すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

「共謀罪NO!」と前川文科省前事務次官と

2017年05月30日 | 日々思うこと

あっという間に5月も終わりで、昨夕はいつもの中央大通りで「9の日」スタンディングです。工夫されたプラカードの中でも「共謀罪NO!」の赤色が目立って、行き交う人たちも注目のようです。

都内でも「共謀罪NO!」の若者らのデモでは「憲法変えるな 政治を変えろ」と叫ばれています。森友学園問題や加計(かけ)学園問題を見聞きするにつけ、いま変えるべきことは国民主権の政治のあり方ではないのかと痛感です。

去る25日の文科省前川喜平前事務次官の記者会見で、ついに霞が関から反乱の“火の手”が上がり、安倍官邸の行き過ぎた官僚支配に対して異議の矢が放たれた思いです。

アベ政権が戦略特区という政策の名を借りて、その裏で首相の腹心の友のビジネスに便宜供与していたのではないのかという疑惑がますます大きくなってきました。それにしても菅官房長官の“前川叩き”に、政治家の底なしの醜聞さが伝わってきます。

その前川氏が事務次官として退任時に職員に送った「挨拶メール」が、漱石研究第一人者の片岡豊氏から情報提供として届きました。挨拶の中で初代文部大臣の森有礼(ありもり)の「自警」にふれているので、先日の熟慮塾講座を重ねながら、前川氏の人柄と真摯さを熟読です。

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 本日、私は大臣から辞職を承認する辞令を頂戴しました。
 文部科学省の皆さんが元気いっぱい仕事に打ち込めるようリードすべき立場の私が、このような形で退職することは、誠に残念であり申し訳なく思っています。
 国家公務員法が定める再就職規制を遵守(じゅんしゅ)できなかったことは事実であり、文部科学省として深く反省し、しっかりと再発防止措置をとる必要があります。
 私を反面教師として、二度とこのようなことが起こらないよう、職員の皆さんは遵法意識を徹底し国民の信頼回復に努めてください。
 しかし皆さん、動揺したり意気消沈したりしている暇はありません。
 一日たりともおろそかにできない大事な仕事があるからです。
 文部科学省の任務は極めて重要です。私が考える文部科学省の任務とは、教育・文化・スポーツ・科学技術・学術の振興を通じて、誰もが明るく楽しくしあわせに人生を全うできる社会をつくること、未知なるものに挑戦し限界を克服し輝く未来へと前進すること、さらには自由で平等で平和で民主的で文化的な国をつくり世界の平和と人類の福祉に貢献することです。
 そして、私が考える文部科学省職員の仕事は、子どもたち、教師、研究者、技術者、芸術家、アスリートなど、それぞれの現場でがんばっている人たちを助け、励まし、支えていくことです。
 特に、弱い立場、つらい境遇にある人たちに手を差し伸べることは、行政官の第一の使命だと思います。
 その意味でも、文部科学省での最後の日々において、給付型奨学金制度の実現の見通しがついたこと、発達障害や外国人の児童生徒のための教職員定数改善に道筋がついたこと、教育機会確保法が成立し不登校児童生徒の学校外での学習の支援や義務教育未修了者・中学校形式卒業者などのための就学機会の整備が本格的に始まることは、私にとって大きな喜びです。
 一方で、もんじゅの廃炉と今後の高速炉開発に向けた取り組み、文化庁の機能強化と京都への移転、高大接続改革の円滑な実施など、数々の困難な課題を残して去ることはとても心残りです。
 あとは皆さんで力を合わせてがんばってください。
 そして皆さん、仕事を通じて自分自身を生かしてください。職場を自己実現の場としてください。初代文部大臣森有礼の「自警」の表現を借りて言うなら「いよいよ謀りいよいよ進めついにもってその職に生きるの精神覚悟あるを要す」です。
 森有礼は「その職に死するの精神覚悟」と言ったのですが、死んでしまってはいけません。人を生かし、自分を生かし、みんなが生き生きと働く職場をつくっていってください。
 ひとつお願いがあります。私たちの職場にも少なからずいるであろうLGBTの当事者、セクシュアル・マイノリティの人たちへの理解と支援です。無理解や偏見にさらされているLGBT当事者の方々の息苦しさを、少しでも和らげられるよう願っています。
 そして、セクシュアル・マイノリティに限らず、様々なタイプの少数者の尊厳が重んじられ、多様性が尊重される社会を目指してほしいと思います。
 気は優しくて力持ち、そんな文部科学省をつくっていってください。
 いろいろ書いているうちに長くなってしまいました。最後まで読んでくれてありがとう。
 それでは皆さんさようなら。
 2017年1月20日 前川喜平

