すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

上越市議選、原発再稼働アンケート

2020年04月21日 | 地震・原発

市民団体「つなげよう脱原発の会・上越の輪」が26日投開票の上越市議選の立候補予定者36人(定数32)へ、柏崎刈羽原発についての公開質問を行い、去る14日に結果が公表されました。

設問は5項目で、①原発避難計画、②三つの検証、③再稼働、④廃炉、⑤核のゴミの地層処分場で、36人中13人が無回答であったことに驚きです。その賛否はともかく、上越市と隣接する原発は市民生活と直結し、無回答という候補者の多さを有権者はどのように捉えているのでしょうか。

集計結果を注視しながら、これが人生最後の新聞投稿になるであろうと力を振り絞り、翌15日に上越タイムス「ひろば」へ送りましたが、告示日も迫り差しさわりのある内容だったようでどうも“ボツ”になってしまったようです。

最後に(前・中断省略)『また今回の市議選で女性候補者がこれまでにない多さに目を見張りますが、“いのちを生み守り育てる”女性であっても、必ずしも原発問題に関心が高くないことが明瞭になりました。住民代表の市議会議員となれば再稼働への賛否はともかく、市民にとっては避けて通れない大事な問題であることは言うまでもなく、さらなる研さんが求められているのではと受け止めております。

「3・11」東日本大震災における東京電力福島第一原発事故をみれば大きな“負の遺産”となって取り返しが付かないことは一目瞭然ではないでしょうか。

女性候補者に限らず、市民からの付託を受けての4年間の議会活動は何よりも「生命尊重を行政の基本姿勢」として、日和見議員であってはならないことを上越市議選を前に期待するものであります。』と・・・。

日陰にも強い庭のクリスマスローズの花が咲いたのでと娘が飾ってくれました。下向きに咲く控えめな花だけに愛おしさを感じます。

gooから届く一週間のお知らせで、元気のない時ほど訪問者が多いと励みになり嬉しいものですね。ありがとうございます。ページビュー数3949 PV訪問者数 2064人 そのgooから重要なお知らせとして、「2020年5月20日付けで、gooID利用規約を改定させていただきますのでお知らせします。」と届きましたが、さてどうしたらよいのか分からず困っています。


東日本大震災から9年目の政治責任と原発事故は“負の遺産”

2020年03月11日 | 地震・原発

あれから9年目の「3・11」を向かえ、朝からNHKだけでない特集番組に聞き入りる一日です。未曾有の大震災の犠牲者は2万人を超え、未だに故郷に戻れない避難者は4万人に及び、復興から取り残される被災者が続出している深刻な実態に政治の責任を痛感です。せめて世界に類を見ない福島第一原発事故さえなければもっと違っていたはずではと胸が痛みます。

一昨日書き込みの大熊町の「中間貯蔵施設」も30年後に福島県外に最終処分という計画ですが、誰が30年後の責任を約束できるでしょうか。2013年の東京五輪誘致で、アベ首相は「汚染水はアンダーコントロールされている」と世界へ発信し、「私が保証します」と言っていたことを思い出し、その無責任さに呆れるばかりです。

その原発事故による建屋などから発生する汚染水、タンクも2022年夏ごろに満杯になる見通しです。トリチウムを含むこの膨大な量の放射能汚染水を政府は、処理済みとして水で薄めて海に放出することを有力な選択肢としていますが、地元の漁業関係者の猛反発は当然のことで課題山積です。

また原発敷地内のタンクが増え続ければ、溶融燃料(デブリ)の取り出しなど廃炉の重要な作業に支障が出かねず、先送りのツケは重く原発事故は“負の遺産”としてあまりにも大き過ぎることが伝わってきます。

そして2011年3月11日2時46分、私は会議を終えて市庁舎の5階の議員控え室で立っていられないほどの大きな揺れを感じました。その後、4階の総務課へ降りて行くと、信じられないような津波の映像を目にしたことが鮮明な記憶です。風化させてはならない「3・11」、同じ事故を繰り返さないためにも“脱原発”を貫かねばと再認識の終日です。

東京電力HP「処理水ポータルサイト」汚染水の現状は安全性一点張りのサイトです。 http://www.tepco.co.jp/decommission/progress/watertreatment/


