すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

「すてる前にちょっと待って!」

2013年11月29日 | 本・雑誌・映画

年の瀬が近くなるとシャンティ国際ボランティア会(公益社団法人)からお便りが届きます。今年は、ある日突然、軍隊に村を砲撃され着の身着のまま逃げ出して、ジャングルを越えて難民キャンプにたどり着いたミャンマー(ビルマ)の子どもたちの「ぼくたちを忘れないで」という写真と言葉が心に引っかかりました。少数民族カレン族というだけで迫害され、大人も子どもも心身ともに大きな傷を負っています。

 

私はタイ山岳少数民族支援の会やペシャワール会の会員になっていますが、これまで現職議員として期末手当(ボーナス)をいただく度に、些少ながらユニセフを含めて国際ボランティア会などへ寄付をしてきました。

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国内で参加できる支援プログラムには、アジアの図書館サポーターや絵本を届ける運動の他にリサイクル・ブック・エイドもあります。「集めています!すてる前にちょっと待って」と、「読み終わった本や不要になったCD・DVD、ゲームソフトなどが子どもたちの教育支援に役立ちます!」と書かれたお手紙に今まで気づかなかった支援があることも知りました。

これはシャンティ国際ボランティア会が他の団体に先駆けこの取り組みを考案し、2001年からブックオフ・コーポレーション株式会社の協力を受け行ってきました支援活動です。ご自宅や職場の本などを段ボールに詰めて送るだけで送料は無料です。送った本はブックオフに運ばれ、その査定額+10%が寄付となり寄付金は、アジアの子どもたちの教育支援に活用されます。たとえばゲーム1本で絵本1冊を、本4冊で小学生が使うノート5冊を買うことが出来ます。
“あなたの一冊で10人の笑顔が生まれます”
http://sva.or.jp/activity/program/


民主主義の土台を壊す、権力の暴走!

2013年11月27日 | 日々思うこと

秘密保護法案の昨日の衆院通過について今朝の各紙の社説は厳しく、国民を代表する国会議員や地方議員はこれをどう受け止めているでしょうか。

毎日新聞社説では「民主主義の土台を壊すな」のタイトルで、本文は「あぜんとする強行劇だった。」で始まり、衆院特別委員会で採決された場に安倍首相の姿はなかったことや、首相がいる場で強行する姿を国民に見せてはまずいと、退席後のタイミングを与党が選んだこと、そして与党すら胸を張れない衆院通過だったのではないかと指摘です。

新潟日報社説タイトルは「強行は国民主権の冒頭」で、「いったいこの国はどこに向かって突き進もうとしているのか。暗たんたる気持ちにならざるをえない。」という書き出しです。後段は「ブレーキ無しの国政運営は危うい。国会が果たすべきチェック機能をどう担保するかが問われている。・・・国民の不安は募るばかりだ。」と・・・。

秘密保護法案は世界の潮流に逆行していることは確かで、この国が表現の自由のない国家として国際的に認知されてしまう大きな一歩です。地方議会においても、特定秘密保護法案についての陳情や請願書が12月定例会に向けて提出されている自治体が多く、これをどう審議するのかも注視です。 また民主主義が試される時でもあり、地方議会といえども国に対して「NO」という権利があることを忘れないでほしいものです。

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写真は昨夜からの冷え込みで白くなった頚城の山々です。雲の流れが速く、夜にはまた北風が吹き荒れて明日は一日雨マークの予報です。

 


秘密保護法案、衆院で強行採決!

2013年11月26日 | 日々思うこと

昨日に続き、築40年の“開かずの間”から出てくる物の多さに驚きながら、これも亡き母の「もったいない」が積もり積もってのことと苦笑しながらの作業です。昔の冠婚葬祭は自宅で行っていたこともあって客用の食器だけでも膨大な量で、それに加えての台所用品の数々はいつか使用すると思って母は揃えていたようです。

そんなことで40年前に私が設計したこの家は、台所の横に物置があることで重宝がられて母は喜んでいましたが、その収納スペースも長き歳月で代が変わり、いつの間にか不用品ばかりの“ゴミの山”・・・。また7年前のH18年春、初孫の誕生を機に思い切って築33年目の台所と食堂の約10帖ほどを対面式キッチンにリフォームしました。その時にも台所の吊戸棚の中の数々の品物に呆れながら処分し、これからは物をできるだけ増やさない暮らし方が一番賢明と理解してきました。