漱石から学ぶ「教育勅語」とアベ政権

2017年05月28日 | 日々思うこと

昨土曜日は上越市立高田図書館へ、「熟慮塾」2017年公開講座を受講のため出かけました。「熟慮塾」の主宰は上越市在住の片岡豊氏(元作新学院大学人間文化部教授)で、日本の転換期を生きた夏目漱石にスポットを当て、漱石生誕150年の「日本の近代史」を振り返える3年目を迎えた中高年に人気の講座です。

あえて“熟慮”する機会をと今年の第1回目は漱石と「教育勅語」、漱石と「日露戦争」「日本帝国主義」「天皇制」「第一次世界大戦」と続く5回講座です。この日は「教育勅語」とあって、先ず「教育勅語」を読むことからスタートです。

亡き母がよく「朕󠄁惟フニ、我ガ皇祖皇宗国ヲ肇ムルコト・・・」と言っていたので、私もその意味も分からずに憶えていましたが、講座では「教育勅語」の史的意味や、近代教育史を学ぶことができました。終了後は友人らと講師を交えてのコーヒータイムで、幾つになっても“生涯学習”を実感です。

ところで東京のお土産といえば名菓「ひよ子」が知られていますが、期間限定の北海道産の小豆餡と和三盆糖、天草の塩の「塩ひよ子」を上京の時に求めています。いつも口に入れるときに最初に頭からパクンといくか、お尻からかと迷いながらの可愛い「ひよ子」で、5個入り五角形の箱も中が仕切られているので小物入れにも重宝です。

そして「ひよ子」といえば4月からスタートのNHK朝ドラ「ひよっこ」、集団就職で上京した“金の卵” のヒロインが、自らの殻を破って成長していく波乱万丈の青春ドラマです。今までほとんど見ることがなかったのですが、時代背景が1964年の東京オリンピック前後だけにこのところ視聴です。来週辺りではオリンピック後の不況が背景で、2020年東京五輪の後の日本を考えてしまいます。

その2020年までに憲法改正をと言い出したアベ首相、現憲法は古く時代に合わないとか、GHQの押し付けなどの主張を聞くにつけ、背景や歴史から学ぶことがない人たちに危うさを感じてしまいます。そして漱石の国家よりも個人を重視していた教育観と生き方に、没101年のいまでも新鮮さを感じる昨今です。

※26日付けの「ゴマの木」は間違いで、「エゴノキ」という名であることを上越の橋爪ブログで知りました。


流行語大賞は「忖度」「ご意向」「そもそも」と

2017年05月26日 | 日々思うこと

昨日はホンの少しの雨で草木が生き返ったような恵みの雨でしたが、今日の夕方には一時バケツをひっくり返したような雷雨です。隣りの庭の塀沿いに2年ほど前に植えられたエゴノキ、小さな白い下向きの可憐な花がいっぱい咲きました。半日陰でも強く背丈を超える高さになりました。

このところ森友学園問題に続く加計(かけ)学園獣医学部新設問題を注視するにつけ、アベ政権が放つ言葉の劣化に驚くばかりです。さしずめ今年前期の流行語大賞に「忖度(そんたく)」や「ご意向」、「そもそも」などはいかがでしょうか。(笑)

