すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

憲法の守護神だった土井たか子さんと・・・

2014年09月30日 | 日々思うこと

早いもので長月9月も最後になり、晴天続きで外仕事が捗ります。隣りの庭の桜の葉も枯れて、2週間前に植えられた芝生の上にパラパラと・・・。来年の桜の花芽が秋にはもう作られており、四季繰り返される自然の営みに感謝です。

護憲を貫き「だめなモノはダメ」と、“強きをくじき、弱きを助ける”人々のために尽くしてこられた土井たか子さん、政治にまい進し女性政治家として戦後の政治を牽引して来られました。私も企業城下町の保守の牙城でことごとく嫌われてきましたが、政治は古臭い男性たちがやるものだと思っていた人たちは政治が身近に感じられたことでしょう。平成3年の初当選では上越地域で
私一人でしたが、その後の女性議員は15人程に・・・、平成の大合併とともに減少して今は上越・妙高・糸魚川の3市でわずか5人だけとなりました。

さらに小泉チルドレンやその後の自民党公募制では、キャリアと美貌を兼ね備えた女性たちが地方から次々と国政の場へ上っていきましたが、骨太のリベラル議員が少なくなったことはとても残念でなりません。コメント欄へ「残ったのは土井さんらの意向を崩す人ばかり。 本当に危うい世の中になりましたね。」とお寄せいただきましたが、問われているのは有権者なのかもしれません。

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近く取り壊される企業城下町のD社社宅と、
土井さんに捧げるつもりで腰を下げて撮った深紅のコスモスです。いつも明るい色の洋服を着用していただけに注目の方でした。


ところで日曜日の夜のNHKスペシャル「老人漂流社会"老後破産"の現実」、その現実に胸が詰まってしまいました。
超高齢社会となった日本で600万人を超えようとする独り暮らしの高齢者、その半数のおよそ300万人が生活保護水準以下の年金収入しかなく、生活保護を受けているのは70万人程だそうです。残り200万人余りは生活保護を受けずに暮らし、年金が引き下げられ医療や介護の負担が重くなる中、貯蓄もなくギリギリの暮らしを続けてきた高齢者が“破産”寸前の状況に追い込まれている“老後破産”を突きつけられました。戦後の日本の高度成長期を支えてきた高齢者たち、憲法25条の「すべて国民は 、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」、それが保障されていない厳しい現実に政治のあり方を考えさせられる番組でした。

昨月曜日、臨時国会の安倍首相の所信表明演説を聴きましたが、アベノミクスの強調で消費税増税についてはふれず、言葉並べで具体策に欠ける内容でした。地方創生法案は理念を定める内容で、具体的には人口減対策や地方活性化の政策が見えず、政府・与党関係者からは「スローガンだけでは迫力が出ない」との声が漏れたようです。ただ中国との首脳会談の実現に向けて、初めて「安定的な友好関係」と述べた点は評価できるとのではと受け止めました。憲法の守護神だった土井たか子さん、護憲の原点はご自身の空襲などの戦争体験ともいわれていますが、こんな危うい時だからよりその死を惜しむ声が多方面から聞こえて来ます。


海と山のクラフト展と土井たか子さんの訃報

2014年09月28日 | 日々思うこと

昨土曜日は朝まで生テレビを視聴したことで寝不足気味・・・、NHK朝ドラ「花子とアン」の最終回を見てから、信濃町の“黒姫高原クラフト祭り”へ出かけました。上越市で娘家族と合流し、秋晴れの中を久しぶりに頭を空っぽにリフレッシュのひと時です。会場の黒姫童話館周辺の芝生には全国から100店のブースが並ぶ賑わいで、改めて妙高山の雄大さと愛犬同伴の人や子ども連れの多さに驚きました。

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帰り道に“糸魚川クラフトフェア”を開催している道の駅マリンドリーム能生へ立ち寄りました。5時閉店ギリギリだったこともあって、もう一度今日の午後から出かけました。
全国から集まった80店を超えるブースの中で、私のお目当ては陶器や木工、染物などですが時間があっという間に過ぎてゆきます。 断舎離の中で、もうこれ以上モノを増やさないようにと思いながら、奈良県の若手陶芸家の鎬(しのぎ)技法のミルクピッチャーと、山形県高畠町から来た方の山の藤蔓で作ったミニチュアの椅子、これらを参考にして挑戦しょうと求めました。

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また今日は憲政史上初の女性として衆院議長に就任した土井たか子さん(85)の訃報です。初めて土井たか子さんにお会いしたのは青海町議として初当選をした頃で、都内での「高齢化社会をよくする会」でした。自民党の森山真弓さんとの対談で、土井さんの“はつらつパワー”に圧倒されたことを思い出します。そして平成元年に自民党を過半数割れに追い込んだ与野党逆転について、「山が動いた」という名文句を残した大きな方でした。ご遺族のお話では最後まで日本の行く末を案じていたという憲法学者ならではの土井たか子さん、私も含めて後に続く女性たちに大きな影響を与えたことは言うまでもありません。ご冥福をお祈り申し上げます。

