すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

平成最後は上越市樹下美術館からかに池交差点へ

2019年03月31日 | 日々思うこと

今日は平成最後の弥生3月で、朝から低気圧の影響で気温も下がり強風雨で雷まで鳴り出す冬に戻ったような中を上越市へ・・・、先日片付けたばかりのダウンコートをまた出して完全武装で出発です。

最初の目的は頚城区の樹下美術館で、国道8号を東へひたすら走り上越市黒井辺りから、柏崎市との境の霊峰米山(993m)が徐々に近くなって、それだけ柏崎刈羽原発に近づいていることを実感です。

樹下美術館は昨年12月25日の閉館日に訪れてから3か月ぶりで、手入れの行き届いたお庭のハクモクレンなどの木々たちが寒空の中を出迎えてくれているようでワクワク気分です。

美術館では美味しいケーキとコーヒーをいただき、館長の奥さまとしばしの“おしゃべり”であっという間に楽しい時間が過ぎてゆきます。次の目的は上越市かに池交差点で、午後3時に県議選の小山芳元候補の応援に参院議員の福嶋瑞穂さんが来るというので、会いに行くことにしました。

かに池の大交差点は時どき飛ばされそうな強風で、フード付きダウンコート着用でも凍える寒さです。先ず南国沖縄から応援にやって来た「いのちのことをあとまわしにしない」と言う仲村みお県議の演説です。久しぶりにお会いする福嶋瑞穂さんの演説は、いつも“借りもの”でない言葉で再会を嬉しく思いました。

最後に小山芳元候補は長年の実績もあり説得力のある力強い演説です。柏崎刈羽原発再稼働について、候補者6人のうち「NO!」と明確な意見を述べているのは平良木哲也候補と二人だけです。

県議選で投票権があっても無投票に慣れてしまった糸魚川市ですが、上越市で熱くなっての帰途は強風雨で、時どき晴れて太陽が顔を出したりと波乱の道のりで激戦を表しているようです。

ところで平成の30年間を振り返ると、1991年(平成3年)の統一地方選で私は企業城下町での町議会議員に初当選し、早くに土井たか子さんや福嶋瑞穂さんら“筋金入り”の政治家に出会い大きな指針ともなってきました。

またこの頃は国も地方もリベラルな女性議員が多く存在しましたが、平成の大合併によりその数は年々減少し、中身の希薄な“チルドレン”が多くなり今日の政治の暴走へと進んできたことを残念に思う平成の弥生3月の終わりです。


“新しい時代”へ向けての県議選と原発問題と

2019年03月30日 | 地震・原発

昨日は第19回統一地方選県議選の告示で、“新しい時代”へ向けての政治決戦がスタートですが、糸魚川選挙区では平成17年の合併から無競争です。合併前の旧能生町青海町では平成になって一度も県議選がなく、旧糸魚川市では確か平成7年に行われたものの、今日に至るまで無投票当選が続いています。

そんなことでポスター掲示板も寒空の中で黒姫山を背にして寂しそうで、これでは「県政に活力を!」とはほど遠く“精神眠っている街”といわれても仕方がないようですが、お隣りの上越市選挙区は熱くなっています。 

ところで柏崎刈羽原発再稼働について、新潟日報社の候補者へのアンケートで有権者とのズレがあることが伝わってきます。29日付け社説「課題解決へ明確な主張を」、『東京電力柏崎刈羽原発の再稼働には、立地自治体の首長と議会の同意が必要だ。県議会もいずれ同意するか否かを示さなければならない。
 6、7号機は17年、原子力規制委員会から新規制基準適合とされた。国の検査などを通れば再稼働の準備が整う。今回選ばれる県議は任期中に再稼働の判断を求められる可能性がある。気がかりなのは、新潟日報社が立候補予定者77人にアンケートを行い、「判断できず」との回答が40人と最多だったことだ。明確に賛否を示したのは半数に満たず』と・・・。

