すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

白田邸と樹下美術館、そして認知機能検査

2018年11月19日 | 日々思うこと

昨夜ブログを書き終えてから、訪れた上越市名家3邸のパンフを読み返えすとそれぞれの名家の歴史が伝わり、このような貴重な“地域のお宝”はもっと時間をかけて見るべきであることを感じました。

昨日最後に訪れた樹下美術館も秋の佇まいで、カウンターで窓越しの手入れが行き届いた芝生の上の枯葉が小鳥のように動いています。

館長との思わぬ出会いに感激し、何をお話ししたのかよく憶えていないのですが、ブログのことや前回訪れた9月16日は柏崎原発集会の帰り道とあって、原子力に依存しない自然エネルギーについて少しお話しすることができました。樹下美術館と「信州岩波講座2018」

「館長ブログ」は時どき拝読していたものの、初めての出会いに響きあうことができるとは何と幸せなことでしょう。その上、昨日のブログ「樹下のひととき」にも綴っていただき恐縮です。http://www.juca.jp/blog/

ところでいつも古民家を巡り感じることは、太い柱や梁などの木材の調達とそれを活かしきる大工さんを中心とする電卓や重機もない時代の人の手による仕事ぶりです。おそらく現在のAIでも適わないであろう技術力の高さと、何よりも鉄やコンクリートではない木材を揃えることの困難さがあります。

昨日の白田邸は天井が高く大きな梁の二重構造が特徴で、元の斉藤家でもそうであったのか、どうして遠い糸魚川から移築したのかも疑問でした。白田家は旧明治村(現在の頸城区)の村長を代々務めた名家で、7代目の白田美和子さんから「火事になったことで地元では木材が充分に手に入らなかったから」と伺い納得でした。

また庭に面するお座敷の縁側の梁桁5間(9メートル)の長さにも目を見張り、比較的新しい部材なので斉藤家からでなく現地調達かもしれません。写真真ん中の柱に書かれている文字も気になり、大きなガラス建具や透かし彫りの欄間をゆっくりと観賞する余裕がありません。

来春の一般公開を楽しみにし、移築前の斉藤家のことを詳しく知りたいと糸魚川市教育委員会文化財振興課へ問い合わせをしました。学芸員Kさんもよく分からないことで、能生町史などで調べてくださることになりました。

上越市名家巡りの感動が覚めやらぬ今朝はドンより雲です。午後から小雨の中を糸魚川自動車学校へ、免許更新のための認知機能検査です。初めての経験で記憶力では16個の様ざまなイラストを表示し、その後に他の問題を行ってから時間差で16個を書き出すテストで、情けないかな12個しか思い出せません。次にヒントが与えられて直ぐ全部思い出すことができたものの認知症も紙一重のようで、結果は県公安委員会で判定とのことてす。

ところで一昨日の高学歴については反響大で、周囲に思い当たる人が多いようで、こちらも紙一重の世界のようですね。今週は21日から「いのち・愛・人権」糸魚川展もあり、あわただしい一週間になりそうです。