そして大きな山の御嶽山も動き、多くの犠牲者が出てしまいました。
日本は活火山の数が現在110もあるそうで、身近には糸魚川の焼山や妙高山があり、予知できぬ自然災害とどう向き合ってゆけばよいのか大きな課題です。


「朝まで生テレビ」とメディア責任と・・・

2014年09月27日 | 日々思うこと

24日の夜、NHKクローズアップ現代「揺れる地方議会 いま何が起きているのか」にうなづきながらの視聴でした。相次ぐ不祥事で厳しい視線が注がれている地方議会、議会本来の役割を果たしていないという声が高まっている中で、そのあるべき姿を考える番組で知り合いの他市議員らがブログに書き込んでいました。

翌25日のクローズアップ現代では「おなかいっぱい食べたい~緊急調査・子どもの貧困~」を取り上げ、こちらは胸が詰まる思いでした。7月の厚労省の調査では「相対的貧困」状態にある子どもの割合は6人に一人の過去最悪の値です。飽食の時代といわれながら一日一食しか食べれない子どもたち・・・、NPOなどがこの夏に行った調査では一人あたりの食費が一日329円、貧困家庭における子どもの食の実態が明らかになりました。他人(市民)の金なら残さず使わねば損という政務活動費と重ねながら、政治の貧しさの現状を突きつけられた連日でした。


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写真は26日朝の日本海で、沖には白波が立ちすっかり秋模様です。そして月末金曜日深夜は、テレビ朝日系列朝まで生テレビ「激論!“慰安婦問題”とメディア責任」です。先月の朝日新聞の記事訂正と謝罪を受けて慰安婦問題とは何なのか、政府や国民はどのように向き合うべきか、そして日本のマスメディア、ジャーナリズムはどうあるべきかの徹底討論です。司会者田原総一郎氏を中心に席を左右に分かれての12名の激論で、ジャーナリスト青木理氏(元共同通信ソウル特派員)の言葉にまっとうさと説得力がありました。

そういえば田原総一郎氏からもまっとうさが伝わりましたが、異なる意見に対する池田信夫アゴラ研究所所長(元NHK職員)や秦郁彦現代史家、山際澄夫元産経新聞NY支局長らの品性などとは無縁の
発言(暴言)姿勢に、何だかメディア出身者同士の“ウチゲバ”を見ているようでした。そんなことで私も
つい熱くなってしまい時々ウトウトしながら、とうとう番組最後の土曜の明け方まで聞き入りました。

26日付け朝日新聞17面「オピニオン」欄、紙面審議会「本紙へ批判や提言」の横見出しで、文芸評論家の斎藤美奈子委員の「分かりにくい検証記事/権力監視の姿勢を貫け」になるほどです。斎藤委員は「もっとも懸念しているのは、この件で朝日新聞の腰が引け、慰安婦問題や東京電力の追及にブレーキがかかること、・・・・・朝日新聞の委縮は、ただでさえ暴走気味の政権をさらに調子づかせる。その先に来るのは民主主義の死だ。現場の記者の声も汲み上げ、反権力の姿勢を貫いてほしい」と・・・。また朝日新聞綱領には「不偏不党」「真実を公正敏速に報道し、評論は進歩的精神を持してその中正を期す」とあるそうで、新聞は政府の広報紙ではないはずで、言論を封じ込めようとする社会の不正とも向き合ってほしいものです。


朝ドラ「花子とアン」の女性たちと右より女性と・・・

2014年09月24日 | 日々思うこと

「秋桜」の名を持つコスモスが爽やかな秋空の中で揺れています。NHK朝ドラ「花子とアン」も最週に入り、“腹心の友”花子と蓮子はようやく再会し和解です。最愛の息子を戦争で亡くした蓮子がJOAKラジオで、平和の尊さと戦争で子どもを亡くした母親たちに語りかけることになりました。「女ばかりに政治を任されたら戦争は決してしないでしょう。私たちは平和な国をつくらねば・・・」、そして「私は命が続く限り平和を訴え続けてまいります」と、脚本家中園ミホさんが一番主張したかったことではないのかと朝昼二度の視聴です。

実話でも柳原蓮子は1946年5月にNHKラジオに、ご自身の子どもの死の悲しみと平和を訴える気持ちを語ったことがきっかけで、熱心な平和運動家として全国を行脚をしております。また花子の息子の歩の名前をとった「歩文庫」は、日本初の家庭児童図書館
「道雄文庫ライブラリー」として実在し、児童図書館の先駆けとなり「
秋桜」と共に先を歩いた女性たちが好きになりました。