さらに『このため「県の検証結果が出ていない」という理由で「判断できず」とした回答者が多かったが、これでは有権者の判断材料となり得ない。
 候補者には原発政策への見解や、現時点での方向性などできるだけ自らの考えを示すよう望みたい。』としています。原発再稼働について県民の関心度が高く、これで“新しい時代”への新潟県議会になり得るのかと首を傾げてしまいます。

花冷えの今日の午後、市内をあちこちへと出かけると、国道148号沿いのインターチェンジ近くの数本の桜が開花です。ここは国道を挟んでセメント工場のキルンの暖かさで市内でも一早く咲き出し、今年も桜は裏切ることなく満開に近い状態です。

深夜からの朝まで生テレビ「激論!原発と日本のエネルギー政策」では、パネリストらの意見の食い違いに改めて驚きです。誰一人として責任の負えないものをまだ使えるからと動かそうとすることや、福島第一原発事故の燃料デブリの取り出しが不可能に近いことなども伝わってきました。

また飯田哲也さん(NPO環境エネルギー政策研究所所長)や吉原毅さん(原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟会長、城南信用金庫顧問)の新たな情報での主張が光っていましたが、自民党国会議員ら原発推進論者の呆れる言い分に憤りを覚えながら珍しく最後まで視聴です。パネリスト顔ぶれです。https://www.tv-asahi.co.jp/asanama/sphone/theme/0151/


原発は平成最大の“負の遺産”

2019年03月28日 | 日々思うこと

昨日は気温が上昇し、東京では桜の満開となり桜前線も徐々に北上です。穏やかな中、庭の南天の冬囲いのヨシズを取り外しました。ところがその後、強風が吹き荒れて後悔しきりで、深夜には気温高めながらも雷雨で停電という春の嵐です。

今朝は一気に気温2度まで下がっての肌寒さです。隣りとのブロック塀の半日陰の花壇は北西の風の通り道ですが、クリスマスローズの花が強風にも負けずに力強く咲いています。

平成も残りわずかとあってメディアからニュース総集編などが伝わり、様々なことがあったなあと・・・。戦争で明け暮れた昭和の前半を思えば、平成は他国と争うこともなく平和な時代でもありました。

しかし国策としての原発は平成最大の“負の遺産”で、新しい時代になっても先行き不透明の危うさがあります。そんな中で平成最後のTV朝日「朝まで生テレビ」は原発問題です。3月29日(金)深夜1:25~4:25 (30日午前1:25~)

 『激論!原発と日本のエネルギー政策 “あの事故”から8年… 何が変わり、何が変わっていないのか?! 福島第一原発の現状と課題とは?! 人々の生活は…   これでいいのか?!エネルギー基本計画 暗礁に乗り上げた“原発輸出”… ド~する?!原子力政策 再生可能エネルギーの現状と課題とは?!日本のエネルギー問題を徹底討論!https://www.tv-asahi.co.jp/asanama/sphone/


春を呼ぶ雛人形展と孫とのトランプ“真剣衰弱”

2019年03月26日 | 日々思うこと

昨25日は穏やかな天候の中、市内で開催中の“雁木通りの春を呼ぶひな人形展”へと出かけました。広域商店街27店舗が参加しており、先ず最初に築86年の町屋の旧倉又茶舗で、芥子雛(けしびな)などを拝見です。

15センチ以下の小さな雛を芥子雛というそうで、今年初めてお目見えのフルセットの芥子雛はかなり古そうで推定100年、木箱には「眼楽亭久月」の文字がありました。

こちらの土人形も100年以上も前という珍しいもので、お内裏さまがないことで雛人形ではなさそうですが、とてもいいお顔をしているので惹きつけられました。また旧倉又茶舗で飾られているお雛さまは殆んどが寄贈されたもので、大切に扱われていることが毎年の展示から伝わります。

ところでNHK朝ドラ「まんぷく」もいよいよ最終週になり、このいいお顔の土人形を日清食品の創業者の安藤百福(ももふく)さんの妻の仁子(まさこ)さんと重ねました。

今日は気温14度の暖かさで、上越の孫の子守りに急に行くことになり、上越市の気温はさらに上昇です。幼稚園が春休みの孫と、動物パズルや“かこさとしのからだのすごろく”で、トランプの“神経衰弱”では幼い孫を甘くみていた私はタジタジ状態です。まさに“真剣衰弱”となって、孫の成長に驚きながら夕方5時に帰途に着きました。

