の歴史に残る金足農の“凱旋”と、迎える秋田県民に爽やかさを感じる一日です。そして明日はまた36度という予報で警戒が呼びかけられ、台風20号の接近を案じる終日です。

※昨日の復興庁の『放射線のホント』について、市民団体の指摘を受けて記述見直しへ
ttps://www.google.co.jp/…/datsugenp…/entry-12397263326.html 

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2293


「放射線のホント」と嘘を教える復興庁と燃える甲子園球児

2018年08月21日 | 地震・原発

今日はまた暑さが戻って午前9時にはすでに30度を超え、少し動くと汗だくです。太陽の位置が日に日に低くなってきて、縁側には陽ざしがいっぱいで布団干し日和です。昼過ぎに外出で、暑さに強い百日紅(さるすべり)は天高く、街路樹にしては大きくなり過ぎのたくましさです。

たくましいといえば高校野球決勝戦、史上初の2度目の春夏連覇を達成した強すぎる大阪桐蔭(北大阪)を相手に、金足農(秋田)は最後までがんばり抜きました。それにしても全力で反り返り、校歌を熱唱する燃える球児らに万感の拍手です。

夕方、鶏むね肉の燻製を作る段取りをしておいたので、今日はフライパンを使って緑茶でやってみることにしました。いつもは庭で桜のチップでやっていたのですが、暑さもあってガスコンロにセットです。冷蔵庫に残っていたチーズも一緒にと、ところがこれが失敗でとろけるチーズだったので、家中にヘンな焦げ臭さが漂っています。

ところで佐賀市で開かれた高校PTAの全国大会で、復興庁が作成した『放射線のホント』が1万人に配られ、その内容が話題になっています。間違ったことが訂正されぬまま、また都合が悪くなるとこっそり削除して無かったことにするのが政府の常とう手段ですから、今さら驚くことはないのでしょうが放射線のことですからいい加減では済まされません。

また、このPTA全国大会に吉野復興大臣も出席し、東日本大震災後の風評被害払拭のため「福島県の主な都市の放射線量は国内外の他の都市と変わらない水準になっている。実際に来てもらえば、皆さんと変わらない日常の姿や着実に復興を遂げつつある姿を見てもらえる」と、修学旅行を呼びかけていたそうです。

福島は現在、至る所に汚染土のフレコンバッグが積まれている状態で、放射性微粒子は大気中に舞い上がっても空間線量は正しく測定できていないと指摘されており、燻製の焦げ臭さの類ではありません。

復興庁が作成した30ページ程の冊子の表紙には「知るという復興支援があります」と書かれ、「自然界に放射線があるから安全」などと、まるで東京電力と同じです。内容があまりにもヒドいので「ホントというタイトルで嘘を教えるなんて酷すぎる❗」「原発の安全神話が壊れたから今度は放射能の安全神話づくり❗」と、ネットで熱くなっています。

http://www.fukko-pr.reconstruction.go.jp/2017/senryaku/pdf/0313houshasen_no_honto.pdf


福島原発除染廃棄物と“明治復活”を願うアベ首相

2018年08月20日 | 地震・原発

今日は月曜日、隣りの孫たちは吹奏楽の部活動で久しぶりに登校です。またお盆休みも一段落で今日から仕事始めの人たちも多いことでしょう。私は高校野球準決勝の金足農と日大三(西東京)を観戦で、何と無欲で闘ってきた秋田県勢は103年ぶりの決勝進出の快挙で、明日の決勝戦も目が離せません。

目が離せないといえば本日、環境省は東京電力福島第1原発事故に伴う福島県内の除染で取り除いた土や廃棄物を保管する中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)の敷地内で、大熊町側にある焼却施設が、町外から搬入した除染廃棄物の焼却を22日に始めると発表です。焼却によって廃棄物の容量を減らす方針ですが、大量焼却で大気に排出される煙りが気になります。

また溜まり続ける放射性物質トリチウム水について、約920万トンで約680基のタンクがあり、原子力規制員会の更田豊志委員長は唯一の方法として、早期の海洋投棄を求めていることが東京新聞webから伝わってきました。

昨日の司馬遼太郎さんについて、新潟のブロ友Kさんより「日本会議系の人たちに悪用され、誤解されていますね」という意見がありましたがご指摘の通りです。特に『坂の上の雲』でアベ首相は“明治復活”の旗印にしていますが、司馬さんは「軍国主義を煽る」と封印の遺言を遺しています。

