すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

“今回ばかりは野党に一票”、「通販生活」夏号

2016年05月31日 | 本・雑誌・映画

以前はカタログハウス『通販生活』を定期購読でしたが、公務を離れて“断捨離”もあり紙類などをできるだけ増やさないようにと、購読を止めてネット配信に切り替えていました。上越の友人が本誌夏号の特集「7月参院選挙」を熱く語るので、興味が深まり先日お借りしました。

表紙は“声明 私たちはっている”と、高市早苗総務大臣の「電波法」発言は憲法及び放送法の精神に反していると、田原総一朗さんや鳥越俊太郎さんらの呼びかけで、現在のテレビ報道を取り巻く環境が著しく「息苦しさ」を増していると訴えています。

特集ページでは『自民党支持の読者の皆さん、今回ばかりは野党に一票、考えていただけませんか』の見出しで、『通販生活は買い物雑誌なので、自民党支持の読者もかなりいらっしゃいます。たまに安部首相批判の記事をのせると、「けしからん、買い物以外に口を出すな」という抗議のお手紙をいただきます』と・・・。

さらに『多数におごることなく、アメリカにもおもねることなく、つねに民主主義的手続きを尊重するフェアな保守政党としての自民党に変わってもらうには一強多弱はよくありません。いまの「ものいえば唇寒し」の気分、どこかの国に似てきたように思いませんか?』と、鋭い指摘です。

さらにページをめくると、法政大学法学部教授の山口二郎さんが『安部政権が歴代の自民党政権と特に異なる性格は、「いちばんやりたい政策を選挙のときに隠してしまう」ことです』と・・・。続いて、ジャーナリスト・映画監督の三上知恵さんが『いま建設されようとしている辺野古の基地は、普天間飛行場の代替施設ではありません。・・・・・本土のみなさん、普天間飛行場は沖縄の米軍施設の全体の1割にも満たない。・・・』と、ハッとする言葉です。そして『7月の選挙で米国の言いなりになる自民党に対抗し得る野党の努力を・・・』と述べています。

また『通販生活』春号の巻頭言「山椒言」では、東京大学大学院の高橋哲哉さんが『本土に住む国民の多数が日米安全保障条約を支持するのであれば、米軍基地を沖縄から本土に引き取るべきではないですか』と、沖縄も同じ日本であることを再認識の“耳の痛い”言葉です。

日本のメディアが低落してしまった昨今、こんな“痛快”なる雑誌があるでしょうか。参院選新潟選挙区では野党統一候補に森ゆうこさんが決定して1ヶ月余り、皐月5月の最後にどうしても書き込んでおきたいことの一つでした。


癒しの桑取谷と原発廃炉への道

2016年05月29日 | 地震・原発

29日はいつもならスタンディングの日ですが、昨日は森ゆうこさんの街宣行動があったことで今日はお休みです。朝からどんより雲の中、上越市の桑取谷の一番奥にある古民家「平左衛門カフェ」へ出かけることにしました。

一度訪れたいと思っていた所なので、かに池公園でのレッドアクションを終えた上越の友人Fさんと合流し、国道8号から桑取川上流10キロ程の横畑集落の「平左衛門カフェ」へ、友人の車でゆるい勾配の県道269号を走りました。

「平左衛門カフェ」は今では珍しい茅葺屋根で、築170年の再生古民家です。室内もかなり広く素敵な雰囲気で、お昼どきとあって何組かの先客がありました。ここの直ぐ先には温泉宿泊施設の「くわどり湯ったり村」がありますが、今日はカフェでランチと“おしゃべり”が目的です。

古民家の周りには屋根からの雪を消すための浅めの池が廻らされており、山間部のどの家でも見られる光景のようです。窓際のテーブル席に落ち着くと、友人との会話は「アベ政治を許さない」政治談議が中心で、ウッドデッキの先の田んぼから蛙の合唱が続き、何だか私たちの“おしゃべり”と競い合っているように感じました。

このところ忙しい日が続いていたこともあって、里山の原風景と美味しい牛すじカレーとコーヒーとヨモギのシフォンケーキの至福のひと時です。3時をとうに過ぎて田植えを終えた水田の中を下り、国道に出て友人と西と東に別れて帰途に着きました。癒しの桑取谷はまた訪れたい所の一つになりました。

今夜9時からはNHKスペシャル『廃炉への道2016 核燃料デブリ 迫られる決断』を視聴です。5年前の東日本大震災でメルトダウンした福島第一原発、その3つの原子炉を同時に廃炉にする前例のない闘いを取り上げた番組です。事故で溶け落ちた核燃料は「デブリ」と呼ばれ、廃炉工程の前に立ちはだかる最大の難関であることが伝わってきました。40年という気の遠くなる廃炉作業と、“神の火”に手をつけた人間の愚かさ、そして先日の広島での政治指導者らの“核なき世界”とを重ねる終日です。


参院選候補者、森ゆうこさん糸魚川へ来る!