国道8号の上越市名立辺りでは、フロントガラスに大きなミゾレが叩きつけて、その後は本格的な雨降りです。朝の穏やかな天候は一変して春の嵐と変わり、気温も低下し薄暗くなった中をやっと帰宅です。そんなことで何だか疲れてしまい、夕食もいたって簡単に済ませてしまう終日です。


桜の開花予想と「国連家族農業10年」

2019年03月24日 | 日々思うこと

今日は寒の戻りの寒い朝で、二日間の編集会議の疲れもあり外出を控えることにしました。午後から隣りの家へ行き、上の孫の小学校生活6年間をまとめたビデオをみんなで視聴です。

また下の孫の4年間学校を休むことなく通い続けた賞状が目に留まりました。インフルエンザに罹患した日以外には、雨の日も風の日も雪の日も一日も休まなかったという皆勤賞で、痩せっぽっちながら元気な成長を嬉しく思います。

写真は昨日の会議を終えて帰途に着く東京駅構内のサウスコートの店頭に大胆に飾られていたソメイヨシノです。横には「本物の桜です」と表示され、行き交う多くの人たちを惹きつけて私も桜の花の持つ力強さに目を細めました。

日本全国のソメイヨシノはすべて同じ遺伝子を持つクローンで、基本的にみんな同じ時に咲くことで桜前線の意味が理解でき、その北上が楽しみです。

ところで二日間の編集会議で何度か発言のあった「国連家族農業10年」、今年はスタート年で農水省は2022年までに農業用ドローンの普及数値目標を公表し、使える農薬を現状の3割増としています。“安全な食料と水と大気の保障こそが政治の基本”という自覚が日本政府にはどうも欠けているようです。

そして一年前の今日は都内目黒川の桜を貼り付けており、“記憶は記録”が伝わります。食と健康をめぐる国策の後退と“感じ、考える”心の栄養


孫の巣立ちの卒業式

2019年03月22日 | 日々思うこと

21日の春分の日は南寄りの風で糸魚川市は気温26度に上昇で県内最高気温の夏日です。この暑さに驚いていたら22日は一気に下がっての寒暖差の中を、孫の小学校の卒業式へと急ぎました。

思えば6年前の入学式では来賓席に座っていましたが、今回は保護者席から目を細めるひと時です。中学校の新しい制服姿の孫に頼もしさを感じ、全校児童が少なくなったとはいえ子どもはエネルギーの塊りであることを実感する巣立ちの卒業式です。

式典を終えてからM校長にお会いし・・・、実はM校長は上越の下の娘が入学した時の2年間の担任であったことで親近感もあり、6年間のお礼を伝えて帰宅です。

4月から孫は、えちごトキめき鉄道での遠距離通学となり、夢に向かって一歩一歩進み、私といえば直ぐに糸魚川駅に向かい、北陸新幹線にギリギリ飛び乗りで『食べもの通信』ロング編集会議で上京です。

写真は2日ほど前に孫たちの家の2階から撮ったもので、桜の木々の蕾も直ぐに膨らんでくることでしょう。日々、孫たちの成長と共に季節の移り変わりを楽しみ、一年で一番わくわくする巣立ちの卒業式の一日です。


早春の河津桜と県議選候補者への原発アンケート

2019年03月20日 | 日々思うこと

昨日の糸魚川の最高気温は15度を超える4月中旬の陽気で、今日も朝から穏やかで桜の蕾が一気に膨らむことでしょう。友人の家の前の北陸新幹線高架橋と平行のえちごトキめき鉄道の線路沿いの道端の早咲きの彼岸桜が満開です。幹の太さはわずが10数センチほどの若木ですが、北風が当たらないことで見事な花ぶりです。

