すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

“まる見え”のことと、見えない政治献金と・・・

2015年02月27日 | 日々思うこと

如月2月の終わりになってまた雪がチラチラと舞う寒さです。北陸新幹線開業までいよいよあと15日となり、先日届いたJR西日本ジパング倶楽部『旅のアトリエ』3月号「北陸新幹線で旅に出よう!」は、まさに旅に出かけたくなるような企画が盛りだくさんです。勿論、西日本エリア以外の全国の観光地が“まる見え”で、今年もまた福島の桜に会いに行きたい気分です。そして3月14日の開業に向けて新しい時刻表からも新鮮さが伝わり、目を細めながらページをめくりました。

“まる見え”といえばデンカ社アパート解体工事現場は、いつの間にか防音シートは撤去されて、最後の3棟目の取り壊しが始まりましたが、国道だけでなく幹線道路からも“まる見え”で行き交う人たちも驚いているようです。今日は騒音もさることながら窓ガラスも振動するほどの強さで、一日中家にいる人にとっては精神的もよくないようで、音に敏感な我が家の愛犬もストレスが蓄積気味です。先日のNHKプロフェショナル“赤プリ“の取り壊しを思い出しながら、こちらは企業城下町のこと故にまだしばらくの間は辛抱ガマンということでしょうか。2枚の写真は南側の国道からと北側の市道から昨26日に撮ったものです。

 

ところで今日の国会衆院予算委員会は西川前農水大臣に続き、望月環境大臣や上川法務大臣らの献金問題に質問が集中です。民主党の後藤祐一議員の「安倍政権はカネまみれ政権だ」に、安倍首相は「言葉には気をつけたほうがいい。何の根拠もなく、とんでもない決めつけだ」と・・・。先日の事実誤認の「日教組ヤジ」があっただけに首相のこの発言に笑ってしまいました。さらに安倍首相は語気を強めて「民主党政権時代にも外国人献金が問題に・・・」と逆襲です。

ことの本質は国の補助金を受けている企業団体からの政治献金ということが問題のはずですが、驚いたことに国の補助金の交付決定を「知らなかった」ならば違法とはいえず問題ではないとする法の抜け穴が見えてきました。これでは知っていたと認識しても「知らなかった」と言えば済むことで、こんなバカげたことが続く限り日本の政治は三流と見られても仕方がないようです。それにしても政治家はどうしてこんなにカネにつまづくのでしょうか、国も地方も“濡れ手に粟”の議員が多く存在しても、市民には“まる見え”どころか知る余地もないようですね。


福島原発2号機の汚染水と戦後70年談話

2015年02月25日 | 日々思うこと

福島第一原発2号機の屋上に溜まった高濃度の汚染水のニュースに、東京電力のズサンさと隠ぺい体質が伝わってきます。昨年4月から雨が降る度に排水路から海に流れていたそうで、福島漁連は「信頼が失われた、もう信用ができない」と・・・。東京五輪を誘致したいがために国際社会に平気で「コントロールされている」とウソをつく安倍首相、これではコントロールどころではありません。『通販生活』2015春号「原発が一基も動いていない二0一五年・・・原発が動けば、シャッター通りが明るい通りに戻るんですか。・・・」の表紙にハットしました。

また先日の上越新幹線の車中でJR東日本の『トランヴェール』2月号特集“北陸が育んだ天才絵師たち”の中に、お米を使って福島県を表現したJA全農の広告が目に留まりました。猪苗代湖や山並みの高低さも明瞭で、心にくい広告デザインに惹きつけらました。

さらに本誌では北陸新幹線「上越妙高駅」開業として、上越市が全国に誇る名産品「メイド・イン上越」の認証登録品の数々を掲載なので、さて糸魚川市はと気になりパラパラと開いても広告が見当たりません。家に着いてから裏表紙一面に糸魚川市の「それなら、新幹線で糸魚川へ。」を見つけましたが、何だかパッとしない老眼鏡をかけなければ分からないほどの小さな文字の写真説明などに失望です。何よりも本誌を手にした多くの人たちが北陸新幹線に乗って糸魚川まで行きたくなるような広告にすることが肝心ではないでしょうか。