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それにしても安倍首相と同じ波長の高市早苗総務相ら女性閣僚もさることながら、18日の朝日新聞朝刊に意見広告を出した桜井よしこ
国家基本問題研究所理事長、大きな自分の顔写真入りで「『慰安婦』国際中傷を跳ね返せ」のネガティブな意見広告に何だか恥ずかしくなってしまいます。もともと後ろ向きな姿勢の人ですが、朝ドラの女性たちとは行って来るほどの生き方ではないでしょうか。

そういえば地方議会も桜井よしこ的な女性議員が多くなって、集団的自衛権の請願には感性が低いのか勉強不足なのか、蓮子が語った「女ばかりに政治を任されたら戦争は・・・」とは程遠いようですね。糸魚川市議会もご多分に洩れずの恥ずかしい有様で、明日は9月定例会最終日です。

大気が不安定のため大雨などには要注意で、台風17号も近づいていますので、皆さまもご留意くださいますよう。


秋晴れと集団的自衛権に反対する意見書

2014年09月22日 | 日々思うこと

昨日曜日は孫の幼稚園の運動会で、真夏のようなジリジリと照りつく雲ひとつない青空の中で行われました。このところの晴天続きで小学校のグランドは園児が動くたびに砂埃が舞い上がり、究極は午後の部の年長組親子での騎馬戦です。小学生の孫はビデオカメラを手にして、さあこれから出陣という親たちを撮り続けています。下の孫も来年から小学生の仲間入りで、この日は何だか少し大人ぽっくなったようなガンバリをたくさん見ることができた楽しい一日でした。

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ところで各自治体の9月定例会も終盤ですが、集団的自衛権の行使容認をめぐる一連の請願書が各議会へ提出されております。新潟県内では6月定例会までに、新潟、新発田、五泉、阿賀野、加茂、魚沼の6市と湯沢、聖籠の2町の8市町で憲法解釈変更の反対や慎重を求める意見書が可決されております。全国的には6月定例会終了後に192議会が政府に意見を送っており、長野県がダントツの多さです。全国1788の自治体で、政府の方針を支持する賛成の意見書はまったくありません。“お上”に物申すことを嫌う地方議会特有の雰囲気がある中、9月定例会での意見書はさらに増えることでしょう。

また充分な審査もできずに不採択とし、立憲主義も理解できない“歌を忘れたカナリヤ”のような議会などは、さしずめ市民からみたら「税金の無駄遣い集団」かもしれませんね。

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2枚目の写真は、青空に向かって色づいてきたご近所のザクロです。爽やかな秋晴れが続く毎日ですが、馬場弁護士の資料を読み返すと心が晴れぬ今日この頃です。

 


弁護士が語る集団的自衛権の危うさ

2014年09月20日 | 日々思うこと

昨夜は「九条の会 糸魚川」で、上越市の馬場秀幸弁護士を講師に時事問題市民学習会『集団的自衛権の行使で日本はどう変わるのか』を開催しました。馬場弁護士は2007年6月の糸魚川市内の医療生協姫川病院の自己破産に伴う破産管財人で、今回お目にかかるのが初めてで失礼ながら弁護士らしからぬ庶民的な先生でした。

用意してくださった資料「集団的自衛権 安倍政権憲法破壊のクーデター」で、「いったい何が起こったのか?どういう目的があったのか?どういう影響があるのか?私たちはどう抗えばいいのか?」を中心に、これまでの流れを分かりやすくお話ししてくださいました。先ずは基礎知識から、国際関係と憲法9条、日本の安全保障の歴史から入り、“さすが弁護士!”と最前列で聴き入りました。また去る17日の上越市議会総務文教常任委員会での「集団的自衛権の・・・閣議決定の撤回を求める」請願が採択され、各地に波紋を投げかけていることで、馬場弁護士が6月定例会へ提出した請願が不採択となった経緯などを伺うことができました。

先生は最後に各地の学習会に「どこへでも出かけますよ」と気さくに・・・。そして10月18日(土)上越市ユートピアくびき希望館で、孫崎 亨(まごさき うける)元外交官を講師に『集団的自衛権にNO!新潟県民の集い』を開催され、そのチラシを見ると上越市内の多くの知り合いが呼びかけ人になっていました。広島土砂災害から1ヵ月、災害は忘れないうちにやって来ると言われるようになり、宅地開発や都市計画のあり方が見直されていくことでしょう。自然災害だけでなく、集団的自衛権の行使容認も見直してゆかねば、他国の戦争にいつの間にか巻き込まれてゆく危うさが馬場弁護士からしっかりと伝わりました。


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隣りの孫たちの新居に待望のシンボルツリーがやっと植えられました。我が家の北側と隣接する南の庭にはサッカーのボールが蹴れるよう芝生を、
内玄関にはシマトネリコ、外にはソヨゴの木を植えました。残された桜とえんじゅの木とともに、孫たちの成長を末永く見守ってくれることでしょう。後は花壇の植栽がありますが、少しづつ楽しみながら整ってゆくことでしょう。