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ところで問題の多い特定秘密保護法案は、とうとう本日の衆院特別委員会で強行採択し、夜になって衆院本会議では数の力で、自民・公明与党とみんなの党の賛成多数で可決される歴史に禍根を残す一日です。

写真は昨日からの強風で紅葉の葉っぱどこかへ吹っ飛んでしまった庭のマユミです。でも来春にはまた新緑が見られることでしょうが、国会ではいよいよ集団的自衛権行使が待っています。安倍首相は「国民の安全のために・・・」と主張していますが、戦争ができる国への準備づくりをどうしてこれほどまでに急がねばならないのでしょうか。歴史から学ぶことを怠ってきた国民の“愚”と、右に大きく傾いた世襲議員の恐ろしさが伝わってくる終日です。


再び断舎離と根雪と・・・

2013年11月25日 | 日々思うこと

昨晩からの南風で、朝の散歩は帽子が吹っ飛ばされそうな強風です。この暖かさで黒姫山の雪もいつの間にか消えて山肌が見えています。降っては消えることを3回繰り返して根雪になると昔から言われてきましたので、今年の根雪はまだ先のようです。写真は昔、青海中学校があった所(今は総合文化会館)から3日ほど前に撮りました。

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昨日から再び断舎離です。実は我が家のキッチンの横に畳2枚ほどの物置があり、亡き母が日頃ほとんど使っていなかった大量の食器や大小の鍋、果実酒や梅干漬けなどの置き場にしていました。上の娘の提案で物置とキッチンとの約30センチの段差をなくして、不用な物を処分して物置を活用することになりました。先週土曜日に出入りの大工さんが「来週から仕事に入ります」と急に言ってきたので、あわてて片付け作業に追われていますがこれが大変な重労働です。

驚くことに瓶(かめ)に入った1988年に漬けられた梅干や古い奈良漬、アロエ酒にグミ酒にモゾクの塩漬けなど等その数の多さにあきれながらも、手付かずで急に亡くなった母を偲びながらの作業です。なんだか“開かずの間”を開けているようですが、根雪にならないうちにこの断舎離を終え、そして心身ともにスッキリとして新年を迎えたいと思う昨今です。


「村野藤吾と谷村美術館」30年前のエピソード

2013年11月23日 | 日々思うこと

土曜日も天候に恵まれ午前中は庭仕事を少しやり、午後からは表題の建築フォーラムに出かけました。村野藤吾氏といえば建築界の巨匠で、最晩年の作品が市内の谷村美術館です。同館は彫刻家・澤田政廣氏(文化勲章受賞)の作品を展示する個人美術館として、市内の谷村建設の前社長である谷村繁雄氏によって作られ、1983年に完成しその一年後に村野藤吾氏は93歳で亡くなっています。

 

フォーラムのサブタイトルが「30年前の知られざるエピソードが!!」で、当時の建設現場監督の丸山藤吉郎氏も解説者として来られるというので興味津々でした。広大な敷地の美術館全景はシルクロードの砂漠の敦煌遺跡を想定し館内は石窟調で、村野藤吾氏は「大地から自然に抜け出たような建物・・・、きれいに仕上げないように・・・」と、周りの木々や庭石にも大変こだわっていたことを知りました。

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また美術館建設の二つの特性として、東京の村野建築事務所のスタッフを介さずに直接、村野氏が現場で丸山監督に指示され何度も何度も設計変更があったことや、クライアントが施工会社という点が上げられていました。そして村野氏と彫刻家・澤田氏は若かりし頃から糸魚川出身の文人、相馬御風さんともつながっていたことを知り、改めて親しみが湧いてくる不思議な美術館で、歴史ある文化を誇りに思いました。ちなみに丸山氏とは私が専門学校卒業後、初めて勤務したN設計事務所で2年間ご一緒で“厳しく妥協のない”優れた先輩でもありました。

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写真は美術館と隣接する玉翠園で、雪吊り作業も終わり落ち着くひと時でした。年間会員になっているので美術館と同園、翡翠園の3ヵ所はフリーパスで、雪が降る前にまた訪れたいと思います。
※谷村美術館 
http://www.hisuien.com/tanimura_museum/