本日の糸魚川タイムス1面でも市内の早春の河津桜が掲載です。「枝垂れ桜の里」として知られる能生徳合地区と美山公園の見事な河津桜で、ソメイヨシノの開花前だけに目を見張ります。そして今年のソメイヨシノの開花は暖冬の影響で平年より一週間ほど早まるそうで、となると後一週間で開花でしょうか。

ところで新潟日報社では4月7日投開票の新潟県議選立候補予定者77人へ柏崎刈羽原発再稼働などについてのアンケートを実施し、19日の本紙で掲載です。原発再稼働を「認める」は3人、「認めない」は野党と無所属を中心に32人、「判断できず」が自民を中心に40人で5割を超えています。新人はともかく現職県議の「判断できない」という回答に、4年間の日和見な議会活動を垣間見る思いです。

また19日(火)配信の毎日新聞で、『除染土8割「再利用可能」 環境省試算 福島県内には抵抗感』の暗いニュースです。東京電力福島第1原発事故後、政府が福島県内で実施した除染で生じた約1400万立方メートルの土のうち、約80%が現時点で土木工事などに再利用可能とする試算を報じています。

行き場所のない核燃料廃棄物や、汚染水のみならず汚染土も全国へ拡散し、何事もなかったかのごとく来年の東京五輪を迎えようとする日本政府に首を傾げるばかりです。誰の目にもきれいな桜の花と、目に見えない放射能汚染の水や土、かって「美しい日本」と言っていた首相の薄っぺらさと政治家の責任が伝わる早春です。


「辺野古基地は日本を守るため」という“日本の狂気”

2019年03月18日 | 地震・原発

18日は春のお彼岸の入りで、朝から気温が低めの肌寒さです。NHKで参院予算委員会集中審議、自由党から国民民主党になった山本太郎議員の辺野古基地建設についての質問にしばし耳を傾けました。

山本議員を苦手なのかアベ首相に答弁を求めているのに、岩屋防衛大臣の「辺野古新基地は米国のためではなく、日本を守るため」と狂気とも思える答弁が続きます。

夕方、外出先の帰り道に姫川桜堤周辺から、雲ひとつない頚城連山を撮りました。桜の花芽もほんの少し膨らんできたような、今月末には開花するのではと目を細めながらの帰宅です。

ところで狂気といえば、ネットから『日本の狂気・・・世界から笑われているのを知らない日本人』をキャッチです。旧ソ連ではチェルノブイリ事故後は強制移住、日本は放射能汚染地域に帰還奨励に“日本の狂気”が伝わってくる映像です。(画面右下に「字幕」マークがあります)https://www.youtube.com/watch?v=9fT7NfJdXhQ&feature=youtu.be

早いもので明日は孫たちの小学校の終業式で、その後は卒業式を迎えます。私は花粉症の中をせっせと“いのちのバトンタッチ”で動き周り、これからは“花だより”をいっぱい書き込んでゆきたいと思う昨今です。

※16日書き込みのCAPプログラムでの「No, Go, Tell」、「Noは拒否する」「Goは逃げる」「Tellは大人(教師や親)に相談する」です。


CAP子どもへの暴力防止と原発廃炉作業と

2019年03月16日 | 地震・原発

今日は小雨降る中、ビーチホールまがたまで「CAPいといがわワークショップ」の開催です。これまで市内の根知小学校など2校で開催されたことがあり、大人向けのワークは初めてとあって不安が募る日々でした。

新潟市からのスタッフによるワークは、午前午後とも参加者を中学2年生の設定で、先ずは基本的人権の定義から分かりやすく、小グループによる話し合いとともに進めら、「No, Go, Tell」の必要性を学びました。

今年度の新潟県デートDV予防啓発事業とはいえ、当市ではまだ市民権のないCAP活動で、日頃子どもの教育相談などに係わる人たちの姿がなかったものの、思わぬ人たちの参加があって嬉しく受け止めました。