このことについて、2015年11月12日のLETERAで詳細に書かれていました。本文最後に『こうした司馬の警鐘もむなしく、現在、戦後民主主義を否定し明治が日本の理想かのような思想がはびこっている。安倍首相は、強かった明治日本という幻想を現実政治に持ち込み、日本を再び戦争のできる国に変え、教育勅語まがいの道徳教育を押しつけ、さらには大日本帝国憲法を彷彿とさせる憲法改正を目論む……。明治の日本を取り戻すべく着々と歩を進める、安倍首相。「俺のやろうとしていることは、『坂の上の雲』だ」とでも思っているのだろうか。自身の作品が最も怖れていた方向、ナショナリズムとミリタリズムの旗印とされているこの状況に、司馬は草葉の陰で何を思うのか。』と・・・。http://lite-ra.com/2015/11/post-1671.html

一年前の私は、夏の青空のない8月と綴っており、記録とは時間の経過と共に貴重なものだと実感する終日です。


大河ドラマと日本を憂う司馬遼太郎氏の言葉

2018年08月19日 | 日々思うこと

日曜夜のNHK大河ドラマは滅多に見ないのですが、今回の『西郷どん』は林真理子原作で脚本が中園ミホとあって、女性が描く西郷隆盛や明治維新はどうなのかなあと思いながら視聴しています。

このところ坂本龍馬や桂小五郎も登場して、今夜は第31回「龍馬との約束~倒幕の切り札は長州!」で一段と興味深くなってきましたが、結局は国の“主導権争い”の内乱であったのかもしれません。

ところで司馬遼太郎さんの著書には西郷隆盛のことが随所に出てきますが、『竜馬がゆく』(1968年NHK大河ドラマ)では描き方が少し違っていたように思います。また司馬さんは単なる歴史小説家というよりも哲学者のようで、『坂の上の雲』(2009年秋〜2011年秋 NHKスペシャル)でも常に日本という国のあり方を問いかけていたことが伝わってきます。

司馬さんは日清日露戦争が美化されることで、この『坂の上の雲』の映画化を拒んでいたそうですが何となく分かる気がします。そして平成の終わりの危うい国の今だからこそ、もう一度、司馬遼太郎さんの言葉に耳を傾けたいと思い、YouTube 動画(約9分)を視聴です。https://www.youtube.com/watch?v=sSNV0Mnh-WY

夕方、帰宅途中にいつもの姫川堤防周辺を回ってみると、田んぼの稲穂のいい香りが漂って稲刈りが近いことを感じます。農家ではないのですが、どうも穂の実りが少ないように見受けられますが気のせいでしょうか。

今日の糸魚川の最高気温は27度と、めっきり涼しくなって夜には20度を下回る肌寒さで、今度は風邪をひかないようにと気をつける日曜の夜です。


爽やかな尾畠さんのボランティア魂と夏の定番と

2018年08月18日 | 日々思うこと

今朝の気温は20度以下の爽やかなスタートですが、平和の外堀を埋め始めたアベ政権を考えると気分はブルーです。重苦しいニュースが続く中で、山口県で行方不明になっていた2才の男の子を発見した尾畠春夫さん(78)の“見返り”を求めないボランティア精神が爽やかで、ネットでは「国民栄誉賞をあげたい」など称賛の嵐です。

尾畠さんは報道陣の取材に、大切にしている言葉は「“かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め”。人の命は地球より重い」と・・・。ボランティアを本格的に始めたのは65才からで、新潟県中越地震からというベテランボランティアで、今どきの政治家に見習ってほしい点がいっぱい伝わってきました。https://snjpn.net/archives/63124

夕方、下の孫がやって来たので、昨日書き込みの画面を見せると、国語のテストで「この間やったばっかりだよ」と言いながら、「“いいね!”がいっぱいある?」と聞くのでビックリです。そして自分はコックさんになりたいと書いたそうで、サッカーのお友だちは「学校の先生」と・・・、夢がいっぱいの子どもたちです。