福島原発事故の「中間貯蔵施設」で消えるふるさと

2020年03月09日 | 地震・原発

今日は朝から穏やかな4月の気候です。学校が全国臨時休校になり一週間が経過し、隣りの孫たちは退屈もせず(?)何とか元気に過ごしているようで、久しぶりに上の孫が夕方、私の“安否確認”にやって来ました。

去る4日の参院予算委員会で森ゆう子議員(新潟県選出)が、国の各省庁で備蓄するマスクが約743万枚にのぼり、これをなぜ緊急用に供給しないのかとの質問で、アベ首相は「これらは各省庁の備蓄で、外に出すのを前提とした備蓄ではない」と説明でした。日本中が新型コロナウイルスによるマスク不足の昨今、医療機関を優先になぜ緊急用に配布しないのか、ではいつ使う予定なのかと首を傾げてしまいました。

7日(土)夕方のTBS報道特集「東日本大震災から9年~放射性物質処理の現状」を視聴し、夜11時からETV特集選「中間貯蔵施設に消えるふるさと~福島 原発の町で何が~」に釘付けでした。福島県内の「除染」作業で出た“原発事故のごみ”は東京ドーム11杯分、その全てを住民の帰還が困難な原発のそばに集めて保管する「中間貯蔵施設」の建設が進む大熊町や双葉町です。

イラストは環境省中間貯蔵施設情報サイトより。

福島県外で最終処分するまでの30年、ここに仮置きする計画で予定地の地権者は2360人で、すでに7割が国へ土地を提供する契約を結んでいるそうです。事故で家族を失い故郷を追われ、人生をかけて築いた大切なものを失うという厳しい現実に、どう向き合ってきたのか胸が詰る番組で、原発のゴミも処理できない原子力発電所にもはや再稼動などはあり得ないことを痛感です。  

そんな中で、福島県飯舘村で暮らす前原子力規制委員長の田中俊一さんの「原発はいずれ消滅します」にハッとしました。 https://mainichi.jp/articles/20200306/dde/012/040/020000c?cx_fm=maildigital&cx_ml=article


「福島を忘れない!」TBS報道特集

2020年03月06日 | 地震・原発

このところの“寒の戻り”で、今朝も気温低下ですが日中には少し上がってきました。三寒四温を繰り返しながら、桜の開花が伝わってくることでしょう。

もう間もなく3月11日を向かえる中で、新型コロナウイルスに忘れられそうな福島第一原発事故です。

明日7日(土)、夕方のTBS報道特集は【東日本大震災から9年~放射性物質処理の現状】 です。東日本大震災の発生から9年。被災地で人口減少が進む中、未来を担う人材を育てる取り組みを岩手県大槌町で取材。一方、福島第一原発に溶け落ちた核燃料デブリの取り出しは?大量の汚染水と汚染土の処理は?現状を報告を特集です。https://tver.jp/episode/69243386

そしてgooから届いた一年前のブログです。花粉症と2つの裁判と 

<4日書き込みの追記> 

※トイレットペーパー無料配布は1階カフエ96(学割あり)でも続行中、 営業時間 土、日曜日11:00〜17:00 新潟県糸魚川市大町1-1-34 0255-55-7096 (糸魚川駅日本海口の左のビル1F通路奥)

※市内小学校の児童クラブでは、給食ではなく昼食を用意で、希望があれば土日曜日も開設です。(事前申し込みが必要)


朝まで生テレビ「原発再稼働」と橋本桂子さんの訃報

2020年02月29日 | 地震・原発

2011年3月11日から間もなく9年、深夜の「朝まで生テレビ」は福島原発事故が風化する中、日本のエネルギー問題について、政府、国民はどうすべきかの徹底討論!『激論!福島の現状と原発再稼働と新型コロナウイルス対策について』です。先ずアベ首相の全国一斉の「休校要請」と新型コロナウイルス対策について約30分近くの討論からスタートです。

※司会は田原 総一朗、パネリストは片山さつき(自民党・参議院議員) 福島みずほ(社民党・参議院議員) 飯田哲也(NPO環境エネルギー政策研究所所長) 石川和男(政策アナリスト、元経産官僚) 江守正多(国立環境研究所地球環境研究センター副センター長) 木幡ますみ(福島・大熊町議会議員) 澤田哲生(東京工業大学先導原理力研究所助教) 三浦瑠麗(国際政治学者) 吉川彰浩(一般社団法人AFW代表理事、元東京電力職員) 吉野実(テレビ朝日報道局原発担当)

