すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

戦争を伝えるNHKと満州から帰った母の友

2018年03月31日 | 日々思うこと

弥生3月の終わりは土曜日とあって、NHK朝の連続ドラマ『わろてんか』は最終回です。半年前からスタートの笑いをテーマにした朝ドラには興味がなかったのですが2月頃から時どき見るようになり、ドラマの後半は先の戦争での市民生活や疎開先の暮らしを詳細に描いていました。

空襲で焼け野原になった大阪の街、“笑いの神様”がいるかは分かりませんが、すべてを失っても前向きに力強く生きていく主人公てんと周辺の人たち、そして戦争ほど悲惨であることを朝ドラでしっかりと伝えていました。

庭仕事の最中、座敷縁側の前のわずかなスペースに、球根を植え込んだことも忘れていた水仙の花がいつの間にか咲いています。

さらに冬囲いの中から、鉢植えの沈丁花のいい香りが漂い可憐な花を付けています。(花言葉は不死・不滅・永遠)

夜9時からNHK特集ドラマ『どこにもない国 引揚げは実現するのか150万同胞を祖国へ』(後編)に釘付けです。終戦直後、旧満州に取り残された150万人を超える日本人の帰国実現に、我が身を捨てて奔走した男たちの命がけの脱出を中国ロケも交えた壮大なドラマ化です。

実は幼い頃、ご近所に旧満州から引き揚げてきたNさん家族が住んでおり、母親同志が仲良くしていたことで旧満州のことを聞いていたものの、マッカーサー元帥や吉田首相へ直接命がけで奔走した人たちの歴史の陰に埋もれてきた戦後秘話を知りませんでした。

そしてドラマを見ながら、旧満州から命がけで帰って来た亡き母の同級生のAさんとSさんと沈丁花を重ねました。お二人はご健在の93歳で、ご家族と糸魚川市内に住んでおり、改めて戦争の悲惨さと愚かさを痛感する弥生3月の終わりです。 


日本の新聞レベルと財務大臣レベルと

2018年03月30日 | 日々思うこと

昨日の日中の気温は20度を超す5月の陽気とあって花粉症に悩まされています。夕方には予報どおりに雨がしとしとでしたが、大地を潤すほどにはなりません。

国会では新度予算が成立し、森友問題の収束をはかりたい政府ですが、昨29日の麻生財務大臣の森友問題とTPP(環太平洋経済連携協定)をめぐる新聞報道への苦言には驚くばかりです。29日の参院財政金融委員会で、「森友の方がTPP11より重大だと考えているのが日本の新聞のレベル」と、TPPに関する記事が少ないことへの不満です。

朝日新聞もほとんど読まないという麻生財務大臣、それではご自身のレベルはどうなのか、確か今月12日日の大臣は森友問題について「これは極めてゆゆしきことで誠に遺憾、私としても深くおわび申し上げる次第です」と言っていたはずですが、昨日の態度の横柄さといい大臣の資質が問われてしまいます。

今日は午後から上越の孫が久しぶりにやって来て、隣りの孫たちの2階の窓から庭のソメイヨシノを見るとすでに開花です。数日前はまだ蕾でしたが、この暖かさで一気にほころび始めています。今冬は野鳥がたくさん飛んで来て、かなり花芽を食べられてしまいましたが満開が楽しみです。

玄関風除室の鉢植えのパンジービオラも一気に咲き出したので、少し切り取って室内にも飾りました。

ところで麻生大臣は本日になって昨日の新聞報道発言を「訂正します」と・・・、何とも言葉の軽い大臣です。また先日の佐川氏の証人喚問にがっかりした人たちも少なくありませんが、自民党の一部には幕引きムードが漂っています。

そんな消化不良のような中で、元経産省官僚の古賀茂明氏が28日付け日刊ゲンダイで「佐川喚問 証言が本当なら独裁の証し」と鋭く語っています。https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/225956/1

弥生3月も残り一日、年度末とあってお役所や巷も何だか気ぜわしく感じます。私はマスク着用で庭に出て植え替え作業などで、外仕事にはキリがありませんが嬉しい春の訪れです。