今日は「戦後70年談話」の16人による有識者会議がスタートで、早くも国内外から論議を呼んでいます。コメントでもお寄せいただきましたが、自民党稲田朋美政調会長の「総理の談話なんですから、総理に任せるべき」はかなりの問題発言です。戦後談話は政府公式の見解で国家としての歴史的な談話ですから、今の段階で与党政調会長からこういう言葉が出ること事態に安倍政権の右傾化を危惧してしまいます。

また八海山の山並みの写真をお褒めいただきましたが、上越新幹線ではなく「ほくほく線」はくたか号の車窓からの写真です。越後湯沢駅をかなり過ぎてのスピードでしたので、窓ガラスに顔を近づけての一枚でした。


「分からない人は分からない」!?

2015年02月23日 | 日々思うこと

先週上京前の19日、デンカ社アパート解体現場は2棟の東側一部がまだ残っていましたが、東京から戻ると地上部は跡形もなく取り壊されていました。金曜日に幼稚園行事のため家にいた娘夫婦は居住スペースが2階のこともあってモノ凄い振動だったと・・・、ご近所の人たちも口々に同じことを話していました。

 

また国道から見ると解体現場は“軍艦島”のようだと表現する人たちもいて、変わりゆく地域の風景をSONYの安いデジカメで撮り続けて来ました。変わりゆくといえば北陸新幹線開業で、これからは上越新幹線に乗車することがないのではと東京駅ホームに入ってきたMAXとき号を撮ってみましたが、動く物体をカメラに収めるって難しいですねえ。

越後湯沢駅からの「ほくほく線」はくたか号も同様で、これが最後かと六日町辺りの車窓から八海山の山並みを・・・。糸魚川駅に到着するとホームには多くの“鉄マン・鉄ジョ”が高級カメラを首から下げての撮影です。3月14日を目前にした街なかですが、一時のお祭り騒ぎに終わらぬようにと・・・。そして昨日の春一番で最高気温が18度を超え、今日は朝から小雨模様で春が少しずつ近づいていることを感じます。

ところで国会衆院予算委員会での安倍首相、民主党議員への「日教祖ヤジ」に驚いていたら、今日になって「日教組は補助金をもらっていた事実はなかった」と撤回です。さらに夕方になって西川農林水産相は一連の献金問題で「分からない人は分からない」と反省のない開き直りの辞任です。第2次安倍内閣から3人目の大臣辞任という失態に、辞めれば済むことなのか、撤回すればその認識が変わるのか、政治家の言葉の軽さに呆れてしまいます。

糸魚川市議会3月定例会も今日からスタートで、「緊張感に欠ける“仲良し議会”をもっと厳しく直視してほしい」という市民の声が聞こえます。介護保険や国民健康保険の値上がり、保育園・幼稚園の民営化の動きが市民の見えないところで進められていますが、見えないといえば市議会HPでは上程される議案をまったく見ることができません。以前からこの改革すべき点について指摘してきましたが、市当局や市民代表の議員ら為政者の意識は低く“開かれた議会”とは程遠い現状が続いています。悪しき国政を支えているのも地方議会ですが、 これも「分からない人は分からない」ということでしょうか。


待ち焦がれた赤レンガ東京駅と小石川後楽園

2015年02月22日 | 日々思うこと

今日は朝から南風が吹き気温が上昇し、午前11時の糸魚川は16度を超える4月上旬の暖かさです。金曜日の朝は月刊『食べもの通信』編集の家庭栄養研究会の運営委員会に上京し、東京駅に到着してから丸の内口の日本郵便が初めて手がけた商業施設「KITTE(キッテ)」へ直行です。

6階屋上庭園からの展望も最高で、周囲を高層ビルに囲まれた赤レンガの東京駅はどの角度からも“威風堂々”で、待ち焦がれた光景に目を凝らしながらシャッターを押しました。ドーム屋根の下の駅構内の天井もまた素晴らしく、現代に通じる斬新なデザインにしばし目を細めました。