いまだ約4万人が避難生活の福島・・・、原発廃炉作業は・・・、火力発電8割の日本・・・、地球温暖化・CO2問題・・・、日本のエネルギー政策 原子力、再エネの可能性と課題は山積です。日本はホントに脱原発できるのか注目の番組で、今夜は朝までしっかりと思いながら、途中でウトウトで気が着けば番組終了でした。

(福島第一原発)

閏年の儲けものの29日の朝、上越市の橋本桂子さん(47) の訃報を知りました。橋本桂子さんといえば「みんなで決める会」共同代表で2012年、東京電力柏崎刈羽原発再稼働の是非を「原発県民投票」でと県内広く呼びかけた行動力の方で、その洞察力の高さにもいつもリスペクトでした。

2018年の知事選の頃に手術をされ回復されたとばかり思っていましたが、先に逝ってしまい残念でなりません。原発のことなど、もっといっぱいお話しをしたかった桂子さん、ご冥福をお祈り申し上げます。


冬将軍の到来と敦賀原発データ書き換え

2020年02月10日 | 地震・原発

深夜から氷点下の冷え込みで、積雪が少ないものの白銀の世界です。このところの寒暖差で私も含めた高齢者は体調管理が大変で、インフルエンザ感染にも要注意です。

そんな冬将軍の到来の中で、南国奄美大島からたんかんが届きました。無農薬栽培でジューシーなたんかんは今年も太陽をいっぱい浴びたオレンジ色に輝き、孫たちやファミリー友人らに少しづつおすそ分けであっという間になくなりそうです。

福井県の日本原子力発電敦賀原発2号機の原子炉建屋直下に活断層があると指摘されていましたが、原子力規制委員会は7日、原電が提示した地質データに不適切な断層データの書き換えがあることを明らかにしました。審査会合で規制委は「元のデータの書き換えは絶対にやってはいけない。倫理上の問題だ」と批判です。

公文書の改ざんは今では珍しいことではありませんが、原子力発電所のデータ改ざんも日常茶飯事になってしまいウソで塗り固められる原子力エネルギーに依存する危うさに身震いの一日の終わりです。

一年前のブログで、行きつけのスーパーの店頭にハウス栽培の山菜が並んでいたことや宮沢賢治を書いていました。

 氷点下の寒さと「宮沢賢治 銀河への旅」


地震列島と原発汚染とIR統合型リゾート事業

2019年12月19日 | 地震・原発

このところ日本列島北から南まで震度3を超える地震が続いていますが、今日も午後3時過ぎに青森県で震度5弱の地震が発生です。気象庁は8年前の東日本大震災の余震との見解ですが、この先も地震に怯える不安な日が続くのでしょうか。

8年前といえば世界最悪レベルの福島第一原発事故ですが、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、福島県沿岸部のスポーツ施設Jヴィレッジ(福島県広野町・楢葉町)周辺で行った放射線調査で複数のホットスポットを確認、最大で地表面接触で毎時71マイクロシーベルト、高さ1メートルで1.7マイクロシーベルトにのぼる放射線量が計測されたことを公表しました。

Jヴィレッジといえば一時、福島第一原発の廃炉の拠点となっていましたが去年7月に営業を再開し、東京五輪聖火リレーの出発地となったもののホットスポットについてはメディアからも伝わることがありません。

またグリーンピース・ジャパンはすでに小泉環境大臣にこの調査結果を通知し、定期的放射線モニタリングと除染を実施するよう11月18日付けで定期的放射線モニタリングと除染を提言です。さらに国際オリンピック委員会(IOC)や日本オリンピック委員会(JOC)、福島県知事でJヴィレッジ代表取締役社長の内堀雅雄氏などにも同書簡のコピーを送付済みです。

写真は周辺で複数のホットスポットが確認された福島県のJヴィレッジで、グリーンピースHPからお借りしました。

ところで本日、東京地検特捜部はカジノを含むIR(統合型リゾート)事業への参入を巡って、秋元司衆院議員の都内の事務所や議員会館事務所も本格捜査というニュースです。IR事業は国家戦略だけに「やはり」の感が否めず、記者会見での菅官房長官といえば「答えを差し控えたい」と述べるにとどめています。秋元衆院議員はIR担当の内閣府副大臣だっただけに、何だかキナ臭さが伝わってきます。