深まるばかりの証人喚問と水芭蕉群生地

2018年03月28日 | 日々思うこと

連日の晴天で外の様子が気になりますが、昨日は9時半から参院での佐川氏の証人喚問を視聴です。トップバッターは自民党丸川珠代議員で、冒頭から質問というよりも「アベ首相は・・・・・指示していませんよね」、「昭恵夫人も・・・・・指示していませんよね」と切り出し、「指示していませんか?」の問いではなく、佐川氏に同意を求めるような誘導です。

続く各党の質問に佐川氏は、「刑事訴追の恐れがある」と証言拒否を続けること参院だけでも20数回です。11時26分頃に本県の森ゆう子議員の登壇で、さすがに鋭い質問ですが持ち時間は6分程で、あっという間に終わってしまいました。

午後からは衆院ですが結局のところ、疑惑は深まるばかりで真相解明にはほど遠く、衆参合わせての証言拒否は46回というから、これでは証人喚問の意味がありません。官邸やアベ首相や夫人の関与がなかったと言い切り、肝心の森友学園への国有地売却の公文書改ざんや8億円もの値引きについては不明で、これでは疑惑が深まるばかりです。

本日9時からの参院予算委員会新年度予算質疑のトップバッターは丸川珠代議員です。先ず、昨日の誘導質問に批判があったことでしっかりと言い訳が続きます。アベチルドレンとはいえ、国民に寄り添っていない国会議員のその資質には呆れるばかりです。

ぽかぽか陽気の午後からは市内のあちこちへ所用で出かけ、帰り道に須沢地区の山すその水芭蕉(サトイモ科の多年草)の群生地を見て来ました。ここは海岸から約1キロという全国的にも珍しい標高5メートルの低い自主地で、糸魚川市の指定文化財(S50年旧青海町指定)となっています。

その数は5千株ともいわれていましたが一時は減少し、須沢地区の協力もあってまた増えてきた群生地です。“ご近所ネットワーク”で今年は少し早めの開花を知り、今日も福祉施設の車などが訪れていました。

政治の世界はおぞましくとも四季折々の花々たちは正直で裏切らず、大雪に耐えて凛と咲く清楚な水芭蕉に癒されるひと時です。明日は午後の会議を終えてから、市内の桜の開花状況を見て回ろうと思います。


春の政治環境の悪化と“ごみだまり”と

2018年03月26日 | 日々思うこと

晴天続きの今日は先ず車のタイヤ交換、とはいっても自分でするわけもなくプロにお任せです。また大雪で破損してしまった雨樋の修繕に板金屋さんが朝から来てくれて、ついでに塩害で錆びていた金具などの取替えです。昔から“もち屋はもち屋”と言われ、専門職ならではの仕事の的確さが伝わります。

政治家も国民の命と平穏な暮らしを守る専門職のはずですが、昨日の自民党の定期党大会で党総裁を務めるアベ首相、「憲法にしっかりと自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打とうではないか」と、九条を含む改憲の実現に向けた演説です。

憲法改正が仕事とは何とも末恐ろしい集団で、改憲に労力を注ぐよりも他に取り組むべきことがあるはずで、NHKあさイチの後に参院予算委員会をしばらく視聴です。森友学園問題での昭恵夫人の関与を否定し、佐川氏を主とする財務省理財局と近畿財務局の一部の職員に責任を押し付け一件落着としたい思惑が伝わってきますが、これで国民は納得できるのでしょうか。

本日の東京新聞『本音のコラム』、「よく知らない人たちが最低限の前提知識を踏まえないで憲法の議論をしている」に共感です。また国会議員だけでなく地方公務員の人たちも憲法を遵守し擁護するすることが使命であることを忘れないでほしいものです。

先日の目黒川の夜桜の写真はイマイチでしたが、日中のよく撮れた写真を『食べもの通信』編集顧問のOさんからお借りしました。その目黒川の桜見物の人たちが置いていったゴミの山を夕方の日テレニュースで取り上げており、桜の美しさの反面その映像を悲しく思います。

今夜のTBS局NEWS23、シリーズ「海を殺すな プラスチック汚染」、ハワイ沖の“ごみだまり”といわれる海中の大量のプラスチックを取り上げていました。潮流によって日本や中国から集まったものも多く、その“ごみだまり”の面積は日本の国土の4倍というから驚くばかりです。これがマイクロプラスチックの元凶で魚などへの食物連鎖を無視できず、環境汚染もいつの日か人の身体に悪影響を与えることを見落としてはなりません。