ところで午前の部を終えて昼食はスタッフらの希望で、駅北大火復興の街なかの蕎麦処泉家さんへ総勢10名で移動です。私は美味しいとろろ蕎麦をいただき写真を撮ることも忘れてしまい、また午後の部へと会場へ急ぎました。

予定通り午後4時に終了し後片付けを済ませて、北陸新幹線で妙高高原駅経由で新潟に戻るスタッフ4名を糸魚川駅まで見送りです。その後は上越スタッフFさんと駅近くに昨年12月末にオープンした自家焙煎「樵kikori」で、美味しい雑味のないコーヒーと、イチゴあまおうのモンブランをいただきホッと一息です。お店は夜8時までの営業とあって、今日の反省も踏まえてのおしゃべりで、あっという間に時間が過ぎてゆきました。

夜9時からはNHKスペシャル『廃炉への道2019「核燃料デブリとの闘いが始まった」』を視聴です。福島第一原発事故でメルトダウンした3つの原子炉を廃炉にする、世界でも例のない取り組みを記録するシリーズ「廃炉への道」に釘付けです。

事故から8年、廃炉最大の“壁”である核燃料デブリに初めて直接触れる調査が行われ、東京電力や技術者たちを徹底取材で、その“デブリの正体”に迫っていく廃炉作業を注視です。とてつもない歳月と経費を要する廃炉作業ですが、それでもまだ原子力エネルギーに固執する政府には首を傾げるばかりです。

「子どもを暴力の被害者にも加害者にも傍観者にもしないため」のCAP活動、原発問題もしかりで、他人事と傍観していては推進者に加害していることと同じであることを痛感する一日の終わりです。


寒の戻りのホワイトデーと樹下美術館の春の開館

2019年03月14日 | 日々思うこと

弥生3月も早や半ばの昨日は寒の戻りで、家の周りの吹き溜まりには薄っすらと雪を見ることができました。今日も朝から気温が低く肌寒い一日で、隣りの孫たちは給食後には下校です。ホワイトデーとあって、下の孫が自分でムースを作りたいとやって来て、しばしのお付き合いで完成です。

庭の冬囲いの中の鉢植えの沈丁花の蕾を発見です。沈丁花は香り高い花を咲かせる春の代表的な樹木で、数年前に東隣りのWさん宅から一枝いただき挿し木にしたものです。地に植え替えたいと思いながら、ずっと狭い鉢植えのままの愛おしさです。

春というのにこのところの国会中継を見聞きするにつけ、政治家のおぞましさに気分が悪くなってしまいます。13日付け日刊ゲンダイで『麻生氏ポロリ本音 “アベノミクス偽装”は「支持率のため」』と・・・、酷いアベ内閣であることが伝わってきます。

そんな中で、作家の雨宮処凛さん取材・構成による『僕にもできた国会議員』(山本太郎/参議院議員)が4月9日に筑摩書房から刊行です。

明日15日は待ちに待った上越ゆかりの作家の作品を展示する大好きな樹下美術館の春の開館日です。「館長のブログ」から準備が整った様子が伝わってきます。ttps://www.juca.jp/blog/

あいにくと明日は前から予定が入って、翌16日は「CAPいといがわ」のお手伝いなどがあり、楽しみはしばらくお預けです。そして2週間もすると桜の開花が伝わりそうな寒の戻りの一日です。


メディアから伝わる平成最後の「3・11」

2019年03月12日 | 地震・原発

「3・11」の昨日の被災地は朝から冷たい雨で、悲しみの8年目がメディアから伝わり、復興とは忘却でないことを痛感です。時事通信の「東日本大震災に関する世論調査」で、地震で被災した地域の復興が「進んでいない」と47.6%の人が回答で、東京電力福島第1原発事故の被害からの復興について「進んでいない」の合計が74.8%に上っています。

今日は午後からビーチホールまがたまでの「春の市民決起集会」へ出向き、「消費税10%への増税中止!」「アベ9条改憲やめて!」、「原発再稼働反対!」「核兵器禁止条約を批准せよ!」など多くの声に耳を傾けました。さらに今年は「沖縄辺野古基地建設反対!」も上がり、たくさんのパンフなどを持ち帰り目を通しました。