2016年05月28日 | 日々思うこと

朝9時過ぎに孫たちの小学校のスポーツフェスティバル(運動会)へ、暑くもなく寒くもないスポーツ日和です。孫2人に応援ファミリーが9人で、あっという間に昼時になって校庭の芝生の上で総勢11人の昼食です。午後からは上の孫とパパの親子競技を観戦し、その後は森ゆうこさんの街宣行動へと急ぎました。

森ゆうこさんの街宣車は虹をイメージして明るくとてもいい感じ・・・、2週間前の上越かに池公園とは少し違って「鳥越俊太郎さん」が貼ってあります。2時からのスタートは先ず、青海通り線のスーパー田沢店前で思わぬ人たちが集まって来てくださり、『森ゆうこさん糸魚川へ来る』のチラシまきの効果もあったようです。小学校行事と重ならなければもっと多かったかもしれず、後で聞いたら45人程のことでした。

また候補者として森ゆうこさんのお話しも分かりやすく、アベ政権をバッサリ!、今日がご本人と“初対面”の人たちが多く新鮮に感じたようでした。

次は中央大通り線のスーパー奴奈川店前で、1分単位の時間制限の移動で少し遅れて到着とあって、すでに大勢の人たちが集まっています。ここでの進行係りはバトンタッチし、私は行き交う人たちへ資料などの配布です。午前中、ドンよりとしていた太陽も眩しいほどになり、知らない男性から「すずきさん、熱中症にならないようにね」と声をかけられました。

3番目は能生地域のスーパーサンエ-店前で、移動に約30分をかけて市内の路地や県道国道を街宣しながら到着です。ここではJA関係の人たちが来てくださったり見知らぬ人たちが多く、私も2分間スピーチです。日程通りに街宣行動を4時に終了で、ゆうこさんは高速道で燕市へ・・・。今日の街宣行動を主催した憲法を守る共同センターの役員会を短時間に済ませて、穏やかな日本海を見ながら国道8号を帰途につきました。

午前中は運動会、午後からは街宣行動とあわただしい一日でしたが、3年前の市議選をふと思い出しました。いつも笑みで集まる人たちへ小まめに握手するゆうこさんと、その演説のうまさに感心しながら、さあこれからが本番!先ずは身体に気をつけて私も始動です。


オバマ大統領のヒロシマスピーチ、“核なき世界”への実現!

2016年05月27日 | 日々思うこと

27日朝の雨はいつの間にか上がって予報外れのよい天気で、森ゆうこさんのリーフレット(討議資料)を知人ら配布です。このところ書き込みたいことがいっぱいですが、その一つが伊勢志摩サミットに先立ち、25日のオバマ大統領とアベ首相の会談後の共同記者会見です。

沖縄県うるま市の女性暴行殺人事件で、米軍属の男が逮捕されたことで沖縄県民の怒りは限度に達しており、アベ首相は「卑劣極まりない犯行」と抗議し、オバマ大統領も再発防止に全力を挙げる考えを表明です。ところがアベ首相は同盟国を強調で、日米地位協定の改定まで踏み込むことなく、被爆地広島を訪問するオバマ大統領について、アベ首相は会談で「核兵器のない世界への力になると確信している」と述べていました。

夕方4時から、広島訪問を前にオバマ大統領の山口県岩国基地でのスピーチを聴きましたが、日米同盟の重要性を強調です。その後、オバマ大統領はヘリで広島市へと移動し、広島平和公園ではメディアも想定外(?)の原爆資料館へ・・・、ここでの視察はわずか10分程度でした。原爆慰霊碑に献花した後のスピーチを、キッチンで孫たちの運動会のサンドイッチを作りながら聴き入りました。

 写真はロイター通信社から借用)