上京の目的は会議ですが、いつもの日帰りでなくこの日は宿泊をすることにしました。ホテルは後楽園に近く夜遅くまで友人らと語り合い、翌土曜日の朝は爽やかな目覚めで直ぐ近くの国指定特別史跡・名勝の小石川後楽園へ行って見ることにしました。江戸時代初期に水戸徳川家の祖が江戸の中屋敷の庭として造ったもので、二代藩主の水戸光圀公が完成したという「回遊式築山泉水庭園」を散策です。高層ビルや東京ドームに囲まれる都心の広大な庭園は東京都が管理し、その梅林の5分咲きの紅梅や枝垂れ梅に見とれました。

梅もいいけど今度は枝垂桜を見に来ようと思って出口に向かうと、「私も見て!」と言わんがばかりの有楽椿という小ぶりで品のよい椿との出会いです。また出口で保存会の人たちが閉じられたままの正門(東門)を開いてほしいと、都知事宛の署名活動をしているので立ち止まってお話しを聞くことができました。

また後になって『食べもの通信』編集長のM子さんに小石川後楽園を訪れたことを話すと、ご自宅がここから20分程ということでした。都心には史跡も多く、赤レンガの東京駅など古き物を残してゆくには人のエネルギーが不可欠であることも伝わってきました。いつも疲れて帰る日帰りとは違い、今回は「ほくほく線」はくたか号と上越新幹線を利用する最後(?)の楽しい上京でした。


マガジン9・怒れる女子会「もういい加減にして・・・」

2015年02月20日 | 日々思うこと

18日の民主党の総務・内閣部門会議へ出席したNHK籾井会長、その発言を巡り大荒れになりました。ニュースを見るかぎり公共放送のトップということが頭から抜け、政府公報機関のような発言に呆れてしまいます。作家曾野綾子氏の差別的な一連の言葉といい、封建的な家庭観丸打しの山谷えり子議員に続く稲田朋美・高市早苗両議員のネオナチ写真など、安倍首相の“お友だち”は極右丸出しで大活躍です。

そんな中で、マガジン9条主催の〈怒れる大女子会・地方統一選挙直前企画〉のメルマガが届きました。エコノミストの浜矩子さんを講師に、浜さんの大ファンだという雨宮処凛さんが聞き手のユニークな企画で、北陸新幹線開業日とあって飛んで行きたいところです。近郊の方は是非お出かけになってみませんか。「女性たちを応援したいという男性の参加も大歓迎!」ということです。 

2015年3月14日(土)
14時半〜17時半 (開場:14時)
@東京YWCAカフマンホール(東京・御茶ノ水)

参加費:一般2000円、学生1500円/高校生以下無料
ペア割引あり(一般2人で3000円、学生2人で2000円)
共済:日本YWCA

お申込みは、こちらから


“こだわりの仕事の流儀”、建物解体と奄美のたんかん

2015年02月18日 | 日々思うこと

昨日朝8時過ぎ、NHK大阪放送局制作の連続小説「マッサン」を見ていたら、三陸沖を震源地とする震度4の地震で番組はストップです。午後1時40分過ぎにもまた岩手県沖を震源とする震度5の地震で驚きました。この東北地方を震源とする二つの地震の関連性はなく4年前の「3・11」の余震ということですが、地震の度に原子力発電所のことが頭を過ぎります。

大地を震撼する地震もさることながら、家の近くのデンカ社アパートの解体工事現場は日増しに進み、今までにない大きな振動が続き地震のような一日でした。RC4階建ての3棟のうち1棟がきれいに取り壊されて2棟目に入りましたが、巨大なコンクリートの塊を取り壊していることで振動や風じんは付きものでしょうが、住宅に接近しているだけに周囲は困惑気味です。天気のよい日には遠方からの“見学者”も多くなって、写真は建物の西の端から取り壊されて足場に光が差し込んでいる16日の光景です。

 