また沖縄タイムスによると、「防衛省は7日、国会内で開かれた野党合同ヒアリングで、地盤が沈下する可能性を認めた」と伝えています。一方で、東京国際空港(羽田空港)や関西国際空港などを挙げ「施設の供用に伴い年月をかけて沈下するのは一般的なことで珍しいことではない」と説明なので驚きです。

9日付け朝日新聞DIGITALでは、「東京電力福島第一原発事故の対応費用が総額81兆~35兆円になるとの試算を民間シンクタンク日本経済研究センターがまとめ、経済産業省が2016年に公表した試算の約22兆円を大きく上回った」と・・・。81兆円の内訳は、廃炉・汚染水処理で51兆円(経産省試算は8兆円)、賠償で10兆円(同8兆円)、除染で20兆円(同6兆円)と試算し、経産省試算との大きな違いが伝わってきます。

いずれにしても復興への道のりは遠く、特に世界で類を見ない原発事故による原子炉からのデブリ取り出し作業には気の遠くなる思いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※CAP・にいがたからの「糸魚川ワークショップ」のお知らせです。

“子どもを暴力の被害者にも加害者にも傍観者にもしないために”

日時:2019年3月16日(土) 1回目 10:00~12:00 2回目 14:00~16:00

会場:糸魚川市ふれあいセンター ビーチホールまがたま 研修室 

◎ワークショップは劇を交えての楽しい内容で、どなたでも参加できます。協力・CAP・じょうえつ )

CAP(キャップ)とは Child Assault Prevention 子どもへの暴力防止

『安心・自信・自由』は、おとなにも子どもにも大切な権利です。おとなは子どもが、いじめ・不審者・虐待・性暴力などの暴力にあうことが心配です。でも心配だからと言って24時間一緒にいることはできません。そんなときにとても役立つ方法がCAPプログラムです。子どもには自分を守る方法を教え、おとなには子どもの持つ力を信じ、どのように支えていくか、また、いじめや性暴力を受けた子どもの話をどのように聴いたらよいか具体的な方法を伝えます。


あれから8年、「3・11」の政治の責任

2019年03月10日 | 地震・原発

昨土曜日は雲一つない快晴のぽかぽか陽気の中、上越市へ車を走らせました。目的は孫のパパが年度末の出勤なので孫の顔を見に・・・、日頃の休日は“おじゃま虫”にならないようにしています。(笑)

市内を東西に横切る北陸自動車道高架橋の向こうには晴れ渡る頚城の山々で、久しぶりの孫とのご対面に花粉症もどこへやらでウキウキです。

孫から元気をもらい、帰り道に山麓線の「ひららぎ事務所」へ立ち寄り、手持ちの『原発再稼働STOP!』ポスターを届けました。4月7日投開票の新潟県議会議員選、原発再稼働阻止を公約として掲げられない候補者も多く、有権者もしっかりと目を開かねばまた同じことを繰り返すのではと痛感です。

帰途の日本海は波静かな春の海で、西の空には驚くほど燃えるような茜色です。やっと国道8号浦本漁港辺りで車を止め、日没直前を撮ることができ山と海の2枚をアップです。

昨夜11時からETV特集「誰が命を救うのか 医師たちの原発事故」を視聴です。福島第一原発の事故発生直後、福島に入っていった医師たちがおり、原発安全神話のもとで事故時の医療の準備はほとんどなく、国の指揮命令系統は混乱に陥っていたことを取り上げていました。

放射能汚染された住民の対応や、原子炉爆発で負傷した自衛隊員の治療など、最前線で奔走した医師たちには、命をめぐる重い判断がゆだねられ、NHKが独自に入手した数千に及ぶ医師たち自身の撮影による写真と映像から、当時の医療現場のすさまじい実態が伝わります。

また原発敷地内の汚染水タンクは962基、総量は100万トンを超え、トリチウムを含むこの膨大な量の放射能汚染水を政府は海洋に薄めて放流することを計画です。地元漁業関連者らの苦しい選択と、東京電力への不信感も丁寧に取り上げており、自民党ら原発推進者こそ必見の番組でした。