野中元官房長官、秘密保護法案を批判

2013年11月21日 | 日々思うこと

今日の天気予報は一日雨マークでしたが、朝から太陽が顔を出す暖かさです。9時過ぎに歯科医院へ出かけ、治療が終わってからいったん家に戻ってまた洗濯を・・・。昼過ぎには市内各所で用事を済ませて、その後は上越市まで車を走らせました。帰途の3時過ぎは西の空にまぶしい太陽で、この時期にしては珍しく何だか得をしたような気分です。

風が冷たくなった夕方、鉄棒の逆上がりができるようになったという孫にせがまれて、下の孫も一緒に3人で近くの児童遊園地へ行きました。工事中の防火水槽の周囲の枠も取り外されており、水槽の丸い蓋のデザインが珍しいのでデジカメに収めました。子どもたちが喜びそうなデザインで、既製品かなあと近づくと市章入りで「耐震性貯水槽・糸魚川市」と明記された特注品でした。


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今夜は特定秘密保護法案について、野中広務元官房長官が17日のTBS系「時事放談」に出演した番組の動画視聴です。野中氏は「どうして今、この法律が要るのか私はそれがわからない・・・」と、戦前の国家総動員法などが制定された経緯を指摘し、「この法律は恐ろしい方向に進んでいく危険な感じがして仕方ない」と批判です。続いて古賀元自民党幹事長も番組で「国民に不安を与える法律であることは間違いない」と・・・。かっての自民党にはいろんなタイプの人たちがいましたが、秘密保護法案について党内でこうした意見が出てこないことが不思議で、今は恐ろしいほど“右へ倣え”の肌寒さを痛感です。


戦争は秘密から・・・

2013年11月20日 | 日々思うこと

安倍政権は今国会で特定秘密保護法案の成立をめざしていますが、これに反対する全国の多くの人たちが動き出しました。今夜23時締め切りのネット緊急署名もその一つですが、各地で反対集会が開催されることが伝わってきます。糸魚川市内でも20数人の呼びかけ人が集まり、緊急講演会を開催する運びとなりました。

特定秘密保護法案は何が特定秘密なのか、それが秘密の法案で処罰されるのは公務員やジャーナリストだけでなく一般市民も同様です。秘密を知ろうとすること自体が犯罪になり、国民の目と耳と口をふさぐもので政府に都合の悪いことはすべて秘密になり、「適正評価」の名で国民みんなを監視するものです。

また原発の情報やTPP交渉のような、命や暮らしにかかわる情報もすべて都合よく隠されてしまうことでしょう。国が都合の悪いことを人々の目から遠ざけようとするとき、そこには必ず戦争への準備があり、戦争は秘密から始まりました。今、自公政権に寄り添う野党から修正案が出されていますが、秘密保護法案は憲法の原則をくつがえす悪法で次世代のためにも廃案しかありません。

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写真は生姜の砂糖漬けで、ベニシアさんがNHK番組「猫のしっぽ カエルの手」(Vol.90 カラダにおいしい)で紹介していたので今日は初挑戦です。試食は学校から帰ってきた孫に・・・、「からいけどおいしいよ」と我慢をして食べてくれました。ベニシアさんと同じく私はこの味にハマリそうです。


堪(たふ)る限りの力を尽くして・・・

2013年11月19日 | 日々思うこと

昨夜のNHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」は、突然の引退宣言から2か月の宮崎監督の「宮崎駿 引退宣言 知られざる物語」でした。数々の名作を世に送り出してきた監督は、なぜ長編映画制作の幕を下ろすことにしたのか、「崖の上のポニョ」から「風立ちぬ」まで7年間に及ぶNHKの密着取材で、“人間・宮崎駿”の知られざる心の軌跡とその真相が解き明かされました。

70歳を越えても朝から晩まで机にへばりつき、鉛筆を握り続けるアニメーションの制作はまさに体力勝負で、「これが最後」と何度も言っていた監督でしたが、新作「風立ちぬ」の現場はかつてないほど過酷なものであったことが伝わってきました。「堪(たふ)る限りの力を尽くして生きる」と言う宮崎監督から、映画「風立ちぬ」の力を尽くして生きる主人公・堀越二郎の姿は、監督そのものでもあったのだと思いながら、私自身のこれまでの議員活動を重ねました。