権力を一度握った人たちは、自らの立場を守るためどんなことだってやってのけるのは国も地方も同じで、国民のための政治から遊離し有権者の監視力低下と共にさらに暴走の一途です。

「共謀罪」(テロ等準備罪)法案をこんなに急いで通す必要があるのか、テロ対策のため成立しなければオリンピック開催ができないとまで言い出す菅房長官、私たちの暮らしは市民監視社会から密告社会へと向かうことでしょう。そして未来の子どもたちにどういう影響があるのかと、素朴な疑問をいだいている人が多いようですね。

自由法曹団でも分かりやすいリーフレットを発行し、ネットからも注文ができます。http://www.jlaf.jp/html/menu2/2017/20170420131218.html


「共謀罪」法案、国連軽視の日本政府

2017年05月24日 | 日々思うこと

昨23日、衆議院本会議でとうとう「共謀罪」(テロ等準備罪)法案が与党などの賛成多数で可決され、世界に恥をまき散らす日本政府よ、恥を知れ!」の思いです。採決の前に、国連プライバシー権に関する特別報告者から「共謀罪」に関する法案はプライバシーや表現の自由を制約するおそれがあると懸念を示す書簡を安倍首相宛てに送付されています。

この公開書簡は国連の人権理事会から任命され、プライバシー権の保護を任務とするジョセフ・ケナタッチ氏からで、「新法案では、犯罪を立証するため国民への監視を強化する必要がある場合に、適切にプライバシーを保護するための新たな特定の条文や措置が盛り込まれていない」と指摘し、「プライバシーや表現の自由を過度に制限する恐れがある」と懸念を示しています。

一連のメディア報道では、TV朝日「報道ステーション」で法学者であるケナタッチ氏が、「日本政府はいったん立ち止まって熟考し、必要な保護措置を導入することで、世界に名だたる民主主義国家として行動する時だ」と訴えていることへ、菅官房長官は「不適切だ」と反論したことを取り上げていました。

また真宗大谷派では、市民の日常生活に重大な制約をもたらす恐れがあると、「テロ等組織犯罪準備罪(共謀罪)法案に反対する声明」を発表しています。http://www.higashihonganji.or.jp/news/important-info/19796/

ところで創価学会初代会長の牧口常三郎氏(新潟県柏崎出身)は、戦時中に伊勢神宮の神札をまつることを拒否、治安維持法(共謀罪)違反で逮捕・収監されております。学会員には広く尊敬されているはずの初代会長が獄中で転向を拒否し獄死したことを忘れてしまったのでしょうか、公明党は情けない賛成討論でした。

そして「共同」の世論調査では、政府説明に十分だと思わない人たちがこんなにいるこのに、どうして国会では民意が反映されず数の力で決まってしまうのかと、民主主義の根底が崩れてゆくことを痛感の終日です。


運動会、走る子どもたちとアベ政権の暴走と

2017年05月21日 | 日々思うこと

「共謀罪」のことを考えると気分はブルーで、19日は国会議事堂近くにいながら、最終の新幹線にすればよかったと後悔先に立たずです。翌土曜日は孫たちの運動会(スポーツフェスティバル)へ、朝9時の気温24度の中をこちらは迷わずに出かけました。青空の中の“運動会日和”で大勢の家族連れでいっぱいで、海からの風が吹き抜ける松林に腰を下ろしての観戦です。

全校児童は「赤・白・青」の3グループに分かれて、午前の部では地域がら「竹のからかい」という団体競技が毎年行われています。長い孟宗竹を各陣地に引っ張り合い勢い余って転んでしまう光景もあるなど、炎天下での校庭はシャッターを押した直後は砂ぼこりでかすんでしまいました。