そんなことでアベ首相を取り巻く政治環境の悪化とともに、国会も地方議会も“ごみだまり”にならないようにと痛感の終日です。


食と健康をめぐる国策の後退と“感じ、考える”心の栄養

2018年03月24日 | 日々思うこと

23日金曜日は月刊『食べもの通信』ロング編集会議へ泊りがけで上京です。曇り空の中を北陸新幹線はくたか号で出発し、長野を過ぎる頃には抜けるような青空です。

今回の会議は目黒区内のホテルで、一日目の日程を終了し夕食を兼ねた交流会の後は近くの目黒川の桜並木へ足を伸ばしました。ここは都内でも人気のお花見スポットで、目黒川沿いに約4キロの桜並木が続きます。ライトアップされて川面に映る5分咲きの桜の美しさよりも、身動きができないほどの大勢の人の多さに驚くばかりです。

二日目の会議は9時スタートで、出席する役員らからマイクロプラスチックや薬剤耐性菌の深刻な環境問題、輸入食品の検査体制の不備など食と健康をめくる国の政策の後退が伝わります。さらに2018年度からのコメ生産調整の補助金打ち切りや、種子法の改悪で国民の食をめぐる情勢はますます窮地に追い込まれ、月刊『食べもの通信』からの情報発信が不可欠であることを痛感です。

二日間に及ぶ春のロング編集会議を終え、夕方には目黒川桜祭りの喧騒から地下鉄で東京駅へ・・・、春休みとあって駅構内も大混雑です。

いつも北陸新幹線の車中の席前に置いてある「西Navi北陸」や“感じる旅、考える旅”「トランヴェール」に目を通すのも楽しみで、今月号は“そうだったのか!金沢城”で、このまま金沢まで足を伸ばしたい気分にかられます。

ところで活字離れの昨今、会議ではここ20年間の出版社の書籍・雑誌の販売推移がデータで示され、その数字に目を細めました。先ず、1995年から売り上げが約半分に縮小で、身近な地域での書店の閉鎖とを重ねます。また国内出版社1900社の上位300社が85%の売り上げを占め、そのビックスリーが講談社・小学館・集英社であることを知りました。

そんなことで子どもたちだけでなく、大人たちも“感じ、考える”心の栄養に読書をと思い、自民一強の国政に目を向ける有意義な2日間でした。


糸魚川大火から1年3か月、そば処泉家さんの営業再開

2018年03月22日 | 日々思うこと

一昨年12月22日の糸魚川駅北大火で全焼し、本町通りの同じ場所で再建を進めてきた老舗そば処の泉家さんが本日営業を再開しました。食いしん坊としては待ちこがれていた1年3か月でしたが、当事者の皆さんには苦しい歳月であったことでしょう。

そんなことで今日はお昼時を避けて夕方5時を過ぎて行くことにしました。「店の間取りは昔とほとんど同じです」と奥さまに聞いていたものの、先ずお店に入ると長い廊下が奥へと続き中庭(坪庭)があって、その先に厨房があり全く同じ空間です。

座敷には囲炉裏も掘られており床の間も同じ位置で、何よりも木材のぬくもりと明るさと開放感で、床や天井や欄間、建具などの材質と手を抜かない見事な仕上げに驚きました。

寒さもあって温かい天ぷらそばを注文で、こちらも以前と変わらぬお味で美味しくいただきました。お店に入った時はお客さんは誰もいなかったのですが、しばらくして次々と・・・、広いお店はいっぱいになり皆さんこの日を待ちこがれていたようです。被災現場での復興第一号の佳き日を迎えられたことに喜び、6時を過ぎてどしゃ降りの雨の中を心身ともに満たされての帰宅です。


森友問題、真相解明への扉

2018年03月21日 | 日々思うこと

春分の日は朝から真冬に戻ったような強風の寒さです。“暑さ寒さも彼岸まで”と言われるものの、関東各地では季節はずれの大雪で開花したばかりのソメイヨシノは大丈夫でしょうか。