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このところ「市長表彰」のことで会う人ごとに、また市外からも「おめでとうございます」などと言われても、ちっともおめでたい気分ではなく苦笑いの心境でした。宮崎監督が言う「体力・集中力の限界」とは、よりよい仕事をしようと思えばそれも納得で私にも当てはまることで、堪(たふ)る限りの力を尽くした歳月の「市長表彰」を素直に喜び感謝し、そして自分自身への“ごほうび”と受け止めることにしました。

写真は裏の畑の垣根のつるバラと赤いローズヒップで、事情があって近いうちに伐採の運命です。四季咲きでしたが秋には一度も咲いたことがなかった“最後の楽園”を晴れた日に撮りました。


おすすめの「がん再発予防の食事&生活術」

2013年11月18日 | 本・雑誌・映画

11月も早や半分が過ぎた週末は天候に恵まれて、スノータイヤの交換や庭の冬囲いなどが捗りましたが、断捨離とともにまだ冬の準備でやらねばならないことがいっぱいです。

また日曜の朝から民放各局では、「原発ゼロ」の小泉元首相への批判が続出で、「現実軽視で、政治家として失格・・・」「息子を人質に取られているから、この辺で終わりだ」などが論客から続きました。原発の使用済みの核のゴミをどうするのか、最終処分場問題を論点にしない番組の進め方に首を傾げてしまいました。

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発行が大幅に遅れていた待望の「がん再発予防の食事&生活術」(食べもの通信社発行 1200円+税)は、やっと11月25日第1刷発行となり予約が殺到です。がんは生活習慣病の一つで、日本では2人に1人ががんになり死亡原因の1位が続いています。「手術・放射線・抗がん剤」が三大治療が中心ですが、治療後も多くの人たちが再発と転移に不安を抱えています。アメリカでは栄養療法が注目され、医師が退院後の食事指導をして再発予防に取り組み成果をあげています。

しかし日本では、再発予防のために食事指導を行っている医師は残念ながらまだ少数です。
家庭栄養研究会ではこれまで、がん予防に関する講演会の開催や月刊「食べもの通信」の特集や掲載で、がん予防の食事法を紹介してきました。本書はこれまでの蓄積をもとに、がん専門家の新たな書き下ろしと取材を中心に最新情報をわかりやすく紹介しています。がん再発に不安のある方はもとより、がん予防に関心をもっている方のお役に立てれば幸いです。
※お申し込みは当方か、月刊「食べもの通信」HPから
http://www.tabemonotuushin.co.jp/


断捨離と古箪笥

2013年11月16日 | 日々思うこと

今朝は糸魚川市の親不知(おやしらず)が、国の史跡名勝に指定という嬉しいニュースです。親不知海岸はすでに県指定文化財になっていますが、そのうち約700メートルの風景が史跡名勝天然記念物に指定で、松尾芭蕉の紀行文「おくのほそ道」に描かれたことにより風致な景観としての価値が認めらたそうです。

ところで断捨離(だんしゃり)とは、ウィキペディアで「不要なモノなどの数を減らし、生活や人生に調和をもたらそうとする生活術や処世術のこと」。4月から公務を離れて先ずやらねばと思っていたことの一つが断捨離で、保存をしておいた議会の資料などは思い切って処分し、定例会の会議録だけを保存することにしました。それでも膨大な量になり、上娘の手助けで階段下の三角スペースの不用な物を処分してから奥の棚になんとか納めました。

 

そして両親が亡くなって10数年になりますが、なかなかできなかった敷地の北側にある物置小屋の取り壊しが最大の断捨離です。畳にして4枚程の小屋の中にあるもののといえば、父が元気だった頃の釣り道具や大工道具、母のものといえば海苔の空き缶やきれいに洗ったヨーグルトやアイスクリームの空きケース等々で、“お宝”が出てくるはずもなくし・・・。これらの不用品“ゴミの山”の分別処分に一苦労で疲れ果ててしまいました。