「71年前の晴れた朝、空から死が降ってきて世界が一変しました。せん光が広がり、火の海がこの町を破壊しました。そして、人類が自分自身を破壊する手段を手に入れたことを示したのです。」から始まり、「アメリカを含めて、核保有国は核なき世界を追求する勇気をもつ必要がある」と、心に残るオバマ大統領の“ヒロシマスピーチ”です。

任期をわずかに残してのオバマ大統領の歴史的な広島訪問を、あのプラハでのスピーチと重ね世界の“核兵器廃絶”へとつなげてゆかねばなりません。しかし理解に苦しむ点は数日前のベトナム訪問で、オバマ大統領はベトナムへの武器輸出の全面解禁を行ったことです。中国南シナ海の存在があるにせよ、銃口の先に向けられているのは人のいのちであり、武器の延長線上に核兵器があることを見落としてなりません。いつの世も平和への道は憎しみの連鎖を断ち切ることで、武器輸出と“核の抑止力”とを重ねてしまいます。

さらに今回の広島訪問での日米同盟強化、とはいっても米追随で沖縄だけでなく日本国内の基地問題はどうなるのかと素朴な疑問です。前段の共同記者会見での二人の言葉が一過性の政治的パフォーマンスで終わらぬようにと願う歴史的な一日でした。

26日の能生地域への帰り道、果てしなく広がる日本海を浦本漁港の手前で撮りました。毎日、海を見ていると世界がつながっていることを実感です。

ところでフェースブックへのリンクについて私はスマホを使用していないので、すべて自宅のパソコンからの作業です。このため不備が生じたり、「友達」リクエストやご承認へのコメントなどが遅くなることをお許しください。


参院選候補者、森ゆうこさんの大義あるたたかい

2016年05月26日 | 日々思うこと

昨日から少し雨が降ったことで、今朝は湿度が高く蒸し暑くなりました。隣りの家の細長い花壇のバラも一斉に咲き出して、行き交う人たちを楽しませているようで私も嬉しくなります。

今日は森ゆうこさんの討議資料のリーフをご近所に配り、能生地域の友人たちまで範囲を広げました。中越下越地方と違って当市では彼女の知名度は高いとはいえず、一人ひとりに手渡しながらの説明です。

ところで森ゆうこさんとの出会いは古く、99年新潟市との合併前の中蒲原郡横越町(現在は新潟市江南区)で町議初当選からで、県女性議員の会でご一緒でした。2年後の01年の参院選で森ゆうこさんは初挑戦、新潟市議の内田洵子さんも立候補したことで私も応援し、森ゆうこさんとの間に溝が出来てしまいました。

当時は私も彼女もまだ若く、ある意味では“青い部分”が多くあったことを思い出します。その後、遠くから参議院議員として2期12年の活動を見るにつけ、私の政治理念と通じる点も多く少しずつ溝が埋まって今日に至りました。

ちなみに彼女は一回り年下の“申年”で、誕生日が10日違いの4月生まれのおひつじ座、血液型も同じA型なのでビックリポンです。そんなことで何だか妹を見ているような愛おしさで、7月の参院選を前に私もフル活動です。そして今までフェースブックにはためらいがあり検索だけに留めてきましたが、“選挙のためなら”とアベさんに負けず当ブログとリンクするように設定「Suzuki Seiko」、アクセスが一気に増えて驚いています。

※上越市議の橋爪法一さんが22日付けブログで、新潟市民プラザで開催の共産党演説会での森ゆうこさんのことを書き込んでいます。『予定候補の森ゆうこさんの演説も、日本共産党候補者の演説かと勘違いしそうになる内容でした。戦争法のことも消費税増税の問題も、若者の学費のことも主張は私たちとほぼ同じです。森さんの、「野党連合を野合と批判する人たちがいますが、私たちは、自由と民主主義、個人の尊厳を守るためにたたかっているんです。これ以上、他に大切な大義はあるでしょうか」などの訴えは心にびんびん響いてきました。』


参院選“オールにいがた 平和と共生”の森ゆうこ候補

2016年05月24日 | 日々思うこと

朝から孫たちの通う小学校から、土曜日に行われるスポーツフェスティバル(運動会)の練習の様子が風と共に流れてきます。連日の練習模様をいつも聞いているだけに、本番当日では胸を熱くしての観戦です。