新潟気象台では北陸地方の1ヶ月予報を「気温が高く、降雪は少ない」で、積雪を待ち続けている県内のスキー場は期待はずれでしょうが、歳を重ねると暖冬は嬉しいものですね。そして一年前のブログに目を通しながら、そういえばそんなこともあったなあと思い出す一日の終わりです。 孫と銀杏の出会いと思い出


霜月11月、貧困の格差と家庭用太陽光発電買い取り制度の終了

2019年11月02日 | 地震・原発

消費税増税から一ケ月が経過し、ややっこしい還元制度で庶民の暮らしはどう変わったのでしょうか。相対貧困率(所得税・住民税・社会社会保険料・固定資産税などを差し引いた可処分所得が年間122万円に満たない世帯の割合)が16%、854万世帯という数字です。

この可処分所得の毎月10万円で暮らす人が国内で2千万人およそ6人に1人、さらに生活保護受給者が162万世帯で、そのうち半数が高齢世帯です。今のままだと金持ちはますます金持ちで貧富の差が拡大し、子どもの貧困率も合わせて深刻な社会問題で政治のあり方が問われています。

31日夜のNHKの「時論公論」、「家庭の太陽光買い取り順次終了 再エネをいかすには」を何気なく聞いていて再認識です。10年の期限があっという間に来て、111月1日から家庭用の太陽光発電の余剰電力を高値で買い取る国の支援制度が順次終わるという内容でした。

買い取り制度は、震災・原発事故で再エネの重要性が再認識されて国が始めたもので、太陽光や風力・地熱などの電気は全て事業者の採算がとれる高い価格で大手電力が買い取ってきたものです。当初から問題もあった制度とはいえ、家庭用太陽光の発電量は原発エネルギーに換算すると相当というから“脱原発”、再生可能なエネルギーを拡大するためにも無視することはできません。

リビングのちひろカレンダーも残り一枚です。珍しくモノトーンに近い雪景色で、カレンダー下段には「軍事費を削って子どもたちに」と・・・。

今日は深夜から朝方に冷え込んだものの日中には青空で穏やかな一日で、なかなか進まぬ断捨離に先ずは書籍など一つひとつです。そして時はすべての万物に平等に与えられ、もうすぐ頚城連山に初冠雪が見られるようで、夜にはまた気温が下がる終日です。


神無月10月のはじめの“原発マネー”とムクゲ

2019年10月02日 | 地震・原発

10月に入って早や2日、消費税増税前の混雑からガソリンスタンドなどは閑散模様です。裏庭の茂みの虫たちの鳴き声も少し変わってきたよう気配です。

朝から北朝鮮の弾道ミサイル発射でメディアはニュースに事欠かず、昨日までの韓国内政から北朝鮮です。午後2時から、関西電力会長社長らの二度目の記者会見に耳を傾けました。高浜町元森山助役からの金品受領で断れなかった理由で、岩根社長は「多額の金品を相手に渡すことで自分を大きく見せようとする森山氏独特の権威誇示や自分を中心とした人的ネットワークの維持といった自己顕示欲の表れ・・・」とまで言い出すので、“死人に口なし”とはいえ呆れるばかりです。

庭の管理不行き届きの鉢植えのムクゲが咲き出して、夏の終わりとお隣り韓国の国花の力強さを感じます。よく見ると花びらに蛾(が)や蟻が集まって“原発マネー”に群がる人間と重ねながら、関西電力の金品受領は高浜原発だけのこととは思えません。そして国内の原発が立地する地域はどこも過疎地なので、原発推進に地元の有力者の存在は否めないことでしょう。

本日、小泉環境大臣は就任後はじめて東京電力福島第一原発の現地を訪れ、トリチウムを含む汚染水タンクや中間貯蔵施設の膨大な汚染土を見て回るニュースが伝わってきました。小泉大臣はいつもながらの巧みなコメントですが、早急に政府として有限実行の施策を示さねばなりません。