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物置小屋には父が道具入れとして使っていた古い大きな箪笥があって、小屋の隙間風などで金具も錆びて処分するつもりでしたが、娘が整理整頓に利用できそうと言うので残すことにしました。古箪笥は底板が外れていたものの役に立ちそうなので、雑巾できれいに拭いて車庫横の狭い物置に移動です。その後、出入りの大工さんが小屋を取り壊す前に奥から写真の箪笥の底板を発見し、明治14年巳年と書かれているのでビックリです。西暦にして1881年、132年前に私の祖父の清水久吉が10歳の頃に大工さんに作ってもらった箪笥で、当時は柳行李(やなぎこおり)に衣類を入れていたので箪笥の特注は珍しかったかもしれません。

物置小屋の断捨離はお盆前には終了でしたが、その頃に知り合いの玄関先によく似た小さな古箪笥が飾ってあり、骨董屋で数十万円で求めたというので驚きました。我が家では長年埃だらけの古箪笥は焼却処分を免れ、底板は“お宝”として大切に床の間に置きました。そして今日は昭和6年12月に亡くなった祖父の命日で、私の断捨離はまだ道半ばです。娘曰く「この頃、おかあさんの断捨離、とまっているね」と・・・。


テキサス州から届いた床板

2013年11月15日 | 日々思うこと

2015年春の北陸新幹線開通を前にして新駅舎の工事も急ピッチで進んでいますが、いまひとつパッとしないのが街なかの商店街です。後継者不足もあることからシャッターを閉じたままの空き店舗が多いのですが、これといった得策もみえません。そんな中で駅から徒歩0分のビル1階にユニークなカフェ&パブが9月頃にオープンしました。女性のための情報誌「月刊新潟こまち」や「Komachi web」でも紹介されていますが、すべて手づくりの多国籍メニューや食材、コーヒーにもオーナーこだわりの素敵なお店です。

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ゆったりとした空間で均一的でないイスやテーブルにも温もりがあり、何よりも床材に凝っています。建物を新築するときに内装材で一番こだわりたいのは壁材よりも床材で、リフォームや店舗設計でも同じことです。実はここのお店の工事中にも一度訪れていますが、そのときにコンクリート床の上に置かれた埃だらけの床材をみて、私は「この上に何か貼るの?」と聞いて恥をかきました。何でもテキサス州の築100年以上の古い教会の床板で、仕上がってみると多くの人々が祈りをささげたであろうその重厚さと歴史を感じます。TPPで押し寄せる食料は考えものですが、こうした心にくい配慮はまた格別です。

また近頃、香り高い美味しいコーヒーを入れるお店が少なくなって、「こんなまずいコーヒーなら家に帰って飲もう・・・」と思うことも度々です。心が重くなっている昼下がりに友人を誘ってお店へ・・・、私のお気に入りはオーガニックのモカコーヒーで、とても丁寧に入れてあるので満足度の高いお店です。


「ゆず」と「♪ 雨のち晴レルヤ」と・・・

2013年11月14日 | 日々思うこと

昨日の悪天候とは打って変わって朝から青空で、黒姫山の稜線もくっきりで同じ場所から撮りました。

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NHK朝ドラは「あまちゃん」から杏さん主演の「ごちそうさん」にバトンタッチで、ヒロインめ似子が大正モダン華やかな東京本郷から、大阪に嫁いでドラマはますますおもしろくなってきました。“食べること”にこだわるヒロイン、「食べたい気持ちが強いってのは、生きる力が強いってこと・・・」、男性デュオ「ゆず」が歌う軽快な主題歌「♪ 雨のち晴レルヤ」とともに毎朝パワーをもらっています。


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ところで主題歌は「♪ 突然 偶然 それとも必然 始まりは気づかぬうちに・・・」で始まる歌詞ですが、特定秘密保護法案とも重なってしまいます。 アッと気づけば再び戦争前夜・・・、雨のち晴れにはならないことを国民はもっと認識しなければと・・・。また原子力規制委員会が東京電力柏崎刈羽原発の安全審査の開始という、厳しい冬を前に心が重くなるニュースです。