今日は正午の気温が25度になり、午後1時からの憲法を守る糸魚川共同センターの拡大役員会へと急ぎました。参院選新潟選挙区で野党統一候補に決定した森ゆうこさん、この28日土曜日に糸魚川へ来ることになり、その具体的な街宣行動の話し合いです。

我が家の玄関先のポスター『戦争法廃止!2000万統一署名』から、14日のかに池公園集会でいただいてきた鳥越俊太郎さんとのツーショットに張り替えです。新潟県にあっては北の下越から上越地方まで300キロに及ぶ距離ですが、“オールにいがた 平和と共生 こどもたちの未来のために”力を合わせて進まねばなりません。

全国1人区の選挙区は32あり、この全選挙区で野党統一候補の見通しですが、これを自民党幹部は“野合”と批判です。一つ一つの選挙区には各政党間の“生みの苦しみ”があったことでしょうが、立憲主義と憲法を無視するアベ政権の暴走を止めるにはこの戦法しかないことを多くの国民は理解し、危機感を持って7月の選挙に臨もうとしていることが伝わってきます。

写真の花はラン科のシラン(紫蘭)です。昨秋にご近所の方から株分けしたものをいただき、北側の出窓の下の日陰の植え込みに植えました。丈夫で育てやすい「シラン」は半日陰の方が花の色が鮮やかなようで、この季節の街中でよく見られる可憐さです。

ところで東京五輪招致の裏金疑惑を取り上げたフランスの検察当局でしたが、証拠も次々と発覚しもはや疑惑の領域ではなく、イギリス紙も日本の大手広告代理店の電通が関与していたと報じています。スポーツはフェアが鉄則ですが、今やオリンピックは“金・金・金”で国内のメディアといえば「シラン」顔、“火消しモード”のまま五輪開催に進もうとしています。さらに舛添東京都知事の政治資金問題については有権者をバカにしたような記者会見ですが、庶民にとってはクリーンとは程遠い不可解なことが絶えない国内情勢です。


知らずに浴びている電磁波の危険性

2016年05月22日 | 本・雑誌・映画

電磁波の危険性について日本国内ではほとんど報じられておらず、これまで月刊『食べもの通信』では、ダイオキシン・環境ホルモン国民会議理事長の水野玲子さんの“見えない有害物質と子どものと健康講座”で何度か取り上げてきました。

本誌5月号では「“スマホ”で子どもの脳は大丈夫?!」特集号で、三大発生源は携帯基地局・スマートメーター・・リニアなど、携帯電話で脳腫瘍と精子異常の恐れを指摘した編集内容です。先週の役員会で、本誌の申し込みが多いことを食べもの通信社から報告され、毎日身近に使っているだけに関心の高さが伺えました。

子どもは頭蓋骨が薄く、免疫系も未発達で電磁波の影響を受けやすいと考えられ、学校内の無線LANで体調不良を訴える子どもたちが増えるなどの事例や、電磁波が発達障害にも影響し、妊娠中の携帯電話が危険なことなどを環境ジャーナリストの加藤やすこさんが取り上げています。

また電磁波問題市民研究会事務局長の大久保貞利さんは、自然界の太陽が発生する電磁波と違い、人工の電磁波は強いエネルギーで生命体に大きなダメージを与えることで、いつも人体の近くに置かれ長時間電磁波を発生させている携帯電話やスマートフォンの影響は深刻であることを指摘です。

今回の特集で私も初めて、諸外国では電磁波の厳しい規制が進んでいることを知り、日本では企業への配慮で知らされていない現状と、「知る権利」「知る義務」を考えてしまいました。

このところの皐月晴れの温かさで、隣りの孫たちの家の駐車場横の花壇のバラが咲き出しました。管理はほとんど私の担当で、というよりも私が勝手に植えたバラで、子どもたちの成長を見ているようで目を細めています。上の写真は京成バラ園の四季咲きの「ハイランド」で植栽3年目、春は秋に咲く花よりも色が濃いめです。下は大輪のカップ咲きのつるバラ「ピエール・ドゥ・ロンサール」で、花びらが虫に食われてもきれいに咲きました。

ところで市の関係する仕事をされている方から、『食べもの通信』4月号特集「発達障害 食事療法からのアプローチ」を読んで、「今まで知らなかったことで驚きました」と・・・。健康へのアプローチ情報がいっぱいで、嬉しいことに定期購読の方が増えていますが、「図書館にも置いてほしい」という市民要望もあり、前年度に見本誌持参で教育委員会担当課長にお願いに伺ったところ財政難を理由に断られました。ちなみに魚沼市の大平悦子市長は「担当課でも活用します」と、嬉しい定期購読です。