ところでこのブログは私の日々の思いを記録として打ち込み、響き合える生き方をしてゆきたいとコメント欄を設けてきました。あくまでも掲示板の類いではなく、“論破コメント”や匿名のものは管理者の判断で掲載をお断りしていますのでご了承くださいますよう。


「敬老の日」と100歳の報道写真家、笹本恒子さんと・・・

2014年09月18日 | 日々思うこと

9月になって早や半ばを過ぎ、近郊の田んぼではもう稲刈りが終わっています。私も昨日はとうとう市内のかかりつけの眼科医へ・・・、毎秋のこととはいえ目はショボショボ鼻グスグスで、その原因はブタクサと稲花粉ですからしばらくのガマンです。

雑事に追われ落ち着かない毎日の中で、先日の「敬老の日」に小学生の孫から上越市のレ・ドゥー店の
大好きなアップルパイとコーヒーカップの思わぬプレゼントがありました。「敬老の日」が毎日なら大喜びのお年寄りも多いことでしょうが、高齢化率などのメディア報道がネガティブに聞こえてしまう人たちが少なくないようですね。老いは誰もが上る階段ですから“一日だけの敬い”にならないように、社会全体で理解を深め支えてゆきたいものです。

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女性報道写真家の草分け、1914年(大正2)東京生まれの笹本恒子さんが今月100歳を迎えました。笹本さんは日独伊3国同盟の会合など開戦前夜の日本を記録し、戦後はフリーで安保闘争や三井三池闘争など、現代史に刻まれる数々のシーンをカメラに収めてきました。ところが60年代になると写真を提供してきた雑誌が次々と廃刊し、仕事が激減して現場から約20年間遠ざかっていたそうです。転機は71歳の1985年、個展「昭和史を彩った人たち」で大きな反響があり写真家として復帰され、年齢を重ねるにつれ作品とともに、おしゃれ心や好奇心を失わないというステキな生き方が注目を集めています。今年の春、横浜市の日本新聞博物館での「笹本恒子100歳展」は、戦前から戦後、平成へと移り変わる時代を見つめた130点を展示し大好評でした。

ものごとを写真で伝える人、文章で伝える人、様々ですがいずれにしても一つ一つが時代の
記録として歴史を刻んでゆく貴重な資料です。
ところで戦後70年近くになって慰安婦問題が浮き彫りになったのは、今回の朝日新聞だけが原因ではなく、政治的な力でタブー視されてきたことを忘れてはなりません。2000年の「女性国際戦犯法廷」のとき、NHKの番組が安倍晋三氏をはじめ自民党の政治家による圧力で改ざんに至ったことは記憶に新しく、その後は慰安婦問題がタブーにされ朝日新聞も取り上げなくなりました。

そんなことで安倍政権のもとで右傾化の波にのって、事実に基づいた研究の成果を無視し、慰安婦問題そのものがねつ造であるかのように意図的に伝えていることを危惧してしまいます。日本の戦争責任資料センター研究事務局長の林博史さん(関東学院大学教授)は、「研究者の間で吉田証言は早い段階から疑念があり採用して
こなかった。本格的に研究が重ねられる中で、吉田証言は使えないという判断をしてきた」。そして「多くの女性が人身売買のように拘束され、性の相手をさせられたという事実にこそ問題の本質があるのです」と・・・。

慰安婦問題
について、新潟市のお知り合いがブログ<私日記「のびる」~新潟より>で詳細に書き込んでいます。

http://blog.livedoor.jp/masahiro16/archives/51995635.html


原発ゼロ一周年!廃炉に向けて・・・

2014年09月16日 | 日々思うこと

本日の昼どき、NHK番組途中での地震速報に驚き、関東地方に震度5弱ということで、東日本大震災後には地震が起こる度に原子力発電所のことを案じてしまいます。日本中の原子力発電所が止まってから丁度一年が経過しました。東京電力福島原発事故前に約30%をまかなっていた原発は、その54基の原子炉のうち福島第一原発6基は廃炉で、残り48基のうち46基は過去2年以上まったく稼動されていません。最後まで運転していた関西電力大飯原発4号機が昨年9月15日に停止してから丸一年、これまで原発停止による国内の停電はまったく起きていません。

ではその分どうしていたかというと、国民の省エネと天然ガスで代替されており、資源エネルギー庁「電力調査統計」によると、2010年と13年の比較で節電量は発電量789億kwh(一般家庭2200万世帯分)になります。これは1.7兆円の節約効果で原発13基分の年間発電量に相当するそうで、こんな数字を大多数の国民が知ることもなく、原発再稼動なくして日本経済は衰退すると思い込まされているようですね。

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写真は「ハマナスロード」ならぬ「雑草ロード」から、今朝の黒姫山をバックにした解体工事中のD社アパートです。建設から40数年が経過し、耐震構造でないこともあって解体されることになりましたが、近くで毎日見ていてもその作業は大変なようです。