意見が分かれる秘密保護法案

2013年11月14日 | 日々思うこと

国会では特定秘密保護法案について、有識者から意見を聞く参考人質疑が行われ、容認派と慎重派それぞれ意見が大きく分かれていることが今夜のNHKニュースから伝わってきました。毎日新聞の本社全国世論調査(9・10日実施)では「反対」の回答が59%を占め、「賛成」は29%にとどまっていました。政府・与党は12月6日までの会期内成立を目指していますが、「今の国会にこだわらず、慎重に審議すべきだ」が75%に上っています。また特定秘密保護法案を「廃案にすべきだ」が11%あり「慎重審議」と合わせると86%が会期内成立に否定的でした。

 

また特定秘密保護法案について、知り合いのブログ「私日記のびる~新潟より再び~」13日付では、軍機保護法による「スパイ濡れ衣 宮沢・レーン事件」のことが詳しく書き込まれていました。一度成立してしまった法律は容易になくすことはできないことで、戦前回帰願望の安倍政権で子どもたちの未来までが脅かされ重い悲しみと憤りでいっぱいです。

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写真はシーサイドパーク多目的広場から望む今朝の黒姫山で、山頂は重くガスがたちこめてぼんやりですが一気に麓まで白くなりました。


花梨と心温まる便り

2013年11月12日 | 日々思うこと

今日は全国的に一番の寒さのようで市内の山あいは初雪に見舞われ、アメダス9時の気温は3度まで下がっていよいよ冬の到来です。朝の愛犬との散歩もこう寒くては海沿いは避けて家々の路地などを回っています。

喉の調子は冷たい空気に接すると咳が出るのですが、葛湯に生姜をすりおろして温かくして飲んだりと気をつけています。今日は根知の方から咳や風邪の予防によいという花梨(かりん)をいただいたので、お酒ではなく砂糖とハチミツに漬けてみようと嬉しい初挑戦です。

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また今日は市内の身障者支援施設に入所しているKさんから、過日の「市長表彰」へのお祝いの思わぬ葉書が届きました。Kさんとは昔、PTAでご一緒した程度の記憶しかないのですが、施設で新聞をよく開いているようで時どきお電話などのお便りが届きます。私よりもまだお若いのに身体が不自由になり職場復帰ができないまま長年施設に入っており、たどたどしい文字から精一杯生きている様子が伝わり、“打てば響くお便り”に心温かくなりました。

ところで以前、写真のザルのことを聞かれましたが、素材は猫の好きなマタタビで編まれた物で、3年ほど前に駅近くの「まちの駅」の福島県民芸品展で求めたものです。奥会津だったか作り手の方が「マタタビはとても水切りがよい」というので少し高額でしたが、今ではキッチンのお気に入りの一つになっています。


臨時国会、急ぐべきことは秘密保護法案ではないはず!

2013年11月11日 | 日々思うこと

今日も朝から冷たい雨で、夜には気温が7度にまで下がって初霙(みぞれ)です。食品の偽装表示問題は全国に広がって新潟県内のホテルなどでも発覚し、ここまで来ると“みんなで渡るとこわくない”のようです。

 

このところの安倍内閣は特定秘密保護法案一つとっても「日本を取り取り戻す。」と戦前社会に向かっており、かっての大本営情報への暴走であることが伝わってきます。メディア番組について、早くも法案担当の磯崎首相補佐官は7日のツイッターで「キャスターが廃案にさせなければと明確に言ったことは、明らかに放送法に規定する中立義務違反の発言だ」とスゴイことをつぶやいています。

中立義務の違反と言ってしまえば、福島原発事故後の文科省の放射性物質拡散予測システム「SPEEDI(スピーディ)」は、米軍への提供が先で原発周辺の自治体住民への公表は後回しという有様でした。その後、これまでに及ぶ国の電力会社に寄り添った情報の小出しは言うまでもありません。


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また公共放送のNHK人事においても、安倍首相と歴史認識を共有する“お友達人事”との批判がネットでも高まっています。「秘密保護法案とともに、NHKまで北朝鮮中央放送にするつもり・・・、この国の民主主義と言論の自由は風前の灯火だ。」と慶應義塾大学金子勝教授がつぶやいています。

写真は一昨日の美山公園内の枯葉のグラデーションです。公園管理棟が標高89メートルなのでここは100メートル程でしょうか、今日の寒さで白くなっていることでしょう。そして被災地東北も3度目の厳しい冬を向かえます。いま国会で急ぐべきことは秘密保護法案の成立ではないはずですが・・・。