年間購読8千円の心身ともに健やかな暮らしへの答えがいっぱいの専門誌ですが、「日本一の子どもを育てる」と声高らかな糸魚川市にあって、さて新年度になって管理職らの認識が少し変わったでしょうか。さらに“年功序列人事”に市民の不満も聞こえますが、“有能なる人材”が隠れて見えないことにもかなり問題があるようですね。

※『食べもの通信』http://www.tabemonotuushin.co.jp/


自民党憲法草案を「知る義務」と北陸新幹線と

2016年05月20日 | 本・雑誌・映画

今日は月刊『食べもの通信』編集の研究会役員会に上京で、いつもと同じく北陸新幹線「はくたか」から長野駅で「かがやき」に乗り換え、東京駅には「はくたか」よりも20分早く到着です。この20分が午後からの会議を前にして貴重な時間です。

今日は、千代田区神田神保町の合同出版社の一角をお借りしている家庭栄養研究会へ立ち寄りました。用事を済ませてから事務局担当のFさんと近くのお蕎麦屋さんで昼食を、その後は地下鉄で一つ目の駅前の九段生涯学習館へと急くあわただしさです。

新幹線の車中では先日、上越の友人からお借りした小林節慶応大学名誉教授と樋口陽一東京大学・東北大学名誉教の対談『「憲法改正」の真実』(集英社新書 760+税円)を読み通しました。帯にはお二人の顔写真で、護憲派の樋口教授は「国家の根幹が破壊されてしまう」と、自民党に寄り添う改憲派の重鎮だった小林教授は「自民党案なら日本は先進国の資格を失う」と・・・、これだけ見ても読みたくなる新書です。 

憲法学者の対談書だけに、どのページを開いても参考になり特に「知る義務」という言葉が新鮮です。「知る権利」は消費者問題などでも周知されていますが、ここでの「知る義務」はアベ政権で破壊された立憲主義と民主主義を奪還するために使われています。

例えば沖縄返還で日米にどういう密約があったのかを知るよりも、西山太吉記者と女性事務官との関係が注目され、返還で日本がアメリカに大金(裏金)を払う政府間密約という重大な事実をメディアは国民に知らせなかったこと・・・。これは国民の側が権力者のあり方をチェックし、この社会は正常なのかを判断していく材料にすべきだったことで、国民が「知り義務」を怠った結果でもあると指摘です。

また自民党憲法草案の各条文を検証し、国家の体制をどのように旧体制回帰へ変えていくのかを詳細に語っており、手元に置きたい一冊でネットで注文することにしました。今、この国で起きていることについて知らなければ正しい投票ができず、「知る義務」を果たすかどうかで、この先の国のあり方や子どもたちの未来が決まってしまう、その緊張感の必要性をお二人が訴えているお薦めの新書です。

5時に会議を終えての帰途の北陸新幹線、東京駅から2時間丁度で糸魚川駅に到着していた「はくたか」は、2時間27分を要しています。どうしてかなあと時刻表を開くと、到着駅が変わったことに加えて長野駅ではなんと12分間も停車です。わずか27分の差でもこれが新幹線開業前なら大変なことで、いつの間にか開業一年目の3月のダイヤ改正で変わっており、そんなことで自民党憲法草案と「知る義務」を重ねる終日です。

※『食べもの通信』5月号、電磁波特集については次回で・・・。


不正疑惑の五輪招致とバラの花

2016年05月18日 | 日々思うこと

今日は朝から気温も上昇し、雲一つない中を上越市まで車を走らせました。知り合いらから「ガソリン代が大変でしょう」と時どき言われますが、この時期のプリウスはエアコンをつけることがないので28キロ/Lを軽く走り、販売時に嘘がなかったことを実感です。

このところ三菱自動車の燃費偽装や舛添東京都知事の政治資金問題、そして東京五輪招致への不正疑惑といいおぞましいニュースが続きます。特に五輪開催の際には、ペーパーカンパニーを経由して億単位のお金が振り込まれていたというから“オリンピック精神”は何処へと恥ずかしく思います。