ところで昨年施行した「改正原子炉等規正法」では、原発の運転期間が「原則40年」と定められ廃炉の動きが本格化してきました。関西電力は運転42年を超える美浜原発1.2号機の廃炉を検討中で、九州・中国・四国電力も老朽化した原発について検討しています。ところが
建設当時の設計図がないことで解体作業用ロボットが作成できない問題も浮上ですが、もともと廃炉を前提としていないことで作業に大きな支障が出て建設よりも時間を要するといわれています。

何よりも運転中に累積した大量の放射性物質の処理に関しては恒久的な措置が決まっていないことが一番の問題です。特に高レベルの放射性廃棄物は、どこでどういう方法で隔離保管するかは未定で、保管期間は数百・数千から数万年と長期に渡るため、未来の地球上の大きな負の遺産となることでしょう。
福島原発事故から人は何を学んだのでしょうか、この狭い地震列島では原発再稼動はどんでもないことではないでしょうか。

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2枚目の写真は今朝の散歩中に望む日本海の空です。1枚目の黒姫山上空と同じ時間帯とは思えないようですが、これは場所をほんの少し移動し角度を変えて撮った“事実
です。
慰安婦問題については立場や見解が異なるコメントなど、多数お寄せいただきました。斉藤さんから教えていただいた「ジャーナリスト同盟」通信、心にストンと落ちる内容で特に現地に立つことの意義・・・、私も松代大本営地下壕を訪れてから朝鮮の人たちへの思いが大きく変わりました。

戦争とは武器を手にして人を殺すだけでなく、「強制連行」「軍の関与」はともかく、その陰で“性奴隷”として多くの女性たちの人権が抹殺されたことは忘れてはならない史実です。そして戦争が終わっても彼女たちは他人には話せることではなく、生涯口を閉ざしてきた人が大半ではなかったかと、今回の朝日新聞の一連の件で再度
その苦しさが伝わってきました。そして新聞社に限らずメディアのスクープを追うがあまりの報道とリーク、その裏での人間関係などおぞましいことが一度に見え過ぎてしまいました。


戦争を描く「花子とアン」と慰安婦問題

2014年09月15日 | 日々思うこと

毎週土曜夜10時からのNHK達人達(たち)は、異なる分野で活躍する2人の“達人”が出会い語り合う単なる対談番組ではないので時々視聴しています。13日夜は朝ドラ「花子とアン」の注目の脚本家中園ミホさんと美輪明宏さんでした。「花子とアン」は27日の最終回まで残り2週間で、今週は東京大空襲から終戦・・・、激動の戦争に翻弄される人物を丁寧に描いている中園ミホさんの脚本技術はさすがです。“達人”の番組の終わりに中園さんは(156話中)、この辺を書くのが一番苦しく「戦争に入っていく空気が今とても似ている」と・・・。美輪明宏さんも「文化が戦争をなくす一番の鍵で、単なる朝ドラではなく大きな責務と使命を持った番組である」と語っていたことが印象で、今朝も「花子とアン」に続いてもう一度見ることができました。

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写真はご近所の「ハマナスロード」の一辺に咲く夏の終わりのムクゲです。生い茂る雑草にも負けない韓国の国花は逞しく大好きな花の一つです。

朝日新聞の一連の謝罪から慰安婦をめぐる問題がネットでも熱くなっており、当方へも多くの方からメールやコメントが寄せられました。先ず、吉田清治氏(故人)の証言に関わる新聞掲載の取り消しは、慰安婦の存在を否定していることではないと受け止めています。桜井よしこ氏らは「河野談話」の取り消しだけでなく、朝日新聞を潰すとまで言い切っているその反撃に異常さを感じてしまいます。朝ドラ「花とアン」などでも分かるように、当時の戦況下で日本軍の関与なくして民間人だけで慰安所を設置できるはずがありません。

1988年秋に上越市高田図書館で「ハルモニ絵画展」を開催したことがあります。(2月21日付け書き込み) 当時まだ幼かった女性らが自らの判断で慰安所へ行ったとは言いがたく、強制的な連行がないとは言えないと確信しました。元慰安婦の生き証人としてのハルモニたちは今、日本軍「慰安婦」歴史館に併設する福祉施設「ナヌムの家」で暮らしており、新潟県内の私の友人らはここを訪問しています。また元慰安婦の償い事業の「アジア女性基金」の副理事長で、先日94歳で亡くなった大鷹淑子(山口淑子)さんは
確か71歳の時、「徹子の部屋」に出演し「戦争はどんな戦争でも二度としてはいけない」と話していました。