解体工事といえば先日のNHKプロフェッショナル、仕事の流儀「世界初のビル解体」に注視しました。これは建築家丹下健三氏が設計を手掛け、赤坂プリンスホテル(当時)の新館として1982年に完成したバブルの象徴のような高さ約140メートル地上40階建てで、大手ゼネコンの大成建設の超高層ビル解体の技術開発が駆使されてきました。クレーン等を利用しての落下エネルギーで発電も行い工事中の消費電力削減にも注目で、技術開発者としてのこだわりと信念を貫く姿の番組でした。

また解体することで周囲に騒音を漏らさず、粉じんも90%カットするという斬新なもので、その技術は“最後さえも美しい”と世界から評され「日本ものづくり大賞」をはじめとしたさまざまな技術賞を総なめで、華麗に姿を消す「赤プリ」などと動画で見ることもできます。国内での築30年以上の高層ビルの解体工事は今後、このような技術が駆使されてゆくことでしょうが、未だに続く「3・11」の余震とともに原発廃炉を重ねてしまいます。

今日18日は母の17回目の祥月命日で、昨暮れに注文済みの完熟「奄美たんかん」が届きました。早速、仏壇にお供えをしてから私もそのジューシーさを味わいました。“こだわり”の徹底した土づくりや減農薬で農林水産省のエコファーマー認定農家のたんかんは、生まれてくる赤ちゃんと同じ300日以上、台風にも負けず丹精こめて栽培され「樹上300日の奄美たんかん」が愛おしく、“いのちの継承”を家族で大切に味わいたいと思います。


“春遠からじ”の原発再稼動の動き

2015年02月16日 | 日々思うこと

昨日曜早朝、小学生の孫はパパと市民スキー大会でシャルマンスキー場へと出かけました。幼稚園児の孫とママは北陸新幹線試乗会で、集合場所の上越市役所まで私が送ることになり、二人は夕方、上越妙高駅から金沢駅まで片道50分のW7系の試乗に感激して戻りました。そして市民スキー大会に出場した孫は、今回初めての入賞とあって家族みんなで喜び合いです。

今日16日は青空の中をシャルマンスキー場の麓の能生棚口地区まで所用で車を走らせました。県道沿いのお地蔵さまは10日前の時よりも雪に埋もれていましたが、道路の雪はすっかり消えて春が近いことことを感じます。

家の近くの臨海公園内の夕日丘は、合併前の旧青海町で夕日が見えるようにと造成した数メートルの高さでベンチも置かれていますが、残念ながら手前の松林で夕日を見ることができません。晴れた日には子どもたちがどこからともなく集まって来て、丘の上からソリなどで雪ならぬ芝生の上を滑っている光景を見ることも度々です。夕日が見えずとも私は時々、周辺の住宅の屋根を超える高さから望む頚城連山を楽しんでいますが、シャッターを押すたびに目の前を横切る電線が気になります。

気になるといえば原子力規制委員会は先日、関西電力高浜原発3・4号機について安全対策が「新しい規制基準に適合している」とする審査書を決定です。九州電力川内原発1・2号機の再稼動に続き2例目で、寄せられた3600のパブコメでは、地震の揺れの想定やウランとプルトニウムを混ぜたMOX燃料が使われる前提であることについてただす意見が多くあったそうです。ところが規制委員会は「MOX燃料を使用する条件で対策が有効であることを確認した」などと結論を変えることはなく正式決定です。

また過酷事故対策に対し専門家から「審査レベルが十分ではない」と疑問視され、原子力規制委員会自体も認めていることが、16日付け西日本新聞経済電子版キュビーズで読むことができました。福島原発事故から来月で4年、福島を忘れたかのような日本政府は新エネルギー計画で「原発依存度は可能な限り低減」と述べる一方で、「原発は重要なベースロード電源」ときわめて分かりにくい表現です。いかようにも解釈できる原子力エネルギー政策、集団的自衛権の行使容認と同様にこれでよいのかと考えてしまうこの頃です。


「過去に目を閉ざす・・・」、“戦後以来の危うい改革”

2015年02月14日 | 日々思うこと

昨13日は早朝からまた雪に見舞われ、日中には大雪警報が発令され、2月も半ばというのに真冬に戻ったような寒さのため大事をとって外出を控えました。この一週間の寒暖差の激しさに体調を崩している方も多いようですね。