今年の運動会では孫たちにちょっとした“奇跡”がありました。午前の部で下の孫は80メートル走で何と1位に・・・。午後から太陽がジリジリと焼け付く中、上の孫は100メートル走でこれまた1位にゴールです。二人ともカケッコは得意ではなく、いつもビリの方でしたので家族でビックリです。

この勝因(?)の一つに以前、NHKで陸上競技の元オリンピック選手が子どもたちに走り方を教えている番組を見たことがきっかけです。走る姿勢が大切で、特に下の孫はいつもヘッドアップでしたので指摘をしてきました。何よりも二人とも、今までとは顔つきが違い真剣に走っていたことで、ビリでもいいと思っていただけに目を細めるひと時です。

何処の学校でも児童数が年々減少の一途で、30年ほど前の娘たちの頃からは半数になり、「赤・白・青」に黄色がない寂しさを感じながら、閉会式を見ずに帰宅です。3時半過ぎに所用で出かけましたが、この日の糸魚川の最高気温は27度で暑さのためか熱中症になったようで家に戻ることにしました。

その後、夕方には庭の草花への水遣りで、黄色いカキツバタ(アヤメ?・・・)が咲き出していることを発見です。これは4年前に隣りの畑に植えてあった株を、娘家族の新築工事を機に庭の隅に仮植えしたもので、生ゴミ処理容器コンポストの傍とあって栄養満点で、今年は黄色い花をたくさん咲かせてくれました。

ところで孫たちの走る姿勢に、アベ政権の立憲主義の理念への無理解と挑戦への暴走に憤りと危うさを感じながら、日曜日は外出を控えて明日へのエネルギーを蓄積の休息日です。http://www.kanaloco.jp/article/252495 @カナロコ・神奈川新聞


「共謀罪」法案、議論が充分なされたのか!?

2017年05月19日 | 日々思うこと

全国的な晴れマークの19日、月刊『食べもの通信』編集の研究会会議で上京、北陸新幹線「はくたか」で長野まで行き、「かがやき」に乗り換えてのいつものパターンです。朝の糸魚川駅舎から、遠くにまだ真っ白い白馬連峰を望むことができる爽やかな青空です。

この日の都心も暑く、役員会議は定刻の5時少し前に終了し、編集委員長M子さんより夕方からの国会前での「共謀罪」反対行動へ参加しようと呼びかけがありましたが、私は迷いながらも帰途に着くことにしました。ところがここからが大変で、やっぱり国会前に行けばよかったと悔やみながら、先ず地下鉄大手町での乗換えで間違えて東京駅とは逆の淡路町へ・・・。

やっとの東京駅では、買い物もあったのでいつも歩くコースと少し外れたエレベーターに乗ると、とんでもないフロアーに着いてしまい、慌てて「ホーム~かいさつぐち~B4」の表示ボタンを何度も押して行ったり来たりです。こんな時は一番最初のもとの所に戻ることが肝心ですね。

買い物を早く済ませたので、新幹線ホームでは「かがやき」に乗車予定を、20分出発の早い「はくたか」に乗車することにしました。これで長野で乗り換えなしで帰れると甘く考えていたことが最悪で、長野からの私の「はくたか」座席指定は他の人が長野まで座っており、他の席も当然のことながら空いているはずがありません。結局、車掌さんに訳を話して出入り口傍の席へ、後悔しきりの大失態です。

帰宅して夜のニュースで本日の衆院法務委員会では、自民、公明両党と日本維新の会の賛成多数で「共謀罪」法案が強行採決したことを知りました。政府・与党は23日にも衆院を通過させて参院に送付し、今国会で成立させる方針です。「共謀罪」法案については疑問だらけで、金田法務大臣答弁も曖昧で議論が充分になされておらず、数の力での強行採決は一つ道を間違えばとんでもないことになってしまうことを一日の出来事と重ねました。そして今朝の爽やかさが吹っ飛んだ、心身ともに疲れ切った反省しきりの終日です。