以上、ご質問くださった方への答えになっていないかもしれませんが、私が思う慰安婦問題です。

それから
20数年前に長野県松代大本営を視察した時を思い出しました。1944年(S19年)大本営建設のための慰安所があり、松代の地を訪れ歴史の闇に隠されてきた多くのことが伝わってきました。ご参考まで、松代大本営地下壕と「慰安所」

 http://www.matsushiro.org/index.html


朝日新聞謝罪会見、「吉田調書」と慰安婦「吉田証言」と・・・

2014年09月12日 | 日々思うこと

東日本大震災から3年半の昨夜、朝日新聞木村社長の原発事故政府事故調「吉田調書」に関する謝罪会見ニュースに聞き入りました。NHKニュースウォッチの後、報道ステーションでは同じ系列だけにどんな切り口で取り上げるのかと注視です。番組は丁寧な時間配分で、古舘キャスターと朝日新聞恵村論説委員も謙虚に謝罪と反省でこれからのメディアのあり方にも言及です。

合わせて慰安婦をめぐる一連の問題も謝罪し、当時の掲載記事の元ととなった吉田清治氏(故人)の証言や河野官房長官の「河野談話」、国連人権委員会「クマラスワミ報告」の背景を詳細に取り上げました。時同じくしてこちらの方は「吉田証言」で「吉田証書」とも言っていたようですが・・・、眠い目をこすりながらの視聴でしたから「吉田調書」と混同しそうになりました。また朝日新聞記事に噛み付く桜井よし子氏の映像が映し出されましたが、今回の朝日新聞の記事取り消し謝罪によって戦時下の慰安婦が存在しなかったということではなく、本質的な問題はまったく変わらないことを再認識です。

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今朝は抜けるような青空でしたが夕方にはまた大雨で、昨日朝方の雷雨といい今年の雨の異常な降り方には驚くばかりです。写真は巨大なジャングルジムならぬ、ご近所の4階建てD社社宅 の見上げる高さの足場です。 9月初めから着工しこれから本格的な解体工事で、町内回覧板では12月末ま
での工期となっていましたが来年3月まではかかるようです。その後は「単身アパート」の新設で、完成は10月末とのことです。

明日から3連休ですが上越の娘のパートナーは休日出勤とあって、娘と孫だけで泊りがけでやって来ました。このところ一週間に一度は会っており、孫の成長に目を細める昨今です。


ニュース雑感と「また来年・・・」

2014年09月10日 | 日々思うこと

このところテニス全米オープンの錦織圭選手の快挙に惹きつけられ、昨朝の決勝戦を見ようと思いきや、どこのTV局も実況中継なしで結果が出てからの録画放送でした。優勝こそ逃したものの日本人初の準優勝と「楽しい2週間だった、また来年も・・・」という錦織選手の爽やかさに万感の拍手です。

昨日、宮内庁から公表された「昭和天皇実録」ニュースに、メディア各社の報じ方を注視です。2億円の経費と24年余りの歳月で1万2千ページに及ぶ膨大な昭和天皇の生涯の記録で、一番関心のあることはやはり先の戦争についてです。1941年(S16年)9月5日、日中戦争が早く終わると言っていたが終わらないことへの叱責、「(中国)支那が広いというなら、太平洋はもっと広いではないか」とアメリカとの開戦回避などの言葉や、外交交渉での平和解決の提言・・・。昭和天皇は戦後、「戦争責任」を終生問われ続け、A級戦犯合否に不快感を示し靖国神社への参拝を行わなかったことなどが改めて注目です。

そんなことで靖国神社参拝を公然と行ってきた高市早苗氏や稲田朋美氏、早くも海外主要メディアから一斉に「ネオナチ」と報道され、安倍政権の右傾化がますます進むと批判されています。特に自民党三役の稲田朋美政調会長は、A級戦犯合否と昭和天皇の参拝中止の間に因果関係がないと主張しているだけに、安倍首相と合わせてこの「実録」をどのように受け止めているでしょうか、今後も目が離せない人物ですね。

また昨夜のNHKニュースウオッチで、作家の半藤利一さんが登場し、「昭和天皇実録」でさらに歴史が詳細に検証されてゆくと・・・。9日付け新潟日報では、その実録詳報(原文のまま表示)など紙面拡大の掲載で、実録閲覧の機会もないようなので保存をしておこうと思います。

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夏の終わりに友人からご自宅で孵化させたという鈴虫を大きな衣装ケースいっぱいいただき、新居の玄関に置きました。孫は「いい音色だねえ」と喜んでいるのですがママの方は安眠妨害だそうで、そこまで言われてはと二つに分けて我が家の玄関にも置きました。昼夜を問わずの大合唱で、秋も深まると鈴虫たちは子孫を残して消滅の運命ですが、来年にはたくさんの卵が孵化するのではと楽しみにしています。


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写真はお気に入りの地元の美装いがらし「
aoの綿シャツと、布絵作家の梅原麦子さんからいただいたヒマワリの布ブローチです。 また来年へと、夏の名残りを保存をせねばと長月9月も早や10日です。