今日14日は朝から予報外れのよい天気に恵まれ、北陸新幹線開業1か月前のカウントダウンイベントで、JR糸魚川駅の観光施設がオープンです。3月14日開業当日の金沢~東京両駅の一番列車となる最速タイプの「かがやき」の指定席切符が全国一斉に発売され、わずか25秒で完売という盛況ぶりに驚きです。

驚くといえば12日の国会、衆参両院での安倍首相の施政方針演説、「戦後以来の改革」と叫び「ひるむことなく、改革を進めなければならない」という姿はまるでヒトラーの再来のようです。ふと、ドイツのヴァイツゼッカー元大統領の過去に眼を閉ざす者は、未来に対してもやはり盲目となる」の言葉を思い出しました。先の選挙に圧勝したとはいえ「戦後以来の改革」とは言い過ぎで、少なくとも誰のための改革なのか、その中身は国民が求めているものではないことだけは確かです。近刊週刊誌の新聞広告「“おぼっちゃま宰相”の戦争ごっこ」が目に留まりましたが、何だかこの人は大きなカン違いをしているようで子どもや孫たちの未来を危惧してしまいます。

そしてパリに本部を置くジャーナリストの国際団体の「国境なき記者団」は、各国でどれだけ自由な報道が認められているか分析した報告書「報道の自由度」ランキングを発表し、日本は61位で前年よりも2つ順位を下げました。ちなみに上位は5年連続1位となったフィンランドを筆頭に、ノルウェー、デンマークと続き、上位20か国のうち15か国をヨーロッパの国が占めております。

そんな中で、1月25日夜の報道ステーションに出演した元経産省官僚の古賀敏明氏、後藤健二さんらの人質関連について番組中の「I am not Abe.」発言が問題になっています。発言の真意が見抜けず官邸が激怒のようですが、番組を終始視聴していただけにどこが問題なのか私も同じく「I am not Abe!」です。「報道の自由度」が低くなってゆく国の未来・・・、過去に学びながらしっかりと見抜いてゆかねばなりません。

今日はバレンタインデーとあって「いちようさん」からのチョコを・・・、26個の小さな豚の形をしたチョコにはカカオ35%とか72%と表示です。「食べることが趣味」の“食いしん坊”として、人生ここまで来るとパクパクと食べ過ぎることよりも、少しお高くとも“本物”に出会い大切に味わいたいと心がけてきました。こだわりのコーヒー豆も最近、無農薬栽培で天然完熟という銀座カフェパウリスタの「森のコーヒー」に出会いました。バレンタイン前日に届き、孫のパパへは日本酒入りのチョコと一緒にプレゼントです。日本で最初の喫茶店は「ブラジル移民の父」がはじめたというパンフなどに目を通しながら、ささやかな贅沢に浸る寒い夜です。


雪解けてまた大雪に・・・

2015年02月12日 | 日々思うこと

昨11日は9度を超えるぽかぽか陽気で街なかの降り積もった雪は一気に消えました。今日も同じく春を思わせる暖かさで、3日前のあの寒波襲来はウソのようです。昨日の昼過ぎに糸魚川駅まで上京のための切符を求めに出かけると、橋上駅舎コーナーの「北陸新幹線開業まであと31日」が目に留まり、いよいよ秒読みの段階が伝わりました。

アルプス口の駅周辺整備もほぼ完了ですが、120台収容の有料駐車場は未完のようでした。駅レンガ車庫の三連アーチを背にして望む市役所を撮ってみましたが、東西に走る市中央大通り線と交わる道路の信号や標識はいつの間にか設置されて、新幹線開業とともに変わりゆく街並みです。

ここまでは12日夜に書き込んだものの、その後はどうしたことかパソコンの不調でインターネット接続もできません。そして深夜からまた風も強くなり雪が降りだして、天気予報通りの冬に戻った寒さです。