ANNより借用

さらに2013年、東京五輪誘致でアベ首相は世界へ「汚染水はアンダーコントロールされている」と発信し、「私が保証します」と言っていた映像を見るにつけ、国民だけでなく世界の人々へウソをついていることにも怒りを覚えるひと時です。

今日はドンより雲の日曜日、隣りの上の孫は昨日からパパと志賀高原スキー場に、下の孫はママと根知シーサイドバレースキー場へ・・・。私は「3・11」に思いを寄せ、夜9時からのNHKスペシャル「終(つい)の住みかと言うけれど…~取り残される被災者~」を視聴です。

震災から8年が経っても壊れたままの家に住む在宅被災者たち、復興から取り残される被災者が続出している深刻な実態に政治の責任を痛感です。そして私たちは何ができるのかと考え、8年前の「3・11」を“忘れないこと”もその一つではと思う、南よりの風が強まってきた終日です。


悲しみと憤りの福島と「法の支配」を知らぬアベ首相

2019年03月08日 | 地震・原発

東日本大震災からまもなく8年、NHKでは関連番組を連日放送しており、できるだけ視聴するようにしています。昨夜は10時からNHKクローズアップ現代「除染ごみが軒先や庭に今なお10万か所以上!撤去出来ない訳」で、福島には今も民家の軒先や駐車場にはシートに覆われた“除染ごみ”が10万か所以上そのまま残されており、なぜ撤去が進まないのか実態に迫る番組でした。

今夜10時からは、2画面ドキュメンタリー「無人の町から8年~福島県浪江町~」を視聴です。原発事故で全域が立ち入り禁止で無人の町となった福島県浪江町、震災直後の8年前の映像と全く同じアングルで今の姿を切り取り、その歳月を問う珍しい2画面ドキュメンタリーです。

思えば、新潟県知事選挙真っ只中の2016年10月上旬、糸魚川平和委員会では現地の南相馬市や浪江町をマイクロバスで訪れており、番組を視聴しながら胸が痛くなり悲しみと憤りがいっぱいです。政府は今、行き場所も定まらない膨大な汚染土を全国の農地や公共工事に使うことを進めていますが、当時一緒に参加した上越の友人Fさんと「こんな状態で原発再稼働は許されないよね」と、しばしメールのやり取りです。

写真は今日の夕方の姫川右岸上流の奴奈川の里公園付近からの雲に覆われた頚城の山々です。近くのセメント工場からキルンの音が聞こえ、福島からの放射性物質を含む汚泥が今も当市に運ばれセメントの原料になって拡散されていることを悲しく思います。100ベクレル以下とはいえ放射性物質が含まれており、持ち込まれている計り知れない膨大な量に言葉がありません。

誰もいない公園の隅っこに紅白の梅が青空に向かって寂しげに咲いており、まもなく8年という歳月に思いを寄せるひと時です。

ところで国会中継を見聞きする度に首を傾げることばかりが続きますが、7日付け日刊ゲンダイでは『安倍首相また国会で赤っ恥「法の支配」の対義語を知らず』と伝えています。本当に恥ずかしくなるような首相で、この人はいったい誰のためにと受け止めてしまう怒りの終日です。https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/248919


花粉症と2つの裁判と

2019年03月06日 | 日々思うこと

今日は二十四節気の啓蟄で、「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)という意を示す春の季語です。糸魚川アメダス最高気温は16度で、とうとう朝から鼻がムズムズでくしゃみが止まりません。

月刊『食べもの通信』編集の家庭栄養研究会、その会報誌へ原稿1本を送りホッと一息ですが、目もショボショボになってきて外出を控えることにしました。

夜は日産前会長カルロス・ゴーン氏の変装による保釈や、森友学園前理事長籠池夫婦の初公判のニュースに耳を傾けました。今回、ゴーン被告の代理人を務める弘中惇一郎弁護士(73)は、2009年に大阪地検に逮捕された厚労省村木厚子さんの無罪を勝ち取ったカミソリ弁護士で、今後はその切れ味を注視です。