今日の最後は、九州電力川内原発1.2号機について、原子力規制委員会が「新規制基準に適合している」と結論づけた審査書決定のニュースです。東京電力福島第1原発事故を受け、安全対策が強化された新基準をクリアする初のケースとはいえ、避難計画もずさんで火山学者の予知不能の意見も無視・・・、1万8千件のパブコメも無視の原子力規制委員会と九州電力に呆れるばかりの終日です。


閣僚人事、見えるものと見えないものと・・・

2014年09月08日 | 日々思うこと

昨朝は雲もなく黒姫山はくっきりで秋の気配を感じます。近くの「ハマナスロード」は今や「雑草ロード」と言われるほどブタクサなどに被われて、市道はお恥ずかしいほどの放置状態です。そして今日は中秋の名月、夜には東の空にまんまるのお月さんがくっきりと・・・、虫たちも大合唱のにぎやかさです。

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にぎやかといえば、第2次安倍改造内閣の人選について早くもネット上で疑問視ですが、メディア各社の全国世論調査では安倍内閣の支持率が急上昇です。特に女性閣僚が最多に並ぶ5人に増やしたことについては、「評価する」が「評価しない」を大きく上回っていますが“マッチョな右寄り”を評価していることには驚きです。

中でも注目が新設の「女性活躍担当相」、何だかオカシなネーミングで初入閣で就任した有村治子氏、「WINWIN」で推薦した唯一の自民党候補とはいえ、選択的夫婦別姓制度に反対の立場をとっていたことなどがうまく隠されています。安倍首相は「全ての女性がその生き方に自信と誇りを持ち、活躍できる社会をつくるため総合的かつ大胆な政策を進めてもらいたい」と有村氏に熱いメッセージですが、男女共同参画、少子化対策、規制改革といった関係分野で具体的にどのようなことをするのか未知数です。まあ、これを機にあらゆる分野における女性の地位向上を一気にアップとならば文句なしですが・・・。


未知数といえば小渕優子経済産業相も同様ですが、何としても原発再稼動を進めたい首相にとっては、国民の支持を得るため女性というソフト路線を打ち出したかったことは見え見栄です。その小渕大臣は昨7日、就任後初めて東京電力福島第一原発を視察し、視察後に廃炉や汚染水対策について「全体としてコントロールされている」という“ド素人”の認識でした。放射性物質が海に流出している問題で、今年5月までの10カ月間に第1原発港湾内に出たストロンチウム90とセシウム137が計約2兆ベクレルに上る可能性が高いことが7日、東京電力の資料などで判明し、港湾内の汚染はより深刻です。5日付け日刊ゲンダイで元法大教授・五十嵐仁氏は、華も能力もない「安倍ガールズ」女性閣僚5人の“正体”をズバリ指摘でした。

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朝の愛犬との海岸散歩でラベンダーと思しき紫色の花に近づくと盆花(ミソハギ?)の群生でした。昨夏には見なかったはずで、種がどこからか飛散してきたようで、ふと福島原発事故でコントロールできない汚染水はいつかは日本海にも流れてくるのかなあと・・・。



防災の日は1日だけ!?注目の「災害食」

2014年09月05日 | 日々思うこと

昨日は晴れ間を見ながら蚊に刺されないように家の周りの草刈りです。夕方から降り続ける雨で室内もジメジメとしているので除湿機を取り出してのフル稼働ですが、タンクいっぱいの水量に驚いています。

そして今日は市議会9月定例会「一般質問」のネット中継を視聴し、昼過ぎに外出し市内あちこちへと出かけました。今定例会の「一般質問」通告者は12人で市議会HPでも公開されていますが、所属の常任委員会でも取り上げることができるはずの質問に固執している議員や、タイムリーな質問を取り上げている議員など様々です。

去る8月26日に国の有識者検討会で
日本海で発生する大規模地震による津波想定が発表されました。新潟県が発表した想定よりも大きく短時間で到達することが想定され、市民にとっても関心の高いことですが、この点を取り上げている議員は2人だけのようでした。

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月刊「食べもの通信」9月号は“迫る巨大地震・備えは大丈夫?”「体と心を支える災害食」特集です。東日本大震災で改めて注目された「災害時の食」、不十分な備蓄量と食べなれない冷たい食品、アレルギーの人や高齢者や乳幼児らの災害弱者・・・、巨大地震の発生が警告される中で多くの課題を取り上げています。

これまで
災害食といえば乾パンが主流でしたが、中越大地震から10年を経験した新潟県では巨大災害時を想定した食への備えを中心に、各自治体や大学なども動き出しました。防災の日は1日限りで終わらせないように関心を高めてゆきたいものです。
http://www.bosaijoho.jp/topnews/item_4173.html