週明けの国会では森友学園への国有地売却に関する真相解明へやっと扉が開かれようとしています。与野党は20日、当時財務省理財局長だった佐川前国税庁長官の証人喚問を来週27日に行うことで合意です。

世論の批判が高まる中で自民党支持率も低下し、佐川氏が何を語るのかが注目ですが、財務省(旧大蔵省)の選ばれしキャリアが凄いエネルギーを要して決裁文書改ざんを行っても何の得にもならないことは明白です。誰かの存在があったからやってきたことで、肝心の昭恵夫人の証人喚問は必然ですが、官邸と与党は佐川氏だけの責任で逃げ切ることでしょう。

ならば2013年から15年までの3年間、内閣総理大臣夫人付秘書として、財務省と森友学園の籠池理事長をつなぐ役割を果たしていた谷査恵子氏をイタリアから国会へ呼んで確かめねば真相究明は難しいのではと受け止めています。

谷査恵子氏といえば当時、昭恵夫人の行く先々の映像に写っており、秘書官として真実を知り得る立場ながら官邸の意向を忖度して無言を貫いたことへの論功(?)で昨年、イタリア大使館の1等書記官に“栄転”です。

 

ところでお正月頃に市役所南側の天津神社近くにオープンした To Vi LLa」へ、先日やっと出かけて雑味のない美味しいコーヒーをいただいて来ました。市内では本格派の美味しいコーヒーを飲めるお店がほとんどないだけに、挽きたて淹れたてのハンドドリップコーヒーを楽しめる喫茶店の誕生です。

カウンターには『コーヒーが人を健康にする!』(安中千絵著 PHP研究所)が置いてあったので、さっと読み通しましたがコーヒーは脳のリフレッシュにも効果大ですね。次は白馬村からお取り寄せの薪き窯焼きの天然酵母パンのトーストやホットサンドを味わいたいと思う食いしん坊です。

そんなことで国会も佐川氏の証人喚問への扉が開かれたばかりで、野党も英知を絞って国民が納得をする真相究明をと思う、凍える寒さのお彼岸の中日です。


メギス祭りと“雁木通りのひな遊び”

2018年03月18日 | 日々思うこと

朝から穏やかな天気に恵まれ、午後から“雁木通りのひな遊び”へ、加賀の井酒造さん前のにぎわい創出広場での“糸魚川復興メギス祭り”も大勢の人でにぎわっています。お昼をとうに過ぎていたことで完売札のお店が多く、昨日回れなかった本町通りの仏具老舗店の京屋さんらのお雛さまを見て回りました。

いつも高級感あふれるチョッと敷居の高い「しみず」さんのお雛さまは、お店の奥くの土蔵前の畳に飾られた由緒ある物ばかりです。奈良一刀彫や正面は確かドイツの名窯マイセンの珍しいお雛さまでした。

帰り道に初めてコンビニのメギスならぬ「7種の具材のいわし汁」(230g 164kcal)を求めてみました。家についてから数分間のボイルで思いのほか美味しく、塩分も控えめでここまで工夫されているのかと驚きです。

市内では早咲きの彼岸桜がお彼岸前に咲き出して、ソメイヨシノも例年より早く開花するのではないかと楽しみです。写真は海岸から離れた北陸新幹線沿いの北風が当たらない友人宅の近くの雨に濡れたピンボケの彼岸桜です。

明日は一日雨模様の予報で、花粉の飛散も少し和らぐでしょうか。インフルエンザB型で休んでいた下の孫もやっと登校です。先週日曜日から一緒だった私はどうやら感染することなくホッと一安心の鼻ムズムズの終日です。


寒の戻りの春を呼ぶお雛さま

2018年03月17日 | 日々思うこと

今朝6時の気温は0度で、昨日に続き寒の戻りの震える肌寒さで一昨日との寒暖差は何と20度です。午後から街なかでの“雁木通りのひな遊び”、春を呼ぶ雛人形の展を見に出かけました。

本町通りの築85年の町屋、旧倉又茶舗では各家庭から寄贈されたお雛さまがいっぱいで、茶の間や蔵の前や裏土間など一同に飾られているので目を細めるひと時です。

中でも一番古いのは写真上の66年前の“芥子雛(けしびな)”と呼ばれる小さなものです。持ち主の手から離れてもこうして大切に、所狭しと飾られているお雛さまたちは何となく嬉しそうです。