風薫る5月、“みんな違ってみんないい”

2017年05月17日 | 日々思うこと

今日も昨日同様の朝からどんより雲で、糸魚川W選挙が終わって一ヶ月が経過し、改選後の初めての臨時議会とあってパソコンでネット中継を視聴です。正副議長をはじめ特別委員会の設置や常任委員会に至るまで、「休憩」が多くその度に6階の委員会室での話し合い(会派による駆け引き?)・・・、私はその合い間に家事をこなしながらPCデスクと行ったり来たりです。

午後2時過ぎに糸魚川駅へ・・・、新幹線改札口から見る市庁舎はいつもと変わらぬ光景ですが、背景の頚城の山々は雲に隠れたままです。庁舎最上階の7階本会議場も、これまでと変わらぬ何だかグレーゾーンのように思えます。

この季節は暑からず寒からずで庭仕事にもキリがなく、花が終わったツツジの花柄摘みや剪定など時間がどれだけあっても足りません。ご近所の藤の花が見事なので早く写真をと思いながら数日が経過し、昼過ぎに愛犬と通って見ると残念ながらすでに花は終わり散ってしまいました。

ところが木の根元近くの日陰に遅く咲き出した風に揺れる一房(?)を発見、子どもたちのカケッコ競争でビリでも懸命に走るその姿と重ね“みんな違ってみんないい”とシャッターを押しました。

ところで今週土曜日は孫たちの小学校の運動会(スポーツフェスティバル)で、薫風とともに校庭から予行練習の声が伝わってきます。そして今日17日は父親の祥月命日で、21年前を思い出しながら“いのちのバトンタッチ”をかみ締める感謝の一日です。


沖縄本土復帰から45年と「母の日」と

2017年05月15日 | 日々思うこと

沖縄の施政権が米国から日本に返還された「沖縄県の本土復帰」から45年、施設面積の割合は1972年の58・7%から、最大で75%にまで膨らみ、基地の過重負担がのしかかったままの45年間です。

NHKをはじめとするメディアの伝え方を注視で、産経新聞は「沖縄返還45年“県民大会”…実態は反基地集会」と報じていますが、沖縄県民にとっては基地がある故の事件・事故が続発ですから、反基地集会は当然のことでは受け止めました。

朝日新聞は「光と影 観光急成長・子の貧困率最悪…」ですが、沖縄タイムス社説は「復帰45年 子宝の島で 問われる次世代育成力」で、沖縄が持つ全国一の指標の中でも際立つ出生率の高さを取り上げ、“子に勝る宝はない”との価値観です。

昨日曜日の「母の日」に上の娘からは鉢植えのラベンダーのプレゼントで、いくつになっても嬉しいもので目を細めるひと時です。

そして今日は朝から気温上昇の中を上越市へ、穏やかな日本海を横目に沖縄に思いを寄せながらの運転です。下の娘と久しぶりのランチで、ブティックで麻のシャツブラウスのプレゼントです。ただし予算オーバーということで私が半分負担でしたが、それでも嬉しい「母の日」です。

ところで「共謀罪」はメールやラインも対象とされ、核兵器廃絶にも背を向けるこんな日本政府を次の世代にバトンタッチすることはできないと思いを新たにしました。そして沖縄を忘れて遠くのことと思う国民性と、夜のNHKニュース9では「本土と沖縄の格差」と経済性を中心に伝えています。


市民監視の共謀罪にNO!