そもそも嘘から始まった五輪招致で、福島原発事故の汚染水について「アンダーコントロールされている」のアベ首相でしたが、その背景に巨額の裏金が動いていたことは国際社会へも恥ずかしく思います。

嘘をつかないのは季節の花々で、今日は通りがかりの家のバラの花が余りにも見事なので、庭仕事中のご夫婦の許可を得てシャッターを押しました。つるバラが中心でしたが種類も多く色とりどりで、道行く人たちを魅了させていることでしょう。

栽培してから3年目ということでしたが珍しいことに敷地の角に電柱が立っており、ピンク色のつるバラはフェンスから電柱へと元気よく延びていました。

バラの花をたくさん咲かせるには先ず、日当たりと肥料そして剪定が不可欠ですが、裏金を動かさないと五輪招致ができないとは子どもたちへ胸を張れることではなく、今後の進み方を注視の一日の終わりです。


地震列島と「食品ロス」と

2016年05月16日 | 地震・原発

皐月5月も早や半ばになり、熊本大地震から一ヶ月が経過しました。再建の見通しが立たない被災者には長い一ヶ月のことでしょう。九州地方だけでなく本州各地でも地震が多発していることで、活動期に入ったといわれる日本列島を危惧してしまいます。

今日は朝から気温が上昇し、フェーン現象で正午には29度を超える暑さになりました。午後からは憲法を守る糸魚川共同センターの拡大役員会があり、参院選に向けての取り組みなどを話し合いました。

庭のツツジも強風でほとんど散ってしまいましたが、変わって折々の花たちが元気に咲き出しています。鉢植えの芍薬は一度も植え替えをしていないことで、根が詰まって花芽が少なくなってしまい、何事もこまめに手入れをと気持ちだけで時は刻々と過ぎてゆきます。

隣りの畑で咲いていたカキツバタ(?)を2年前、庭の隅っこの生ゴミ処理器コンポストの横に移植したところ、その栄養でどんどん成長して黄色い花をいっぱい咲かせています。ところでパソコンで「アヤメ」と打ち込むと漢字変換では「菖蒲」、「ショウブ」と打ち込んでも「菖蒲」になります。その花の見分け方といえば、花びらの基のところに花菖蒲は黄色、カキツバタは白、アヤメは網目状の模様で区別ができるそうで、これはカキツバタのようです。

伊勢志摩サミットに合わせてG7主要7か国の環境相会合が富山市で開かれ、富山物質循環フレームワークで「食品ロス」の削減に各国が協調して取り組む共同声明を最終日の本日採択です。これは世界全体で2030年までに1人当たりの食品廃棄量を半減させることを目指し、バイオマス発電の燃料に使うなど再利用を進めることに各国が取り組むことで一致しました。

日本国内の「食品ロス」の量は、2012年度の推計で年間およそ642万トンで、これは世界全体の食料援助量のおよそ2倍というから驚くばかりです。いつの間にか“食べものを粗末にするとバチが当たる”などという言葉は死語になったようで、食べ残し処分のためのエネルギー消費と地震列島の原発再稼働を考えてしまう終日です。


戦争法廃止!「市民連合・上越大集会」

2016年05月14日 | 日々思うこと

朝から曇り空の中を上越市での『市民連合・上越大集会』へ、友人とマイカーで出かけました。午後になると陽が差して、かに池公園に大勢の人たちが各地から集まっています。主催者を代表して馬場弁護士は、「森ゆうこさんを野党統一候補としてお呼びすることができ感無量・・・、ここまで来たのは皆さんのお陰で必ず勝利しよう」と訴えました。

政党挨拶では社民党県連の小山代表が、「野党が統一した背景にはアベ政権の暴走をこれ以上続けさせてはならないという市民の思い・・・、オール新潟で森ゆうこ候補を国会に送ろう」と呼びかけました。日本共産党上越地区委員会の上野委員長は、「全国で定数1人の選挙区32がある中で、25選挙区で統一候補が実現し、歴史上初めての闘いで私たちは市民の期待に応えるために先頭になって闘い抜く」と・・・。民進党6区支部の梅谷代表は「アベ政治はアクセルばかりで、ブレーキがきかない。このままではとりかえしのつかないことになる。森ゆうこさんを応援して必ず当選させていく」と訴えました。