ところで昨夜のニュースでの参院予算委員会、森友問題で麻生財務大臣は答弁中の野党からのヤジで「やかましいなあ聞きたい?・・・」と苛立ちをあらわにし、これが財務担当大臣でしかも副総理なのかと、その資質の低さに呆れるばかりです。そんなことで政治の世界はおぞましく、今日はたくさんの春を呼ぶお雛さまに癒される週末土曜日です。


森友問題への無責任な首相とメディアの変化

2018年03月15日 | 日々思うこと

今日も朝から10度を超す気温で日中は20度の5月上旬の陽気で、花粉症も日増しに重症化です。森友学園問題の2日付け朝日新聞記事をフェイク(偽り)とも言っていたメディア各社も本腰で取り上げるようになってきました。

先日の報道ステーションで、アベ首相は日本会議の副会長であることや、公文書が289か所も書き換えられたのは、アベ夫妻の名前が表に出ないように細工されていたからと報じていました。YOMIURI ONLINEでも昨日、「7日に自殺したとみられる財務省近畿財務局の50歳代の男性職員が、財務省本省の指示で決裁文書を書き換えさせられたとの趣旨のメモを残していたことが、関係者への取材でわかった。」と・・・。

12日の共同通信では、「決裁文書では籠池泰典前理事長を(保守系団体の)日本会議大阪に関与」と紹介し、関連の日本会議国会議員懇談会を「副会長安倍晋三総理らが就任」と説明した部分も削除されていた。」と・・・。都合の悪いことを削除する背景は、権力を私物化するアベ夫婦への忖度そのものであることを国民の大半が見抜いているのではないでしょうか。

野党欠席の昨日の参院予算委員会でのアベ首相は「私と妻は関係ない」と他人事のようで、麻生財務大臣ともその責任を佐川氏ほか近畿財務局職員のせいで逃げ切ろうとしている無責任な内閣が伝わってきます。

隣りの孫たちの庭の半日陰の花壇で重い雪に埋もれていたクリスマスローズ、ふと目をやるとこの暖かさで花芽がほころび、どんな花も嘘を付かない可憐さが伝わってきます。

また今日は朝から造園屋さんが二人がかりで、道路沿いの排気ガスや塩害にも強いカイヅカイブキ(貝塚息吹)をバッサリと剪定です。こんなに丸坊主になって大丈夫なのかと案じますが、この時期に剪定しておくとまた中から新しい芽が出てくるそうです。

そんなことで森友学園問題も“トカゲの尻尾切り”で終わらないように、与野党を問わず最後まで追及を、また国民も民主主義の根幹問題ですから目を逸らさずにと痛感する3月の半ばです。


森友“書き換え”、その背景に忖度あり

2018年03月13日 | 日々思うこと

このところの晴天続きで私の鼻はムズムズ、目はショボショボになってきました。森友学園問題は国有財産を8億円も値引きという市民感覚では考えられず、民主主義国家の土台をぶち壊す大事件に発展です。

財務省は昨日、14文書の289か所の書き換えがあったと国会へ報告です。書き換え前の文書には昭恵首相夫人の名の記載や首相本人、麻生財務大臣の名前まで記されており削除されていたことが判明です。なぜ書き換えられたのか、その背景には忖度が生む政治のおぞましさが刻々と伝わってきます。

書き換えといえば昨日、「安倍9条改憲NO!」を訴える市内8団体による市民決起集会の後のデモ行進は咳が出ていることもあってパスをして、本町通りの金融機関へ立ち寄りました。一昨年12月の大規模火災で全焼した蕎麦処泉家さんの開店を前に、新たな「泉家」を看板業者さんの手で“書き換え中”です。

西隣りの県内最古の加賀の井酒造さんは本日、酒蔵の引渡しが完了し仕込がいよいよスタートです。建物の看板も“書き換え”(写真は後日に)、5月には新酒の販売予定だそうで、大火被災地現場はみなさん忖度なしでがんばっています。 

そんなことでアベ首相は昨年2月17日国会で、「私や妻が関与したのなら、総理大臣も国会議員も辞める」と明言したことを忘れてはなりません。財務省ではこの後に文書の書き換えを行ったようで、その背景をみれば忖度ありの書き換えで、野党も的を定めてがんばってほしいと願う気温上昇の終日です。