2017年05月13日 | 日々思うこと

一昨日は珍しく午前中に「共謀罪NOO!」と早々の書き込みでしたが、本日の「市民と野党の緊急合同街頭演説」で、「共謀罪NO!」を見てとんでもない間違いに気付き、いくら横文字に弱いといってもお恥ずかしい次第です。

朝降っていた雨も家を出る頃にはポツポツ状態で、上越かに池交差点に着く頃には傘をさすほどでもなく一安心で、定刻前には緊急の呼びかけにも関わらず多くの人たちが集まっています。

 

交差点では各人が横断幕やプラカードを持って、ざっと数えて90人ほどでしょうか、街宣車の上からは各野党代表が一般市民も監視される「共謀罪」の訴えです。

共同代表の馬場弁護士が上越市名立区(旧名立町)の山奥で坂本堤弁護士の遺体が発見されたオウム真理教による坂本弁護士一家殺人事件にふれたので私は「??」です。当時、馬場弁護士は司法試験の勉強中だったそうで、警察が捜査をオウム真理教に向けていたら、次の松本サリン事件は起こらなかったと・・・。

さらに松本サリン事件も、警察は疑いの目をオウムではなく一般の河野義行さんに向け、ここでも捜査のベクトルをオウム真理教に向けていたら東京地下鉄サリン事件だって起こらなかったと・・・。

最後に「テロ対策が必要だというんだったら、先ずは警察の体質を見直すべきなんです。新しい器をつくれば何でも解決できるなんてのは大間違いです。監視される対象は、市民の日常生活ではない、警察や国家権力の中身なんです。」と、弁護士ならではの説得力と力強さが伝わって納得です。

集会後は近くで、KさんFさんと軽食をしながらの憲法談義です。そして先日の衆院法務委員会、「写真を撮りながら歩く行為はテロ等準備罪の“下見”にあたる」と言う金田法務大臣、デジカメ持参での散歩も要注意ですね。

帰宅してからパソコンに向かい「NOO!」を直して、「坂本堤弁護士一家殺人事件」を検索wikipedia、改めて事件の悲惨さが伝わってきました。いま声をあげる国民を萎縮させ、市民監視の「共謀罪」法案と治安維持法とを重ねる一日の終わりです。


「共謀罪NO!」と声を上げねば・・・

2017年05月11日 | 日々思うこと

2020年の東京五輪・パラリンピックを憲法改正の目標期限と位置づけたアベ首相、「アホノミクス」と批判し続けているエコノミストで同志社大学浜矩子教授、最近では「ど」が加えられて「どアホノミクス」です。

その「どアホ首相」がアホたる所以の一部が衆参の国会答弁から次々と伝わってきます。過去の政権政党の自民党でもこんな首相はいなかったと呆れ果て悲しくさえなってしまいます。私は共産党党員ではありませんが、YouTube必見の動画です。(約38分)https://www.youtube.com/watch?v=MF8_BWZI00U&feature=youtu.be

この季節にはいつもあちこちから筍(孟宗竹)をいただくのですが、今年はどうしたことかまったくナシです。昨日の昼過ぎ、上越へ出かけた折にJAあるるん畑に立ち寄って、女性が生産者名の小ぶりなものを2本求めました。

レジでは小袋の粉糠も入っており感心しながら、夕方帰宅して包丁を入れるととても柔らかく、根元の方は薄切りにしてキンピラ風に味付けで、隣りの娘にもお弁当のおかずにとお裾分けです。

こんな平凡な日常の暮らしが“幸せ”の原点で、「共謀罪」が成立したらと考えるとぞ~としてしまいます。その「共謀罪」、テロ対策とは真っ赤なウソで一般人も対象になることで、悔いのないように声を上げなければと思う週末の予定です。

 


アホ首相と正念場の「共謀罪」

2017年05月09日 | 日々思うこと

昨日の衆院予算委員会、野党議員に憲法改正への見解をただされたアベ首相、「自民党総裁としての考え方は詳しく読売新聞に書いているので、熟読していただければいい」と・・・。

党総裁と一国の首相との区別もつかないような答弁に「アホではないのか」と思われた人たちが多くいたことでしょう。夕方の「9の日」スタンディングでも当然話題で、参加者らは怒り心頭です。