続いて拍手で迎えられた森ゆうこさん、「憲政史上初めて新潟選挙区でも6党及び連合新潟などが統一した。アベ総理はこの国の主権者が誰かを忘れている。主権者は国民だ。このままでは日本が危ない、子どもたちが危ない。子どもたちの輝く未来のために全力を尽くします。」と力強く、そして爽やかに決意を述べました。

会場を見渡せば、昨年7月に国会前に出向いたときと同じ光景で若い人たちの参加が多く、小さな子どもに森ゆうこさんが声をかけていたことが印象でした。さあ私も7月の参院選に向けて全力投球・・・、「いま頑張らなくて、いつ頑張るの!?」そんな思いの上越大集会でした。


「思い出のマーニー×稲田陽平展」と「ジブリ大博覧会」へ

2016年05月13日 | 日々思うこと

今年の大型連休はパッとしない天候が続いていましたが、昨日は青空の中を県立近代美術館での『思い出のマーニー×稲田陽平展』へ、上越の娘と孫と3人で出かけました。長岡市は20度を超す暑さで、会場は平日とはいえ大勢の人でいっぱいで連休には大混雑であったことでしょう。

そしてスタジオジブリの汗と涙の30年間の歩み、『ジブリの大博覧会』とも約1時間ほど見て周りました。ナウシカからマーニーまで、これまでの作品がどのように生み出され、世に出て行ったのか、当時を振り返る数々の資料が所狭しと展示空間を圧倒です。それにしても映画美術監督の稲田陽平さんの細部にこだわった新たな探求でスタジオジブリのアニメーションの世界へ引き込まれ、“ジブリ大好き人間”としてはもう少しゆっくりと思いながらも孫には限度のようでした。

場内は撮影禁止ですが美術館ロビーに設置されたフォトスポットでは、パネルを背に孫とこの台に上るだけでも大変で「はやくかえろう」を連発です。そんなことで青空に新緑が映える中を、車窓から残雪の妙高山や火打山、新潟焼山を眺めながら帰途に着きました。

今日も五月晴れで気温も上昇し、いつもの散歩コースで撮りたいものがいっぱいですが、孫と同じくジ~ットしていない愛犬のリードを強く引いてやっとシャッターを押しました。

先人たちは「春の種蒔きは黒姫山に雪が残っているうちに」と言っていましたが、自然相手の農作業が近郊の山を見ながらの生活の知恵そのものなのでしょうね。その黒姫山もほんの少しの残雪で、先日の日曜日に隣りの孫たちとベビーリーフや朝顔の種を蒔きましたが、ベビーリーフは5日目にしてもう芽が出ていました。

また当ブログに時どき登場のご近所の畑の桜の木の近くには、菖蒲(カキツバタ?)の花がいつの間にか咲き出して、季節の移り変わりを感じる凌ぎやすい一日でした。 


オバマ大統領の歴史的な広島訪問と

2016年05月11日 | 日々思うこと

昨10日はタックスヘイブン(租税回避地)に関する「パナマ文書」のニュースに明け暮れで、違法性はないとしながらの“グレーゾーン”と国へ納税されれば約5兆円ということで驚くばかりです。今後、26日から開催のG7(主要7か国の首脳会合)伊勢志摩サミットでどのように論議されるかを注視です。

そして今日はそのG7出席後の27日、オバマ大統領の被爆地広島への訪問が決定というニュースです。オバマ大統領は就任直後の09年4月、チェコの首都プラハで「核なき世界」を訴え、その演説に感動し期待をしてきました。今も世界最大規模の核兵器を保有する米国のトップが、原爆投下から71年を経て初めての歴史的訪問です。

これをアベ政権は7月の参院選を前に「最高のアピール材料」とも捉えているようですが、政治的なパフォーマンスに終わらせることなく世界の核兵器廃絶・核軍縮へと進んでゆかねばなりません。

写真は三重南紀の「セミノール」です。この「セミノール」は、たんかんグレープフルーツとダンシータンゼリンの掛け合わせで出来たアメリカ生まれの品種で、日本へは1955年に初めて導入され熊野地方で大切に育てられてきました。鮮やかなオレンジ色と果汁の多さが特徴で、時どき行きつけのスーパーで求めています。

「たんかん」といえば毎年楽しみにしている奄美大島の無農薬の「たんかん」、昨年9月に根絶されていたミカンコミバエ種群が奄美に北上していることが確認されました。農林水産省では植物防疫法に基づく緊急対策として、たんかんやポンカン、マンゴーなどの柑橘類の島外への出荷を禁止規制し、奄美全島から果実一個たりとも出荷できなくなり農家にとっては大打撃の自然災害となっています。