明るい未来へ“微力だけど無力ではない”

2018年03月11日 | 日々思うこと

森友学園問題は近畿財務局の一人の職員の死で急展開し、財務官僚による公文書偽造が発覚で内閣全体の責任が問われる大問題になってきました。日曜朝の民放TV局で、親族を通して男性の悲痛な声(遺書)が紹介されました。

そして3月11日は震災関連死を含め、2万2千人以上が犠牲になった東日本大震災から7年、復興に向けて32兆円もの国費を投じて住居や道路、鉄路などまちの形は整備されてはいるものの、人々の暮らしやコミュニティーの立て直しは道半ばです。

さらに東京電力福島第一発電所の事故の傷痕はなお深く、NKをはじめTV各局ではメルトダウンの現場を取り上げ、廃炉への道のりがはるかに遠いことが伝わってきます。天災は避けることが難しくその被害を最小限度に、また二度と福島第一原発事故の様な事故を起こさないために政府を上げて歩まねばなりません。

日本中が悲しみに包まれた11日、原発ゼロ国会前大集会では「つなげよう脱原発の輪 上越の会」植木代表がスピーチで参加です。

私は午後から糸魚川地区公民館での「高校生平和大使国連報告会」へ、神谷優李さん(高田高校1年生)の「私たちは微力だけど無力ではない」の力強い言葉に大人たちが考えさせられる充実の報告会です。また地元の小中学校の校長先生をはじめ、遠くは県女性議員の会でご一緒だった元燕市議のSさんも参加してくださり感謝の思いです。そして孫のような優李さんからたくさんの勇気をもらい明るい未来を感じるひと時です。

明るい未来といえば、前にも書き込んでいる震災にあった陸前高田市立図書館の再生のため、全国から古本を集めて建設資金にするプロジェクトで昨年7月に図書館が再建することができたと東京の建築の友から伝わってきました。図書館の柱と床材は地場産で、何だかホッとする空間です。 陸前高田市立図書館 夢プロジェクトURL

NPO法人<環境エネルギー政策研究所>飯田哲也所長からも明るい未来が伝わってきます。http://www.isep.or.jp/archives/info/10837

そして今を生きる私たちは「微力だけど無力ではない」と、失われた尊いいのちを無駄にすることなく明るい未来へつなげてゆかねばと痛感の一日です。


疑惑が深まる森友学園問題

2018年03月10日 | 日々思うこと

弥生3月も早や10日、“寒暖差アレルギー”のような昨日の午後、「安倍9条改憲NO!3000万人全国統一署名」http://kaikenno.com/に関わる会議を終えて帰宅すると、森友学園側との交渉を担当した近畿財務局の男性職員が自らの命を絶ったという衝撃のニュースが伝わってきました。

死亡した男性の部署の幹部職員が学園前理事長の籠池泰典被告らとの直接交渉に当たっており、男性はこの職員の直属の部下であったというので何だかキナ臭いと思っていたら、夜になって当時の財務省理財局長だった佐川宣寿国税庁長官が辞任という驚くべきニュースです。

佐川氏は森友学園への国有地売却を巡り「手続きは適切だった」と昨年3月の国会で答弁し、その後の公文書の書き換え疑惑が浮上のこの時期での辞任には首を傾げるばかりです。またアベ首相も国税庁長官就任について、「適材適所」と主張していただけに責任は免れず打撃なことでしょう。

そして森友学園前理事長の籠池泰典氏の国会証人喚問が早く行われたものの、事の発端に深く関わっていたとみられるアベ昭恵夫人への証人喚問はどこ吹く風です。さらに昨年7月末、大阪地検に補助金詐取などの容疑で逮捕された籠池被告と妻の諄子被告は、独房での勾留が長期化し家族との接見も禁止されているという異常さに疑問視するばかりです。

ところで今冬の大雪で庭の鉢物は全滅に近い状態で、軒下に置いた鉢は割れてしまったりと最悪ですが、風除室に取り込んだ鉢物はいたって元気で春を伝えています。場所を占領していた写真左上の愛犬の小屋は四十九日も過ぎたので処分をと思いながら、なかなか手につかない昨今です。