庭の東側のツツジは本来、薄い桃色でしたが隣りの濃い桃色が交配されて、少しずつ侵食(?)で枝ごと変化で、憲法9条3項に自衛隊保持を加えることと重ねてしまいます。

上記は報道ステーションコメンテーターの憲法学者木村草太さん推薦、「この資料パネル、本当によく整理されていて、感動しました。お忙しい方は、このパネルだけでもご覧ください」のパネルです。 

また本日の神奈川新聞社説、『「共謀罪」は廃案にして出直すべきだ』、こちらは読売新聞以上に熟読してほしい内容です。http://www.kanaloco.jp/article/249671


最悪政権に終止符、今こそ憲法遵守の政治を

2017年05月07日 | 日々思うこと

大型連休後半の昨日は朝からの雨模様で草花には程よいお湿りでしたが、今日は黄砂で海も山も街中もぼんやりと覆われています。今どうしても書きとめておかねばならないことに、一国の首相が改憲発議の権限がないのに「2020年までに」と、ここまで踏み込んでいるおかしさです。

例えば、憲法9条1項2項をそのままにして、3項に「前2項の目的を達するため、日本国民は自衛隊を保持する。」と加える点や、「教育の無償化」を新たに謳うといった提案は、すべて事実上9条の本質を変更するための“政治的な方便”で、すでに多くの心ある人々が見抜いている通りです。

見抜くといえば真冬の雪に覆われた庭のスヌーピーで、ご覧の石燈篭の仕業で今までこんなことにも気が付かなかった自分自信を恥ずかしく、咲き出したツツジと一緒に撮りました。

昨夜はNHKスペシャル「日本国憲法 70年の潮流~その時、人々は~」を視聴です。また憲法調査に「待機児童が多いので憲法を変えた方がよい」とコメントの若者に驚きです。それは憲法を変えなくとも法律で対応ができ、今こそ憲法を遵守することを政治に求めるべきではと考えます。

そんな中で、ノーベル賞物理学者の益川敏英教授が、アベ首相の憲法遵守義務違反に「最悪政権に終止符を」とYouTube 動画で訴えています。https://www.youtube.com/watch?v=UhbfneFCuEI 


こどもの日は中の俣へ

2017年05月05日 | 日々思うこと

今日は1948年に制定された「こどもの日」、祝日法2条によれば「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福を はかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨であると・・・。

朝から気温上昇の中を先月30日に全焼した上越市のM子さんの火災見舞いへ出かけました。友人Fさんと合流し市営寺町駐車場にマイカーを止めての便乗で、谷をいくつも越えて山のまた山奥、中の俣地区へ30分程でやっと到着です。

M子さんの家は見る影もなく、避難している少し離れた家でご夫婦とお会いし、初期消火がいかに大切か、家庭での消火器設置の必要性や消防車が到着するまでの地域防災力など、貴重なお話しを伺うことができました。

そして中の俣の山々は眩しいほどの新緑ですが、写真を撮る気分にもなれず集落を後に山菜採りの人たちの多さに驚きながら、またカーブが続く山道を下山(?)です。

遅めのランチは山麓線から少し入ったバラの花が自慢の「びんのかけら」へ、店内が混んでいたのでテラスで青空を見ながら美味しいピザとコーヒーをいただき、しばしの“憲法談義”です。次はバラの開花に合わせて訪れるのが楽しみです。

汗ばむ中を3時過ぎに渋滞の国道を走り帰途に着きましたが、名立や能生の道の駅は車でいっぱいです。4時過ぎに帰宅すると、家の近くの昨夏完成した須沢オートキャンプ場は、隙間がないほどのテントがいっぱいです。夕方とあって、あちこちで家族連れでのバーベキューですが、日中は海岸でヒスイ探しや魚釣りを楽しんでいるのでしょうか。