今季一番の寒さとCD文庫「平和の暦」

2015年02月10日 | 日々思うこと

立春を過ぎたというのに昨日から今季一番の寒波襲来で凍てつく寒さです。強風のため水分の少ないサラサラ雪は地吹雪となって視界を遮り、至る所に吹き溜まりです。庭木もすっぽりと雪に被われてしまいましたが、実は先週土曜日の暖かな天候に浮かれて、庭の桜草や雪割草などの鉢物を冬囲いから出して太陽があたる場所へ移したばかりで甘い選択に反省しきりです。

家の周辺は30センチ程の積雪ですが車を出すのもおっくうになり、外出の予定を取りやめての“引きこもり”です。 こんな日はのんびりと音楽に耳を傾けコーヒーをすすながら、本を読んだりパソコンに向かったりのスローライフです。先週末に建築の友「いちようさん」から嬉しいレターパックが届きました。CD文庫『平和の暦』とチョコレートと真言宗各派総大本山会・人権推進講演会「原発と人権」のコピーも一緒に入っており、バレンタインには少し早いけど可愛いチョコをパクパクと独り占め・・・、そのうち孫たちにゲットされることでしょう。

CD文庫『平和の暦』ーPeace Almanac Singersーは、昨年12月に亡くなった終生シンガーソングライターの笠木透さんと雑貨塾によるもので、「♪平和の暦」に続き「♪九条の風」「♪ピースナイン・ピクニック」など6曲が収録されています。

「平和の暦」 詩:笠木透 尾崎ツトム

 ♪名もない人びとよ うたえうたえうたえ 私たちは ピース・オールマナック・シンガーズ

 生まれてから 67年 戦争をせずに 67年 私たちの平和の暦 積み重ねて ここまできた

 ・・・・・・・・・・・・・・・ 戦争を放棄して67年 理想を掲げて76年

 私たちの 平和の暦 みんなの力で ここまできた ・・・・・・・・・・・

 

「九条の風」 詩:笠木透 曲:佐藤せいこう

 ♪海を渡って行く 風にのせて 私たちはうたを歌う

 すべての人たちに 風がふくように 私たちは戦争を 放棄した
 戦争のない世界に 貧困はない 戦争のない世界に 自由はある
 ・・・・・・・・・・・・・・  私たちは九条と生きていく♪ 

 ※ちなみにオールマナックとは暦のことで、曲はすべて笠木透さんの作詞です。安倍政権下の危うい今だから、特に心に凍みる言葉です。


「雪割草物語」とTBS報道特集

2015年02月08日 | 日々思うこと

6日金曜日の午後は今年はじめての陶芸教室で、能生谷「えほん」へと急ぎました。県道246号沿いのお地蔵さまは、先月12日に通った時はすっぽり雪に埋もれていましたが、この日は周りの雪も消えてその姿を見ることができました。

えほん」では、1月6日付け新潟日報で紹介されていた『雪割草物語』という写真集が置いてあり、あまりにも可憐な雪割草たちに魅せられてシャッターを押したものの借りて帰ることにしました。これは元教師の長島義介さん(新潟市西蒲区・76歳)が脳梗塞の後遺症で左半身が不自由な状態で、雪割草と良寛さんについての考案をまとめたものです。良寛さんが詠んだスミレの俳句は開花時季が合わず、雪割草という説を唱えて自費出版をされた40ページの著書でした。

ところで先日の週刊誌立ち読みで「イスラム国テロ事件 これは大本営発表だ・安倍官邸と大メディア 噂の共犯」の見出しが気になっていた中で、昨日メル友から「救出できなかった安倍首相や日本政府を批判対象にすることは非常に間違っています」というコメントが寄せられました。また「政府批判は“非国民”」という見方も少なくありませんが、建設的な批判も必要なことで大本営扱いで済ませてはならないと受け止めております。

そんな7日土曜日夕方のTBS報道特集、「イスラム国」と独自のパイプを持つイスラム法学者・中田考氏と、「イスラム国」の前身組織に拘束された外国人ジャーナリストの解放を仲介したヨルダン人アブドラ弁護士の重大発言に大きな衝撃を受けました。