そんなこともあって、ますます原発はクリーンなエネルギーとは思えず、一年前のブログを読み返す終日です。増え続ける武器購入政権、「ライフサイエンスに投資しない国に未来なし」


9月の終わりの消費税増税前の巷の賑わいと原発

2019年09月30日 | 地震・原発

あっという間に9月も最後になり、今日は市内の総合病院での診察予約日で急いで車を走らせました。まだ9時前というのに駐車場はいっぱいで、待合スペースもすでに大勢の人たちで空席を探すのが大変です。病院に居るだけで何だか疲れてしまい、お昼近くに少し汗ばむ中を、ホームセンターや行きつけのスーパーなどへ立ち寄り買い物です。

明日から消費税率10%ということで平日にも関わらずどこも買い物客で賑わっており、大半の人は洗剤やトイレットペーパーなどを大量に求めています。消費税は30年前の89年に税率3%で導入され、今回はアベ政権2度目の消費税増税です。政府は消費減退による景気悪化を防ぐため来年6月までの期限限定で、キャッシュレス決済によるポイント還元制度を始めましたが、軽減税率といい何だか騙されているような思いです。

騙されているといえば先日の関西電力幹部の記者会見、金品受領について“のらりくらり”で個人情報を持ち出し、違法性はないなどと疑問点が多く残されたままでしたが、八木会長は金銭受け取りについて、自分が原子力事業本部に在籍した06~10年であったと大きな食い違いです。 いずれにして原発推進のために巨額なお金が動いていたことは確かで癒着の構図が露呈です。

帰り道にご近所のOさんの畑の隅っこに彼岸花を見つけました。秋のお彼岸の頃に開花する多年草で、別名「曼珠沙華」は法華経などの仏典に由来し“天上の花”という意味もあるそうです。

明日から10月、秋分の日を境に日没時間も早くなり夕方6時にはもう真っ暗です。大型の台風18号が発生し、北へ毎時20kmで進んでいるという予報です。そして今月も拙いブログを多くの方々に読んでいただき感謝の思いです。ありがとうございました。

追記:首都圏 NEWS WEB「東電無罪判決で指定弁護士が控訴」https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190930/1000037077.html?fbclid=IwAR1d-Q_nTJkQVE4MzSr0j_kbyyd5mXJSqUZRUxY8YPBBmNuMF_teHGc1srw


“平和への種まき”と“トイレなきマンション”原発

2019年09月16日 | 地震・原発

三連休最後はお年寄りを敬うという祝日で、9月もあっという間に半分が過ぎて雨がパラつくどんより雲です。戦争を体験した人たちが年々少なくなって、平和の尊さを今を生きる私たちが守り語り継がねばと、人生の限られた時間の中で“平和への種まき”を続けてゆきたいと思います。

戦後74年間、他国と一度も戦うことなく今日の平和を守り続けてきたのは、世界に誇る平和憲法があったからに他ならず、アベ長期政権下で改悪の危機にさらされています。20日(金)、上越中央法律事務所主催の講演会「憲法のおはなし 檻の中のライオン」が近づいてきました。申し込み制は外され、当日の飛び入りも可能ですので近隣の方は是非ともご参加ください。

駐車場の隅に気が付けば白いニラの花がいっぱいです。どこからともなく種が飛んで来てあっという間に群生で、その生命力に目を見張ります。 

14日土曜日夜のNHKEテレ「原発事故のごみ」を視聴し、東京ドーム11杯分の放射能汚染土の中間貯蔵施設で消えるふるさとに胸が詰まりました。30年後の汚染土は福島県外へともいわれていますが、その受け入れ先もなく原発再稼働に前のめりな政府と電力会社に“トイレなきマンション”を痛感する昨今です。

一年前に書き綴ったブログは、gooブから伝わらなければすっかり忘れていたところでした。“平和への種まき”と食料自給率と


深まりゆく秋と自然災害と

2019年09月14日 | 地震・原発

一雨ごとに秋が深まる中で、昨夜は中秋の名月で東の空からまん丸のお月さまが上がって、お団子などのお供え物がないまま手を合わせました。今日から三連休で日中にはまた暑さが戻ってきましたが、台風による被害地のことを思うと大したことではありません。