また先日、上越の孫が帰るときに玄関の暖簾に「前のとちがうね」と言い出すのでこちらもビックリでした。刺し子の暖簾から夏定番の麻布の藍染ですが、今年は身体が重くてお盆の入り直前にやっと取り替えたばかりで、娘も気が付かなかっただけに小さな子どもの目力に驚くばかりです。

夏の定番といえば我が家では茄子の漬物で、今年は上越市吉川区の川谷生産組合の十全なすを求めており、伯方の塩使用で食欲がないときなどに重宝です。

ところで第100回夏の全国高校野球選手権大会も気が付けばもう終盤で、農業県秋田の金足農業高校は17日に横浜高校を逆転3ランで破ってベスト8へ進出です。今日は3時過ぎから準々決勝を観戦で、金足農業はリードする近江高校を9回裏に逆転し準決勝への進出で東北勢の夏のがんばりに拍手です。

立秋も過ぎて太陽の位置が低くなり、日が短くなって6時を過ぎるともう暗くなってきます。明日の予報は晴れマークですが30度を超すことはさなそうで、夕方から憲法共同センターの「9の日」スタンディングで、その前には拡大役員会で忙しくなりそうな一週間です。


外堀が埋められたような平成の夏の終わり

2018年08月17日 | 日々思うこと

昨日は朝から不安定な大気で雨が降ったり止んだりで、新潟県内は大荒れで糸魚川地域に出ていた「大雨警報」は夕方には「大雨注意報」になりました。人間とは勝手なもので、今度は大雨を嘆いている自分がいて、夜も肌寒く長袖着用でついこの間までの猛暑がウソのようです。

平成最後の夏、「政治とは戦争をしないこと」に尽きると思いながら、日本の歴史で戦争を一度もすることがなかったのは平成のみで、その30年間もさることながら73年間も諸外国と戦争をしなかったことはすごいことです。次の時代はどうなっているでしょうか、9月の自民党総裁選を控えて三選をめざすアベ首相ですが、何だか外堀が埋められたような思いです。

ネットで流れていた小学生の答案用紙(?)で、4年生くらいでしょうか素直な気持ちへの赤丸がいいですね。孫に見せて確認しようと思います。

日本のメディアといえば、2020年の東京五輪の肝心な整備費のことはスルーで、さらに福島第一原発内の放射性物資を含む汚染水タンクのことや、大量のフレコンパックの汚染土の全国公共工事への拡散については報じられることがありません。

今日は爽やかな秋を感じる最高気温25度以下の涼しさで、隣りの孫たちの夏休みも残すところ10日ほどで、急ピッチで自由研究に取り組んでいます。夜には20度という肌寒さで、日一日と秋に近づいている終日です。


平成最後の戦没者追悼式と“奇跡の救助”

2018年08月15日 | 日々思うこと

朝9時にはすでに気温30度の厳しい残暑で、正午前にNHKで平成最後の政府主催の全国戦没者追悼式を視聴です。

正午の黙祷前のアベ首相は、「今日の平和と繁栄が、戦没者の皆様の尊い犠牲の上に築かれたものであることを、私たちは片時たりとも忘れない」と哀悼の意を表明です。しかし、「戦争の惨禍を二度と繰り返さない。争いの温床となるさまざまな課題に取り組む」と決意を述べながらも、6年連続でアジア諸国への加害責任や謝罪には今年も触れず、「不戦の誓い」の文言もありません。

来年4月の退位を控え、最後の戦没者追悼式参列となる天皇陛下は「戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ」と新たに述べられ、戦争について戦後70年の2015年から4年続けて「深い反省」との表現を用いて平和を祈る気持ちを示されました。 

このところ天の恵みで畑のバジルは元気に白い花を咲かせています。花が咲くと葉が堅くなってしまうので花の咲く前にどんどん摘心した方がよいのですが、コップにさして置くと根が出てくる生命力です。

山口県周防大島町で行方不明だった2才の男の子が3日ぶりに無事保護されるという“奇跡の救助”にビックリです。しかも大分県から来ていた78才の捜索ボランティアに発見されるという、日本中が嬉しいニュースに包まれた終戦の日です。

午後から雷雨の中を上越の娘家族がやって来て、墓参りの後にはにぎやかな夕食会です。今年は隣りの孫たちが遠出で不在ですが、小さな“マシンガントーク”は続き、この子らのために戦争への道は絶対に許してはならないと心新たにする平成最後の8月15日です。