日本政府は現地対策本部を置くヨルダンに実質的な交渉を委ねた。しかし、ヨルダンはアメリカなどとともにイスラム国への空爆に参加していて日本もさらなる敵意を買うおそれがあった。
ならば、むしろ同じくシリアと国境を接しながらも空爆には参加せず、しかも、去年9月にはイスラム国から49人の人質を解放させた実績があるトルコに協力を仰ぐべきだったと・・・。

「イスラム国」から名指しで「安倍(首相)よ。このナイフは健二だけを殺害するのではなく、お前の国民はどこにいたとしても、殺されることになる」と指摘されながら、政府は後藤さんの解放交渉を本気でやってこなかったことが見えてきました。加えて自国のパイロットが殺害されたことで大規模なヨルダン軍の空爆映像を見るに付け、一度はじまった報復はもう止めようがないのではと気が重くなる週末でした。


春近し、“表と裏”の真逆の陽気

2015年02月05日 | 日々思うこと

立春の昨日は朝からぽかぽか陽気で、上越から友人Fさんが来ることになり、それまでの間は衆院予算委員会に耳を傾けました。ヨルダンのパイロットが殺害され「イスラム国」の女性処刑囚も殺されるという報復の連鎖で、民主党一番手の細野豪志政策調査会長が過激派テロ組織への一連の事件について政府対応を追求です。安倍首相はエジプトカイロでの「スピーチに盛り込む言葉をさまざまな観点から選んでいく。そのなかで私たちが選んだ言葉が不適切だとは考えていない」、さらに「私は間違っていない」と強弁です。日本人二人が殺害されたという現実への反省もなく、言葉巧みに国民の命を守るのが私の責任と言われても説得力がありません。

お昼近くにFさんと合流ですが、糸魚川へ着くまで辻元清美議員の質問、安倍首相の「戦後70年談話」への歴史認識をカーラジオで聞いていたそうで、昼食をとりながら話題は政治や原発再稼動問題が中心で、あっという間に時間が過ぎてゆきました。

5日今日も朝から気温が上昇し、風もなく穏やかな中を久しぶりに愛犬と須沢海岸を歩きました。大きな流木が打ち寄せられており、ウオーキングの人たちや波打ち際には石拾いをしている大勢の姿に春が近いことを感じました。関東甲信地方では雪模様というのに、二日続けての“表と裏”の真逆の陽気を満喫です。

午後からはホームセンターへ出かけ、隣接する書店にも足を運びました。Fさんから近刊の週刊誌の内容が酷いと聞いていたので、何冊かの週刊誌を立ち読みです。後藤健二さんだけでなく、その妻や母親のプライバシーまでをここまで掲載するのかと、売らんがための出版社の資質を疑ってしまいます。

孫の下校時間までに帰宅すると、部屋のニオイスミレが春の香りを漂わせています。これは昨日、花屋さんで求めたばかりで、庭の鉢植えのスミレたちももう直ぐ芽を出すことでしょう。『食べもの通信』2月号は“冷えを解消する食事と暮らし方”特集です。“心と体と社会の健康を高める食生活”を提言し続けてきた家庭栄養研究会編集の『食べもの通信』は、今年45周年を向かえ専門分野から高く評価されてきた月刊誌です。

人は日々、たくさんの良書やより多くの友と出会うことが大きな財産と考えてきましたが、夜のニュースを見聞きするにつけ暗い事件に社会のあり方を考えてしまいます。さらに国会での安倍首相の憲法改正発言に、この人は良書に出会うことがあったのかと新潟日報1月31日付けオピニヨン、作家半藤一利さんの「戦後70年・思考停止の日本を危惧」を再読の一日の終わりです。


後藤さん殺害報道から、見えること見えないこと

2015年02月03日 | 日々思うこと

ここ数日、国会中継も含めてテレビ各局のニュース番組に注視です。実はNHKの報道が恣意的であるということがネットから伝わって、時間が許す限り関心のあることはできるだけこの目と耳でしっかりキャッチしようと心がけています。各局の一連の「イスラム国」人質事件では“奥歯にものが・・・”の如く、そう表現せざるを得ないのか、その報道に首を傾げることも少なくありません。