千葉県内のfb「お友達」から、被害を大きくさせた最大の原因は政府と千葉県の災害対策が決定的に遅れたことであると伝わってきました。君津市内の特養ホームでも、とうとう熱中症による犠牲者が出てしまいましたが、エアコンが動いていたら命を失うことがなかったはずです。それにしても便利さにどっぷりと浸かった暮らし方は、自然災害の一撃でこんなにも崩れることかと痛感です。

ところで米軍の合同台風警報センター(JTWC)では、台風15号の進路を日本より早く正確に予測して3日前に警告していたそうで、かのニュースキャスターの木村太郎さんもNon Fake Newsで「気象庁のことなかれ主義」と言い切っています。自然災害の予測は難しいとはいえ、日本も速くに伝えていたら市民の動きがもっと違っていたはずで、完全復旧まであと何日待てばよいのか他人事ではありません。

裏庭のムラサキシキブは今年もきれいな実を着けています。8月になかなか咲かなかった“いのちの朝顔”でしたが、9月になってから少しづつ咲き出して、昨朝は数個の花が咲きました。これは下の孫が確か一年生の時、小学校からのもらってきた種で、来年もまた咲かせたいと思います。

10日にタイムス紙に原子力発電環境整備機構主催の説明会について投稿した「今こそ脱原発で地球に優しい発電を」が、本日掲載され早くも上越の友人から「読みましたよ」と嬉しい反応です。そして中秋の名月の翌日の今夜、南東の空高く雲の合い間からきれいな満月で、中秋の名月イコール満月でないことを知りました。これから、NHKEテレ「原発事故のごみ」特集を視聴です。gooから届いた一年前のブログです自民党総裁選と「サラダ油ランプ」などに再挑戦 


災害時における政治の役目と福島原発事故処理

2019年09月12日 | 地震・原発

千葉県内に大きな被害をもたらした台風15号は、東京都のお隣というのに4日が経過しても未だに停電と断水が続く大規模災害です。災害対応は一刻をあらそうだけに政府の働きが伝わらず、住民任せ、地域任せ、民間業者任せなのでしょうか。森田千葉県知事の他人事のようなコメントにも呆れてしまいます。

また昨日、君津市の石井宏子市長は市内の状況について、「停電がまだおよそ2万6000戸で続いており、復旧の見通しもまだ聞けていません。10日、県に電源車を要請し、1台来ていただきましたが、まだ足りていない状況です。高齢者施設では断水も続いていて、給水車を要請していますがこちらもまだ足りず、食料も不足してきています。市内の病院では自家発電で対応していますが、燃料が足りなくなっているところもあります。気温が高く非常に深刻な状態です。一刻も早く通電し、地域に水や食料を届けるため全国の皆様に応援をいただけるとありがたいです」と訴えています。

さらに石井市長は今後の対応について、「冷房のある避難所を増やし、電気や水道などライフラインを復旧していきたい。自宅で過ごしている人も多く被害を把握しにくいが、命を守ることを第一に対応していきたい」と話していました。自家発電装置のある施設はともかく、大型発電機の支援があれば、福祉施設や保育所などはどんなに助かることでしょうか。その復旧や支援体制の出遅れに、政治とは何かと考えてしまいます。

メディアといえば昼夜、今回のアベ内閣改造での小泉進次郎議員のサプライズ人事や、韓国叩きでウンザリです。その小泉環境大臣は本日、福島入りで内堀県知事と会談で原発事故処理など耳障りのいい言葉を発信ですが、パフォーマンスに終わらぬよう結果をしっかり出してほしいものです。そして事故検証もままならない中での原発再稼働に固執する東京電力、今回の災害復旧に会社の限界をみる思いの終日です。

14日(土)夜11時からNHKEテレ「原発事故のごみ」特集です。


今こそ脱原発で地球に優しい発電を・・・

2019年09月09日 | 地震・原発

昨日の高レベル放射性廃棄物の地層処分の続きです。説明会では地層処分を行う場所を選ぶ際の科学的特性を考える必要などを映像で説明でした。高レベル廃棄物を4万本以上のガラス固化体にし、地下300メートルに埋設するとのことで、その場所もさることながら地層処分事業は約3兆8000億円と気の遠くなる費用です。