※「ささら」9月号は、糸魚川市在住で星景写真の魅力を発信しているお若い女性が魚眼レンズで撮ったステキな
表紙です。


第2次安倍改造内閣、女性閣僚らから見えてくるものは・・・

2014年09月03日 | 日々思うこと

本日午後、第2次安倍改造内閣の閣僚と自民党役員が発表されました。先ずは経済最優先を掲げ、女性の起用を意識したことで過去最多に並ぶ5人となり、初閣議後の女性閣僚らの記者会見に耳を傾けました。初入閣の松島みどり法務相は「死刑執行に署名することも覚悟して引き受けた。死刑制度は国民の8割以上が支持している」と肯定的な見解には身震いです。

女性閣僚の数はともかく中身はかなりの問題で、国会デモ規制を言い出した高市早苗政調会長は総務相に、首相の靖国参拝を推進し、統一教会系の世界週報に復古的な家庭再建を説く山谷えり子参院政審会長は国家公安委員長・拉致問題担当相です。稲田朋美内閣府特命担当大臣は自民党政調会長に就任ですが、沖縄戦の集団自決はなかったと大江健三郎著「沖縄ノート」の出版停止の原告弁護団でした。

また
稲田朋美氏は選択的夫婦別姓制度の法制化については、「家族の崩壊につながりかねない」と反対の立場で、さらに男女共同参画社会基本法を見直すべきと主張し、皇室典範改正問題では女性宮家の創設には反対をしています。第2次安倍改造内閣のこのメンバーでは女性の地位向上につかないのではと受け止め、真の女性の地位向上
をめざすなら民間企業や大学からの起用があって当然で、“ポーズばかりの改造”が見えてしまいます。

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今朝の散歩でご近所の栗の木に今年も実がいっぱいで“小さい秋”を見つけました。 秋を代表する栗は美味ですが、このトゲ(イガ)は要注意・・・。国も地方もリベラルな女性議員は減少し、自民党議員に至ってはアブナイ人がいっぱいで要注意のようですね。命を生み育む女性として学ぶことよりも大きな傘(会派)の中での保身で、男性議員共々の中央政権に右へならへの主体性のなさに厳しい声が寄せられても不思議ではないと感じる一日の終わりです。



“戦争への足音”心あらば反対を!

2014年09月01日 | 日々思うこと

暦の上ではもう秋で、NHK連続朝ドラ「花子とアン」も日中戦争へと進み、激動の時代に目が離せない毎日です。私の父も中国大陸の激戦地(中支)へ、生還しても3人の子どもたちへはあまり多くを語らなかったことを思い出します。いま戦争を語れる人たちが年々少なくなり、戦争での飢えを知らない娘や孫ら“平和の申し子”たちが多くなっている中で、どう伝えてゆくかと考え悩む8月でした。
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そんな中で、なかにし礼さんの詩「平和の申し子たちへ!」が大きな反響です。実はパソコンに一度も向き合わない友人が、テレビ番組でなかにし礼さんの朗読を聴いて感動し、お連れ合いに頼んで毎日新聞夕刊からダウンロードした詩を何枚もコピーしての拡散です。私もその一枚を手にし、心ある人ならば何らかのアクションを起こしてくださることと8月の終わりに貼り付けた次第です。そんなことで早くもコメント欄などでも反響があって嬉しく受け止めています。


上越市で女性学を一緒に学んだ元教員のKさんは小学生の時に戦争を体験し、「さあ明日から戦争ですよということはなく、気がつけば戦争になっていた」と、そして訳も分からず教科書を黒く塗りつぶした体験をことあるごとに話していました。前にも書き込んでいますが海の向こうの中国や韓国とは二度と争いたくないもので、日本人が住まない無人島の尖閣諸島や竹島のために血を流すなど、こんなにバカげたことは賢明な選択ではありません。
安倍首相はそんな時代が再び来ないと断言ですが、その内閣改造人事を垣間みても危うい人ばかりではないでしょうか。

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国連人種差別撤廃委員会は29日、日本政府に対してヘイトピーチ(憎悪表現)問題に「き然と対処」し、法律で規制するよう勧告する「最終見解」を公表しました。ところが何を思ったか自民党高市早苗政調会長、国会周辺での街宣やデモの音で「仕事にならない状況がある。批判を恐れず議論を進める」との強い姿勢にビックリです。ヘイトスピーチ規制の自民党プロジェクトチームでも、右翼団体の大音量の街宣や、毎週金曜日に行われる市民らの反原発デモなど国会周辺の街頭活動に対する音量規制を検討課題にすることを確認しております。

ところが1日、世論の反発で高市早苗政調会長は一転し、ヘイトスピーチ(憎悪表現)規制だけ検討する方向に切り替えました。
デモ規制の強化は憲法が保障する「表現の自由」を侵す懸念が強く、デモとヘイトスピーチを同一視しまとめて議論する姿勢に、この人たちは憲法を正しく理解している国会議員なのかとと憤りの昨今でした。研ぎ澄まされた感性でアンテナを高くすると
戦争前夜を感じることができるはずで、心あらば反対の声をしっかりと上げてゆきましょう。