 

そして月刊『食べもの通信』1・2月号のアップも滞ってしまいました。2月号は“新たな電磁波”特集でその被害が進行中で、スマートメーター・学校の無線LANが健康に及ぼす影響を取り上げています。http://www.tabemonotuushin.co.jp/


脱原発大賞に「さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト」

2018年03月08日 | 地震・原発

今日は朝から雨模様で風速10メートルを超える強風が吹きまくっています。国会も財務省の公文書の書き換え問題で大荒れですが、自民党内から少し動きが出てきました。国も地方も“政治は数”ですから、自民党議員らの意識が変われば当然政治の中身も変わってくることでしょう。

その自民党元小泉首相が顧問となって立ち上げた自然エネルギー推進連盟(原自連)の「脱原発大賞」に、津南町の「さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト」が受賞というニュースが先日、小木曽さんから伝わって自分のことのように嬉しいです。そして3月8日は国際女性デーです。<以下、東京新聞より>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連)は7日、脱原発や自然エネルギーに継続的に取り組む団体を表彰する授賞式を東京都内で開催した。第1回の「脱原発大賞」の金賞は新潟県内を拠点に活動する市民団体、「さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト」が受賞した。

同団体は2007年の中越沖地震を機に設立。東京電力の柏崎刈羽原発の再稼働に反対する運動を続けてきた。表彰状と副賞20万円を贈られた事務局長の小木曽茂子さん(66)=新潟県津南町=は「今後も柏崎刈羽原発を止めることに全力を尽くすと語った。

同賞には全国31団体が応募。銀賞は「反原発自治体議員・市民連盟」、銅賞は「常総生活協同組合」、審査員賞は「再稼働阻止全国ネットワーク」、「首都圏反原発連合」が受賞した。

 再生可能エネルギーに取り組んでいる団体が対象の「自然エネルギー大賞」は金賞に、徳島県内の住民ら太陽光やバイオマスなど幅広い事業に取り組む「一般社団法人・徳島地域エネルギー」が選ばれた。25団体が応募。銀賞は「会津電力」、銅賞は「市民エネルギーちば」、審査員賞は「つなが~るズ」が受賞した。

 原自連顧問の小泉純一郎元首相も出席し、「日本は原発ゼロで十分に発展できる。皆さまの活動が日本のエネルギー政策に大きな影響を与える」とエールを送った。 (伊藤弘喜)

脱原発大賞の金賞を受賞し、笑顔を見せる小木曽茂子事務局長(手前左)。右は小泉純一郎元首相=7日午後、東京都品川区で


7年経っても“事故中”の福島原発と放射性物質

2018年03月07日 | 地震・原発

立春を過ぎると余寒といわれる寒暖差の激しい季節の変わり目です。今日は、森友学園の国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん疑惑で国会中継がないことで、冷たい風の中でのガーデニングです。

ところで月曜日のNHKあさいち「知りたい!ニッポンの原発」、もう少し時間があればよかったねなどと反響大です。番組の中で「東京の犠牲になりたくない」という新潟の女性の声が紹介されましたが、一度事故が起これば人の手でどうすることもできないのが原子力発電です。

また昨夜のNHKクローズアップ現代、「原発事故“英雄たち”はいま 被ばく調査拒否の実態」は、元作業員たちの低線量被ばくの衝撃的な番組でした。たまたま本日、原子力規制委員会の更田委員長が「福島原発は事故から7年ではなく、まだ事故中だ」と言っていることが伝わってきましたが、まったくその通りです。

そして今夜のNHKスペシャルは「被ばくの森2018~見えてきた“汚染循環”」で、放射性物質は循環するという必見の番組です。

写真のお雛さまは先日、友人らと昼食をした直江津駅前のホテルイカヤのロビーの七段飾りです。ずい分と古そうで家庭にあったものをこうして場所を変えても大事にされていることに目を細めました。

そして自民党内では今、原発事故処理などはどこ吹く風のようで、憲法改正に向けて着々と準備です。戦後、日本はどこの国とも戦争をすることなく、国民の生命と安全を守ってきたのは日本国憲法があったからこそで、もう一度あの明治憲法へ戻ろうとしている危うさを感じる余寒の寒さです。