NHK深夜の時論公論でも解説委員によって、かなり政府を擁護する内容になっていることが伝わってきます。29日深夜の時論公論「緊張続く日本人拘束事件」では、島田解説委員の「安倍総理の中東訪問と今回の卑劣な犯行を結びつけるのは所詮、結果論にすぎない・・・」という見解が気になっていました。

3日深夜の「日本人殺人事件 突きつけられた現実」は3人の解説委員で、このような場合は偏ることはなさそうです。先の島田解説委員はともかく、出川解説委員は「イスラム国」の声明文を読むと、日本がアメリカ主導の「有志連合」に参加していることが後藤さんの殺害の理由だと述べ、安倍首相のエジプトカイロでの演説は不用意な発言であったと・・・。そして二人の人命を最優先に考えているなら、あまりにも配慮が足りなかったと言い切りました。

そして日曜夜のNHKスペシャル、追跡「イスラム国」は欧米だけでなく日本も標的にしたイスラム過激派組織が、どのように勢力を拡大してきたのか、国際秩序を揺るがす「イスラム国」の知られざる実態に迫る番組を視聴しました。

そんな中で、国会での安倍首相の「イスラム国」への発言がどんどんエスカレートして、これでは国民を守るどころか油を注いでいるようで、積極的平和主義の危うさが伝わってきます。政府は人命最優先と言いながらどんなことをしてきたのかはよく見えませんが、首相のエジプト演説の原稿内容が外務省と官邸との違いがあったことが分かりました。後藤さんが伝えたかったことは、憎しみ戦うことではなく貧困をなくし人々に希望を与えることで、これがテロ撲滅への道であることを忘れてはなりません。

写真は昨夕、解体工事中の騒音と風塵などもありデンカ社へ電話を入れ、今朝やっと防音ネットが張られました。「ネットを張らなかったのは風が強く足場が倒れるかも・・・」という返答に考えさせられる寒い一日です。また今までD社と書き込んでいましたが、ビックスワン同様に誰でも知っていることでアルファベット表現を指摘され、前回から実名にしております。


2月初日の悲しいニュースと地震と・・・

2015年02月01日 | 日々思うこと

今朝一番、「イスラム国」に人質となっていた後藤健二さんが殺害されたという最悪のニュースです。救えたかも知れぬ後藤さんの命が消えてしまったことに今は無念で言葉もありません。亡き父が大切にしていた黄梅の鉢植えを枯らしてしまったことは何度か書き込んできましたが、咲き始めた花はあっという間に満開になり今は花が落ち始めました。でも“お礼肥え”をして、しっかり育ててゆけばまた花を咲かせてくれることでしょう。もう花を咲かすことのできない後藤健二さんに想いを寄せ、“非戦非暴力”を貫かねばならないことを痛感です。

ところで1月30日、原子力発電の原発比率を決める経産省の作業部会が始まり、そのニュースを注視です。委員構成が「原発偏重」という批判に、宮沢経産相は「個人の経歴、能力を評価して委員に選んだ」と・・・。この日の委員会では「原発ゼロ」の意見はゼロだったそうです。将来の電源をどうするか少なくとも、原子力発電を論じる時は未来へ残す核廃棄物と、何時起こりえるか分からない地震をしっかり頭に入れねばなりません。

そして深夜は横になってEテレ、ウイーン・フィルの「ニューイヤーコンサート2015」に耳を傾けていたら、床から浮き上がるような大きな振動にビックリです。短い振動だったので家の傍を走る市道八久保中脇線の大型トラックかと思いきや、能登半島を震源とする震度4の地震であることが表示され、直ぐチャンネルを変えてNHK地震速報を聞き入りました。そういえば確か元日にも地震がありましたが、日本気象協会の「1月の震央分布図」を見ると、震度3以上の地震観測回数が15回となっていました。

また今朝はチラチラと雪が降って、節分を前にして庭も雪化粧です。こうも寒くては会議などで上京する足も重くなってしまい、地震とともに身震いの2月初日です。このところインフルエンザの学級閉鎖も聞かれますが、皆さまもどうぞ風邪などを引かぬようにご自愛ください。