昨日、八久保郵便局へ出向くと、ご近所の藤棚の主のSさんの写真展です。長年に渡り野鳥を撮り続け、昨年展示できなかったものを貼ってあるということで“隠れた才能”と羽ばたく鳥たちにしばし見とれるひと時です。

プラハ演説から7年目にしてやっと羽ばたく任期を半年後にしたオバマ大統領、被爆地広島ではどんな言葉で語るのかと歓迎と期待の一日の終わりです。


18歳選挙権と「市民連合・上越大集会」

2016年05月09日 | 日々思うこと

長かったGWも終わり、今日からまた一週間のスタートです。未だに地震が頻発する熊本地方の人たちにとってはGWどころではなかったことでしょう。

日本は全世界の0.25%の国土面積に、全世界の震度6以上の地震20.5%が集中していています。さらに全世界の火山の7分の1があり、活動期に入ったとみられる新潟焼山も気になります。

日没が6時半を過ぎて日が長くなったことで「9の日」スタンディングは夕方5時半からのスタートで、前回29日は強風でしたが今日は風もなく穏やかです。戦争法STOP!「総がかり2000万人署名」の当市の目標5000筆を達成することができ、これも多くの人たちの協力があってのことで一筆たりとも無駄にできないと受け止めています。 

夏の参院選から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることで、共同通信社から対象者への世論調査の結果が発表されました。投票で政治に影響を「与えることができる」は59%で「できない」の41%を上回り、憲法を「変えるべきでない」と答えた人は58%と半数を超え、「変えるべきだ」は40%です。参院選の投票に「必ず行く」「行くつもりだ」と回答した人は計56%ということで、新たな有権者が政治や選挙に意義を感じ関心を持っていることが伝わってきました。

また日本の政治家を信用しているかについては74%が「信用していない」と答えていますが、これは当然のことで政治不信を解消するには政治家自らの努力が求められていることは言うまでもありません。

7月の参院選に向けて、新潟選挙区野党統一候補も森ゆうこさんに決定し、14日土曜日午後から、『市民連合・上越 大集会&デモパレード』が行われます。昨年8・30大集会と同じ上越市かに池公園で、森ゆうこさんと各野党代表のスピーチなどがあり、当市からバスを出すことになりました。主催連絡先/TEL 025-520-7317(馬場秀幸法律事務所)


ハマナスロードと消えたブログと・・・

2016年05月07日 | 日々思うこと

今年も市道八久保中脇線沿いの花壇のハマナスが咲きました、とはいっても多額の血税をを投じた10数ヵ所の小さな花壇は管理不行き届きで“雑草花壇”と化してきたことは何度か書き込んできました。ハマナスは本来、潮風にも強く海岸沿いに生育していますが、やはり雑草には勝てないようで、合併前の旧青海町のときに見られた“ハマナスロード”は今や見る影もありません。

放置された10数ヵ所の小さな花壇の家に一番近い1ヶ所だけ、せっせと雑草を取り除いたり水仙の球根を植えたりの“おせっかい”で、絶える寸前だったハマナスの木に花が咲きました。

近くの「デンカ センチュリー ハイツ」前の道路沿いのハマナスも雑草の中からポツンと咲き出しましたが、タンポポなどの勢いに絶えそうな気配です。

 

タンポポは3千万年前にユーラシア大陸で進化し、昔から民間療法として用いられてきましたが、種は風に乗ってドンドン広がり今では雑草として嫌われているようです。よ~く見ると、ち密でかわいい姿で「遠くまで飛んでゆけ~」と息を吹きかけたくなります。

ところで今日気づいたことですが、4月23日付けで書き込んだ『地震大国と老朽原発の再稼働』がブログ上で消えています。本文の書き出し『4月も残すところわずかで黒姫山も地肌が見えてすっかり春模様・・・、近所の単身社宅 アパートの門柱に「デンカ センチュリー ハイツ」と刻まれていました。“センチュリー”の ごとく100年もの間、人も建物も生き延びることは並大抵ではないよう ・・・』です。

黒姫山の写真と共にすべて消滅で、25日付けに飛んでおり編集作業上でのミスマッチなのか、草花のように絶えてしまいましたが不思議なこともあるのですね。