一方、アベ政権を揺るがせた森友学園問題、籠池夫婦は国や大阪府・市から補助金をだまし取ったと起訴され、300日も拘留されていました。かって信奉していたアベ首相を「エセ保守だ」と指摘し、その上で「保身のために我々を切り捨てた。国民もだまされている。退陣するまで闘う」と“宣戦布告”です。今回は建設土地購入の8億円の値引きについてや、財務省の文書改ざんは裁判となっておらず、「国家権力による国民の目を逸らすため・・・」と主張する籠池前理事長です。

手のひらほどの可愛いちりめんの布雛は、旧青海町議時代の今は亡き同期Hさんの奥様の手づくりで、いつも玄関先に飾り故人を思い出しています。今日、この布雛をいつも孫たちの面倒をみてくださる“根知のばば”M子さんへ、気に入っているというので差し上げることにしました。

ところで一昨日の陶雛を東京の「いちよう」さんの手づくりと書き込みましたが、正しくは陶芸の先生の作品ということでした。当初そのように記憶していたはずでしたが私のカン違いで、歳月とともに記憶があいまいになってしまうようですね。

雪が融け始めた先月頃から、家の裏の市道に沿った駐車場に珍しい重機数台が夕方に勢ぞろいです。上越の孫が喜びそうな見たこともない機械ばかりで、下の孫に聞いたところ道路工事に使う重機だそうです。

そういえば少し離れた所からいつも工事の音が響いており、冬の間に痛んだ道路の補修工事でしょうか、耳を澄ませば野鳥の声も聞こえるこの頃で、しばらくは花粉症に悩まされながらもウキウキの春の候です。


たかがゴミ?されどゴミ!処分できない使用済み核燃料

2019年03月04日 | 地震・原発

昨日の最高気温は10度を超える暖かさで、近くの畑で台所の生ゴミをまとめて処分するひと時です。おっくうと思えばこの上なく面倒なことですが、EMボカシを利用しての処理だけに土に還る貴重な資源の一つです。

今日は朝から冷たい小雨降る中、NHKで参院予算委員会に耳を傾けました。午前中に続き、森ゆうこ議員は沖縄辺野古基地の軟弱地盤についての追及ですが、官僚の答弁はのらりくらりと質問者にとっては“時間のロス”が続きます。

続いての原発再稼働について、世界最大出力の東京電力柏崎刈羽原発立地の新潟県選出議員だけに質問は鋭く的確ですが、世耕経産大臣のいい加減な答弁に呆れるばかりです。さらにアベ首相といえば、溜まり続ける使用済み核燃料への認識も低く、原子力依存のエネルギー計画を主張です。

福島第一事故現場では4号機を除く、1~3号機の核燃料の取り出し計画が見えず、廃炉完了までには30~40年もかかるとされているだけに、アベ首相は原発事故の計り知れない大きさを忘れたかのごとく再稼働に前のめりです。処理もできないゴミは“負の遺産”で、森ゆうこ議員の憤りが私にも伝わってくる参院予算委員会です。

一年前の3日のブログで「どのお雛さまもそれぞれ歴史があり私と一緒に歩んできた大切なもので、また来年も飾ることができるようにと願いながらの桃の節句です」と綴っていたことで、おっくうがらず少し遅くなっての勢ぞろいです

上の写真の陶雛は東京の建築の友「いちよう」さんの陶芸教室の先生の作品で、30年ほど前にいただいたお気に入りで素朴なあたたかさが伝わってきます。

こちらはコンパクトな砥部焼きのお雛さまで、確か20年ほど前だったか東京の義妹からのもので、そのまま上の娘にプレゼントです。夕方、隣りの孫の家へ行くとリビングの棚に十月桜の枝が添えられてあり目を細めました。

三寒四温を繰り返しながら春に一歩づつ近づいているこの頃、地元の高校や中学校の卒業式が続き、明日の天気予報は4月の暖かさです。