会場では参加者の個人情報保護などを理由に、録音やカメラ撮影が禁じられていたことで、橋爪法一上越市議はいつものようにイラストをさらさらと、見上げるまでの特技です。

ところで「Q&A」資料では、原子力発電コストは他のエネルギーよりも一番安く示され、再生可能エネルギーについては他の電源よりも発電コストが高いとし「発電量は天候に左右されてしまう」、さらに「日本の電力系統に円滑につなぐことができない」と問題ありとされています。何だかバカにされたような記述にビックリで、地元の姫川水系の水力発電所のことが頭を過ぎりました。

東京発電(株)糸魚川水力発電所はS30年に運転開始の水路式発電所ですが、約100メートルの落差で発電される約2億8千万KWHの電気量は一般家庭約7万8千軒に相当し、二酸化炭素(CO2)を排出することなく放射性廃棄物も出ない地球に優しい発電所です。また大規模なダム式発電所とは違い初期投資も比較的少なく、何よりも60年以上も運転していることに目を見張ります。

2017年7月28日、経済産業省資源エネルギー庁により提示された「科学的特性マップ」で、糸魚川市は「輸送面で好ましい地域」と位置付けられましたが、フォッサマグナ静岡構造線のことは考慮されていないことを疑問に思い職員へ伝えました。マップはNUMO原子力発電環境整備機構のHPで見ることができます。https://www.numo.or.jp/kagakutekitokusei_map/

台風15号は記録的な暴風で首都圏を直撃し、日本列島を離れました。今日は午後から厳しい残暑の中を先ず、九条の会糸魚川の役員会へ出かけ、終了後には同じ会場で憲法共同センター拡大役員会と続き、暑さもあってバテ気味です。5時を過ぎての帰途、姫川左岸堤防沿いの姫七水力発電所の放水口から“お役目”を終えて本流へと流れる大量の水に気分も爽やかで、ますます水力発電を好ましく思う一日です。 


高レベル放射性廃棄物の地層処分についての説明会へ

2019年09月08日 | 地震・原発

今日も朝9時にはすでに気温32度で厳しい残暑の中、上越市立高田図書館へと車を走らせました。最初の目的は小川未明文学館で本日まで開催の『大橋秀三建築展』で、館内に大橋先生がおられて娘と一緒に数々の作品の説明を聞くことができました。大橋先生は樹下美術館の設計者ですが、時々出かけるオーガニックの「冬の日」のお店と隣接するオーナーご自宅の設計も15年前に手がけていたことが分かりました。

娘と別れて、午後1時30分からの上越文化会館中ホールでの原子力発電環境整備機構NUMO(ニューモ)主催の『科学的特性マップに関する対話型全国説明会』へと急ぎました。申し込み制で事前にNUMOのHPに目を通して、高レベル放射性廃棄物の地層処分についての説明に臨みました。

本日の上越会場で100回目という対話説明会には30人近くの参加で、4つのテーブルに分かれて最初は映像による地層処分の説明(資源エネルギー庁・NUMO)で、次に各テーブルでの質疑では「できるだけきめ細かくお答えするため」にとスタッフ職員3名が入って進められました。  

会場内では録音・撮影は禁止となっており、帰宅して資料の一部を撮りました。

配布された資料の一つ「よくいただくご質問への回答Q&A」(経済産業省資源エネルギー庁・NUMO作成)での質問、「原子力発電が動いていなくとも電気は足りているのでは」や、「原子力発電のコストについて」、「再生可能エネルギーについて」などの回答は、一週間前の「柏崎原発大集会」での慶應義塾大学金子勝名誉教授の講演とは真逆の見解です。まさに「原発では経済が成り立たないことは明確で、国も電力会社も固執し世界の判断に逆行している。まさに“経済産業妨害省”だ!」を実感する説明会です。

4時に終了し、ビロードのような静かな日本海と眩しい太陽の中を帰途に着きましたが、理解を深めるというよりは消化不良で何だかNUMOに上手く騙されたようで、もう一度資料を熟読です。夜になって岩手県知事選挙は、地道な野党共闘の勝利の嬉しいニュースです。

gooから届いた一年前のブログで、写真の姫川左岸の東京発電(株)姫七発電所の小さな水力発電所が、糸魚川市と上越市全域の一般家庭一年間の発電量であることを説明会テーブルで発言したばかりです。未解決事件と原発と大規模集中型発電