「こどもの日」の隣りの孫たちといえば、上の孫はサッカーの試合で連日、上越市頚城区や柿崎区へ遠征で、夕方には真っ黒に日焼けして親子で帰宅の大型連休後半です。


憲法施行70年と「原子力マフィア」と

2017年05月03日 | 日々思うこと

今日は憲法施行70周年の憲法記念日で、地方自治法施行70周年でもあり、この自治法では地方公共団体は住民の福祉の増進を図ることを基本として、最小の経費で最大の効果を上げることを謳っています。さて身近な自治体職員や市議会議員らは、地方自治法をどれほど認識しているのかと首を傾げることも度々です。

NHK10時5分から、憲法記念日特集「施行70年いま憲法を考える」にしばし耳を傾けると、「日本国憲法はGHQが作ったもので、改憲してよい国にしょう」と公共の電波で主張する国会議員の歴史認識にあ然としました。

アベ首相といえば本日、都内での憲法改正推進派の桜井よし子氏らの集会に自民党総裁としてビデオメッセージを寄せ、「2020年を新しい憲法が施行される年にしたいと強く願っている」と表明です。

私といえば午後から、9条の会と憲法共同センター共催の街頭宣伝に参加で、市内の西は青海地域から東は能生地域までの5ヵ所で「生命と人権・・・、平和憲法を守ろう!」と声を上げました。 

忙しい日が続く中で四季折々の花たちに癒されます。玄関先の木洩れ日の日本桜草は今年も咲き出し、暑さに弱いビオラもまだまだ元気です。

ところで浪江町の森林火災の続きですが、この緊急連絡は東京電力で賠償を担当していた元社員の一井唯史さんからでした。人が住まないところでも監視するということは“未来への責任”で、今回の山火事で灰になった放射性物質は小さく凝縮されて拡散される危険性が高く、国と自治体の責任の重さは言うまでもありません。

また原発事故による収束・復興の困難さがチェルノブイリやフクシマで痛いほど分かっていながらも、国民の命を踏み台にしておカネを重視する「原子力マフィア」がいるこの国の構図を考えてしまう大型連休です。山ほどある原発の天下り先にビックリです。http://79516147.at.webry.info/201612/article_165.html


皐月5月の暗いニュース

2017年05月01日 | 日々思うこと

五月晴れとはならない小雨の5月のスタート日です。上越市の友人が連休中に放射線量測定器持参の信州旅行で、上信越道の某PAで高い数値を測定したと写メールが届き、福島原発事故による影響拡大にビックリです。

そして今朝の新聞で、昨日午後に上越市内の中山間地の友人M子さんの家が火災という悲しいニュースです。9条の会や男女共同参画社会の推進活動を長年取り組んきた友人だけに言葉がありません。

そんな中で昼近くに、福島県浪江町の帰宅困難地域の森林で29日午後、火災が発生という知人のfbから飛び込んできました。人が立ち入れない区域だけに除染もされておらず、放射性物質の拡散を案じます。本日の昼のNHKニュースでは、自衛隊によるヘリコプターでの消火活動で、延焼面積がさらに広がっていることを伝えていますが、放射性物質の拡散についてはスルーです。

5月といえば鯉のぼりですが、街なかを歩いても屋根より高い鯉のぼりを見ることがないご時勢です。3年前に上越の孫の誕生で、部屋に飾れる職人手づくりという木製の鯉のぼりを求めましたが、これがなかなか良くできており、いろいろなカタチに組み立てられ、20数センチ程の四角い木枠にすべて収まるので感心しきりです。

ところでアベ首相といえば憲法改正に意欲的で、北朝鮮情勢の緊迫化を背景に日米同盟を誇示する海上自衛隊の護衛艦「いずも」が本日、房総半島沖で米海軍の補給艦と合流です。安全保障関連法に基づき米軍の艦船などを守る「武器等防護(米艦防護)」を初めて実施という暗いニュースです。

明日は全国的に日本晴れの予報ですが、私の心はブルーで晴れそうもない一日の終わりです。